財務諸表

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提出書類、表紙有価証券報告書
提出日、表紙2024-09-30
英訳名、表紙Scigineer Inc.
代表者の役職氏名、表紙代表取締役社長CEO 山﨑 徳之
本店の所在の場所、表紙東京都世田谷区三軒茶屋二丁目11番22号
電話番号、本店の所在の場所、表紙050-5840-3147
様式、DEI第三号様式
会計基準、DEIJapan GAAP
連結決算の有無、DEItrue
当会計期間の種類、DEIFY

corp

沿革 2 【沿革】
年月概要2005年8月サイジニア有限会社を北海道江別市に設立2007年3月東京都品川区に本社移転2007年4月サイジニア株式会社へ組織変更2014年12月東京証券取引所マザーズに上場2015年4月東京都港区に本社移転2020年1月EC商品検索やレビュー機能を開発・販売するZETA株式会社と資本業務提携2020年3月デクワス株式会社を子会社化(現 連結子会社)2021年7月ZETA株式会社を株式交換により完全子会社化(現 連結子会社)2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより東京証券取引所マザーズからグロース市場に移行2023年2月株式会社サイジニアアドバンスド研究所を設立(現 連結子会社)2023年7月デクワス株式会社のネット広告サービス事業を譲渡2023年7月東京都世田谷区に本社移転(本店の移転は2023年9月)
事業の内容 3 【事業の内容】
当社グループは、当社及び連結子会社3社で構成され、「パーソナライズ」という切り口で、人工知能技術及びビッグデータ解析技術を活用し、顧客におけるマーケティング活動を支援する事業(以下「デジタルマーケティングソリューション事業」という。
)を行っております。
なお、「パーソナライズ」とは、一般的に、消費者全員に同じサービスやコンテンツを提供するのではなく、一人ひとりの属性や購買・行動履歴に基づいて最適化されたものを提供する手法のことです。
当社グループの事業は、「デジタルマーケティングソリューション事業」であり、単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。
■CX改善サービス 「CX改善サービス」は、主に「ZETA CX」各種ソリューション、「デクワス.RECO」、「デクワス.VISION」及び「デクワス.MYBUSINESS」のサービスから構成されます。
1.「ZETA CX」各種ソリューション「ZETA CX」ソリューションとは、ECサイト内検索において商品検索エンジンの機能向上によりユーザーへの購買体験を高め、コンバージョンアップへ繋げるソリューション提供を行うサービスです。
製品としてはECサイト商品検索エンジン「ZETA SEARCH」、複数項目の点数評価やフリーコメント機能を搭載したレビューエンジン「ZETA VOICE」、顧客におけるマーケティング活動を支援するレコメンドエンジン「ZETA RECOMMEND」、検索クエリを活用した広告エンジン「ZETA AD」などがあります。
主な顧客は、アパレル業、小売業を中心としたECサイトの運営事業者となりますが、業界の枠を超えて顧客領域は拡大しております。
基本的な課金体系としては、ライセンス提供による固定課金とライセンス供与後の保守やホスティング契約による契約期間内の固定課金です。
 以上に述べた事項を事業系統図によって示すと、次のとおりであります。
2.「デクワス.RECO」、「デクワス.VISION」「デクワス.RECO」、「デクワス.VISION」とは、パーソナライズ・エンジン「デクワス」を利用して、顧客が運営するECサイト等のWebサイトにおいて、当該サイトのユーザーに対して、ユーザー一人ひとりの属性や購買・行動履歴に基づいて最適化された情報を表示し、ユーザーに思いがけない掘り出し物に“出くわす”体験を提供し、興味・購買意欲を高めることを可能にするサービスです。
主な顧客は、大量の商品情報や物件情報を保有しているECサイト運営事業者です。
基本的な課金体系としては、初期費用に加えて、従量型の課金方式と成果報酬型の課金方式があります。
3.「デクワス.MYBUSINESS」「デクワス.MYBUSINESS」は、「デジタルナレッジマネジメント」(以下「DKM」という。
)サービスから構成されます。
現在、人工知能が活用される領域が日に日に拡大されています。
人工知能がより的確に動作するには、計算ロジック(アルゴリズム)の進化と、正確で豊富なデータの提供が必要になります。
「デジタルナレッジマネジメントサービス」は、企業が第三者の情報プラットフォーム(注1)に対して、自社の企業情報を正確に管理、最適化してパブリッシャー(注2)へ発信することを可能にするサービスです。
更に、「システム・インテグレーション」によるマネジメントソリューションを組み合わせることにより、独自の機能を追加することも可能です。
