財務諸表

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提出書類、表紙有価証券報告書
提出日、表紙2024-12-20
英訳名、表紙E-Guardian Inc.
代表者の役職氏名、表紙代表取締役社長  高谷 康久
本店の所在の場所、表紙東京都港区虎ノ門一丁目2番8号
電話番号、本店の所在の場所、表紙03-6205-8859
様式、DEI第三号様式
会計基準、DEIJapan GAAP
連結決算の有無、DEItrue
当会計期間の種類、DEIFY

corp

沿革 2【沿革】
 当社の創業者である夏目三法は、1997年11月に大阪府大阪市西区にて「ホットポット」を創業し、ホームページ制作及びマルチメディアコンテンツプロバイダーとして、無料レンタル掲示板事業、レンタルサーバ事業を開始しました。
その後、1998年5月に資本金10,000千円で「株式会社ホットポット」を設立しました。
当社設立以降の変遷は、以下の通りであります。
年月概要1998年5月大阪府大阪市西区西本町に株式会社ホットポット(資本金10,000千円)を設立1998年7月DDIポケット(現Y!mobile)(PHS)端末上で携帯コンテンツ配信事業として公式コンテンツサービス開始1999年4月EZ-web公式コンテンツ及びJ-sky(現Yahoo!ケータイ)公式コンテンツにて、携帯コンテンツ配信事業として公式コンテンツサービス開始2000年1月i-mode公式コンテンツにて携帯コンテンツ配信事業として公式コンテンツサービス開始2000年4月本社を大阪府大阪市港区弁天に移転2001年6月コールセンター事業開始2001年12月人材派遣事業開始2003年3月携帯電話販売事業の営業権を株式会社カムテックから取得石油卸業を営む株式会社カムテックの発行済株式の全部を取得し子会社化情報システム開発を営む株式会社三太(その後社名をインターネットマネジメントシステム株式会社に変更)の発行済株式の全部を取得し子会社化2003年4月当社グループ内でインターネット掲示板における掲示板投稿監視事業(現インターネットセキュリティ事業)を開始2003年6月人材派遣業の営業権を横河キューアンドエー株式会社(現キューアンドエー株式会社)から取得2004年4月当社グループ内でソフトウエア開発を行うため当社100%子会社として株式会社BQを設立2004年8月本社を大阪府大阪市北区堂島に移転2005年9月当社と事業の相乗効果が望めないため、子会社である株式会社カムテックの発行済株式数の全部を譲渡当社と事業の相乗効果が望めないため、子会社である株式会社BQの発行済株式数の全部を譲渡2005年10月イー・ガーディアン株式会社に商号変更携帯コンテンツ配信事業を会社分割により株式会社エディアへ承継2006年6月携帯電話販売事業を事業整理の一環として株式会社菱和テレコムに売却2006年7月人材派遣事業を事業整理の一環として株式会社フジスタッフ(現ランスタッド株式会社)に一部売却2006年10月本社を東京都港区麻布十番に移転(旧本社を大阪センターへ)本社に東京センター開設2007年2月大阪センターを大阪市北区梅田に移転2007年9月子会社であるインターネットマネジメントシステム株式会社を清算2009年3月東京都立川市曙町に立川センターを開設2009年4月掲示板投稿監視事業(現インターネットセキュリティ事業)の一環としてオンラインゲームサポート業務開始2010年10月東京都港区六本木に六本木センターを開設2010年12月東京証券取引所マザーズに株式を上場2011年6月宮崎県宮崎市に宮崎センターを開設投稿監視システム「E-Trident」をリリース2012年6月イーオペ株式会社(現イー・ガーディアン東北株式会社)の株式を取得し、完全子会社化2012年9月拠点再編のため六本木センターを閉鎖2012年11月ソーシャルメディア運用支援ツール「ソーシャルダッシュボード+」をリリース2014年7月自動識別型画像フィルタリングシステム「ROKA SOLUTION」をリリース2014年8月東京都豊島区西池袋に池袋センターを開設2014年9月クリエイティブ人材派遣に特化した人材コンサルティングを展開する株式会社パワーブレイン(現イー・ガーディアン株式会社)の株式を取得し、完全子会社化2014年10月デバッグ業務に特化したトラネル株式会社(現EGテスティングサービス株式会社)を新設分割により設立 年月概要2015年4月サイバーセキュリティ業務に特化したHASHコンサルティング株式会社(現EGセキュアソリューションズ株式会社)の株式を取得し、完全子会社化2015年9月熊本県熊本市に熊本センターを開設2016年2月リアル・レピュテーション・リサーチ株式会社(現イー・ガーディアン株式会社)を設立2016年9月東京証券取引所市場第一部に市場変更2017年1月デバッグ業務に特化した株式会社アイティエス(現EGテスティングサービス株式会社)の株式を取得し、完全子会社化2017年5月イーオペ株式会社をイー・ガーディアン東北株式会社に、リンクスタイル株式会社をEGヒューマンソリューションズ株式会社に、HASHコンサルティング株式会社をEGセキュアソリューションズ株式会社に、それぞれ商号を変更画像内物体検知システム「Kiducoo AI」をリリース2017年7月海外進出を図るためフィリピンにE-Guardian Philippines Inc.を設立2018年4月大阪府大阪市北区に大阪GAMELABOを開設2018年10月EGヒューマンソリューションズ株式会社及びリアル・レピュテーション・リサーチ株式会社を当社が吸収合併2019年1月本社を東京都港区虎ノ門に移転2019年8月クラウドセキュリティ製品開発業務を行う株式会社グレスアベイル(現EGセキュアソリューションズ株式会社)の株式を取得し、子会社化2019年10月ソフトウエアデバッグ業務を行うトラネル株式会社が、ハードウェアデバッグ業務を行う株式会社アイティエスを吸収合併トラネル株式会社をEGテスティングサービス株式会社に商号変更掲示板投稿監視事業の名称をインターネットセキュリティ事業に変更2020年4月東京都新宿区に新宿サテライトを開設広島県広島市中区に広島センターを開設2020年10月株式会社グレスアベイル(現EGセキュアソリューションズ株式会社)の株式を追加取得し、完全子会社化ソフトウエア型WAF開発業務を行う株式会社ジェイピー・セキュア(現EGセキュアソリューションズ株式会社)の株式を取得し、完全子会社化2021年7月E-Guardian Vietnam Co.,Ltd.を設立2021年10月株式会社グレスアベイル及び株式会社ジェイピー・セキュアをEGセキュアソリューションズ株式会社が吸収合併2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行2023年1月福岡県福岡市博多区に博多センターを設立2023年8月株式会社チェンジホールディングスとの間で資本業務提携契約を締結2023年10月株式会社チェンジホールディングスによる友好的TOB成立、同時に同社を割当先とする第三者割当増資を実施し、同社の連結子会社となる
事業の内容 3【事業の内容】
 当社は、株式会社チェンジホールディングスの連結子会社となっており、同社は当社の「親会社」にあたります。
 当社グループは、当社及び連結子会社5社(イー・ガーディアン東北株式会社、EGテスティングサービス株式会社、EGセキュアソリューションズ株式会社、E-Guardian Philippines Inc.、E-Guardian Vietnam Co.,Ltd.)により構成されております。
当社グループは、経営理念に「We Guard All」を掲げており、安心・安全なインターネット環境の実現に向け、インターネットセキュリティにかかわる事業を一気通貫で提供しております。
インターネットセキュリティ事業は、以下の5つの業務で区分しております。
1:ソーシャルサポート 主に、ソーシャルWEBサービスにおける投稿監視、風評調査、カスタマーサポート(以下「CS」という)やeKYCサービスを提供しております。
 投稿監視とは、ソーシャルWEBサービスを運営する当社グループのクライアントに対して、当該企業の要望に応じて一般利用者から投稿されたコメント、画像、動画等が違法の可能性のある内容、個人情報、誹謗中傷を含む内容でないか、ソーシャルWEBサービスの評判、イメージ、ブランド等を損なう可能性がある内容ではないか、犯罪を誘引する内容ではないかをクライアントに代わって監視するサービスの提供を行っており、目視件数に応じて収入を得ております。
また、クライアントの多様な要望に応じる観点から、監視基準を持っていないクライアントに対して、顧客属性に対応した監視業務コンサルティングも行っております。
 風評調査では、インターネット上で公開されているブログや掲示板などの情報から、クライアントの企業や製品・サービスに対する風評等を調査する業務を行っております。
 eKYCサービスとは、キャッシュレス決済分野において個人や加盟店審査時におけるオンライン上の本人認証サービスの提供を行っております。
2:ゲームサポート ソーシャルゲーム会社に対するCS、デバッグ、ローカライズサービス等を提供しております。
 CSでは、ソーシャルゲーム利用者からのメールや電話によるテクニカルサポート業務及び入退会などの問い合わせ対応等のヘルプデスク業務を行っており、対応件数に応じて収入を得ております。
 ローカライズでは、日本市場に参入する海外のゲーム会社もしくは海外市場に参入する日本のゲーム会社において、テキストや音声等をその国の宗教や文化に配慮した翻訳サービスを行っております。
3:アド・プロセス 主に広告関連業務と広告審査業務を提供しております。
 広告関連業務は、広告枠管理から入稿管理、広告ライティング等の広告代理店向けのBPOサービスを行っております。
 広告審査業務は、インターネットの広告媒体や複数店舗が出店するサイト・モールなどに掲載される広告・サイト上のテキスト・画像情報などに対して、景品表示法、特定商取引法、薬事法等の各種関連法規及び顧客の掲載基準に基づいて、その基準に違反していないかを審査する業務を行っております。
4:サイバーセキュリティ 主に脆弱性診断、WAF(※1)の開発・販売を行っております。
 脆弱性診断は、WEBアプリケーション等に潜む脆弱性を洗い出すサービスを行っており、開発経験のある技術者が主導で検証し、結果だけでなく修正提案も含めた対応を行っております。
WAFは、外部からの不正アクセスによるコンテンツ改ざんや情報流出等の脅威からウェブサイトを保護するセキュリティ対策です。
