財務諸表

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提出書類、表紙有価証券報告書
提出日、表紙2024-11-28
英訳名、表紙Happiness and D Co.,Ltd.
代表者の役職氏名、表紙代表取締役社長  田 篤史
本店の所在の場所、表紙東京都中央区銀座一丁目16番1号 東貨ビル4階
電話番号、本店の所在の場所、表紙03(3562)7521(代表)
様式、DEI第三号様式
会計基準、DEIJapan GAAP
連結決算の有無、DEItrue
当会計期間の種類、DEIFY

corp

沿革 2【沿革】
 当社は、1946年に千葉県香取郡小見川町(現千葉県香取市)において時計の販売・修理を目的として創業された「デン時計店」を前身としております。
 その後、1967年9月に有限会社デン時計店に組織変更、1990年9月に宝飾品並びに時計及びメガネ等の販売を事業目的とする会社として「株式会社ジュエリーデン(2006年1月「株式会社ハピネス・アンド・ディ」に商号変更)」を設立いたしました。
 当社グループの沿革は、次のとおりです。
年月概要1990年9月千葉県香取郡小見川町(現千葉県香取市)に資本金20,000千円で株式会社ジュエリーデン(現 株式会社ハピネス・アンド・ディ)を設立DEN鹿島店を茨城県鹿嶋市にオープン1990年11月DEN小見川店内に本社事務所を開設1993年12月DEN神栖めがね館(メガネ専門店)を茨城県神栖市にオープン1994年11月DEN鹿島店を移転しブランドショップDEN鹿島店として茨城県鹿嶋市にオープン、同時に当店内に本社事務所を移転2000年3月ハピネス成田店を千葉県成田市イオンモール成田内にオープンし、初のモール型ショッピングセンターへ出店2002年9月ハピネス高岡店を富山県高岡市イオンモール高岡内にオープンし、中部地区へ進出2003年8月ハピネス盛岡店を岩手県盛岡市イオンモール盛岡内にオープンし、東北地区へ進出2004年11月ハピネス泉南店を大阪府泉南市イオンモールりんくう泉南内にオープンし、関西地区へ進出2005年4月ハピネス直方店を福岡県直方市イオンモール直方内にオープンし、九州地区へ進出2005年6月本社事務所を東京都中央区京橋に移転2006年1月株式会社ハピネス・アンド・ディに商号変更2007年3月ハピネス高知店を高知県高知市イオンモール高知内にオープンし、中国・四国地区へ進出2007年3月ハピネス札幌店を北海道札幌市清田区イオン札幌平岡内にオープンし、北海道地区へ進出2008年10月本社事務所を東京都中央区銀座に移転2012年6月大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場2012年7月GINZA Happinessを東京都中央区銀座にオープン2013年3月韓国現地法人 株式会社ハピネス アンド ディ コリア(非連結子会社)を設立2013年5月海外店舗1号店として韓国ソウル特別市にHappiness D-cube CITY店をオープン2013年7月東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場の統合に伴い東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場2013年11月登記上の本店の所在地を東京都中央区銀座に移転2015年4月 2016年6月ハピネス沖縄ライカム店を沖縄県中頭郡北中城村イオンモール沖縄ライカム内にオープンし、沖縄地区へ進出韓国現地法人 株式会社ハピネス アンド ディ コリアを解散2019年4月ブランド品の買取事業者との協業を開始し、下取り・買取りに伴う当社商品の販売機会を拡大 年月概要2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行2022年12月株式取得により、株式会社AbHeriを100%子会社化2023年10月完全子会社である株式会社No.を設立
事業の内容 3【事業の内容】
 当社グループは、当社と連結子会社2社から構成されており、宝飾品、時計及びバッグ・小物等の製造・販売を行っております。
全国のショッピングセンター(以下「SC」という。
)、商業施設を中心にブランド品のセレクトショップ(注)・ジュエリー専門店を店舗展開しております。
(注)「セレクトショップ」…小売店の形態の一種で、一つのブランドやデザイナーの商品だけを置くのではなく、会社の方針やバイヤー等のセンスで選んで品揃えし、生活様式や暮らし方を全体的に提案する店舗のこと。
 当社グループの事業に係る位置づけは、次のとおりです。
 (1)株式会社ハピネス・アンド・ディは、全国のSCに「ハピネス」、「GINZA Happiness」の店舗を展開し、主にインポートブランド品を販売しております。
また、2016年8月期よりEC(ネット通販)事業に参入し、自社公式通販サイトを運営しております。
 さらに当社商品の販売機会拡大を目的として、2019年8月期よりブランド品買取り事業者と協業による、下取り・買取り事業を開始しております。
 事業の特徴は以下のとおりです。
① 店舗の基本コンセプト 人生の節目や大切な記念日に贈るプレゼント選びの場を提供する「アニバーサリーコンセプトショップ」を基本とし、高級感を重視した店舗に、インポートブランド品を豊富に品揃えし、「一流のおもてなし」と「お客様の立場でのご提案」によって、喜びや感動を提供できるような店づくりを目指しております。
② 取扱商品 インポートブランド品を中心に宝飾品、時計、バッグ・小物等を幅広く取り揃えております。
広範な商品の中から流行をいち早くキャッチして商品を選定、販売しております。
宝飾品リング、ネックレス、イヤリング、ブレスレット等の輸入ブランドジュエリー、ダイヤモンドジュエリー時 計輸入ブランド時計、国内ブランド時計バッグ・小物ブランドバッグ、財布、キーケース、ネクタイ、サングラス、香水、テーブルウェア等 なお、インポートブランド品は商社等から円建てで仕入れており、国内商品は国内メーカー等から仕入れております。
③ オリジナルブランド商品の展開 オリジナルブランドとして、h&d(エイチ アンド ディ) を展開しております。
オリジナルブランドは、買いやすい値ごろ感、シンプルで飽きのこないデザイン、社会課題の解決テーマの包含を開発ポリシーとしております。
④ 店舗展開の特徴 当社店舗は、幅広い年齢層のお客様を対象としており、商圏人口、地域特性、立地条件、競合企業の動向、採算性等を考慮した結果、大都市周辺部及び地方都市のSCを中心に、主として大型及び中型店舗を展開してまいりました。
今後においては将来の成長を見据えた新規出店・移転改装や店舗の統廃合を含む新たな展開は成長のために欠かせないと認識しており、外部環境の変化を十分見極めつつ、SCとの共働に加えて、消費者動向・採算性等を検討し店舗展開を進めてまいります。
 (2)株式会社AbHeri(アベリ)は、強いブランド力のあるジュエリーを自社工房でデザインから一貫して製作し、卸売りに加えて都市型の直営店舗及びECでの販売を行っております。
 (3)株式会社No.(ナンバードット)は、2023年10月に宝飾部門を一層強化すべく、ジュエリー商品の企画、開発、製造、卸売、小売、輸出入を目的とした、新たな子会社として設立いたしました。
新ジュエリーブランドの創出と販路の拡大により、ハピネスグループの事業領域及び収益基盤の拡大を目的としたものです。
商品の開発、市場調査の段階を経て、POPUP店舗からの営業開始を目指しております。
事業の系統図は以下のとおりです。
株式会社ハピネス・アンド・ディ店舗一覧 2024年8月31日現在地域店舗数開設年月事業所の名称所在地北海道地区6店舗2021年11月ハピネス札幌苗穂店北海道札幌市東区 イオンモール札幌苗穂内2010年9月ハピネス帯広店北海道帯広市 イオン帯広内2010年10月ハピネス北見店北海道北見市 イオン北見内2012年6月ハピネス釧路店北海道釧路郡釧路町 イオン釧路内2020年12月ハピネス上磯店北海道北斗市 イオン上磯内2021年7月ハピネス旭川西店北海道旭川市 イオンモール旭川西内東北地区10店舗2004年4月ハピネス下田店青森県上北郡おいらせ町 イオンモール下田内2017年11月ハピネスつがる柏店青森県つがる市 イオンモールつがる柏内2003年8月ハピネス盛岡店岩手県盛岡市 イオンモール盛岡内2011年4月ハピネス名取店宮城県名取市 イオンモール名取内2021年3月ハピネス新利府店宮城県宮城郡利府町 イオンモール新利府内2014年3月ハピネス石巻店宮城県石巻市 イオンモール石巻内2018年6月ハピネスいわき小名浜店福島県いわき市 イオンモールいわき小名浜内2009年4月ハピネス秋田店秋田県秋田市 イオンモール秋田内2015年3月ハピネス大曲店秋田県大仙市 イオンモール大曲内2014年3月ハピネス天童店山形県天童市 イオンモール天童内関東地区17店舗1999年11月ハピネスパルナ店茨城県稲敷市 パルナSC内2001年3月ハピネス下妻店茨城県下妻市 イオンモール下妻内2005年11月ハピネス水戸店茨城県水戸市 イオンモール水戸内原内2013年3月ハピネスつくば店茨城県つくば市 イオンモールつくば内2014年9月ハピネス土浦店茨城県土浦市 イオンモール土浦内2006年10月ハピネス高崎店群馬県高崎市 イオンモール高崎内2013年3月GINZA Happiness 前橋店群馬県前橋市 けやきウォーク前橋内2007年11月ハピネス羽生店埼玉県羽生市 イオンモール羽生内2008年9月ハピネス越谷店埼玉県越谷市 イオンレイクタウンKAZE内2010年3月ハピネス東松山店埼玉県東松山市 ピオニウォーク東松山内2013年3月ハピネス春日部店埼玉県春日部市 イオンモール春日部内2021年5月ハピネス川口店埼玉県川口市 イオンモール川口内2018年6月GINZA Happiness 富士見店埼玉県富士見市 ららぽーと富士見内2000年3月ハピネス成田店千葉県成田市 イオンモール成田内2014年10月ハピネス木更津店千葉県木更津市 イオンモール木更津内2009年9月ハピネスむさし村山店東京都武蔵村山市 イオンモールむさし村山内2013年12月ハピネス日の出店東京都西多摩郡日の出町 イオンモール日の出内 地域店舗数開設年月事業所の名称所在地中部地区14店舗2007年4月ハピネス長岡店新潟県長岡市 リバーサイド千秋内2020年3月ハピネス新潟南店新潟県新潟市 イオンモール新潟南内2002年9月ハピネス高岡店富山県高岡市 イオンモール高岡内2017年3月ハピネス新小松店石川県小松市 イオンモール新小松内2021年7月ハピネス白山店石川県白山市 イオンモール白山内2017年9月ハピネス松本店長野県松本市 イオンモール松本内2017年11月ハピネス甲府昭和店山梨県中巨摩郡昭和町 イオンモール甲府昭和内2015年9月GINZA Happiness 磐田店静岡県磐田市 ららぽーと磐田内2016年9月ハピネス富士宮店静岡県富士宮市 イオンモール富士宮内2008年11月ハピネス岡崎店愛知県岡崎市 イオンモール岡崎内2014年6月ハピネス名古屋茶屋店愛知県名古屋市港区 イオンモール名古屋茶屋内2016年4月ハピネス常滑店愛知県常滑市 イオンモール常滑内2023年3月ハピネス豊川店愛知県豊川市 イオンモール豊川内2022年10月ハピネス土岐店岐阜県土岐市 イオンモール土岐内関西地区8店舗2012年3月ハピネス久御山店京都府久世郡久御山町 イオンモール久御山内2014年10月ハピネス京都桂川店京都府京都市南区 イオンモール京都桂川内2004年11月ハピネス泉南店大阪府泉南市 イオンモールりんくう泉南内2022年4月ハピネス四條畷店大阪府四條畷市 イオンモール四條畷内2006年11月ハピネス神戸店兵庫県神戸市北区 イオンモール神戸北内2010年3月ハピネス大和郡山店奈良県大和郡山市 イオンモール大和郡山内2023年4月ハピネス橿原店奈良県橿原市 イオンモール橿原内2018年11月ハピネス津南店三重県津市 イオンモール津南内中国・四国地区7店舗2013年10月ハピネス倉敷店岡山県倉敷市 イオンモール倉敷内2017年10月ハピネス岡山店岡山県岡山市北区 イオンモール岡山内2021年11月ハピネス鳥取北店鳥取県鳥取 イオンモール鳥取北内2021年11月ハピネス日吉津店鳥取県西伯郡日吉津村 イオンモール日吉津内2008年3月ハピネス新居浜店愛媛県新居浜市 イオンモール新居浜内2007年3月ハピネス高知店高知県高知市 イオンモール高知内2017年4月ハピネス徳島店徳島県徳島市 イオンモール徳島内 地域店舗数開設年月事業所の名称所在地九州・沖縄地区9店舗2013年3月ハピネス八幡東店福岡県北九州市八幡東区 イオンモール八幡東内2005年4月ハピネス直方店福岡県直方市 イオンモール直方内2012年4月ハピネス福津店福岡県福津市 イオンモール福津内2009年6月ハピネス筑紫野店福岡県筑紫野市 イオンモール筑紫野内2008年4月ハピネス大分店大分県大分市 パークプレイス大分内2005年5月ハピネス宮崎店宮崎県宮崎市 イオンモール宮崎内2017年3月ハピネス熊本店熊本県上益城郡嘉島町 イオンモール熊本内2007年10月ハピネス鹿児島店鹿児島県鹿児島市 イオンモール鹿児島内2015年4月ハピネス沖縄ライカム店沖縄県中頭郡北中城村 イオンモール沖縄ライカム内合計71店舗 株式会社AbHeri店舗一覧地域店舗数事業所の名称所在地全国3店舗アベリ銀座店東京都中央区 GINZA SIX内アベリ新丸の内ビル店東京都千代田区 新丸の内ビルディング内アベリ福岡店福岡県福岡市中央区 レソラ天神内合計3店舗
関係会社の状況 4【関係会社の状況】
名称住所資本金(千円)主要な事業の内容議決権の所有割合(%)関係内容(連結子会社) ㈱AbHeri(注)2東京都千代田区49,500宝飾・貴金属の製造、卸売、小売業100役員の兼任業務受託従業員の出向㈱No.(注)3東京都中央区30,000貴金属製品、装身具の企画、開発、製造、卸売、小売業 及び輸出入100役員の兼任業務受託従業員の出向(注)1.当社グループは宝飾品、時計及びバッグ・小物等の製造・販売業という単一セグメントであるため、「主要な事業の内容」欄には関係会社が行う主要な事業を記載しております。
2.特定子会社に該当しております。
3.2024年11月1日付で資本金を30,000千円から50,000千円に増資し当社の特定子会社となりました。
(議決権の所有割合の増減はありません)
従業員の状況 5【従業員の状況】
(1)連結会社の状況 2024年8月31日現在従業員数(名)359(74)  セグメント情報を記載していないため、事業部門別の従業員数を示すと次のとおりになります。
事業部門の名称従業員数(人)店舗292〔71〕本社67〔3〕合計359〔74〕(注)従業員数は就業人員であり、臨時従業員は総労働時間を1人1日8時間で換算し、( )内に年間の平均人員を外数で記載しております。
(2)提出会社の状況 2024年8月31日現在従業員数(人)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(千円)329〔71〕40.17.703,714  セグメント情報を記載していないため、事業部門別の従業員数を示すと次のとおりになります。
事業部門の名称従業員数(人)店舗279〔68〕本社50〔3〕合計329〔71〕(注)1.従業員数は就業人員であり、従業員数欄の〔外書〕は、臨時従業員(パートタイマー、契約社員及び準社員を含みます。
)は総労働時間を1人1日8時間で換算し、( )内に年間の平均人員を外数で記載しております。
2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
(3)労働組合の状況 労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円滑に推移しております。
(4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異 提出会社当事業年度管理職に占める女性労働者の割合(%)   (注)1.男性労働者の育児休業取得率(%)   (注)2.労働者の男女の賃金の差異(%)(注)1.全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者30.450.073.079.288.0(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。
3.連結子会社は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。
 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営方針 当社は、お客様・お取引先様・従業員による「信頼とふれあいの輪」を基本理念とし、お客様に感動を与えるプレゼント選びの場を提供する「アニバーサリーコンセプトショップ」及びお客様が何度でも足を運びたくなる「おもてなしの接客」を事業コンセプトとしております。