顧客は、多数の店舗を展開している大企業から、個人経営の飲食店などを含むSMB(中小規模ビジネス事業者)を対象にしています。
基本的な課金体系としては、固定課金方式です。
 以上に述べた事項を事業系統図によって示すと、次のとおりであります。
注1.プラットフォームパブリッシャーに対して情報の入出力を実現するサービス基盤、及びそれを提供する企業を総称するものです。
注2.パブリッシャー検索サイトやSNS、その他情報メディアなど、広く情報の投稿や情報発信を行うサービスを総称するものです。
関係会社の状況 4 【関係会社の状況】
名称住所資本金又は出資金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有・被所有割合(%)関係内容(連結子会社) ZETA株式会社
(注)1,2東京都世田谷区100検索エンジン提供等100.0業務委託資金の借入役員の兼任7名デクワス株式会社
(注)1,3東京都世田谷区10DSP事業等100.0資金の貸付役員の兼任1名株式会社サイジニアアドバンスド研究所東京都世田谷区5技術の研究等100.0役員の兼任1名 (その他の関係会社) 合同会社アイ・アセットマネジメント東京都港区0投資育成業20.9―
(注) 1.ZETA株式会社、デクワス株式会社は特定子会社に該当します。
2.ZETA株式会社については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。
主要な損益情報等ZETA株式会社① 売上高1,562百万円② 経常利益660百万円③ 当期純利益475百万円④ 純資産額1,024百万円⑤ 総資産額2,220百万円 3. 債務超過会社であり、2024年6月末時点で債務超過額は74百万円であります。
従業員の状況 5 【従業員の状況】
(1) 連結会社の状況2024年6月30日現在従業員数(人)71
(注) 1.従業員数は就業人員数であり、臨時従業員を含んでおりません。
2.当社グループの事業は単一セグメントであるため、セグメント毎の記載はしておりません。
3.前連結会計年度末に比べ従業員数が11人減少しておりますが、主として連結子会社であるデクワス株式会社のネット広告サービス事業を譲渡したことによるものであります。

(2) 提出会社の状況2024年6月30日現在従業員数 (人)平均年齢 (歳)平均勤続年数(年)平均年間給与 (千円)342.05.16,016
(注) 1.従業員数は就業人員数であり、臨時従業員を含んでおりません。
2.平均年間給与は、基準外賃金を含んでおります。
3.当社の事業は単一セグメントであるため、セグメント毎の記載はしておりません。
(3) 労働組合の状況労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
文中の将来に関する事項は、本書提出日時点において判断したものであります。
(1) 会社の経営の基本方針当社グループは、国内のデジタルマーケティングソリューション領域で No.1 を目指し、企業と消費者のエンゲージメントを高めて幸福な購買体験を実現するための取り組みを進めております。
この方針のもと、「株主」「顧客」「社員」等全てのステークホルダーの視点に立った経営を行い、当社グループの企業価値の最大化を目指しております。

(2) 目標とする経営指標当社グループは、適時・適確な判断による事業展開を可能にするため、目標とする経営指標は特に設けておりません。
しかしながら、当社グループは、業容を拡大し、経営基盤を安定化させるため、収益率の向上を経営課題と認識しております。
(3) 経営環境デジタルマーケティング市場で国内№1を目指す当社グループは、2023年7月1日付けで、連結子会社であるデクワス株式会社が手がけるリターゲティング広告事業を売却し、同じく連結子会社であるZETA株式会社が手がけるCX改善サービス「ZETA CXシリーズ」の開発・販売に注力してきました。
主にハイエンドのEC事業者に向けて、新規クライアントの開拓、及び既存クライアントへのクロスセル・アップセルが順調に推移し、またZETA CXシリーズの製品間のシナジー効果の上昇などもあり、ZETA CXシリーズの収益が引き続き向上しています。
国内のEC市場は引き続き二桁成長を続けていることもあり、そうした対象マーケットの成長も追い風となり、当連結会計年度における売上高は1,739,748千円(対前年比28.6%減)、営業利益498,583千円(対前年比30.9%増)、経常利益484,924千円(対前年比28.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益312,357千円(対前年比19.9%増)となりました。
売上の減少については、前述いたしましたリターゲティング広告事業の売却の影響によるものです。
利益及び利益率が改善していることもあり、事業構造の転換は順調に進んだと考えております。