主に中小・中堅企業向けにクラウド型、ホスト型、ゲートウェイ型とクライアント側のニーズに合ったラインナップを用意しております。
用語説明(※1)Web Application Firewallの略称。
ウェブアプリケーションの脆弱性を悪用する攻撃を検出・防御し、ウェブサイトを保護するためのセキュリティ製品。
5:その他 主にハードウェアに対するデバッグ業務を提供しております。
 デバッグ業務では、家電等の組込機器やIoT関連製品に係る基本的な動作チェックだけでなく、複合動作チェックまでを行っております。
[事業系統図]当社グループの事業の系統図は以下の通りであります。
関係会社の状況 4【関係会社の状況】
名称住所資本金又は出資金主要な事業の内容議決権の所有(又は被所有)割合(%)関係内容(親会社)㈱チェンジホールディングス(注)1東京都港区虎ノ門1,042,166千円・NEW-ITトランスフォーメーション事業・パプリテック事業(49.77)インターネットセキュリティ事業の受託役員の兼任あり(連結子会社)イー・ガーディアン東北㈱(注)2宮城県仙台市青葉区 4,000千円インターネットセキュリティ事業100.0インターネットセキュリティ事業の委託及び受託役員の兼任ありEGテスティングサービス㈱(注)2、3、4東京都豊島区西池袋25,000千円デバッグ事業100.0デバッグ業務の委託役員の兼任なしEGセキュアソリューションズ㈱(注)2、3東京都港区虎ノ門10,000千円サイバーセキュリティ関連事業100.0業務管理役員の兼任ありE-Guardian Philippines Inc.(注)2フィリピン共和国マニラ首都圏30,000千PHPインターネットセキュリティ事業100.0インターネットセキュリティ事業の委託役員の兼任ありE-Guardian Vietnam Co.,Ltd.(注)2ベトナム社会主義共和国ホーチミン市10,428百万VNDインターネットセキュリティ事業100.0インターネットセキュリティ事業の委託役員の兼任なし (注)1.有価証券報告書を提出しております。
2.有価証券届出書又は有価証券報告書を提出しておりません。
3.特定子会社に該当しております。
4.EGテスティングサービス株式会社については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。
)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。
主要な損益情報等 (1)売上高 1,412百万円(2)経常利益 121百万円(3)当期純利益 77百万円(4)純資産額 570百万円(5)総資産額 706百万円
従業員の状況 5【従業員の状況】
(1)連結会社の状況 2024年9月30日現在セグメントの名称従業員数(人)インターネットセキュリティ事業402(1,993)合計402(1,993) (注)1.従業員数は、当社グループから当社グループ外への出向者を除き、当社グループ外から当社グループへの出向者を含む就業人員数であります。
2.従業員数欄の(外書)は、臨時従業員でありますオペレーターの年間の平均雇用人員であります。
(2)提出会社の状況 2024年9月30日現在従業員数(人)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(千円)156〔1,454〕31.93.84,882 セグメントの名称従業員数(人)インターネットセキュリティ事業156(1,454)合計156(1,454) (注)1.従業員数は就業人員であります。
2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
3.従業員数欄の(外書)は、臨時従業員でありますオペレーターの年間の平均雇用人員であります。
(3)労働組合の状況 労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円滑に推移しております。
(4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異① 提出会社当事業年度補足説明管理職に占める女性労働者の割合(%) (注)1.男性労働者の育児休業取得率(%) (注)2.労働者の男女の賃金の差異(%)(注)1.全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者15.475.082.286.186.8-(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。
② 連結子会社当事業年度補足説明名称管理職に占める女性労働者の割合 (%)(注)1.男性労働者の育児休業取得率 (%)(注)2.労働者の男女の賃金の差異(%)(注)1.全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者イー・ガーディアン東北株式会社100.0100.094.488.499.1-EGテスティングサービス株式会社33.3-82.490.980.8(注)3(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。
3.男性労働者の育児休業取得率の「-」は、対象となる男性労働者がいないことを示しております。
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
<経営方針> 当社グループは「We Guard All」を経営理念として掲げております。
主力のインターネット投稿監視、カスタマーサポートのみならず、広告審査やサイバーセキュリティ等様々なサービス展開を通してすべての利用者に安心、安全を提供してまいります。
 当社グループでは更なる企業価値向上のために下記の事項を対処すべき課題として取り組みを進めております。
1.人材の確保と育成について 当社グループは、持続的な成長のために優秀な人材を確保し育成することで、高品質のサービス提供及びサービス品質の維持を通じて、顧客満足を高めることが重要であると考えております。
 現状、労働人口の減少やインターネット業界における高スキル人材の不足により人材獲得が激化しております。
当社ではこれまで長年に亘り人材獲得に向けて積極的に採用活動を継続しており、その中で培ったノウハウを活かし創意工夫をしながら人材を獲得しております。
 また、人材の入社後は階層別研修や資格支援制度等でスキルの向上を図るとともに、正社員登用制度等の整備や職場環境の改善を通じて優秀な社員の定着を促進しております。
引き続き人材の採用及び育成の強化に取り組んでまいります。
2.システム及びセキュリティの更なる強化 当社グループの業容拡大を支えていくためには、増加している投稿件数や管理レポートを安定的かつ効率的に処理するための技術開発及び運用体制を確立するとともに、社内システムの安定稼動や、セキュリティ強化を実施することが、従来以上に重要であると考えております。
こうした観点から、然るべき時機を判断しながら、必要なシステム投資を着実に進めてまいります。
3.事業領域の拡大 当社グループが、ソーシャルサポート、ゲームサポート及びアド・プロセスを収益の軸としつつ、多様な収益源による安定的な成長を遂げていくためには、既存の事業領域を拡大するとともに新規事業を推進することが重要であると考えております。
 今後はサイバーセキュリティ事業の更なる基盤強化や規模拡大、並びにM&A等を活用した事業規模の拡大や新サービスの提供に積極的に取り組むことで事業領域を広げ、総合ネットセキュリティ企業として更なる飛躍を目指してまいります。
4.コーポレート・ガバナンスの意識向上 当社グループは、企業価値の安定的な増大と株主重視の立場に立って経営の健全性の確保と透明性を高めることが重要であると考えております。
その実現のため、子会社に対する管理監督強化並びに内部統制システム及び管理部門の充実を図り、徹底したコンプライアンス重視の意識向上とコーポレート・ガバナンスの浸透を図ることで、内部管理体制をより一層整備してまいります。
サステナビリティに関する考え方及び取組 2【サステナビリティに関する考え方及び取組】
 当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取り組みは、次のとおりであります。
 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)ガバナンス 当社グループは、取締役会においてサステナビリティに関する対応方針及び施策等の監督を行います。
また、各事業部において、サステナビリティに関する具体的な施策等の推進及びリスク管理を行い、これらの進捗状況等を必要に応じて取締役会に報告します。
(2)戦略① 気候変動 当社グループは、気候変動によるリスクと機会が当社グループの事業、財務等に及ぼす影響を分析し、事業所における電気使用量及び温室効果ガス削減等の各種取り組みを推進しております。
② 人的資本 当社グループは、持続的な成長のために、多様な人材が活躍できる環境づくりに努めること及び優秀な人材を確保し育成することが重要であると考え、階層別研修の実施や資格取得支援制度、正社員登用制度等の各種取り組みを推進しております。
(3)リスク管理 当社グループは、取締役会の監督のもと、各事業部においてサステナビリティに関する情報収集及びリスク・機会の評価並びに管理を行っております。
また、全社的なリスクに関してはリスク管理委員会と連携するとともに、重要と判断するリスクについては、その重要性に応じて取締役会に報告するものとしております。
(4)指標及び目標① 気候変動 当社グループは、現時点において気候変動に関する数値目標を定めておりませんが、上記
(2)において記載した電気使用量等の削減に関する取り組みを推進しております。
 当連結会計年度における国内拠点の電力使用量は以下のとおりです。
  2024年9月期:1,527,430kWh ② 人的資本 当社グループは、現時点おいて人的資本に関する全社共通の数値目標を定めておりません。
 なお、当社単体における人的資本に関する数値目標及び当事業年度の実績は以下のとおりです。
目標実績(当事業年度)女性管理職比率2026年3月までに30%以上15.4%
戦略 (2)戦略① 気候変動 当社グループは、気候変動によるリスクと機会が当社グループの事業、財務等に及ぼす影響を分析し、事業所における電気使用量及び温室効果ガス削減等の各種取り組みを推進しております。
② 人的資本 当社グループは、持続的な成長のために、多様な人材が活躍できる環境づくりに努めること及び優秀な人材を確保し育成することが重要であると考え、階層別研修の実施や資格取得支援制度、正社員登用制度等の各種取り組みを推進しております。