(2)目標とする経営指標 当社グループは、事業の規模と展開の成果である売上高とその構成要素となる客数・客単価の推移、収益力を判断するための営業利益を経営指標として重視しており、その向上を図ってまいります。
(3)経営環境 当社グループを取り巻く経営環境は、人口減少・少子高齢化、お客様ニーズの多様化、ネット通販(EC)の飛躍的拡大、リユース・個人間売買等との競合増加に加えて、円安・物価高騰による消費者マインドの変化が進行したこと等もあり、急速に変化しております。
 当社はこれまで集客力のある大都市周辺部及び地方都市のSCを中心に店舗を展開し、対面の接客を重視した販売手法により業容を拡大してまいりましたが、経営環境の変化に一層のスピード感をもって対応することが急務であると認識しております。
とりわけ、輸入ブランド品の価格上昇や消費者の節約志向拡大を受けて、消費者の購買意欲が低下しており、人件費・光熱費等の高騰による店舗運営コストの増加も続いていることから、主力であるブランドショップ展開の収益性低下を招いております。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① 事業モデルの多様化当社は、全国のSCへブランドショップハピネスを多店舗展開いたしておりますが、都市部のマーケットやインバウンド需要への対応をより一層進めるため、グループ経営による事業モデルの多様化が急務であると判断しております。
このため前連結会計年度において宝飾品製造・販売の株式会社AbHeriを完全子会社化いたしました。
また、当連結会計年度においては、宝飾品の新業態による展開を目的として株式会社No.を設立し、3社によるグループ経営となりました。
環境変化への対応として、収益性の改善と新たな事業基盤の確立が重要な課題と認識しており、外部環境の変化を踏まえたグループ戦略に主眼を置いた、中期経営計画(2023年10月3日・2024年10月29日公表「中期経営計画」)を推進することで業績の回復と中長期的な成長・発展を目指してまいります。
具体的には、製販一体化事業モデルへの転換による利益率の向上、複数のブランドのM&A・新規事業立ち上げによる収益基盤の確立を進めております。
グループ各社の取組みは着実に進展していることから、具体的な実績を積み上げていく段階に入っております。
② ハピネス・アンド・ディの構造改革ⅰ)商品改革 当期においては環境変化への対応として、輸入ブランド雑貨・時計を縮小し、利益率の高い宝飾・プライベートブランドの拡充を推進してまいりました。
宝飾品の売上構成比のアップに比例して、売上総利益率も向上してまいりました。
2025年8月期においては引き続き宝飾・金商品の販売を一層強化するため、レイアウト変更による宝飾強化店舗を拡充してまいります。
ⅱ)全販売スタッフの接客力の向上 2024年8月23日に公表いたしました「プロの接客ノウハウと AI データ分析を融合させた、次世代の宝飾接客教育実証を開始」に記載のとおり、株式会社 Sapeetとともに開発した「AIロープレ」の活用を本格化させ、全販売スタッフの接客力の向上を図ってまいります。
③ 株式会社AbHeriの関西進出株式会社AbHeriは東京都に2店舗、福岡県に1店舗を展開しておりますが、2025年8月期において日本有数の繁華街大阪市北区の大型商業施設へ新規出店の準備を進めております。
インバウンドを含め関西マーケットの需要を取り込むことで、中長期的な収益の拡大に寄与するものと期待されます。
④ 株式会社No.の設立によるジュエリー新規事業の立ち上げ2023年10月6日に100%子会社である株式会社No.を設立いたしました。
初年度は商品開発期と位置づけ、市場調査・商品企画を中心に展開してまいりました。
2025年8月期においては、人員も含めた体制整備を進め、上期において通信販売とPOPUP店舗による販売開始を計画しております。
早期の収益化へ向けて引き続き取り組んでまいります。
⑤ M&Aを積極的に推進当社グループは、今後さらなる業績・事業規模の拡大を図り、持続的な成長をしていくために、新たな収益機会となり得るM&Aを積極的に推進してまいります。
高いシナジー効果が得られる企業を幅広く対象とし、検討・交渉を進めてまいります。
⑥ 出店政策の再構築当社グループにおけるブランドショップハピネスは、これまで、商圏人口、地域特性、立地条件、競合企業の動向、採算性等を考慮し、大都市周辺部及び地方都市のSCを中心に、主として大型及び中型店舗を出店してまいりました。
また、AbHeriについては、都市型の高級感ある店舗展開を特色として出店してまいりました。
今後においても将来の成長を見据えた新規の出店は成長のために欠かせないと認識しており、外部環境の変化を十分見極めながら、SCとの共働に加えて、当社グループ独自に消費者動向・商圏特性・採算性を検討し、店舗網の拡大を図ってまいります。
⑦ 宝飾関連における新たな事業領域・新業態の多店舗展開2024年8月26日公表の「第三者割当による第11回新株予約権(行使価額修正型新株予約権転換権付)の行使価額修正(行使価額修正型新株予約権への転換権の行使)及び資金使途変更のお知らせ」に記載いたしましたが、宝飾関連における新たな事業領域・新業態の多店舗展開を検討しております。
現在検討段階にあり、下記業績見通しには織り込んでおりませんが、早期の実現へ向けて進展を図るべく取り組んでまいります。
また、今後開示すべき事項を決定した場合には速やかに公表いたします。
⑧ マーチャンダイジング(MD)の強化当社グループは、お客様一人ひとりに喜びや感動を提供できる魅力的なショップを目指して、ライブ販売等の新たな取組みも実施し、お客様のニーズに合致した商品構成を図ってまいりました。
今後さらにその充実を図るために、消費動向の把握や流行の研究等に努め、売れ筋商品の充実のほか新規商品の導入等を図ってまいります。
また、オリジナルブランドとして展開している、h&d (エイチ アンド ディ)につきましては、利益率の向上へ向けて中長期的な重要課題と位置付けており、商品開発・MDの強化とともにブランドイメージの向上に取り組んでまいります。
⑨ 店舗DXの推進当社グループは、「おもてなしの接客」、「お客様の立場でのご提案」によって、喜びや感動を提供できる店づくりを目指しております。
このため、お客様への接客力や商品提案力を強化することを重要な課題と位置づけ、現場での実践のほか、各種研修を通してその向上に取り組むことに加えて、店舗DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進し、ABCシステムの導入も図りました。
今後においても店舗DXの推進は重要なテーマと考えており、デジタル化社会への変化対応と投資案件の選択に留意し、顧客接点の創出・強化、自社ECサイトの拡大、オムニチャネル化の推進、店舗スタッフが接客に専念できる環境の整備等を図ってまいります。
⑩ 人材の確保と育成当社グループは、事業の拡大を図るためには、計画的な人材の確保と育成が重要な要素であると考えております。
キャリア人材の確保に努めるとともに、労働環境の変化に対応するため、より実効的な採用方法の検討、採用対象の拡大等はもとより、応募動機につながる給与水準の見直し、従業員に対する福利厚生施策の拡充等にも取り組んでおります。
また、育成体制の強化を進めるべく、教育店舗における計数・商品知識の充実、接客対応力・アフターサービスの向上等の、現場に即した研修の強化とあわせて、従業員の資格取得についての支援体制も充実させてまいります。
⑪ 財務上の課題当社グループは、宝飾品、時計、バッグ・小物等のインポートブランド品及びオリジナルブランド商品を販売する小売業を主としております。
研究開発等がないことから、各店舗の適切な商品在庫管理と販売費及び一般管理費のコントロールが財務上の重要課題となっております。
このため、商品の電子タグによる管理の導入を進めてまいりました。
在庫管理の業務改善と効率化を図るとともに、商品情報の電子化による顧客利便性の向上を進めてまいります。
また、店舗間の物流経費削減と作業軽減を図るため、物流業務の外注化を順次進めております。
⑫ 継続企業の前提に関する重要事象等当社グループは、2022年8月期以降の急激な円安進行・物価高騰によりインポートブランド品の販売が落ち込み、不採算店舗の閉店も進めた結果、前連結会計年度及び当連結会計年度において、営業損失、経常損失、親会社株主に帰属する当期純損失を計上し、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在すると認識しております。
当社グループはこのような状況に対し、上記に記載したとおりハピネス・アンド・ディの構造改革等に取り組んでおります。
また、資金面においては、当連結会計年度において、営業活動によるキャッ シュ・フローは756百万円となり、当連結会計年度末において、現金及び預金981百万円を保有しており、現在財務制限条項のついた金融機関との借入契約はありません。
「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な後発事象)」に記載のとおり、今後の安定的な事業継続に必要な資金繰りを維持するため、当社は取引金融機関に対して借入金の元本返済に係る条件変更の申し入れを行い、各金融機関の同意をいただくとともに、メインバンクである株式会社千葉銀行より新規借入を行っております。
メインバンクを中心に金融機関と緊密な関係を維持しており、今後も継続的な支援が得られるものと考えております。
なお、当社は、2023年10月に第三者割当による第11回新株予約権及び第12回新株予約権の発行を行っております。
権利行使期間は2026年10月までとなっており、今後の行使による調達額はM&Aをはじめとする事業領域の拡大等に充当し、自己資本の充実にも資するものと考えております。
以上により、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在するものの、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないものと判断しております。
サステナビリティに関する考え方及び取組 2【サステナビリティに関する考え方及び取組】
 以下に記載するうち、将来に関する事項は、当社グループが有価証券報告書提出日現在において合理的であると判断する前提に基づくものであり、様々な要因により実際の結果と異なる可能性があります。
 当社グループでは、従前の経営理念や行動指針を継承しつつ、環境・社会・経済の持続可能性の観点から「サステナビリティの基本方針」を制定しております。
この方針は、当社グループがサステナビリティ経営を行っていくうえでの基本的な考え方と行動規範を示すものであり、この方針に基づき、従業員一人ひとりが持続可能な社会の発展と中長期的な企業価値の向上に取り組んでいきます。
サステナビリティの基本方針ハピネス・アンド・ディグループは「信頼とふれあいの輪」という経営理念のもと、事業を通じて、常に洗練された品のあるファッションを提供し続ける会社を目指しています。
この考え方のもとですべてのステークホルダーとともに、時代のニーズに合わせた環境づくり、組織づくり、人財づくり、商品づくりを推進してまいります。
(1)ガバナンス 当社グループは、様々な社会課題の解決に貢献し、持続可能な社会の実現と、当社グループの持続的な企業価値向上を目指し、各種会議体において、ESG経営の推進、SDGsを含めたサステナビリティに関する各種取組みの検討・報告を行っております。
各種の取組みの進捗、状況把握及びリスクにつきましては、定期的に、取締役会に報告し、監督される体制を構築しております。
 また、コンプライアンスに関する事項やリスクに関する事項につきましては、内部監査室及び社長室が中心となり、リスク管理体制を整えております。
 なお、当社のガバナンスに関わる体制の全体像は、「第4.提出会社の状況 4.コーポレート・ガバナンスの状況等(1)コーポレート・ガバナンスの概要 ②企業統治の体制の概要及び当該体制を採用する理由 a.企業統治の体制の概要」に示されております。
(2)戦略 当社グループにおきましては、企業としての社会的責任(CSR)及び持続可能な開発目標(SDGs)の観点から、サステナビリティにつきまして、5つのマテリアリティ(人財戦略を除く)を特定しております。
これらは、持続可能な社会の実現を目指して、当社が企業価値を高めていくために特に重要であると考える事項であります。
マテリアリティSDGs当社の取り組み1貧困1番目 貧困をなくそう「お買い物を通じて社会問題への解決を図る商品開発」をテーマに、世界最貧国バングラデシュの工場にPB製品製造を依頼しております。
10番目 人や国の不平等をなくそう2健康・福祉3番目 すべての人に健康と福祉を子ども虐待防止を呼び掛ける「オレンジリボン運動」への参加・支援を行っております。
バリアフリー基金の考えに賛同し、寄付を行っております。
3ジェンダー5番目 ジェンダー平等を実現しよう特定の店舗をモデル店舗に設定し、女性の雇用制度と研修内容の見直しに取り組んでおります。
4資源保全12番目 つくる責任つかう責任ショッピングバッグを有料化することで、貴重な資源の消費量削減に努めております。
リサイクル素材を活用したPBダウンコートの開発・販売を行っております。
5海洋保護14番目 海の豊かさを守ろう「海への関心や好奇心の喚起、海の問題解決に向けたアクションの輪を広げる」という考えに賛同し、海と日本プロジェクト推進基金に寄付を行っております。
 当社グループにおける人財戦略につきましては、大きく変化する社会環境、経営環境に対応するため、制度、教育において各種取組みを進めております。
具体的には、自律型成長人財の育成を目指す<人財育成方針>と、働きやすい労働環境の構築を目指す<社内環境整備方針>の2本の柱を掲げて戦略を立てております。
<人財育成方針> 大きく外部環境が変化する現在におきましては、従業員に求められる知識・スキルは多種多様であります。
このような状況において当社グループが持続的に成長を続けるためには、会社からの指示に対して受動的に動くのみならず、自らの意思で能動的に業務を遂行し、さまざまな環境の変化に対応しながら成長することができる人財が必要不可欠であります。