なお、当社グループは単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。
(4) 中長期的な会社の経営戦略当社グループは、引き続き高い成長率を維持するため、構造改革を進めています。
具体的には、当社、デクワス株式会社、ZETA株式会社の合併、また合併後の商号をZETA株式会社へと変更、そして決算期を12月に変更する予定です。
このため、第20期は2024年7月1日から2024年12月31日までの短縮決算となります。
ここには、2024年10月1日に合併する予定のZETA株式会社の決算が7ヶ月間連結されています。
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題当社グループが、今後も持続的に成長して企業価値を高めるために対処すべき課題として認識している事項は、以下の通りであります。
① サービスに関する課題a. 適切な事業領域の選択当社グループが、今後も持続的に成長して企業価値を高めるために対処すべき課題として認識している事項は、以下のとおりであります。
b. データの管理と活用当社グループは、膨大な行動履歴を集め、それを集合知やUGCとして活用をしております。
ZETAの検索、クチコミ、ハッシュタグ、リテールメディア広告などはそうした膨大な行動履歴を活かすことで事業成長へとつなげております。
今後より一層の需要が見込まれるこれらの有用なデータをどう管理し、またどのようなテクノロジーを活用して有用な推論を行い、企業のサービスの向上に貢献できるかが重要となってくると考えております。
c. 検索履歴やレビューデータの活用に関する投資ECサイト等ではユーザーによるクチコミやスタッフの投稿などのUGCの活用が加速するとともに、単なる購買の場だけでなくメディアとしての役割が高まりつつあり、こうしたUGCデータを集合知として活用していくことは、今後のECサイト等におけるCX向上にとっては必須と考えられております。
② 組織能力等に関する課題a. マーケティングデジタルマーケティングソリューションを提供していく上で、重要となるのが当社グループ自体のマーケティングです。
当社グループ自体のマーケティングを積極的に行うことで収益力を向上させ、それによって得られた超過収益をさらに投資していくことで、正の事業成長のスパイラルを獲得することが、より良いサービス・ソリューションの提供を行う上でも必要不可欠です。
b. 優秀な人材の確保適切な事業領域の選択、競争力の高い製品・サービスの開発・提供、効率の良いマーケティングの実践等を行う上では、優秀な人材を確保し続けることは最重要な経営課題の一つです。
当社の企業風土を固定せず、当社グループにおける社員全員の価値を最大化できるような企業へと、経営陣も含めた企業文化の最適化を追求しつづけ、常により良い組織へと変貌をし続けることが、変化の激しいデジタルマーケティング事業領域においては重要であると考えます。
人材採用においては、採用時点のスキルだけではなく将来獲得すると思われるスキルを重視し、当社グループ全体における教育・育成の質を向上していく予定です。
c. 経営管理体制の構築当社グループが継続的に成長をコントロールし、クライアントに対して安定してサービスを提供し続けていくために、構造改革を進めています。
具体的には、当社、デクワス、ZETAの合併、また合併後の商号をZETA株式会社へと変更、そして決算期を12月に変更する予定です。
サステナビリティに関する考え方及び取組 2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】
当社グループは、デジタルマーケティングソリューション事業を通じて、企業と消費者の幸福な購買体験の実現に向けて、サステナビリティを巡る課題に対応するための各種取組みを実施しております。
(1)ガバナンス当社グループは、監査役会設置会社であり、会社の機関として株主総会、取締役会、監査役会、会計監査人を設置しております。
取締役会の経営監督機能の客観性及び中立性を高めるために、一般株主と利益相反のおそれのない独立社外取締役を1また監査役は、内部監査室と必要に応じ随時、情報・意見交換を行うことにより相互連携を図っており、会計監査人及び取締役と定期的な意見交換を実施し、適切、適正な監査を行うことでコーポレート・ガバナンスの充実を推進しております。
その他にも、法令違反・不正行為・ハラスメント行為に対して、当社グループに従事する役員及び従業員が通報できるグループ内部通報窓口を設置しており、通報窓口は社内「コンプライアンス委員会事務局」、「常勤監査役」及び社外「外部の法律事務所の弁護士」としております。
通報手段は、「電話」「電子メール」「チャット」「FAX」「郵便」「面談」の複数を設けることで利便性を確保し、また通報者保護も周知しております。
なお、内部通報については、定期的に取締役会に報告し、取り組みのモニタリングを行っております。
(2)戦略当社グループは、事業領域の選択や製品・サービスの開発・提供、マーケティングの実践などにおいて、優秀な人材の確保と育成が重要であると考えております。