指標及び目標 (4)指標及び目標① 気候変動 当社グループは、現時点において気候変動に関する数値目標を定めておりませんが、上記
(2)において記載した電気使用量等の削減に関する取り組みを推進しております。
 当連結会計年度における国内拠点の電力使用量は以下のとおりです。
  2024年9月期:1,527,430kWh ② 人的資本 当社グループは、現時点おいて人的資本に関する全社共通の数値目標を定めておりません。
 なお、当社単体における人的資本に関する数値目標及び当事業年度の実績は以下のとおりです。
目標実績(当事業年度)女性管理職比率2026年3月までに30%以上15.4%
人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略 ② 人的資本 当社グループは、持続的な成長のために、多様な人材が活躍できる環境づくりに努めること及び優秀な人材を確保し育成することが重要であると考え、階層別研修の実施や資格取得支援制度、正社員登用制度等の各種取り組みを推進しております。
人材の育成及び社内環境整備に関する方針に関する指標の内容並びに当該指標を用いた目標及び実績、指標及び目標 ② 人的資本 当社グループは、現時点おいて人的資本に関する全社共通の数値目標を定めておりません。
 なお、当社単体における人的資本に関する数値目標及び当事業年度の実績は以下のとおりです。
目標実績(当事業年度)女性管理職比率2026年3月までに30%以上15.4%
事業等のリスク 3【事業等のリスク】
 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。
 なお、本項において将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)事業に関するリスク① 特定の取引先への依存について 当社のインターネットセキュリティ事業においては、TikTok Pte Ltd.及び株式会社メルカリに対するインターネットセキュリティ事業の販売実績が、第27期は14.1%、10.7%を占め、他のクライアントよりも高くなっております。
従いまして、TikTok Pte Ltd.及び株式会社メルカリの事業方針の変更または事業動向によっては、当社の事業戦略及び経営成績に重大な影響を及ぼす可能性があります。
② 競合について インターネットセキュリティ市場には当社グループと競合にある会社が数社ありますが、今後の成長が期待される市場であるため、国内外の多数の事業者がこの分野に参入してくる可能性があります。
当社グループに比べ、資本力、マーケティング力、幅広い顧客基盤、より高い知名度を有する会社が新規参入する等他社との競合状況が激化した場合には、価格の下落、又は、競争価格以外の要因でも受注を失う恐れがあり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
③ 新技術の出現について IT関連技術は技術革新の進歩が速く、それに応じて業界標準及び利用者ニーズが変化し、新技術が相次いで登場しております。
これらの新技術等への対応が遅れた場合、当社グループの提供するサービスが陳腐化・不適応化し、業界内での競争力低下を招く恐れがあります。
その場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
④ 設備及びネットワークの安全性について インターネットは重要な社会基盤として社会全般に浸透しており、そのネットワークは継続的に拡大を続けております。
そのため、当社グループの設備及びネットワークは24時間稼動、年中無休での運用が求められております。
インターネットセキュリティ事業はインターネットを通じて提供しているため、システムに支障が生じることは、サービス全般の停止を意味しており、設備面で電源の二重化やファイアーウォールの設置、ネットワークの監視など、障害の発生を未然に防止するべく最大限の取り組みを行っております。
 しかしながら、地震、火災などの災害のほか、コンピュータウイルスやハッカーなどの行為、その他予期せぬ重大な事象の発生により、万一、当社グループの設備又はネットワークが利用できなくなった場合には、サービス停止に伴う信用の低下を引き起こし、顧客の解約はもちろん今後の新規顧客の獲得に支障が生じることが考えられ、当社グループの業績に重要な影響が生じる可能性があります。
⑤ インターネット利用者及びソーシャルメディアの衰退について 当社グループの主力事業であるインターネットセキュリティ事業の多くは、ブログやSNSなどソーシャルメディアと呼ばれるインターネットメディアに対するサービスであります。
現在は消費者の多くがインターネットを通じてソーシャルメディアの積極的利用を行っており、それに比例して当社グループのインターネットセキュリティ事業に対するニーズも高まっております。
 しかしながら、将来においてインターネットに代わる新たなサービスが提供され消費者がインターネットを利用する機会が減少した場合や、ソーシャルメディアそのものの利用者数が減少した場合には、ソーシャルメディアに対するコメント等の投稿数が減少することが予想されるため、当社グループの業績に重要な影響が生じる可能性があります。
⑥ 個人情報の流出について 当社グループが顧客向けに提供するサービスにおいて、個人情報や画像データ、コメント等をサーバ上へ保管する場合があり、採用している様々なネットワークセキュリティにも拘らず、不正アクセスによる個人情報の流出等の可能性が存在しております。
 このような個人情報の流出等が発生した場合、当社グループに対する損害賠償の請求、訴訟、行政官庁等による制裁、刑事罰その他の責任追及がなされる可能性があります。
また、これらの責任追及が社会的な問題に発展し、当社グループが社会的信用を失う可能性があります。
⑦ M&Aによる事業拡大について 当社グループは、既存事業の強化、事業規模の拡大及び多様な収益源の確保を目的として、M&Aを有効活用していく方針であります。
M&Aにおいては、対象となる企業の財務内容、契約関係及び事業の状況等について事前にデューデリジェンスを実施し、可能な限りリスクの低減に努めております。
 しかしながら、M&A後に、事業環境に急激な変化が生じた場合やその他予期し得ない理由により当初の計画通りに事業が進展しない場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
⑧ 子会社管理体制について 当社は子会社の事業運営に関して管理責任を有しており、当社グループ全体のリスク管理体制やコンプライアンス体制の継続的な強化を図る必要があります。
今後、何らかの理由によりこれらの管理体制が十分に機能しなくなった場合には、当社グループの業績、風評に重大な影響を及ぼす可能性があります。
(2)法的規制について① 労働者派遣法について 当社グループの売上の一部に人材派遣による売上があります。
当社グループは「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備に関する法律」(以下、「労働者派遣法」という。
)に基づく厚生労働大臣の「一般労働者派遣事業」の許可を取得しており、労働者派遣法に基づく規制を受けております。
 当社グループは法令を遵守し、事業を運営しておりますが、万一法令違反に該当するような事態が生じた場合、又は関連法令や解釈が変更になった場合は、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
② その他 インターネット関連法令については、当社グループ自体が遵守しなければならない法令はごく限られておりますが、当社グループが受注するクライアントが遵守しなければならない法令は多数存在しております。
当社グループが監視するサイトにおいて重大な掲載可否判断誤り等のミスを犯した場合、クライアントに対する信用が下がり、クライアントから契約解消や取引停止を言い渡され、間接的に財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(3)経営体制に関するリスク① 有能な人材の確保や育成について 当社グループは、急激な事業拡大に伴って優秀な人材の確保とその育成が重要な課題となっており、内部での人材育成と抜擢及び外部からの人材登用に努めております。
しかしながら、当社グループの属する市場が今後拡大し、競争が激化すれば、競合他社との人材獲得競争も激化し、当社グループの人材が外部に流出することや、人材確保に支障をきたす可能性があります。
かかる事態が生じた場合、当社グループの競争力に影響を与える可能性があります。
② オペレーター確保について 当社グループの業務は実務部分を大量に雇用した臨時従業員であるオペレーターに拠っております。
オペレーターの確保及び育成には万全を期しておりますが、何らかの理由でオペレーターの雇用に支障をきたした場合には、当社グループの円滑な業務の遂行及び積極的な受注活動が阻害される恐れがあります。
③ 内部管理体制について 当社グループは、内部関係者の不正行為等が発生しないよう、国内外の法令・ルールの遵守を当社グループの行動基準として定めるとともに、内部監査等で遵守状況の確認を行っております。
しかしながら、法令等に抵触する事態や内部関係者による不正行為が発生する可能性は皆無でないため、これらの事態が生じた場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
業績等の概要(1)財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度における我が国経済は、経済活動等の正常化が進み、雇用・所得環境が改善していく中で、緩やかに回復しております。
一方で、不安定な世界情勢の長期化を受けた物価上昇や世界的な金融引き締めに伴う影響により、依然として先行き不透明な状況が続いております。
 当社グループを取り巻く国内のインターネット関連市場では、動画視聴やEC(インターネット通販)サービス、Fintech関連サービスの拡大・成長傾向が継続しております。
また、消費者の広告内容の真偽に対する注目が集まり、広告審査業務への需要も高まりを見せています。
 今後もインターネットにおける技術革新はますます進み、様々なサービスが展開されていくものと予想されますが、IoT(※1)の進展によりあらゆるものがサイバー攻撃のリスクにさらされる中、その脅威は年々拡大しております。