 そこで、当社グループにおきましては、当社グループの経営方針や経営戦略を共通の価値観として持ちながらも、従業員が自ら考え、判断・行動し、それぞれの持つポテンシャルを最大限発揮できるよう、個々の能力開発を支援しております。
a.自律的なキャリア形成支援 当社におきましては、変化していく事業内容・外部環境において、従業員には自ら目指すキャリアと、そのために必要なアクションを考えることを推奨しております。
制度といたしましては、各部署から求人を募り、従業員が自発的に応募し、マッチングによる異動を実現する社内公募制度を設けております。
また、非正社員である従業員を対象とした正社員登用制度を設けており、意欲のある対象の従業員に対して更なる成長への道の門戸を開いております。
b.業務利用及び自己啓発促進のための資格取得の奨励 当社におきましては、上記の人財育成方針の一環として、社員の業務遂行能力の向上、自己啓発の促進による会社組織の活性化を目的に資格取得援助制度を設けております。
具体的には、会社が認定しております6種類の資格について、受験料・登録料・更新料などを会社が負担する制度となっております。
c.人的資本価値を向上させるための教育研修 当社におきましては、人的資本の価値を向上させるための教育研修を、管理職及び経営陣が直接行っております。
具体的には、階層別教育として、各階層に見合う知識やスキルの獲得を目的とし、対面及びオンラインの方式で、双方向の研修を実施しております。
また、株式会社Sapeetと共同開発をしたシステムを用いたAIロールプレインズ研修を導入しております。
<社内環境整備方針>d.多様な働き方に応じた労働環境の整備 当社におきましては、フレキシブルで効率的な業務ができる就業環境を整えております。
具体的には、テレワーク制度・店舗勤務者におけるシフト制・短時間正社員への雇用形態変更などの制度を導入しております。
e.働きやすい労働環境への取り組み 当社におきましては、従業員の職業生活と家庭生活との両立の支援を行うことにより、働きやすい就業環境を整えております。
具体的には、育児休業等を取得しても中長期的に処遇上の差を取り戻すことが可能となる昇進基準及び人事評価制度の構築に向けた取り組みを行っております。
また、年次有給休暇の取得を促進させるために、計画期間を設定しております。
(3)リスク管理 当社グループは、宝飾品やインポートブランド品等を中心とした小売業を主たる事業としております。
そのため、輸入品商材の調達及び供給等、店舗の運営に大きな影響を与えるリスクの発生が想定されます。
そこで、様々な観点からリスク要因の抽出・検討・対応に取り組んでおります。
 人財の獲得競争の激化や転職などによる人財市場の活発化により、十分な多様性のある人財の確保及び育成ができず、当社グループの競争力が低下し、業績及び財務状況に及ぼすリスクがあります。
従業員に成長の機会を提供し、活躍しやすい環境を整えることで、リスクヘッジに努めております。
 抽出しましたリスク一覧につきましては、「第2.事業の状況 3.事業等のリスク」に示されております。
(4)指標及び目標 当社では、上記「(2)戦略」において記載いたしました、5つのマテリアリティの推進及び人材戦略の推進につきまして、次の指標を用いております。
戦略実現の要素KPI実績目標マテリアリティ2健康・福祉バリアフリー基金への寄付H&D商品売上の0.5%を寄付(2024年8月期)更なる寄付金額向上に努めるマテリアリティ4資源保全ショッピングバッグの有料化有料化により販売件数当たりのショッピングバッグ利用率69%削減継続実施により更なる拡大を目指すマテリアリティ5海洋保護海と日本プロジェクト推進基金への寄付H&D商品売上の0.5%を寄付(2024年8月期)更なる寄付金額向上に努める自律的なキャリア形成支援社内公募制度2件(2024年8月期までの3年間)-正社員登用制度23件(2024年8月期までの3年間)-業務利用及び自己啓発促進のための資格取得の奨励ジュエリーコーディネーター検定合格者40名合格(2024年8月期ジュエリーコーディネーター検定2級3級合格者)全店舗1名以上の同検定3級保有者在籍を目指す働きやすい労働環境への取り組み管理職に占める女性労働者の割合30.4%更なる女性活躍に向けて女性管理職割合向上を目指す男性労働者の育児休業取得率50.0%更なる制度の周知を通じて取得割合向上拡大を目指す
戦略 (2)戦略 当社グループにおきましては、企業としての社会的責任(CSR)及び持続可能な開発目標(SDGs)の観点から、サステナビリティにつきまして、5つのマテリアリティ(人財戦略を除く)を特定しております。
これらは、持続可能な社会の実現を目指して、当社が企業価値を高めていくために特に重要であると考える事項であります。
マテリアリティSDGs当社の取り組み1貧困1番目 貧困をなくそう「お買い物を通じて社会問題への解決を図る商品開発」をテーマに、世界最貧国バングラデシュの工場にPB製品製造を依頼しております。
10番目 人や国の不平等をなくそう2健康・福祉3番目 すべての人に健康と福祉を子ども虐待防止を呼び掛ける「オレンジリボン運動」への参加・支援を行っております。
バリアフリー基金の考えに賛同し、寄付を行っております。
3ジェンダー5番目 ジェンダー平等を実現しよう特定の店舗をモデル店舗に設定し、女性の雇用制度と研修内容の見直しに取り組んでおります。
4資源保全12番目 つくる責任つかう責任ショッピングバッグを有料化することで、貴重な資源の消費量削減に努めております。
リサイクル素材を活用したPBダウンコートの開発・販売を行っております。
5海洋保護14番目 海の豊かさを守ろう「海への関心や好奇心の喚起、海の問題解決に向けたアクションの輪を広げる」という考えに賛同し、海と日本プロジェクト推進基金に寄付を行っております。
 当社グループにおける人財戦略につきましては、大きく変化する社会環境、経営環境に対応するため、制度、教育において各種取組みを進めております。
具体的には、自律型成長人財の育成を目指す<人財育成方針>と、働きやすい労働環境の構築を目指す<社内環境整備方針>の2本の柱を掲げて戦略を立てております。
<人財育成方針> 大きく外部環境が変化する現在におきましては、従業員に求められる知識・スキルは多種多様であります。
このような状況において当社グループが持続的に成長を続けるためには、会社からの指示に対して受動的に動くのみならず、自らの意思で能動的に業務を遂行し、さまざまな環境の変化に対応しながら成長することができる人財が必要不可欠であります。
 そこで、当社グループにおきましては、当社グループの経営方針や経営戦略を共通の価値観として持ちながらも、従業員が自ら考え、判断・行動し、それぞれの持つポテンシャルを最大限発揮できるよう、個々の能力開発を支援しております。
a.自律的なキャリア形成支援 当社におきましては、変化していく事業内容・外部環境において、従業員には自ら目指すキャリアと、そのために必要なアクションを考えることを推奨しております。
制度といたしましては、各部署から求人を募り、従業員が自発的に応募し、マッチングによる異動を実現する社内公募制度を設けております。
また、非正社員である従業員を対象とした正社員登用制度を設けており、意欲のある対象の従業員に対して更なる成長への道の門戸を開いております。
b.業務利用及び自己啓発促進のための資格取得の奨励 当社におきましては、上記の人財育成方針の一環として、社員の業務遂行能力の向上、自己啓発の促進による会社組織の活性化を目的に資格取得援助制度を設けております。
具体的には、会社が認定しております6種類の資格について、受験料・登録料・更新料などを会社が負担する制度となっております。
c.人的資本価値を向上させるための教育研修 当社におきましては、人的資本の価値を向上させるための教育研修を、管理職及び経営陣が直接行っております。
具体的には、階層別教育として、各階層に見合う知識やスキルの獲得を目的とし、対面及びオンラインの方式で、双方向の研修を実施しております。
また、株式会社Sapeetと共同開発をしたシステムを用いたAIロールプレインズ研修を導入しております。
<社内環境整備方針>d.多様な働き方に応じた労働環境の整備 当社におきましては、フレキシブルで効率的な業務ができる就業環境を整えております。
具体的には、テレワーク制度・店舗勤務者におけるシフト制・短時間正社員への雇用形態変更などの制度を導入しております。
e.働きやすい労働環境への取り組み 当社におきましては、従業員の職業生活と家庭生活との両立の支援を行うことにより、働きやすい就業環境を整えております。
具体的には、育児休業等を取得しても中長期的に処遇上の差を取り戻すことが可能となる昇進基準及び人事評価制度の構築に向けた取り組みを行っております。
また、年次有給休暇の取得を促進させるために、計画期間を設定しております。
指標及び目標 (4)指標及び目標 当社では、上記「(2)戦略」において記載いたしました、5つのマテリアリティの推進及び人材戦略の推進につきまして、次の指標を用いております。
戦略実現の要素KPI実績目標マテリアリティ2健康・福祉バリアフリー基金への寄付H&D商品売上の0.5%を寄付(2024年8月期)更なる寄付金額向上に努めるマテリアリティ4資源保全ショッピングバッグの有料化有料化により販売件数当たりのショッピングバッグ利用率69%削減継続実施により更なる拡大を目指すマテリアリティ5海洋保護海と日本プロジェクト推進基金への寄付H&D商品売上の0.5%を寄付(2024年8月期)更なる寄付金額向上に努める自律的なキャリア形成支援社内公募制度2件(2024年8月期までの3年間)-正社員登用制度23件(2024年8月期までの3年間)-業務利用及び自己啓発促進のための資格取得の奨励ジュエリーコーディネーター検定合格者40名合格(2024年8月期ジュエリーコーディネーター検定2級3級合格者)全店舗1名以上の同検定3級保有者在籍を目指す働きやすい労働環境への取り組み管理職に占める女性労働者の割合30.4%更なる女性活躍に向けて女性管理職割合向上を目指す男性労働者の育児休業取得率50.0%更なる制度の周知を通じて取得割合向上拡大を目指す
人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略  当社グループにおける人財戦略につきましては、大きく変化する社会環境、経営環境に対応するため、制度、教育において各種取組みを進めております。
具体的には、自律型成長人財の育成を目指す<人財育成方針>と、働きやすい労働環境の構築を目指す<社内環境整備方針>の2本の柱を掲げて戦略を立てております。
<人財育成方針> 大きく外部環境が変化する現在におきましては、従業員に求められる知識・スキルは多種多様であります。
このような状況において当社グループが持続的に成長を続けるためには、会社からの指示に対して受動的に動くのみならず、自らの意思で能動的に業務を遂行し、さまざまな環境の変化に対応しながら成長することができる人財が必要不可欠であります。
 そこで、当社グループにおきましては、当社グループの経営方針や経営戦略を共通の価値観として持ちながらも、従業員が自ら考え、判断・行動し、それぞれの持つポテンシャルを最大限発揮できるよう、個々の能力開発を支援しております。
a.自律的なキャリア形成支援 当社におきましては、変化していく事業内容・外部環境において、従業員には自ら目指すキャリアと、そのために必要なアクションを考えることを推奨しております。
制度といたしましては、各部署から求人を募り、従業員が自発的に応募し、マッチングによる異動を実現する社内公募制度を設けております。
また、非正社員である従業員を対象とした正社員登用制度を設けており、意欲のある対象の従業員に対して更なる成長への道の門戸を開いております。
b.業務利用及び自己啓発促進のための資格取得の奨励 当社におきましては、上記の人財育成方針の一環として、社員の業務遂行能力の向上、自己啓発の促進による会社組織の活性化を目的に資格取得援助制度を設けております。
具体的には、会社が認定しております6種類の資格について、受験料・登録料・更新料などを会社が負担する制度となっております。
c.人的資本価値を向上させるための教育研修 当社におきましては、人的資本の価値を向上させるための教育研修を、管理職及び経営陣が直接行っております。
具体的には、階層別教育として、各階層に見合う知識やスキルの獲得を目的とし、対面及びオンラインの方式で、双方向の研修を実施しております。
また、株式会社Sapeetと共同開発をしたシステムを用いたAIロールプレインズ研修を導入しております。
<社内環境整備方針>d.多様な働き方に応じた労働環境の整備 当社におきましては、フレキシブルで効率的な業務ができる就業環境を整えております。
具体的には、テレワーク制度・店舗勤務者におけるシフト制・短時間正社員への雇用形態変更などの制度を導入しております。
e.働きやすい労働環境への取り組み 当社におきましては、従業員の職業生活と家庭生活との両立の支援を行うことにより、働きやすい就業環境を整えております。
具体的には、育児休業等を取得しても中長期的に処遇上の差を取り戻すことが可能となる昇進基準及び人事評価制度の構築に向けた取り組みを行っております。
また、年次有給休暇の取得を促進させるために、計画期間を設定しております。
人材の育成及び社内環境整備に関する方針に関する指標の内容並びに当該指標を用いた目標及び実績、指標及び目標 (4)指標及び目標 当社では、上記「(2)戦略」において記載いたしました、5つのマテリアリティの推進及び人材戦略の推進につきまして、次の指標を用いております。