そのため、新卒採用、中途採用を問わず、積極的に採用活動を展開しております。
また、当社グループに共通かつ公平な人事評価制度を構築し、業績や貢献度に応じた評価を行っております。
人材育成に関しては、基本オペレーションの教育を丁寧に行い、少人数のユニット制度でグループ間連携を促進し、課題解決や事業推進を効率的に進めるように取り組んでおります。
さらに、英語教育や各職種の専門知識習得のための研修などを通じて、人材の多様性とスキルアップを図っております。
(3)リスク管理当社グループは、リスク管理を経営上の重要な活動と認識しており、各種のリスクに対応すべく、コンプライアンス規程、リスク管理規程を定めるとともに、その適正な運用に努めております。
詳細につきましては、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1)コーポレート・ガバナンスの概要」をご参照ください。
(4)指標及び目標当社グループは、上記「(2)戦略」に記載のとおり、新卒採用者、中途採用者の積極採用や人事評価制度の統一等の取り組みを進めておりますが、現時点で具体的な指標は設定しておりません。
今後、取締役会において人材の育成及び社内環境整備に関する方針に関する指標の策定に向けた議論を行い、指標及び目標の開示を検討してまいります。
戦略 (2)戦略当社グループは、事業領域の選択や製品・サービスの開発・提供、マーケティングの実践などにおいて、優秀な人材の確保と育成が重要であると考えております。
そのため、新卒採用、中途採用を問わず、積極的に採用活動を展開しております。
また、当社グループに共通かつ公平な人事評価制度を構築し、業績や貢献度に応じた評価を行っております。
人材育成に関しては、基本オペレーションの教育を丁寧に行い、少人数のユニット制度でグループ間連携を促進し、課題解決や事業推進を効率的に進めるように取り組んでおります。
さらに、英語教育や各職種の専門知識習得のための研修などを通じて、人材の多様性とスキルアップを図っております。
指標及び目標 (4)指標及び目標当社グループは、上記「(2)戦略」に記載のとおり、新卒採用者、中途採用者の積極採用や人事評価制度の統一等の取り組みを進めておりますが、現時点で具体的な指標は設定しておりません。
今後、取締役会において人材の育成及び社内環境整備に関する方針に関する指標の策定に向けた議論を行い、指標及び目標の開示を検討してまいります。
人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略 当社グループは、事業領域の選択や製品・サービスの開発・提供、マーケティングの実践などにおいて、優秀な人材の確保と育成が重要であると考えております。
そのため、新卒採用、中途採用を問わず、積極的に採用活動を展開しております。
また、当社グループに共通かつ公平な人事評価制度を構築し、業績や貢献度に応じた評価を行っております。
人材育成に関しては、基本オペレーションの教育を丁寧に行い、少人数のユニット制度でグループ間連携を促進し、課題解決や事業推進を効率的に進めるように取り組んでおります。
さらに、英語教育や各職種の専門知識習得のための研修などを通じて、人材の多様性とスキルアップを図っております。
人材の育成及び社内環境整備に関する方針に関する指標の内容並びに当該指標を用いた目標及び実績、指標及び目標 当社グループは、上記「(2)戦略」に記載のとおり、新卒採用者、中途採用者の積極採用や人事評価制度の統一等の取り組みを進めておりますが、現時点で具体的な指標は設定しておりません。
今後、取締役会において人材の育成及び社内環境整備に関する方針に関する指標の策定に向けた議論を行い、指標及び目標の開示を検討してまいります。
事業等のリスク 3 【事業等のリスク】
当社グループの事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を与える可能性のあるリスク要因には、以下のようなものがあります。
当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識したうえで発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、本株式に関する投資判断は本項及び本項以外の記載事項を慎重に検討したうえで行われる必要があると考えられます。
なお、文中の将来に関する事項は、別段の表示がない限り、本書提出日時点において、当社グループが判断したものであります。
(1) 事業環境に係るリスクについて① EC市場について近年、非接触型ソリューション需要の高まりにより当社が関連する国内BtoCのEC市場は拡大傾向にあり、「令和5年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)」によりますと、令和5年の日本国内のBtoC-EC(消費者向け電子商取引)市場規模は24.8兆円(前年22.7兆円、前々年20.7兆円、前年比9.23%増)に拡大、令和5年の日本国内のBtoB-EC(企業間電子商取引)市場規模は465.2兆円(前年420.2兆円、前々年372.7兆円、前年比10.7%増)に増加しております。