また、国や地方自治体のサイバーセキュリティ対策の強化に向けた動きが加速するとともに、サプライチェーンリスクなどを背景として、全ての企業・組織がその対策を行うことが急務となっております。
用語説明(※1)Internet of Things(モノのインターネット)の略称。
建物、車、及び電子機器等の様々なモノをネットワークによりサーバーやクラウドサービスへ接続し、相互に情報交換する仕組み。
 このような市場環境のもと、当社グループは経営理念「We Guard All」を掲げる総合ネットセキュリティ企業として、「AIと人のハイブリッド」を強みに、高品質かつ高効率のセキュリティワンストップサービスを提供してまいりました。
 当連結会計年度においては、EC・フリマ向けのカスタマーサポートが伸長いたしました。
また、営業体制を強化し、顧客との関係構築に注力した結果、下期以降は既存顧客の新規案件獲得が進捗し、第4四半期の売上高が前年を上回りました。
しかし、上期の既存顧客の売上高の減少を吸収できず、減収となりました。
サイバーセキュリティ事業では、脆弱性診断やWAF(※2)の拡販により大きく伸長いたしました。
 さらに、株式会社チェンジホールディングス(以下「チェンジHD」といいます。
)との協業に関する取り組みに関してもソーシャルサポート等の主力事業及びサイバーセキュリティ事業において、チェンジHDグループの既存外注業務の当社への移管、相互の顧客基盤を活用した共同提案を開始いたしました。
 株主優待費用の見積額を計上したため、営業利益は減益となりましたが、採用及び教育を中心とした社内体制強化への取り組みを行うとともに、顧客との価格交渉、各センターの採算性強化に注力した結果、対前年同期比で売上総利益率が改善し、売上総利益額は増加いたしました。
用語説明(※2)Web Application Firewallの略称。
ウェブアプリケーションの脆弱性を悪用する攻撃を検出・防御し、ウェブサイトを保護するためのセキュリティ製品。
 この結果、当連結会計年度における売上高は11,391,768千円(前年同期比4.3%減)、営業利益は1,705,852千円(前年同期比4.1%減)、経常利益は1,708,532千円(前年同期比5.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,057,692千円(前年同期比14.0%減)となりました。
 当社グループは単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はありません。
業務の種類別の業績は以下の通りであります。
① ソーシャルサポート ソーシャルサポートは、ソーシャルWebサービス等の様々なインターネットサービスを対象に、投稿監視、カスタマーサポート及び風評調査等を提供しております。
 当連結会計年度においては、EC・フリマ向けのカスタマーサポートが伸長いたしました。
また、Fintech関連サービスにおいて、本人確認や加盟店審査、監視業務の新規案件獲得が着実に進捗いたしました。
さらに、営業体制を強化し、顧客との関係構築に注力した結果、下期以降は既存顧客の新規案件獲得が進捗し、第4四半期の売上高が前年を上回りました。
 加えて、チェンジHDとの協業として、チェンジHDグループの既存外注業務の当社への移管が進捗するとともに、エンタープライズ系デジタルBPO領域の拡大に向け、既存顧客への深耕及び新規案件の獲得に取り組みました。
しかし、既存顧客の売上高の減少を吸収できず、減収となりました。
 その結果、売上高は6,758,216千円(前年同期比1.3%減)となりました。
② ゲームサポートゲームサポートは、ソーシャルゲームを対象に、主にカスタマーサポート及びデバッグ業務等を提供しております。
 当連結会計年度においては、引き続き海外ゲーム会社のローカライズ案件(言語翻訳や調整等の支援)からのクロスセル展開、及び既存顧客からの案件創出に注力いたしました。
しかしながら、国内ゲーム市場は変わらずその規模は大きいものの、大型のヒットタイトルに恵まれず、ゲームサポートは減収となりました。
 その結果、売上高は1,578,083千円(前年同期比15.8%減)となりました。
③ アド・プロセス アド・プロセスは、インターネット広告審査業務及び運用代行業務を提供しております。
 当連結会計年度においては、インフルエンサーマーケティングなどの需要を捉えた顧客開拓に注力し、新規案件の獲得に取り組みました。
しかし、既存顧客の売上高の減少を吸収できず、減収となりました。
 その結果、売上高は1,407,383千円(前年同期比8.3%減)となりました。
④ サイバーセキュリティ サイバーセキュリティは、主に脆弱性診断、WAF、セキュリティの経営課題を解決するコンサルティングサービスを提供しております。
 当連結会計年度においては、脆弱性診断、WAFの拡販により、大きく伸長いたしました。
また、クラウド型WAF「SiteGuard Cloud Edition」の拡販が着実に進捗いたしました。
さらに、セキュリティエンジニアを中心とした採用、教育の強化やマーケティング施策を実施いたしました。
加えて、チェンジHDとの共同提案等の取り組みに注力いたしました。
 その結果、売上高は903,516千円(前年同期比16.8%増)となりました。
⑤ その他 その他は、主にハードウェアに対するデバッグ業務を提供しております。
 完全子会社であるEGテスティングサービス株式会社が、長年のノウハウと信頼・実績を強みとして新規開拓に努めましたが、減収となりました。
 その結果、売上高は744,568千円(前年同期比15.2%減)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況の分析 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。
)は10,402,138千円となり、前連結会計年度末における資金5,749,760千円に対し、4,652,378千円の増加となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、以下の通りであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により得られた資金は1,741,391千円(前連結会計年度は1,262,484千円の収入)となりました。
 これは、税金等調整前当期純利益の計上1,639,349千円があったものの、法人税等の支払額178,114千円があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により支出された資金は48,171千円(前連結会計年度は140,580千円の支出)となりました。
 これは主に、有形固定資産の取得による支出27,412千円、無形固定資産の取得による支出25,154千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により得られた資金は2,957,486千円(前連結会計年度は328,837千円の支出)となりました。
 これは主に、第三者割当により、株式の発行による収入3,206,675千円を計上したこと、配当金の支払いによる支出253,716千円があったことによるものであります。
生産、受注及び販売の実績(1)生産実績 当社グループは、生産に該当する事項はありませんので生産実績は記載しておりません。
(2)受注実績 当社グループのインターネットセキュリティ事業は、主に一般利用者から投稿されたコメント、画像等により業務が実施され、その処理件数に対して課金するシステムを採用しているとともに、受注から販売までの所要日数が短く常に受注残高は僅少であり、期中の受注高と販売実績とがほぼ対応するため、記載を省略しております。
(3)販売実績 当連結会計年度における販売実績を業務の種類別に示すと、以下の通りであります。
区分当連結会計年度(自 2023年10月1日  至 2024年9月30日)前年同期比(%)ソーシャルサポート(千円)6,758,216△1.3ゲームサポート(千円)1,578,083△15.8アド・プロセス(千円)1,407,383△8.3サイバーセキュリティ(千円)903,51616.8その他(千円)744,568△15.2合計(千円)11,391,768△4.3(注)1.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、以下の通りであります。
相手先前連結会計年度当連結会計年度売上高(千円)割合(%)売上高(千円)割合(%)TikTok Pte Ltd.1,760,75014.81,606,78814.1株式会社メルカリ--1,224,21610.7 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1)重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている企業会計の基準に基づき作成しております。
 この連結財務諸表の作成にあたりましては、部分的に資産・負債、収益・費用の数値に影響を与えるような見積り等の介在が不可避となりますが、当社経営陣は過去の実績や提出日現在の状況等を勘案し、会計基準の許容する範囲内かつ合理的にそれらの判断を行っております。
 なお、重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。
(2)財政状態の分析(資産) 当連結会計年度末における流動資産の残高は11,870,273千円となり、前連結会計年度末における流動資産7,404,023千円に対し、4,466,250千円の増加(前年同期比60.3%増)となりました。
 これは主に、現金及び預金が第三者割当増資により4,652,378千円増加したことによるものであります。
 当連結会計年度末における固定資産の残高は1,490,092千円となり、前連結会計年度末における固定資産1,708,932千円に対し、218,839千円の減少(前年同期比12.8%減)となりました。
 これは主に、建物が26,356千円、工具、器具及び備品が37,694千円、のれんが96,253千円減少したことによるものであります。
 この結果、当連結会計年度末における総資産は、13,360,366千円(前連結会計年度末比46.6%増)となりました。
(負債) 当連結会計年度末における負債の残高は1,956,206千円となり、前連結会計年度末における負債1,726,791千円に対し、229,415千円の増加(前年同期比13.3%増)となりました。