戦略実現の要素KPI実績目標マテリアリティ2健康・福祉バリアフリー基金への寄付H&D商品売上の0.5%を寄付(2024年8月期)更なる寄付金額向上に努めるマテリアリティ4資源保全ショッピングバッグの有料化有料化により販売件数当たりのショッピングバッグ利用率69%削減継続実施により更なる拡大を目指すマテリアリティ5海洋保護海と日本プロジェクト推進基金への寄付H&D商品売上の0.5%を寄付(2024年8月期)更なる寄付金額向上に努める自律的なキャリア形成支援社内公募制度2件(2024年8月期までの3年間)-正社員登用制度23件(2024年8月期までの3年間)-業務利用及び自己啓発促進のための資格取得の奨励ジュエリーコーディネーター検定合格者40名合格(2024年8月期ジュエリーコーディネーター検定2級3級合格者)全店舗1名以上の同検定3級保有者在籍を目指す働きやすい労働環境への取り組み管理職に占める女性労働者の割合30.4%更なる女性活躍に向けて女性管理職割合向上を目指す男性労働者の育児休業取得率50.0%更なる制度の周知を通じて取得割合向上拡大を目指す
事業等のリスク 3【事業等のリスク】
 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。
なお、本文における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
項目発生時期発生可能性影響度リスク顕在化した場合の影響対策① 業績の季節変動第2四半期高高・クリスマス時期を中心とした12月の年末に売上高及び利益が偏重するため期中の利益が平準化しない・12月に自然災害、感染症の流行等が発生した場合、購買行動を抑制する可能性がある・売上高及び利益の減少・シーズンごとの商品展開の強化・定番収益商材の品揃え強化② 商品仕入れ及び在庫不特定高高・海外ブランドの商品供給政策等によっては特定のブランド品を仕入れることができなくなる可能性がある・流通経路のトラブルや需要と供給のバランスの崩壊により、人気ブランドの商品仕入が極端に制限される可能性がある・自然災害や感染症の流行等により、インポートブランド品の生産国・流通経路等における経済活動が長期にわたり停滞する可能性がある・売上高及び利益の減少・プライベートブランドのパイプライン増加・国内外の仕入バランスの調整・海外仕入国または地域の分散③ 偽造品・不正商品の混入不特定低高・取扱商品に偽造品や不正商品が紛れ込んでしまう可能性がある・同業他社が偽造品や不正商品を販売する可能性がある・購入者からの賠償請求及び信用力の低下等・風評被害・売上高及び利益の減少・ブランド品の新規仕入先を原則日本流通自主管理協会(略称AACD)加盟企業とする・新商品を取り扱う際は本社仕入担当者が商品チェックする・既存商品については必要に応じ、AACDからの情報などを参考に本社・店舗でチェックを行う④ 為替や貴金属相場の変動、カントリーリスク不特定中中・ナショナルブランド商品及びプライベートブランド商品の生産拠点が海外にあることで為替変動の影響を受ける可能性がある・地政学的リスク、社会リスク、信用リスク、市場リスクの影響を受ける可能性がある・宝飾品等の原材料である貴金属の価格変動を速やかに販売価格へ反映させることが困難である・売上高及び利益の減少・値ごろ感の消失による集客力の低下・諸物価の高騰による消費マインドの減退・プライベートブランドパイプラインの増設・宝飾新規事業の立ち上げ⑤ M&A等の投資不特定中高・買収後に偶発債務や未認識の債務の発生する可能性がある・のれん等の発生の可能性がある・収益性の誤認の可能性がある・事業計画に対して大幅未達となる可能性・のれん等の減損処理・対象企業の詳細なデューデリジェンス実施・事業ポートフォリオのモニタリング計画的なPMIの実施⑥ 新規事業の取組不特定高低・計画通りに新規事業が推移せず投資に対する十分な回収を得られない可能性がある・投資に対する損失の計上等・新規事業に対する経営陣のモニタリング⑦ 知的財産権管理不特定低低・プライベートブランドのうち知的財産権管理を行っていないものが模倣される可能性がある・第三者の商標権等知的財産権に関する当社の調査が不十分な場合は第三者の知的財産権を侵害する可能性がある・店舗のブランド力低下・売上高及び利益の減少・損害賠償請求・外部の弁理士を活用した情報収集と必要な対応を実施⑧ 郊外型SC等への店舗集中不特定中高・周辺地域の地域活性化や商業施設の開設による商圏中心地が移動する可能性がある・来館者の変化により客層、ニーズが変化する可能性がある・当社グループの出店するSCが閉鎖する可能性がある・閉店に伴う損失発生・閉店店舗の売上高・利益の剥落・賃貸借契約の解約に伴う損失の発生・業態開発・M&Aによる新規事業の確保・店舗の収益性を維持、向上・展開商品の見直しによる収益性向上⑨ 人材不足不特定高高・人材の獲得競争激化及び人材市場(転職市場)の活発化による離職者の増加により人材不足となる可能性がある・売上高及び利益の減少・店舗運営が困難となる・従業員の待遇改善により、採用強化と定着率の向上を図る・新卒採用者へのフォローアップの実施により、早期離職率低減を図る・採用手法を多様化させる・店舗の収益性改善及びコスト削減により利益の確保を図る⑩ 不正行為の発生不特定中中・内部関係者が関与する詐欺、横領、または規制・法令・社内規則の潜脱を目的とした類の行為が発生する可能性がある・従業員のモチベーション低下・社会的信用の低下・内部通報制度の制定・内部監査の実施損失事象データの蓄積と分析等を通じたオペレーショナルリスクの管理・従業員に対する教育、研修の実施⑪ 自然災害等不特定高低・大地震や津波、台風、洪水等の自然災害により店舗施設に物理的に損害が生じる可能性がある営業時間の短縮や休業、配送の遅延により当社グループの販売活動や物流、仕入活動が阻害される可能性がある・未知のウイルス等による大規模な感染症の発生、拡大により商業施設が営業時間の短縮や休業、集客力に影響を与える可能性がある・人的被害が発生する可能性がある・人員不足・店舗閉鎖、休業、営業時間短縮等による業績の悪化・勤務人員の通勤経路等を考慮し当社グループ独自に判断、営業時間の短縮を早めることによる安全確保⑫ 情報セキュリティ不特定中高・人為的過誤、サイバー攻撃、広範囲な自然災害、外部業者トラブル等によりコンピュータシステムや通信ネットワークに問題が生じ適切に利用できなくなる可能性がある・個人情報(会員に関する情報、クレジットカード情報、購入履歴、従業員情報等)が漏洩する可能性がある・仕入、営業のノウハウの流出の可能性がある・信用力の低下等・事故対応費用の発生・被害者からの損害賠償請求・不正アクセス対策、コンピュータウイルス対策、不信通信対策等の実施・各種規程の制定・各種情報が記載された媒体の適正処理を徹底・退職時の情報持出の管理徹底⑬ 有利子負債への依存度不特定中高・有利子負債への依存度が高い(2024年8月末現在の有利子負債残高4,264百万円、総資産に対する有利子負債の比率60.4%・金融機関の支援が得られない場合に資金繰りが逼迫・市場金利が上昇した場合に支払利息が増加・金融機関との関係を維持・強化・キャッシュ・フローを改善し有利子負債の削減を図る・収益性向上及びコスト削減による利益の確保・案件ごとに複数の金融機関と交渉・エクイティファイナンスの活用⑭ 減損損失の発生不特定高高・店舗の収益性の著しい低下や閉店の意思決定が発生する可能性がある。
・減損損失の発生・インポートブランドを中心とした販売政策の転換・収益性の高い商材の販売拡大・店舗の収益性改善及びコスト削減により利益の確保を図る・本社経費等の削減により全社の収益性を向上⑮ 繰延税金資産の取り崩し期末中中・繰延税金資産の全部または一部が回収できない可能性がある・利益の減少・店舗の収益性改善及びコスト削減により利益の確保を図る・インポートブランドを中心とした販売政策からの転換・収益性の高い商材の販売拡大 ⑯ 継続企業の前提に関する重要事象等当社グループは、2022年8月期以降の急激な円安進行・物価高騰によりインポートブランド品の販売が落ち込み、不採算店舗の閉店も進めた結果、前連結会計年度及び当連結会計年度において、営業損失、経常損失、親会社株主に帰属する当期純損失を計上し、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在すると認識しております。
当社グループはこのような状況に対し、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題」に記載のとおり、ハピネス・アンド・ディの構造改革等に取り組んでおります。
また、資金面においては、当連結会計年度において、営業活動によるキャッ シュ・フローは756百万円となり、当連結会計年度末において、現金及び預金981百万円を保有しており、現在財務制限条項のついた金融機関との借入契約はありません。
「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な後発事象)」に記載のとおり、今後の安定的な事業継続に必要な資金繰りを維持するため、当社は取引金融機関に対して借入金の元本返済に係る条件変更の申し入れを行い、各金融機関の同意をいただくとともに、メインバンクである株式会社千葉銀行より新規借入を行っております。
メインバンクを中心に金融機関と緊密な関係を維持しており、今後も継続的な支援が得られるものと考えております。
なお、当社は、2023年10月に第三者割当による第11回新株予約権及び第12回新株予約権の発行を行っております。
権利行使期間は2026年10月までとなっており、今後の行使による調達額はM&Aをはじめとする事業領域の拡大等に充当し、自己資本の充実にも資するものと考えております。
以上により、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在するものの、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないものと判断しております。
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。
)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度の当社グループを取り巻く環境は、新型コロナウイルス感染症がほぼ終息し観光需要に回復が見られ、株式市場も堅調に推移する一方で、ロシア・ウクライナ情勢の長期化やイスラエル・パレスチナの対立激化と円安基調の継続による原材料・諸物価の高騰に加えて、実質賃金の下落傾向も続くなど、景気の先行きは依然不透明な厳しい経営環境が続いております。
 このような状況下、当社グループはハピネス・アンド・ディの構造改革、新規事業の子会社設立、M&Aの積極化、AbHeriの展開拡大等のグループ戦略に主眼を置いた中期経営計画(2023年10月3日公表)の取組みを進めてまいりました。
 ハピネス・アンド・ディの構造改革といたしましては、輸入ブランド雑貨・時計を縮小し、利益率の高い宝飾品・プライベートブランド(PB)の拡充を進めました。
これにより売上総利益率が単体ベースで前期の34.1%から36.7%へ向上いたしました。
また、不採算店17店舗の閉店を実施し、収支の改善へ向けた店舗網の整理統廃合を進めました。
 店舗の統廃合及び改装につきましては、9月に広島府中店、10月に富山ファボーレ店、11月に木曽川店・鹿嶋店・和歌山店・延岡店・福岡店・堺北花田店、1月に新三郷店・草津店、2月に幕張新都心店、4月におのだ店、5月に座間店、7月に浜松店、8月末を最終営業日として千葉ニュータウン店・札幌店・綾川店を閉店いたしました。
また、既存店舗の活性化として9月に直方店、11月に高岡店、3月に越谷店・宮崎店、5月に下田店・久御山店の改装を実施いたしました。
これによりハピネス・アンド・ディ単体の店舗数は2024年8月末現在71店舗(8月末日最終営業とした閉店店舗を含めると74店舗)となり、当社グループ店舗数はAbHeri直営店3店舗を加えますと同74店舗となりました。
 新規事業の取組みにつきましては、10月に100%子会社である株式会社No.を設立し、ジュエリー新規事業へ向けて市場調査・商品企画を進めてまいりました。
これにより2025年8月期における販売開始の体制が整いつつあります。
 M&A積極化への取組みといたしましては、事業モデルの多様化を図るため、高いシナジー効果が期待される企業を幅広く対象とした検討・交渉を進めております。
 営業及び商品政策につきましては、利益率の高いPB革小物・バッグの販売強化を図るとともに、PBジュエリーの新商品を投入いたしました。
好調な金商品については品揃えの拡充と利益率の改善に努めました。
また、在庫につきましては、商品区分ごとの仕入・在庫の適正化に取り組みました。
構造改革における実績面の成果を得るまでに一定の期間はかかるものと想定しておりますが、宝飾品の展開を拡大した売り場のレイアウト変更を順次進め、宝飾・金商品の強化店舗拡充による改革への取組みを着実に進めております。
また、4月には24Kの金商品製造販売に強みを持つ株式会社RAINと企画開発・製造委託に関する業務提携を締結し、品揃え拡充への取組みも進めました。
 なお、AbHeriにおいては、業績が堅調に推移してきた中で第4四半期において販売がやや弱含んでおりますが、関西進出へ向けて大阪市への新規出店準備に着手しております。
 販売費及び一般管理費につきましては、本社スペースの縮小を実施するなど固定費の削減に努め、一時的な閉店・改装費用が発生いたしましたが、閉店効果も含め人件費・店舗運営費を中心に減少いたしました。
 なお、上記のほか、特別損失として、店舗の改装等に伴う固定資産廃棄損 8,506千円、投資有価証券売却損 1,891千円、減損損失 262,712千円、店舗閉鎖損失 6,058千円、店舗閉鎖損失引当金繰入額 8,360千円を計上いたしました。
 以上の結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
(財政状態) 当連結会計年度末における資産合計は7,052,086千円となりました。
 当連結会計年度末における負債合計は6,036,436千円となりました。
 当連結会計年度末における純資産合計は1,015,650千円となりました。
 詳細については、「(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ① 財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 イ.財政状態の分析」をご参照ください。