 しかしながら、インターネットの普及に伴う環境整備やその利用に関する新たな規制の導入、技術革新、その他予期せぬ要因等により、EC市場における業界環境が変化した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
② アドテクノロジー業界についてインターネット広告市場では、広告の表示方法や販売手法など広告の効果を向上させるための様々な取組みや技術の導入が行われております。
当社グループでは今後成長が期待できるリテールメディアにおけるリスティング広告に取り組みを始めております。
インターネット広告は変化のスピードが早いため、今後新たに有望な広告の市場及びテクノロジーが登場した場合には、そうした変化に対応が必要となる可能性があります。
③ 業界における技術革新についてインターネット関連分野における技術革新は著しく進展しております。
インターネットを利用して事業を運営している会社は、常に業界動向、技術革新、顧客ニーズの変化等に即座に対応する必要があります。
技術革新によるスマートフォンやタブレットの急速な普及のようにユーザーの利用環境が変化することも予想され、当社グループがこのような環境変化への対応に時間を要した場合には、競争力の低下を招き、当社グループの事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。
④ 法的規制について現時点において、当社グループの提供するサービスに関連して、事業継続に重要な影響を及ぼす法的規制はないものと認識しております。
しかし、インターネットの利用者及び事業者を規制対象とする法令、行政指導、その他の規制等が制定された場合、当社グループの事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。
⑤ 競合サービスについて当社グループは、国内BtoCのEC市場を主たる事業領域としておりますが、当該分野においては、多くの企業が事業展開していることもあり、競合サービスが増加する可能性があります。
今後、十分な差別化や機能向上等が行えなかった場合や、新規参入等により競争が激化した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

(2) 事業運営体制に係るリスクについて① 特定人物への依存及び人材確保に係るリスクについて当社グループでは、事業拡大に伴って優秀な人材の確保とその育成が重要な課題となっており、人材採用と人材育成に関する各種施策を継続的に講じております。
しかしながら、十分な人材確保が困難になった場合や、人材が外部に流出した場合には、当社グループの業務に支障をきたすおそれがあります。
また当社グループでは、代表取締役を含む役員、幹部社員等の専門的な知識、技術、経験を有している従業員が、各部門の経営、業務執行について重要な役割を果たしており、特定の分野についてはこれらの人物のノウハウに依存している面があります。
このため当社グループでは、特定の人物に過度に依存しない体制を構築すべく経営組織及び技術スタッフの強化を図っておりますが、これらの役職員が何らかの理由で退任、退職し、後任者の採用が困難になった場合には、当社グループの事業戦略や業績に影響を及ぼす可能性があります。
② 内部管理体制について当社グループは、今後の事業展開や成長を支えるためにも内部管理体制のより一層の充実を図っていく予定であります。
今後、事業規模の拡大に合わせ、内部管理体制も充実・強化させていく方針ではありますが、事業の拡大及び人員の増加に適時適切に組織的な対応ができなかった場合、当社グループの事業展開や業績に影響を及ぼす可能性があります。
③ オペレーションリスクについて当社グループの各サービスでは、顧客企業の商品マスタや物件情報等を日々取り扱っており、煩雑で件数も膨大になります。
それに付随する、オペレーション上のミスが発生する可能性があります。
当社グループでは、ミスの軽減を図るため、システムでの管理により、業務基盤の整備を進めておりますが、事務処理における事故・不正等が起きた場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
④ 情報セキュリティー管理について当社グループは、当社グループサービスの提供にあたり会員情報や銀行口座の情報等の個人情報を取得及び利用しておりません。
しかしながら、取引データの管理や、グループ内における顧客企業等の情報及び個人情報についてもその取扱いには細心の注意を払い、法令を遵守するほか入退室管理、ハードウェアやネットワーク管理について最大限の取組みを行っております。