 これは主に、未払法人税等が402,501千円増加したことによるものであります。
(純資産) 当連結会計年度末における純資産の残高は11,404,159千円となり、前連結会計年度末における純資産7,386,163千円に対し、4,017,995千円の増加(前年同期比54.4%増)となりました。
 これは主に、剰余金の配当264,802千円を実施した一方、第三者割当増資による新株式の発行に伴い資本金及び資本剰余金がそれぞれ1,603,337千円増加、親会社株主に帰属する当期純利益1,057,692千円を計上したことによるものであります。
(3)経営成績の分析(売上高) 当連結会計年度における売上高は11,391,768千円(前連結会計年度比4.3%減)となりました。
(売上原価) 当連結会計年度における売上原価は8,024,330千円(前連結会計年度比6.2%減)となりました。
(売上総利益) 当連結会計年度における売上総利益は3,367,438千円(前連結会計年度比0.3%増)となりました。
(販売費及び一般管理費) 当連結会計年度における販売費及び一般管理費は1,661,585千円(前連結会計年度比5.2%増)となりました。
(営業利益) 当連結会計年度における営業利益は1,705,852千円(前連結会計年度比4.1%減)となりました。
(経常利益) 当連結会計年度における経常利益は1,708,532千円(前連結会計年度比5.4%減)となりました。
(税金等調整前当期純利益) 当連結会計年度における税金等調整前当期純利益は1,639,349千円(前連結会計年度比2.7%減)となりました。
(法人税等) 当連結会計年度における法人税等は581,657千円(前連結会計年度比27.8%増)となりました。
(親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は1,057,692千円(前連結会計年度比14.0%減)となりました。
(4)経営成績に重要な影響を与える要因について 「第2 事業の状況 3事業等のリスク」に記載の通りであります。
(5)キャッシュ・フローの分析キャッシュ・フローの状況 「第2 事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 業績等の概要 (2)キャッシュ・フロー」に記載の通りであります。
(参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移 2021年9月期2022年9月期2023年9月期2024年9月期自己資本比率(%)71.977.081.085.4時価ベースの自己資本比率(%)446.4341.5292.9151.6キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)0.00.00.00.0インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)10,056.6352,082.60.00.0 1.各指標の算出方法は以下の通りであります。
自己資本比率:自己資本/総資産時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フローインタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い (注1)いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。
 (注2)株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。
 (注3)キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを使用しております。
 (注4)有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち、利子を支払っている全ての負債を対象としております。
 (注5)利払いは、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。
(6)経営戦略の現状と見通し 当社グループの事業領域であるインターネット関連市場は、スマートフォンを中心としたソーシャルメディアやソーシャルゲームといったソーシャルWebサービスに加え、FintechやIoTなど、引き続きこれまで以上の成長が予想されます。
 サイバーセキュリティ事業を除く既存事業におきましては、市場の成長、新たなサービスや技術の登場、規制強化などの契機を捉えるとともに、誹謗中傷やなりすまし広告などの被害の拡大や人手不足などの社会情勢を背景に、継続的な成長による収益貢献を見込んでおります。
また、引き続き営業組織の体制強化に取り組み、顧客の潜在的なニーズを汲み取ることで、新たな案件創出に注力いたします。
さらに、チェンジHDグループの既存外注業務の当社への移管を拡大するとともに、同社の顧客基盤を活用してサービスの拡販・提供に取り組むことで、これまで以上に市場、顧客の要望に合わせたサービスの提供を目指します。
 サイバーセキュリティ事業におきましては、サイバー攻撃による情報漏えいやウェブサイトの改ざんなどの被害拡大を背景に企業、学校、病院、地方自治体などあらゆる組織のサイバーセキュリティ対策に関する旺盛な需要を受け、既存サービスである脆弱性診断、WAF、コンサルティングサービスを軸に、市場の需要に応じてワンストップでサイバーセキュリティサービスを提供できるよう、サービスラインナップの拡充を続けてまいります。
加えて、更なる成長に向けて、新卒採用、中途採用の両軸での人材の確保に注力し、当社のノウハウとチェンジHDが有するデジタル人材育成力を活用することで、セキュリティ人材として成長できる体制を構築いたします。
また、マーケティング施策に引き続き注力することで、業績拡大に繋げるとともに、当社のブランドイメージ向上を目指します。
 今後、各種施策を推進し、日本のサイバーセキュリティ分野におけるトップクラスのセキュリティベンダーとなることを目指すとともに、さらなる企業価値向上に向けて取り組んでまいります。
経営上の重要な契約等 5【経営上の重要な契約等】
 該当事項はありません。
研究開発活動 6【研究開発活動】
 該当事項はありません。
設備投資等の概要 1【設備投資等の概要】
 当連結会計年度において実施した設備投資(無形固定資産含む)の総額は60,491千円であり、その主なものは備品等購入に伴う工具、器具及び備品22,604千円、事業所造作工事に伴う建物7,731千円、自社利用のソフトウエア30,155千円であります。
 なお、当連結会計年度において重要な設備の除却、売却等はありません。
 当社グループの報告セグメントは「インターネットセキュリティ事業」のみのため、セグメント別の記載を省略しております。
主要な設備の状況 2【主要な設備の状況】
(1)提出会社2024年9月30日現在 事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(千円)従業員数(名)建物工具、器具及び備品リース資産ソフトウエア土地(㎡)合計本社(東京都港区)インターネットセキュリティ事業統括業務25,71813,328-40,096-79,14478(1)東京センター(東京都新宿区)インターネットセキュリティ事業事業設備18,43614,771---33,20813(142)新宿サテライト(東京都新宿区)インターネットセキュリティ事業事業設備32,69411,023---43,7178(235)立川センター(東京都立川市)インターネットセキュリティ事業事業設備4,0044,793---8,79813(157)大阪センター(大阪府大阪市)インターネットセキュリティ事業事業設備30,71716,124---46,8428(227)大阪GAMELABO(大阪府大阪市)インターネットセキュリティ事業事業設備18,6075,733---24,3408(114)宮崎センター(宮崎県宮崎市)インターネットセキュリティ事業事業設備3535,891---6,2445(126)熊本センター(熊本県熊本市)インターネットセキュリティ事業事業設備3,2537,218---10,4728(238)広島センター(広島県広島市)インターネットセキュリティ事業事業設備11,34310,609---21,9527(140)博多センター(福岡県福岡市)インターネットセキュリティ事業事業設備10,13721,314---31,4528(39) (注)1.現在休止中の設備はありません。
2.帳簿価額には建設仮勘定及びソフトウエア仮勘定は含まれておりません。
3.従業員数は就業人員数(社外への出向者は除き、社外からの出向者を含む)であり、臨時従業員数は( )内に年間の平均人員を外数で記載しております。
4.上記の他、主要な賃借設備として以下のものがあります。
事業所名(所在地)設備の内容賃借設備床面積(㎡)年間賃借料(千円)本社(東京都港区)統括業務建物752.7449,542東京センター(東京都新宿区)事業設備建物764.7727,287新宿サテライト(東京都新宿区)事業設備建物650.20102,414立川センター(東京都立川市)事業設備建物609.0428,804大阪センター(大阪府大阪市)事業設備建物1,075.8945,924大阪GAMELABO(大阪府大阪市)事業設備建物526.6530,586宮崎センター(宮崎県宮崎市)事業設備建物415.2213,563熊本センター(熊本県熊本市)事業設備建物897.0029,304広島センター(広島県広島市)事業設備建物673.0328,096博多センター(福岡県福岡市)事業設備建物864.7839,453 (2)国内子会社2024年9月30日現在 会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(千円)従業員数(名)建物工具、器具及び備品リース資産その他土地(㎡)合計EGテスティングサービス㈱羽村事業所(東京都羽村市)インターネットセキュリティ事業事業設備51,7615,998-0204,486(748.92)262,24536(64) (注)1.従業員数は就業人員数(社外への出向者は除き、社外からの出向者を含む)であり、臨時従業員数は( )内に年間の平均人員を外数で記載しております。
設備の新設、除却等の計画 3【設備の新設、除却等の計画】
(1)重要な設備の新設等 該当事項はありません。
(2)重要な設備の除却等 該当事項はありません。
設備投資額、設備投資等の概要60,491,000