(経営成績) 当連結会計年度の売上高は10,780,967千円となりました。
 当連結会計年度の営業損失は158,219千円となりました。
 当連結会計年度の経常損失は186,916千円となりました。
 当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純損失は459,062千円となりました。
 詳細については、「(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ① 財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 ロ.経営成績の分析」をご参照ください。
②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、981,220千円となりました。
 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、増加した資金は756,677千円(前期は33,749千円の減少)となりました。
これは、主として税金等調整前当期純損失474,289千円、法人税等の支払額67,026千円、売上債権の増加54,823千円、仕入債務の減少38,355千円があった一方で、棚卸資産の減少759,387千円、減損損失262,712千円、減価償却費163,619千円、未払消費税等の増加83,494千円があったこと等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、減少した資金は41,832千円(前期は53,578千円の減少)となりました。
これは、主として敷金及び保証金の回収による収入112,160千円、投資有価証券の売却による収入54,900千円があった一方で、有形固定資産の取得による支出106,625千円、資産除去債務の履行による支出83,113千円があったこと等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、減少した資金は1,670,858千円(前期は360,955千円の増加)となりました。
これは、主として長期借入れによる収入450,000千円があった一方で、長期借入金の返済による支出1,911,629千円、長期未払金の返済による支出168,864千円、配当金の支払額38,047千円があったこと等によるものです。
③販売及び仕入・生産の実績 当社グループは、宝飾品、時計及びバッグ・小物等の販売・製造という単一セグメントのため、品目別に販売及び仕入・生産の実績を記載しております。
イ. 販売実績a. 品目別販売実績 当連結会計年度の販売実績を品目別に示すと、次のとおりであります。
・宝飾品は、閉店の影響を受けたものの、PBジュエリー等の新規展開商品が比較的好調であったことに加え、金相場の持続的な上昇もあり金商品の販売が大きく伸長し、2022年12月にAbHeriを連結子会社化した影響と合わせて、売上高 3,135,336千円(前年同期比9.0%増)となりました。
・時計は、価格上昇による海外ブランド時計の落ち込みと時計市場の縮小に伴って、商品展開を絞った結果、売上高 1,709,235千円(同32.5%減)となりました。
・バッグ・小物は、PB商品が目標を上回って推移したほか、品揃えの見直しにより一部海外ブランドは好調となりました。
しかしながら、円安等の影響により主力海外ブランドの価格上昇があったことで購買意欲が減退し、売上高 5,936,395千円(同19.0%減)となりました。
<商品区分別売上高> 前連結会計年度当連結会計年度宝 飾 品(千円)2,875,0173,135,336時 計(千円)2,532,3051,709,235バッグ・小物(千円)7,335,2715,936,395合    計(千円)12,742,59410,780,967 b. 地域別売上高 当連結会計年度の地域別売上高は次のとおりであります。
 地域 当連結会計年度(自 2023年9月1日  至 2024年8月31日) 売上高(千円) 前年同期比(%)北海道地区594,40389.4東北地区1,287,37583.4関東地区3,293,38292.5中部地区1,603,95079.1関西地区1,025,05873.3中国・四国地区992,84279.8九州・沖縄地区1,823,07887.9海外23,422109.6EC事業137,45265.8合計10,780,96784.6 ロ.仕入・生産実績 当連結会計年度の仕入・生産実績を品目別に示すと、次のとおりであります。
 品目 当連結会計年度(自 2023年9月1日  至 2024年8月31日) 仕入・生産高(千円) 前年同期比(%)宝飾品2,056,572150.3時計692,85344.0バッグ・小物3,146,61861.6合計5,896,04573.2(注)宝飾品の仕入・生産高には、株式会社AbHeriの製造原価246,522千円が含まれております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容イ.財政状態の分析a. 流動資産 当連結会計年度末における流動資産の残高は、5,718,808千円となり、前連結会計年度末と比較して1,685,057千円減少しております。
これは主として現金及び預金が956,013千円減少、商品及び製品が771,049千円減少したことが要因であります。
b. 固定資産 当連結会計年度末における固定資産の残高は、1,333,278千円となり、前連結会計年度末と比較して356,657千円減少しております。
これは主として繰延税金資産が75,785千円増加したものの、建物及び構築物(純額)が201,448千円減少、有形固定資産のその他(純額)が45,397千円減少、投資有価証券が43,737千円減少、敷金及び保証金が122,434千円減少したことが要因であります。
c. 流動負債 当連結会計年度末における流動負債の残高は、3,274,203千円となり、前連結会計年度末と比較して132,810千円減少しております。
これは主として未払法人税等が10,690千円増加、流動負債のその他が93,452千円増加したものの、仕入債務(支払手形、買掛金、電子記録債務の合計)が38,355千円減少、1年内返済予定の長期借入金が125,395千円減少、契約負債が21,489千円減少、店舗閉鎖損失引当金が20,780千円減少、資産除去債務が38,463千円減少したことが要因であります。
d. 固定負債 当連結会計年度末における固定負債の残高は、2,762,233千円となり、前連結会計年度末と比較して1,421,082千円減少しております。
これは主として長期借入金が1,336,234千円減少、固定負債のその他が114,806千円減少したことが要因であります。
e. 純資産 当連結会計年度末における純資産の残高は、1,015,650千円となり、前連結会計年度末と比較して487,822千円減少しております。
これは主として利益剰余金が497,225千円減少したことが要因であります。
ロ.経営成績の分析a. 売上高 売上高は10,780,967千円となりました。
 当連結会計年度は17店舗の閉店により、年度末の当社グループ店舗数は71店舗となりました。
売上高については閉店による影響を受け、減少しております。
b. 売上総利益 売上総利益は4,114,185千円となりました。
輸入ブランド雑貨・時計を縮小し、利益率の高い宝飾品・プライベートブランド(PB)の拡充を進めたことで、売上総利益率は38.1%となりました。
c. 営業利益 営業損失は158,219千円となりました。
当連結会計年度の販売費及び一般管理費は4,272,404千円となりました。
d. 経常利益 経常損失は186,916千円となりました。
営業外費用として主に支払利息32,763千円を計上いたしました。
e. 特別損益 特別利益は156千円となりました。
新株予約権戻入益156千円を計上いたしました。
 特別損失は287,530千円となりました。
固定資産廃棄損8,506千円、投資有価証券売却損1,891千円、減損損失262,712千円、店舗閉鎖損失6,058千円、店舗閉鎖損失引当金繰入額8,360千円を計上いたしました。
f. 法人税、住民税及び事業税、法人税等調整額 法人税、住民税及び事業税61,224千円、法人税等調整額△76,451千円となり、合計額は15,227千円となりました。
g. 親会社株主に帰属する当期純利益 親会社株主に帰属する当期純損失は459,062千円となりました。
ハ.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討の内容 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、前記「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」をご参照ください。
②キャッシュ・フローの分析並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 キャッシュ・フローの分析については、前記「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。
 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入のほか販売費及び一般管理費等の営業費用であります。
また投資を目的とした資金需要は、新規出店と既存店改装に関わる設備投資及び今後強化を図る計画であるM&Aや、新たな事業領域・新業態の多店舗展開であります。
 当社グループは事業活動の維持拡大に必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。
短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入、設備投資や長期運転資金は金融機関からの長期借入、M&Aや、新たな事業領域・新業態の多店舗展開に関する資金は株式市場からの調達を基本としております。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。
この連結財務諸表の作成にあたりましては、経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営者によって行われた見積りや評価が含まれております。
詳細については、後記「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。
 また、財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
 この会計上の見積りには、その性質上不確実性があり、実際の結果と異なる可能性があります。
経営上の重要な契約等 5【経営上の重要な契約等】
 該当事項はありません。
研究開発活動 6【研究開発活動】
 該当事項はありません。
設備投資等の概要 1【設備投資等の概要】
 当連結会計年度において収益拡大のために実施した設備投資は、有形固定資産169,936千円、無形固定資産22,935千円の総額192,872千円であります。
その主なものは、7店舗の改装等、本社設備投資額等であります。
 また、改装による設備の撤去、什器の除却等に伴う固定資産廃棄損8,506千円及び不振店に対する減損損失262,712千円を計上いたしました。
減損損失の内容については「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結損益計算書関係)※5」に記載のとおりであります。
主要な設備の状況 2【主要な設備の状況】
(1)提出会社 2024年8月31日現在事業所名(所在地)設備の内容帳簿価額(千円)従業員数(人)建物及び構築物リース資産敷金及び保証金その他合計本社(東京都中央区)事務所1,79011,76029,70164,037107,28956〔5〕北海道地区7店舗店舗15,849-18,5002,81037,15917〔5〕東北地区10店舗店舗54,425-63,50410,980128,90939〔12〕関東地区18店舗店舗93,026-146,58022,221261,82876〔19〕中部地区14店舗店舗48,130-98,1203,051149,30246〔19〕関西地区8店舗店舗65,430-60,24433,244158,91922〔12〕中国・四国地区8店舗店舗35,471-55,0006,53197,00325〔14〕九州・沖縄地区9店舗店舗59,842-67,27310,020137,13648〔12〕(注)1.現在休止中の主要な設備はありません。
2.帳簿価額のうち「その他」は工具、器具及び備品、ソフトウエアであります。
3.従業員数は就業人員であり、従業員数欄の〔外書〕は、臨時従業員の年間平均雇用人数であります。
4.各地区の店舗については、「第1 企業の概況 3 事業の内容」に記載してありますのでご参照下さい。
(2)国内子会社 2024年8月31日現在会社名事業所名(所在地)設備の内容帳簿価額(千円)従業員数(人)建物及び構築物リース資産敷金及び保証金その他合計㈱AbHeri本社(東京都千代田区)事務所3,1472,8652,3521,0009,36517〔-〕全国3店舗店舗28,500-38,8301,66969,00013〔5〕(注)1.現在休止中の主要な設備はありません。
2.帳簿価額のうち「その他」は工具、器具及び備品、ソフトウエアであり、建設仮勘定の残高は含まれておりません。
3.従業員数は就業人員であり、従業員数欄の〔外書〕は、臨時従業員の年間平均雇用人数であります。
4.各地区の店舗については、「第1 企業の概況 3 事業の内容」に記載してありますのでご参照下さい。
設備の新設、除却等の計画 3【設備の新設、除却等の計画】
(1)重要な設備の新設、改装等   該当事項はありません。
(2)重要な設備の除却等該当事項はありません。
設備投資額、設備投資等の概要192,872,000