Employees

平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況32
平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況4
平均年間給与、提出会社の状況、従業員の状況4,882,000
管理職に占める女性労働者の割合、提出会社の指標0
全労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標1
正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標1
非正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標1

Investment

株式の保有状況 (5)【株式の保有状況】
① 投資株式の区分の基準及び考え方 当社は、専ら株式の価値の変動または株式に係る配当によって利益を受けることを目的とする投資株式を純投資目的である投資株式とし、それ以外を純投資目的以外の目的である投資株式といたします。
② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容 当社は、政策保有株式を原則として保有しません。
当社は、株式を保有することによる、取引関係の強化や、ビジネス上及び戦略上のメリット、それにかかる投資額やその他のデメリット等を総合的に勘案し、当社の企業価値の向上に資すると判断する場合に、株式を保有しております。
b.銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(千円)非上場株式12,000非上場株式以外の株式-- (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 該当事項はありません。
(当事業年度において株式数が減少した銘柄) 該当事項はありません。
c.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報 該当事項はありません。
③ 保有目的が純投資目的である投資株式 該当事項はありません。
④ 当事業年度中に投資株式の保有目的を純投資目的から純投資目的以外の目的に変更したもの 該当事項はありません。
⑤ 当事業年度中に投資株式の保有目的を純投資目的以外の目的から純投資目的に変更したもの 該当事項はありません。
銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社1
貸借対照表計上額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社2,000,000

Shareholders

大株主の状況 (6)【大株主の状況】
2024年9月30日現在
氏名又は名称住所所有株式数(株)発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)
株式会社チェンジホールディングス東京都港区虎ノ門3丁目17-15,822,82449.72
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)東京都港区赤坂1丁目8-1848,0007.24
高谷 康久大阪府吹田市661,9045.65
株式会社日本カストディ銀行(信託口)東京都中央区晴海1丁目8-12399,0383.41
溝辺 裕神奈川県川崎市中原区113,5500.97
宮坂 誠東京都杉並区73,0040.62
イー・ガーディアン従業員持株会東京都港区虎ノ門1丁目2-830,3000.26
佐々木 靖太神奈川県横浜市港北区30,0000.26
株式会社日本カストディ銀行(信託口4)東京都中央区晴海1丁目8-1227,6000.24
大亀 磨央大阪府吹田市25,3000.22計-8,031,52068.57(注)1.前事業年度末において主要株主でなかった
株式会社チェンジホールディングスは、当事業年度末現在では主要株主となっております。  (注)2.2023年10月4日付で公衆の縦覧に供されている大量保有報告書の変更報告書において、JPモルガン証券株式会社及びその共同保有者であるジェー・ピー・モルガン・セキュリティーズ・ピーエルシーが2023年9月29日時点で以下の株式を所有している旨が記載されているものの、当社として2024年9月30日現在における実質所有株式数の確認ができないので、上記大株主の状況には含めておりません。なお、その大量保有報告書の変更報告書の内容は以下のとおりです。
氏名又は名称住所所有株式数(株)発行済株式総数に対する所有株式数の割合(%)JPモルガン証券株式会社東京都千代田区丸の内2丁目7番3号 東京ビルディング111,4101.07ジェー・ピー・モルガン・セキュリティーズ・ピーエルシー英国、ロンドン、E14 5JP カナリー・ウォーフ、バンク・ストリート25222,7292.14 3.2023年10月19日付で公衆の縦覧に供されている大量保有報告書の変更報告書において、野村證券株式会社、その共同保有者であるノムラ インターナショナル ピーエルシー及び野村アセットマネジメント株式会社が2023年10月13日時点でそれぞれ以下の株式を所有している旨が記載されているものの、当社として2024年9月30日現在における実質所有株式数の確認ができないので、上記大株主の状況には含めておりません。なお、その大量保有報告書の変更報告書の内容は以下のとおりです。
氏名又は名称住所所有株式数(株)発行済株式総数に対する所有株式数の割合(%)野村證券株式会社東京都中央区日本橋一丁目13番1号146,7181.23ノムラ インターナショナル ピーエルシー1 Angel Lane, London EC4R 3AB, United Kingdom179,5821.50野村アセットマネジメント株式会社東京都江東区豊洲二丁目2番1号214,0001.79 4.2023年10月20日付で公衆の縦覧に供されている大量保有報告書の変更報告書において、みずほ証券株式会社及びその共同保有者である及びアセットマネジメントOne株式会社が2023年10月13日時点でそれぞれ以下の株式を所有している旨が記載されているものの、当社として2024年9月30日現在における実質所有株式数の確認ができないので、上記大株主の状況には含めておりません。なお、その大量保有報告書の変更報告書の内容は以下のとおりです。
氏名又は名称住所所有株式数(株)発行済株式総数に対する所有株式数の割合(%)みぞほ証券株式会社東京都千代田区大手町1丁目5番1号55,8230.47アセットマネジメントOne株式会社東京都千代田区丸の内一丁目8番2号91,4000.77
株主数-金融機関9
株主数-金融商品取引業者18
株主数-外国法人等-個人106
株主数-外国法人等-個人以外36
株主数-個人その他21,516
株主数-その他の法人139
株主数-計21,824
氏名又は名称、大株主の状況大亀 磨央
株主総利回り1
株主総会決議による取得の状況 (1)【株主総会決議による取得の状況】
 該当事項はありません。
株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容 (3)【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】
株式数(株)取得価額の総額(千円)当事業年度における取得自己株式5061,176当期間における取得自己株式150325(注)当事業年度における取得自己株式は、譲渡制限付株式の無償取得500株及び単元未満株式の買取請求6株によるものです。
また、当期間における取得自己株式は、譲渡制限付株式の無償取得100株及び単元未満株式の買取請求50株によるものです。

Shareholders2

自己株式の取得-1,176,000
自己株式の取得による支出、財務活動によるキャッシュ・フロー-12,000
発行済株式及び自己株式に関する注記 1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項株式の種類当連結会計年度期首株式数(株)当連結会計年度増加株式数(株)当連結会計年度減少株式数(株)当連結会計年度末株式数(株)発行済株式 普通株式(注1)(注2)10,405,8001,527,716-11,933,516合計10,405,8001,527,716-11,933,516自己株式 普通株式(注3)(注4)412,85450613,642399,718合計412,85450613,642399,718 (注1)当連結会計年度末の普通株式に、役員向け株式交付信託が保有する当社株式(当連結会計年度期首191,780株、当連結会計年度末178,138株)が含まれております。
 (注2)普通株式の発行済株式の株式数の増加1,527,716株は、2023年10月11日付で、株式会社チェンジホールディングスから第三者割当増資の払込みによるものであります。
 (注3)普通株式の自己株式の株式数の増加6株は単元未満株式の買い取りによるもの、増加500株は譲渡制限付株式報酬に係る増加によるものであります。
 (注4)普通株式の自己株式の株式数の減少13,642株は、役員向け株式交付信託による自己株式の処分によるものであります。