Employees

平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況40
平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況8
平均年間給与、提出会社の状況、従業員の状況3,714,000
管理職に占める女性労働者の割合、提出会社の指標0
全労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標1
正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標1
非正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標1

Investment

株式の保有状況 (5)【株式の保有状況】
①投資株式の区分の基準及び考え方当社は、保有目的が純投資目的である投資株式と純投資目的以外の目的である投資株式の区分について、純投資目的とは専ら株式の価値変動や株式に係る配当によって利益を受けることを目的とする場合と考えております。
一方、純投資目的以外とは当社の顧客及び取引先等との安定的・長期的な取引関係の維持・強化や当社の中長期的な企業価値向上に資する場合と考えております。
②保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容当社は、取引先等との安定的・長期的な取引関係の維持・強化の観点から、当社の中長期的な企業価値向上に資すると判断される場合に限り、株式の政策保有を行います。
保有する政策保有株式(上場株式)については、毎年の当社取締役会において、個別銘柄の保有目的、取引状況、配当収益など、定量面と定性面から総合的に継続保有の合理性を検証しておりますが、下記c.の特定投資株式に記載のとおり、継続保有に合理性があると判断しております。
b.銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(千円)非上場株式21,600非上場株式以外の株式127,413 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(千円)株式数の増加の理由非上場株式---非上場株式以外の株式14,721取引先持株会で定期買付による増加 (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(千円)非上場株式--非上場株式以外の株式156,791 c.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報特定投資株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(千円)貸借対照表計上額(千円)イオンモール㈱13,34640,751取引関係の維持・強化のため保有しております。
当事業年度末現在全71店中65店を同社グループが運営するショッピングセンター(SC)に出店し、うち48店は同社が運営するSCに出店しております。
今後も当社の出店戦略の中核として期待されることから、同株式の保有を継続していく方針です。
無27,41371,151 みなし保有株式 該当事項はありません。
③保有目的が純投資目的である投資株式該当事項はありません。
株式数が増加した銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社1
株式数が減少した銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社1
銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社2
貸借対照表計上額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社1,600,000
銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社1
貸借対照表計上額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社27,413,000
株式数の増加に係る取得価額の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社4,721,000
株式数の減少に係る売却価額の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社56,791,000
株式数、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社13,346
貸借対照表計上額、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社27,413,000
株式数が増加した理由、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社取引先持株会で定期買付による増加
銘柄、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社イオンモール㈱
保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社取引関係の維持・強化のため保有しております。
当事業年度末現在全71店中65店を同社グループが運営するショッピングセンター(SC)に出店し、うち48店は同社が運営するSCに出店しております。
今後も当社の出店戦略の中核として期待されることから、同株式の保有を継続していく方針です。
当該株式の発行者による提出会社の株式の保有の有無、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社