Audit

監査法人1、連結太陽有限責任監査法人
独立監査人の報告書、連結 独立監査人の監査報告書及び内部統制監査報告書 2024年12月20日イー・ガーディアン株式会社 取締役会 御中 太陽有限責任監査法人 東京事務所 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士柴谷 哲朗 ㊞ 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士中瀬 朋子 ㊞ <連結財務諸表監査>監査意見 当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられているイー・ガーディアン株式会社の2023年10月1日から2024年9月30日までの連結会計年度の連結財務諸表、すなわち、連結貸借対照表、連結損益計算書、連結包括利益計算書、連結株主資本等変動計算書、連結キャッシュ・フロー計算書、連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項、その他の注記及び連結附属明細表について監査を行った。
 当監査法人は、上記の連結財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、イー・ガーディアン株式会社及び連結子会社の2024年9月30日現在の財政状態並びに同日をもって終了する連結会計年度の経営成績及びキャッシュ・フローの状況を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠 当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。
監査の基準における当監査法人の責任は、「連結財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。
当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
監査上の主要な検討事項 監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形 成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
「インターネットセキュリティ事業」に係る収益計上及びその前提となるITシステムの信頼性監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応 会社は、主にソーシャルWEBサービスを運営する取引先に対し、インターネットセキュリティ事業を提供している。
 インターネットセキュリティ事業は、主にソーシャルWEBサービスにおける投稿監視・風評調査・カスタマーサポート・eKYCサービスを提供するソーシャルサポート、ソーシャルゲーム会社に対するカスタマーサポート・デバッグ・ローカライズサービス等を提供するゲームサポート、広告関連業務と広告審査業務を提供するアド・プロセス及び脆弱性診断・Web Application Firewallの開発・販売を行うサイバーセキュリティから構成されている。
また、当該事業では、主に一般利用者から投稿されたコメント、画像等に対して業務が実施され、業務内容、単価等の契約条件及び役務提供件数に応じて収益が計上されている。
 会社は、インターネットセキュリティ事業に係る売上高をITシステム(ワークフローシステム、販売管理システム、会計システム)で一元管理していることから、当該事業に係る収益計上について、ITシステムに依存している。
 会社は、インターネットセキュリティ事業のITシステムに係るIT全般統制を含む内部統制を整備・運用している。
しかしながら、これらの内部統制に不備があり収益に虚偽表示が生じた場合、連結財務諸表全体に重要な影響を与える可能性があるため、当監査法人は、インターネットセキュリティ事業に係る収益計上及びその前提となるITシステムの信頼性を監査上の主要な検討事項と判断した。
 当監査法人は、インターネットセキュリティ事業に係る収益計上及びその前提となるITシステムの信頼性について、以下の監査手続を実施した。
・ 収益計上に係る内部統制の整備・運用状況の有効性を評価した。
これには、当監査法人のIT専門家が実施したIT全般統制の整備・運用状況の有効性の評価が含まれる。
・ 販売管理システムに登録された取引からサンプルを抽出し、業務内容、単価等の契約条件については注文書と照合し、役務提供件数についてはワークフローシステム上で承認された当該件数と照合した。
また、当該サンプルに関する販売管理システム上の売上高について、上記の取引情報に基づいて再計算を行った。
・ 販売管理システムから会計システムへのデータ連携が網羅的かつ正確に行われていることを確かめるため、販売管理システムから出力されたデータと会計システムに計上された売上高の整合性を検証した。
・ 期末日時点の売掛金について、金額的重要性が高い取引先、及びそれ以外のサンプル抽出した取引先に対して残高確認状を発送し、会社の売上債権計上額と取引先の債務計上額が一致しているか確かめた。
差異がある場合には、当該差異理由に合理性があるか検証した。
・ 売上高について、サンプル抽出した取引につき、入金証憑と照合した。
・ 決算月翌月の売上取消の内容を閲覧し、取消となった理由に合理性があるか検証した。
その他の記載内容 その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。
経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。
また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
 当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。
 連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。
 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。
連結財務諸表に対する経営者及び監査等委員会の責任経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して連結財務諸表を作成し適正に表示することにある。
これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない連結財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
連結財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき連結財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。
監査等委員会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
連結財務諸表監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての連結財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から連結財務諸表に対する意見を表明することにある。
虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、連結財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・ 不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。
また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。
監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。
さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。
・ 連結財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。
・ 経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。
・ 経営者が継続企業を前提として連結財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。
継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において連結財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する連結財務諸表の注記事項が適切でない場合は、連結財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。
監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。
・ 連結財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた連結財務諸表の表示、構成及び内容、並びに連結財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。
・ 連結財務諸表に対する意見を表明するために、会社及び連結子会社の財務情報に関する十分かつ適切な監査証拠を入手する。
監査人は、連結財務諸表の監査に関する指示、監督及び実施に関して責任がある。
監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。
監査人は、監査等委員会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。
監査人は、監査等委員会と協議した事項のうち、当連結会計年度の連結財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。
ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。
<内部統制監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第2項の規定に基づく監査証明を行うため、イー・ガーディアン株式会社の2024年9月30日現在の内部統制報告書について監査を行った。
当監査法人は、イー・ガーディアン株式会社が2024年9月30日現在の財務報告に係る内部統制は有効であると表示した上記の内部統制報告書が、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して、財務報告に係る内部統制の評価結果について、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に準拠して内部統制監査を行った。
財務報告に係る内部統制の監査の基準における当監査法人の責任は、「内部統制監査における監査人の責任」に記載されている。
当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
内部統制報告書に対する経営者及び監査等委員会の責任 経営者の責任は、財務報告に係る内部統制を整備及び運用し、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して内部統制報告書を作成し適正に表示することにある。
監査等委員会の責任は、財務報告に係る内部統制の整備及び運用状況を監視、検証することにある。
なお、財務報告に係る内部統制により財務報告の虚偽の記載を完全には防止又は発見することができない可能性がある。
内部統制監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した内部統制監査に基づいて、内部統制報告書に重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、内部統制監査報告書において独立の立場から内部統制報告書に対する意見を表明することにある。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・ 内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果について監査証拠を入手するための監査手続を実施する。
内部統制監査の監査手続は、監査人の判断により、財務報告の信頼性に及ぼす影響の重要性に基づいて選択及び適用される。
・ 財務報告に係る内部統制の評価範囲、評価手続及び評価結果について経営者が行った記載を含め、全体としての内部統制報告書の表示を検討する。
・ 内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果に関する十分かつ適切な監査証拠を入手する。
監査人は、内部統制報告書の監査に関する指示、監督及び実施に関して責任がある。
監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。
監査人は、監査等委員会に対して、計画した内部統制監査の範囲とその実施時期、内部統制監査の実施結果、識別した内部統制の開示すべき重要な不備、その是正結果、及び内部統制の監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。
<報酬関連情報> 当監査法人及び当監査法人と同一のネットワークに属する者に対する、会社及び子会社の監査証明業務に基づく報酬及び非監査業務に基づく報酬の額は、「提出会社の状況」に含まれるコーポレート・ガバナンスの状況等(3)【監査の状況】
に記載されている。
利害関係会社及び連結子会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以 上(注) 1.上記は、監査報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社が別途保管しております。
2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。
監査上の主要な検討事項、連結 監査上の主要な検討事項 監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形 成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
「インターネットセキュリティ事業」に係る収益計上及びその前提となるITシステムの信頼性監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応 会社は、主にソーシャルWEBサービスを運営する取引先に対し、インターネットセキュリティ事業を提供している。
 インターネットセキュリティ事業は、主にソーシャルWEBサービスにおける投稿監視・風評調査・カスタマーサポート・eKYCサービスを提供するソーシャルサポート、ソーシャルゲーム会社に対するカスタマーサポート・デバッグ・ローカライズサービス等を提供するゲームサポート、広告関連業務と広告審査業務を提供するアド・プロセス及び脆弱性診断・Web Application Firewallの開発・販売を行うサイバーセキュリティから構成されている。
また、当該事業では、主に一般利用者から投稿されたコメント、画像等に対して業務が実施され、業務内容、単価等の契約条件及び役務提供件数に応じて収益が計上されている。
 会社は、インターネットセキュリティ事業に係る売上高をITシステム(ワークフローシステム、販売管理システム、会計システム)で一元管理していることから、当該事業に係る収益計上について、ITシステムに依存している。
 会社は、インターネットセキュリティ事業のITシステムに係るIT全般統制を含む内部統制を整備・運用している。
しかしながら、これらの内部統制に不備があり収益に虚偽表示が生じた場合、連結財務諸表全体に重要な影響を与える可能性があるため、当監査法人は、インターネットセキュリティ事業に係る収益計上及びその前提となるITシステムの信頼性を監査上の主要な検討事項と判断した。
 当監査法人は、インターネットセキュリティ事業に係る収益計上及びその前提となるITシステムの信頼性について、以下の監査手続を実施した。
・ 収益計上に係る内部統制の整備・運用状況の有効性を評価した。
これには、当監査法人のIT専門家が実施したIT全般統制の整備・運用状況の有効性の評価が含まれる。
・ 販売管理システムに登録された取引からサンプルを抽出し、業務内容、単価等の契約条件については注文書と照合し、役務提供件数についてはワークフローシステム上で承認された当該件数と照合した。
また、当該サンプルに関する販売管理システム上の売上高について、上記の取引情報に基づいて再計算を行った。
・ 販売管理システムから会計システムへのデータ連携が網羅的かつ正確に行われていることを確かめるため、販売管理システムから出力されたデータと会計システムに計上された売上高の整合性を検証した。
・ 期末日時点の売掛金について、金額的重要性が高い取引先、及びそれ以外のサンプル抽出した取引先に対して残高確認状を発送し、会社の売上債権計上額と取引先の債務計上額が一致しているか確かめた。
差異がある場合には、当該差異理由に合理性があるか検証した。
・ 売上高について、サンプル抽出した取引につき、入金証憑と照合した。
・ 決算月翌月の売上取消の内容を閲覧し、取消となった理由に合理性があるか検証した。
全体概要、監査上の主要な検討事項、連結  監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形 成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
見出し、監査上の主要な検討事項、連結「インターネットセキュリティ事業」に係る収益計上及びその前提となるITシステムの信頼性
内容及び理由、監査上の主要な検討事項、連結  会社は、主にソーシャルWEBサービスを運営する取引先に対し、インターネットセキュリティ事業を提供している。
 インターネットセキュリティ事業は、主にソーシャルWEBサービスにおける投稿監視・風評調査・カスタマーサポート・eKYCサービスを提供するソーシャルサポート、ソーシャルゲーム会社に対するカスタマーサポート・デバッグ・ローカライズサービス等を提供するゲームサポート、広告関連業務と広告審査業務を提供するアド・プロセス及び脆弱性診断・Web Application Firewallの開発・販売を行うサイバーセキュリティから構成されている。
また、当該事業では、主に一般利用者から投稿されたコメント、画像等に対して業務が実施され、業務内容、単価等の契約条件及び役務提供件数に応じて収益が計上されている。
 会社は、インターネットセキュリティ事業に係る売上高をITシステム(ワークフローシステム、販売管理システム、会計システム)で一元管理していることから、当該事業に係る収益計上について、ITシステムに依存している。
 会社は、インターネットセキュリティ事業のITシステムに係るIT全般統制を含む内部統制を整備・運用している。
しかしながら、これらの内部統制に不備があり収益に虚偽表示が生じた場合、連結財務諸表全体に重要な影響を与える可能性があるため、当監査法人は、インターネットセキュリティ事業に係る収益計上及びその前提となるITシステムの信頼性を監査上の主要な検討事項と判断した。
監査上の対応、監査上の主要な検討事項、連結  当監査法人は、インターネットセキュリティ事業に係る収益計上及びその前提となるITシステムの信頼性について、以下の監査手続を実施した。
・ 収益計上に係る内部統制の整備・運用状況の有効性を評価した。
これには、当監査法人のIT専門家が実施したIT全般統制の整備・運用状況の有効性の評価が含まれる。
・ 販売管理システムに登録された取引からサンプルを抽出し、業務内容、単価等の契約条件については注文書と照合し、役務提供件数についてはワークフローシステム上で承認された当該件数と照合した。
また、当該サンプルに関する販売管理システム上の売上高について、上記の取引情報に基づいて再計算を行った。
・ 販売管理システムから会計システムへのデータ連携が網羅的かつ正確に行われていることを確かめるため、販売管理システムから出力されたデータと会計システムに計上された売上高の整合性を検証した。
・ 期末日時点の売掛金について、金額的重要性が高い取引先、及びそれ以外のサンプル抽出した取引先に対して残高確認状を発送し、会社の売上債権計上額と取引先の債務計上額が一致しているか確かめた。
差異がある場合には、当該差異理由に合理性があるか検証した。
・ 売上高について、サンプル抽出した取引につき、入金証憑と照合した。
・ 決算月翌月の売上取消の内容を閲覧し、取消となった理由に合理性があるか検証した。
その他の記載内容、連結 その他の記載内容 その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。
経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。
また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
 当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。
 連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。
 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。
報酬関連情報、連結 <報酬関連情報> 当監査法人及び当監査法人と同一のネットワークに属する者に対する、会社及び子会社の監査証明業務に基づく報酬及び非監査業務に基づく報酬の額は、「提出会社の状況」に含まれるコーポレート・ガバナンスの状況等(3)【監査の状況】
に記載されている。

Audit1

監査法人1、個別太陽有限責任監査法人
独立監査人の報告書、個別 独立監査人の監査報告書 2024年12月20日イー・ガーディアン株式会社 取締役会 御中 太陽有限責任監査法人 東京事務所 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士柴谷 哲朗 ㊞ 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士中瀬 朋子 ㊞ <財務諸表監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられているイー・ガーディアン株式会社の2023年10月1日から2024年9月30日までの第27期事業年度の財務諸表、すなわち、貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、重要な会計方針、その他の注記及び附属明細表について監査を行った。
 当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、イー・ガーディアン株式会社の2024年9月30日現在の財政状態及び同日をもって終了する事業年度の経営成績を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。
監査の基準における当監査法人の責任は、「財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。
当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
監査上の主要な検討事項 監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
「インターネットセキュリティ事業」に係る収益計上及びその前提となるITシステムの信頼性 連結財務諸表の監査報告書に記載されている監査上の主要な検討事項(「インターネットセキュリティ事業」に係る収益計上及びその前提となるITシステムの信頼性)と同一内容であるため、記載を省略している。
その他の記載内容 その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。
経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。
また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
 当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。
 財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。
 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。
財務諸表に対する経営者及び監査等委員会の責任経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して財務諸表を作成し適正に表示することにある。
これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。
監査等委員会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
財務諸表監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から財務諸表に対する意見を表明することにある。
虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・ 不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。
また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。
監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。
さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。
・ 財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。
・ 経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。
・ 経営者が継続企業を前提として財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。
継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する財務諸表の注記事項が適切でない場合は、財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。
監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。
・ 財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた財務諸表の表示、構成及び内容、並びに財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。
監査人は、監査等委員会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。
監査人は、監査等委員会と協議した事項のうち、当事業年度の財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。
ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。
<報酬関連情報> 報酬関連情報は、連結財務諸表の監査報告書に記載されている。
利害関係会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以 上 (注) 1.上記は、監査報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社が別途保管しております。
2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。
監査上の主要な検討事項、個別 監査上の主要な検討事項 監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
「インターネットセキュリティ事業」に係る収益計上及びその前提となるITシステムの信頼性 連結財務諸表の監査報告書に記載されている監査上の主要な検討事項(「インターネットセキュリティ事業」に係る収益計上及びその前提となるITシステムの信頼性)と同一内容であるため、記載を省略している。
全体概要、監査上の主要な検討事項、個別  監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
見出し、監査上の主要な検討事項、個別「インターネットセキュリティ事業」に係る収益計上及びその前提となるITシステムの信頼性
連結と同一内容である旨、監査上の主要な検討事項、個別  連結財務諸表の監査報告書に記載されている監査上の主要な検討事項(「インターネットセキュリティ事業」に係る収益計上及びその前提となるITシステムの信頼性)と同一内容であるため、記載を省略している。
その他の記載内容、個別 その他の記載内容 その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。
経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。
また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
 当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。
 財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。
 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。
報酬関連情報、個別 <報酬関連情報> 報酬関連情報は、連結財務諸表の監査報告書に記載されている。

BS資産

仕掛品4,702,000
未収入金33,859,000
その他、流動資産1,104,000
工具、器具及び備品(純額)110,809,000
土地152,000,000
リース資産(純額)、有形固定資産866,000
有形固定資産266,077,000
ソフトウエア44,596,000
無形固定資産44,908,000
投資有価証券2,000,000