Shareholders

大株主の状況 (6)【大株主の状況】
2024年8月31日現在
氏名又は名称住所所有株式数(株)発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)
田 篤史東京都江東区587,50023.11
田 泰夫東京都中央区558,20021.95
有限会社DEN千葉県香取市小見1021番地150,0005.90
野村 正治兵庫県芦屋市107,0004.20
田 啓子千葉県香取市70,0002.75
ハピネス・アンド・ディ従業員持株会東京都中央区銀座1丁目16-124,3000.95
追川 正義千葉県習志野市12,1000.47
新沼 吾史東京都中野区11,8000.46
前原 聡東京都練馬区11,2000.44
田 裕行東京都東久留米市7,0000.27計-1,539,10060.54
株主数-金融商品取引業者9
株主数-外国法人等-個人21
株主数-外国法人等-個人以外5
株主数-個人その他5,090
株主数-その他の法人37
株主数-計5,162
氏名又は名称、大株主の状況田 裕行
株主総利回り1
株主総会決議による取得の状況 (1)【株主総会決議による取得の状況】
 該当事項はありません。
株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容 (3)【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】
会社法第155条第7号による普通株式の取得区分株式数(株)価額の総額(円)当事業年度における取得自己株式7,450-当期間における取得自己株式1,351-(注)1.当事業年度における取得自己株式及び当期間における取得自己株式は、譲渡制限付株式の無償取得8,801株であります。
   2.当期間における取得自己株式には、2024年11月1日から有価証券報告書提出日までの譲渡制限付株式の無償取得及び単元未満株式の買取りによる株式は含まれておりません。

Shareholders2

発行済株式及び自己株式に関する注記 1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項 当連結会計年度期首株式数(株)当連結会計年度増加株式数(株)当連結会計年度減少株式数(株)当連結会計年度末株式数(株)発行済株式 普通株式2,581,600--2,581,600合計2,581,600--2,581,600自己株式 普通株式(注)38,7067,4506,66039,496合計38,7067,4506,66039,496(注)普通株式の自己株式の数の増加は、譲渡制限付株式の無償取得による増加7,450株であります。
普通株式の自己株式の数の減少は、新株予約権の権利行使による減少6,660株であります。

Audit

監査法人1、連結ESネクスト有限責任監査法人
独立監査人の報告書、連結 独立監査人の監査報告書及び内部統制監査報告書 2024年11月28日 株式会社ハピネス・アンド・ディ 取締役会 御中 ESネクスト有限責任監査法人 東京都千代田区 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士中  川  真 紀 子 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士矢  島  学 <連結財務諸表監査>監査意見 当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられている株式会社ハピネス・アンド・ディの2023年9月1日から2024年8月31日までの連結会計年度の連結財務諸表、すなわち、連結貸借対照表、連結損益計算書、連結包括利益計算書、連結株主資本等変動計算書、連結キャッシュ・フロー計算書、連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項、その他の注記及び連結附属明細表について監査を行った。
 当監査法人は、上記の連結財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、株式会社ハピネス・アンド・ディ及び連結子会社の2024年8月31日現在の財政状態並びに同日をもって終了する連結会計年度の経営成績及びキャッシュ・フローの状況を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠 当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。
監査の基準における当監査法人の責任は、「連結財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。
当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
監査上の主要な検討事項 監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
継続企業の前提に関する重要な不確実性の有無についての経営者による判断の妥当性の評価監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応 会社は、2022年8月期以降の急激な円安進行・物価高騰によりインポートブランド品の販売が落ち込み、不採算店舗の閉店も進めた結果、前連結会計年度及び当連結会計年度において、営業損失、経常損失、親会社株主に帰属する当期純損失を計上し、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在している。
 経営者はこのような状況に対し、外部環境の変化を踏まえたグループ戦略に主眼を置いた、中期経営計画(2023年10月3日・2024年10月29日公表「中期経営計画」)を推進しており、ハピネス・アンド・ディの構造改革等に取り組んでいる。
 資金面においては、当連結会計年度において、営業活動によるキャッシュ・フローは756百万円となり、当連結会計年度末において、現金及び預金981百万円を保有しており、現在財務制限条項のついた金融機関との借入契約はない。
 注記事項(重要な後発事象)に記載されているとおり、今後の安定的な事業継続に必要な資金繰りを維持するため、経営者は取引金融機関に対して借入金の元本返済に係る条件変更の申し入れを行い、各金融機関の同意を得るとともに、メインバンクである株式会社千葉銀行より新規借入を行っている。
経営者は、メインバンクを中心に金融機関と緊密な関係を維持しており、今後も継続的な支援が得られるものと考えている。
 経営者は、資金計画とその前提となる事業計画を評価した結果、当連結会計年度末日の翌日から1年間において十分な資金を確保することが可能であり、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断している。
そのため、経営者は、連結財務諸表において継続企業の前提に関する重要な不確実性の注記を行っていない。
 継続企業の前提に関する重要な不確実性の評価に使用された資金計画及びその基礎となる事業計画に係る経営者の対応策は、経営者による主観的な判断や不確実性を伴い、また、取引金融機関からの融資に関する協議の影響を受け、その影響は広範囲に及ぶ。
 以上から、当監査法人は当該事項が、「監査上の主要な検討事項」に該当すると判断した。
 当監査法人は、継続企業の前提に関する重要な不確実性の有無についての経営者による判断の妥当性を評価するために、主に以下の監査手続を実施した。
・資金計画の実行可能性について、その前提となった事業計画との整合性を検証した。
・資金計画の前提となる事業計画について、以下のとおり検討した。
‐取締役会議事録及び関連資料を閲覧した。
‐事業計画に含まれる収益改善の施策について経営者との討議を実施した。
また、経営者に、当連結会計年度における実行状況を確認するとともに、2025年8月期以降の実行可能性を評価し、経営者の意思及び能力を評価した。
・資金計画における融資の継続性に係る判断の合理性について、取引金融機関との協議状況を経営者に対して質問するとともに、経営者と取引金融機関との融資継続協議に係る議事録及び関連資料を閲覧し、今後の継続支援についての可能性を評価した。
株式会社ハピネス・アンド・ディの店舗固定資産の減損監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応 株式会社ハピネス・アンド・ディは、当連結会計年度末において71店舗を日本全国に展開しており、大規模商業施設の商圏や市場環境の変化に対応した出店・退店戦略を展開している。
当連結会計年度末における連結貸借対照表には株式会社ハピネス・アンド・ディの有形固定資産481,226千円、無形固定資産57,395千円(総資産の7.6%)が計上されている。
また、当連結会計年度において30店舗の店舗固定資産について、減損損失262,712千円が計上されている。
 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載されているとおり、会社は独立したキャッシュ・フローを生み出す最小単位として、店舗を基本単位とした資産のグルーピングを行っている。
減損の兆候が識別された店舗については、減損損失の認識の要否の判定のために、割引前将来キャッシュ・フローを見積もっている。
割引前将来キャッシュ・フローの総額が店舗固定資産の帳簿価額を下回ると判定された場合には、当該店舗固定資産につき、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上している。
 減損損失の認識の要否判定において使用する将来キャッシュ・フローの見積りには、各店舗の将来売上高や売上原価、人件費、賃料等の主要な仮定が含まれている。
これらの主要な仮定は、今後の個人消費動向等の影響を受け、不確実性を伴うため、これらの経営者による判断が将来キャッシュ・フローの見積りに重要な影響を及ぼす。
 以上から、当監査法人は当該事項が、「監査上の主要な検討事項」に該当すると判断した。
 当監査法人は、店舗固定資産の減損損失の認識の要否判定に利用する将来キャッシュ・フローに含まれる主要な仮定の合理性を評価するために、主に以下の手続を実施した。
・減損の兆候が識別された店舗における将来キャッシュ・フローの見積期間について、主要な資産の経済的残存耐用年数と整合しているか検討した。
・将来売上高の見積りについて、当期販売実績及び来期以降の販売政策を勘案し、合理的かつ達成可能な見積りとなっているか検討した。
・売上原価及び売上総利益の見積りについて、過去の売上総利益率の推移や変動要因を検討し、合理的な見積りとなっているか検討した。
・販売費及び一般管理費のうち、店舗別人件費及び賃料見込みについては、当期実績や将来の計画等を確認し、合理的な見積りとなっているか検討した。
・経営者等へ、経営戦略及び店舗戦略の動向に関するインタビューを実施し、将来キャッシュ・フローに含まれる主要な仮定との整合性を検討した。
その他の記載内容 その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。
経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。
また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
 当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。
 連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。
 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。
連結財務諸表に対する経営者及び監査等委員会の責任 経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して連結財務諸表を作成し適正に表示することにある。
これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない連結財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
 連結財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき連結財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。
 監査等委員会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
連結財務諸表監査における監査人の責任 監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての連結財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から連結財務諸表に対する意見を表明することにある。
虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、連結財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。
 監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
•  不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。
また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。
監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。
さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。
•  連結財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。
•  経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。
•  経営者が継続企業を前提として連結財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。
継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において連結財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する連結財務諸表の注記事項が適切でない場合は、連結財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。
監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。
•  連結財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた連結財務諸表の表示、構成及び内容、並びに連結財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。
•  連結財務諸表に対する意見を表明するために、会社及び連結子会社の財務情報に関する十分かつ適切な監査証拠を入手する。
監査人は、連結財務諸表の監査に関する指示、監督及び実施に関して責任がある。
監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。
 監査人は、監査等委員会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
 監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。
 監査人は、監査等委員会と協議した事項のうち、当連結会計年度の連結財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。
ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。
<内部統制監査>監査意見 当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第2項の規定に基づく監査証明を行うため、株式会社ハピネス・アンド・ディの2024年8月31日現在の内部統制報告書について監査を行った。
 当監査法人は、株式会社ハピネス・アンド・ディが2024年8月31日現在の財務報告に係る内部統制は有効であると表示した上記の内部統制報告書が、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して、財務報告に係る内部統制の評価結果について、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠 当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に準拠して内部統制監査を行った。
財務報告に係る内部統制の監査の基準における当監査法人の責任は、「内部統制監査における監査人の責任」に記載されている。
当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
内部統制報告書に対する経営者及び監査等委員会の責任 経営者の責任は、財務報告に係る内部統制を整備及び運用し、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して内部統制報告書を作成し適正に表示することにある。
 監査等委員会の責任は、財務報告に係る内部統制の整備及び運用状況を監視、検証することにある。
 なお、財務報告に係る内部統制により財務報告の虚偽の記載を完全には防止又は発見することができない可能性がある。
内部統制監査における監査人の責任 監査人の責任は、監査人が実施した内部統制監査に基づいて、内部統制報告書に重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、内部統制監査報告書において独立の立場から内部統制報告書に対する意見を表明することにある。
 監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果について監査証拠を入手するための監査手続を実施する。
内部統制監査の監査手続は、監査人の判断により、財務報告の信頼性に及ぼす影響の重要性に基づいて選択及び適用される。
・財務報告に係る内部統制の評価範囲、評価手続及び評価結果について経営者が行った記載を含め、全体としての内部統制報告書の表示を検討する。
・内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果に関する十分かつ適切な監査証拠を入手する。
監査人は、内部統制報告書の監査に関する指示、監督及び実施に関して責任がある。
監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。
 監査人は、監査等委員会に対して、計画した内部統制監査の範囲とその実施時期、内部統制監査の実施結果、識別した内部統制の開示すべき重要な不備、その是正結果、及び内部統制の監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
 監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。
<報酬関連情報> 当監査法人及び当監査法人と同一のネットワークに属する者に対する、会社及び子会社の監査証明業務に基づく報酬及び非監査業務に基づく報酬の額は、「提出会社の状況」に含まれるコーポレート・ガバナンスの状況等(3)【監査の状況】
に記載されている。
利害関係 会社及び連結子会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以 上(注)1.上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しております。
2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。
監査上の主要な検討事項、連結 監査上の主要な検討事項 監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
継続企業の前提に関する重要な不確実性の有無についての経営者による判断の妥当性の評価監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応 会社は、2022年8月期以降の急激な円安進行・物価高騰によりインポートブランド品の販売が落ち込み、不採算店舗の閉店も進めた結果、前連結会計年度及び当連結会計年度において、営業損失、経常損失、親会社株主に帰属する当期純損失を計上し、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在している。
 経営者はこのような状況に対し、外部環境の変化を踏まえたグループ戦略に主眼を置いた、中期経営計画(2023年10月3日・2024年10月29日公表「中期経営計画」)を推進しており、ハピネス・アンド・ディの構造改革等に取り組んでいる。
 資金面においては、当連結会計年度において、営業活動によるキャッシュ・フローは756百万円となり、当連結会計年度末において、現金及び預金981百万円を保有しており、現在財務制限条項のついた金融機関との借入契約はない。
 注記事項(重要な後発事象)に記載されているとおり、今後の安定的な事業継続に必要な資金繰りを維持するため、経営者は取引金融機関に対して借入金の元本返済に係る条件変更の申し入れを行い、各金融機関の同意を得るとともに、メインバンクである株式会社千葉銀行より新規借入を行っている。
経営者は、メインバンクを中心に金融機関と緊密な関係を維持しており、今後も継続的な支援が得られるものと考えている。
 経営者は、資金計画とその前提となる事業計画を評価した結果、当連結会計年度末日の翌日から1年間において十分な資金を確保することが可能であり、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断している。
そのため、経営者は、連結財務諸表において継続企業の前提に関する重要な不確実性の注記を行っていない。
 継続企業の前提に関する重要な不確実性の評価に使用された資金計画及びその基礎となる事業計画に係る経営者の対応策は、経営者による主観的な判断や不確実性を伴い、また、取引金融機関からの融資に関する協議の影響を受け、その影響は広範囲に及ぶ。
 以上から、当監査法人は当該事項が、「監査上の主要な検討事項」に該当すると判断した。
 当監査法人は、継続企業の前提に関する重要な不確実性の有無についての経営者による判断の妥当性を評価するために、主に以下の監査手続を実施した。
・資金計画の実行可能性について、その前提となった事業計画との整合性を検証した。
・資金計画の前提となる事業計画について、以下のとおり検討した。
‐取締役会議事録及び関連資料を閲覧した。
‐事業計画に含まれる収益改善の施策について経営者との討議を実施した。
また、経営者に、当連結会計年度における実行状況を確認するとともに、2025年8月期以降の実行可能性を評価し、経営者の意思及び能力を評価した。
・資金計画における融資の継続性に係る判断の合理性について、取引金融機関との協議状況を経営者に対して質問するとともに、経営者と取引金融機関との融資継続協議に係る議事録及び関連資料を閲覧し、今後の継続支援についての可能性を評価した。
株式会社ハピネス・アンド・ディの店舗固定資産の減損監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応 株式会社ハピネス・アンド・ディは、当連結会計年度末において71店舗を日本全国に展開しており、大規模商業施設の商圏や市場環境の変化に対応した出店・退店戦略を展開している。
当連結会計年度末における連結貸借対照表には株式会社ハピネス・アンド・ディの有形固定資産481,226千円、無形固定資産57,395千円(総資産の7.6%)が計上されている。
また、当連結会計年度において30店舗の店舗固定資産について、減損損失262,712千円が計上されている。
 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載されているとおり、会社は独立したキャッシュ・フローを生み出す最小単位として、店舗を基本単位とした資産のグルーピングを行っている。
減損の兆候が識別された店舗については、減損損失の認識の要否の判定のために、割引前将来キャッシュ・フローを見積もっている。
割引前将来キャッシュ・フローの総額が店舗固定資産の帳簿価額を下回ると判定された場合には、当該店舗固定資産につき、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上している。
 減損損失の認識の要否判定において使用する将来キャッシュ・フローの見積りには、各店舗の将来売上高や売上原価、人件費、賃料等の主要な仮定が含まれている。
これらの主要な仮定は、今後の個人消費動向等の影響を受け、不確実性を伴うため、これらの経営者による判断が将来キャッシュ・フローの見積りに重要な影響を及ぼす。
 以上から、当監査法人は当該事項が、「監査上の主要な検討事項」に該当すると判断した。
 当監査法人は、店舗固定資産の減損損失の認識の要否判定に利用する将来キャッシュ・フローに含まれる主要な仮定の合理性を評価するために、主に以下の手続を実施した。
・減損の兆候が識別された店舗における将来キャッシュ・フローの見積期間について、主要な資産の経済的残存耐用年数と整合しているか検討した。
・将来売上高の見積りについて、当期販売実績及び来期以降の販売政策を勘案し、合理的かつ達成可能な見積りとなっているか検討した。
・売上原価及び売上総利益の見積りについて、過去の売上総利益率の推移や変動要因を検討し、合理的な見積りとなっているか検討した。
・販売費及び一般管理費のうち、店舗別人件費及び賃料見込みについては、当期実績や将来の計画等を確認し、合理的な見積りとなっているか検討した。
・経営者等へ、経営戦略及び店舗戦略の動向に関するインタビューを実施し、将来キャッシュ・フローに含まれる主要な仮定との整合性を検討した。
全体概要、監査上の主要な検討事項、連結  監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
見出し、監査上の主要な検討事項、連結株式会社ハピネス・アンド・ディの店舗固定資産の減損
内容及び理由、監査上の主要な検討事項、連結  株式会社ハピネス・アンド・ディは、当連結会計年度末において71店舗を日本全国に展開しており、大規模商業施設の商圏や市場環境の変化に対応した出店・退店戦略を展開している。
当連結会計年度末における連結貸借対照表には株式会社ハピネス・アンド・ディの有形固定資産481,226千円、無形固定資産57,395千円(総資産の7.6%)が計上されている。
また、当連結会計年度において30店舗の店舗固定資産について、減損損失262,712千円が計上されている。
 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載されているとおり、会社は独立したキャッシュ・フローを生み出す最小単位として、店舗を基本単位とした資産のグルーピングを行っている。
減損の兆候が識別された店舗については、減損損失の認識の要否の判定のために、割引前将来キャッシュ・フローを見積もっている。
割引前将来キャッシュ・フローの総額が店舗固定資産の帳簿価額を下回ると判定された場合には、当該店舗固定資産につき、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上している。
 減損損失の認識の要否判定において使用する将来キャッシュ・フローの見積りには、各店舗の将来売上高や売上原価、人件費、賃料等の主要な仮定が含まれている。
これらの主要な仮定は、今後の個人消費動向等の影響を受け、不確実性を伴うため、これらの経営者による判断が将来キャッシュ・フローの見積りに重要な影響を及ぼす。
 以上から、当監査法人は当該事項が、「監査上の主要な検討事項」に該当すると判断した。
開示への参照、監査上の主要な検討事項、連結注記事項(重要な会計上の見積り)
監査上の対応、監査上の主要な検討事項、連結  当監査法人は、店舗固定資産の減損損失の認識の要否判定に利用する将来キャッシュ・フローに含まれる主要な仮定の合理性を評価するために、主に以下の手続を実施した。
・減損の兆候が識別された店舗における将来キャッシュ・フローの見積期間について、主要な資産の経済的残存耐用年数と整合しているか検討した。
・将来売上高の見積りについて、当期販売実績及び来期以降の販売政策を勘案し、合理的かつ達成可能な見積りとなっているか検討した。
・売上原価及び売上総利益の見積りについて、過去の売上総利益率の推移や変動要因を検討し、合理的な見積りとなっているか検討した。
・販売費及び一般管理費のうち、店舗別人件費及び賃料見込みについては、当期実績や将来の計画等を確認し、合理的な見積りとなっているか検討した。
・経営者等へ、経営戦略及び店舗戦略の動向に関するインタビューを実施し、将来キャッシュ・フローに含まれる主要な仮定との整合性を検討した。
その他の記載内容、連結 その他の記載内容 その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。
経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。
また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
 当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。
 連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。
 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。
報酬関連情報、連結 <報酬関連情報> 当監査法人及び当監査法人と同一のネットワークに属する者に対する、会社及び子会社の監査証明業務に基づく報酬及び非監査業務に基づく報酬の額は、「提出会社の状況」に含まれるコーポレート・ガバナンスの状況等(3)【監査の状況】
に記載されている。

Audit1

監査法人1、個別ESネクスト有限責任監査法人
独立監査人の報告書、個別 独立監査人の監査報告書 2024年11月28日 株式会社ハピネス・アンド・ディ 取締役会 御中 ESネクスト有限責任監査法人 東京都千代田区 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士中  川  真 紀 子 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士矢  島  学 <財務諸表監査>監査意見 当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられている株式会社ハピネス・アンド・ディの2023年9月1日から2024年8月31日までの第34期事業年度の財務諸表、すなわち、貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、重要な会計方針、その他の注記及び附属明細表について監査を行った。
 当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、株式会社ハピネス・アンド・ディの2024年8月31日現在の財政状態並びに同日をもって終了する事業年度の経営成績を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠 当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。
監査の基準における当監査法人の責任は、「財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。
当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
監査上の主要な検討事項 監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
継続企業の前提に関する重要な不確実性の有無についての経営者による判断の妥当性の評価 連結財務諸表の監査報告書に記載されている監査上の主要な検討事項(継続企業の前提に関する重要な不確実性の有無についての経営者による判断の妥当性の評価)と同一内容であるため、記載を省略している。
固定資産の減損 連結財務諸表の監査報告書に記載されている監査上の主要な検討事項(株式会社ハピネス・アンド・ディの店舗固定資産の減損)と同一内容であるため、記載を省略している。
その他の記載内容 その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。
経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。
また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
 当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。
 財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。
 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。
財務諸表に対する経営者及び監査等委員会の責任 経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して財務諸表を作成し適正に表示することにある。
これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
 財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。
 監査等委員会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
財務諸表監査における監査人の責任 監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から財務諸表に対する意見を表明することにある。
虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。
 監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
•  不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。
また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。
監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。
さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。
•  財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。
•  経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。
•  経営者が継続企業を前提として財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。
継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する財務諸表の注記事項が適切でない場合は、財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。
監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。
•  財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた財務諸表の表示、構成及び内容、並びに財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。
 監査人は、監査等委員会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
 監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。
 監査人は、監査等委員会と協議した事項のうち、当事業年度の財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。
ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。
<報酬関連情報> 報酬関連情報は、連結財務諸表の監査報告書に記載されている。
利害関係 会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以 上(注)1.上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しております。
2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。
監査上の主要な検討事項、個別 監査上の主要な検討事項 監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
継続企業の前提に関する重要な不確実性の有無についての経営者による判断の妥当性の評価 連結財務諸表の監査報告書に記載されている監査上の主要な検討事項(継続企業の前提に関する重要な不確実性の有無についての経営者による判断の妥当性の評価)と同一内容であるため、記載を省略している。
固定資産の減損 連結財務諸表の監査報告書に記載されている監査上の主要な検討事項(株式会社ハピネス・アンド・ディの店舗固定資産の減損)と同一内容であるため、記載を省略している。
全体概要、監査上の主要な検討事項、個別  監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
見出し、監査上の主要な検討事項、個別固定資産の減損
連結と同一内容である旨、監査上の主要な検討事項、個別  連結財務諸表の監査報告書に記載されている監査上の主要な検討事項(株式会社ハピネス・アンド・ディの店舗固定資産の減損)と同一内容であるため、記載を省略している。
その他の記載内容、個別 その他の記載内容 その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。
経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。
また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
 当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。
 財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。
 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。
報酬関連情報、個別 <報酬関連情報> 報酬関連情報は、連結財務諸表の監査報告書に記載されている。

BS資産

商品及び製品3,693,755,000
仕掛品14,003,000
原材料及び貯蔵品188,981,000
その他、流動資産20,171,000