しかしながら、以上のような当社グループの努力にもかかわらず、万一、外部からの不正アクセスなどにより情報の外部流出等が発生した場合には、当社グループへの損害賠償の請求や当社グループの社会的信用の失墜等によって、当社グループの事業や業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。
⑤ 知的財産権について当社グループは、当社グループの提供するサービスの基礎をなす技術やビジネスモデルについて、特許権を出願し取得するとともに、各種の商標を登録しております。
しかし、現時点で権利取得に至っていない権利について、今後これらの権利を取得できるという確実性はありません。
一方で、当社グループの事業分野において、国内外の各種事業者等が特許その他の知的財産権を取得した場合、その内容次第では、当社グループに対する訴訟やクレーム等が発生し、当社グループの事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。
また、当社グループでは、第三者に対する知的財産権を侵害することがないように常に注意を払い事業活動を行っておりますが、当社グループの事業分野における知的財産権の現状を完全に把握することは困難であり、万一、当社グループが第三者の知的財産権を侵害した場合には、損害賠償又は使用差止めなどの請求を受ける可能性があります。
これらの事態が発生した場合、当社グループの事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。
⑥ 設備及びネットワークの安定性についてインターネットは重要な社会基盤として社会全般に浸透してきており、そのネットワークは継続的に拡大を続けております。
そのため、当社グループの設備及びネットワークは24時間稼動、年中無休での運用が求められております。
当社グループは、「ZETA CX」ソリューションサービスを提供し、また成果の集計管理をシステムを通じて提供しております。
システムに支障が生じることは、サービス全般の停止を意味するため、設備及びネットワークの監視や冗長化、定期的なデータのバックアップなど、障害の発生防止に努めております。
しかしながら、地震、火事などの災害のほか、コンピュータウイルスやハッカーなどの行為、ハードウェア・ソフトウェアの不具合、人為的ミスによるもの、その他予期せぬ重大な事象の発生により、万一、当社グループの設備又はネットワークが利用できなくなった場合には、サービス停止に伴う信用の低下を引き起こし、顧客の解約はもちろん今後の新規顧客の獲得に影響が生じることが考えられ、当社グループの事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。
(3) その他① ストック・オプションによる株式価値の希薄化について当社は、役職員の業績向上に対する意欲や士気を高めるため、ストック・オプション制度を採用しております。
本書提出日現在、ストック・オプションによる潜在株式総数は23,560株であり、発行済株式総数の0.1%に相当しております。
これらのストック・オプションが行使された場合、新株式が発行され、株式価値が希薄化する可能性があります。
② 税務上の繰越欠損金について当社グループには、本書提出日現在において多額の税務上の繰越欠損金が存在しております。
そのため繰越欠損金の期限が切れた場合には、課税所得の控除が受けられなくなります。
そうした場合、通常の税率に基づく法人税、住民税及び事業税が計上されることとなり、当期純利益及びキャッシュ・フローに影響を与える可能性があります。
③ M&Aによる減損損失の計上について当社グループは、自社で行う新規事業の開発に加えて、M&A及び他社との業務提携を通じて、新規事業の開発・育成及び既存事業の拡大を推進しております。
新規事業を開始するにあたっては、相応の先行投資を必要としたり、当該事業に固有のリスク要因が発生する場合があります。
また、M&A及び他社との業務提携にあたっては、期待通りの効果を生まず戦略目的を達成できない場合や、実行後に未認識の債務やレピュテーションリスクが顕在化する場合があります。
さらに、景気の後退や為替の著しい変動、新型コロナウイルス感染症拡大の影響等によりM&Aで取得した企業の収益性が当初計画より著しく低下した場合には、減損損失の計上が必要となる場合があります。
これらの場合には、当社グループが戦略上意図した新規事業の開発・育成及び既存事業の拡大を実現することができず、当社グループの事業活動及び業績に悪影響を与える可能性があります。
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、本書提出日時点において、当社グループが判断したものであります。
 (1) 経営成績デジタルマーケティング市場で国内№1を目指す当社グループは、2023年7月1日付けで、連結子会社であるデクワス株式会社が手がけるリターゲティング広告事業を売却し、同じく連結子会社であるZETA株式会社が手がけるCX改善サービス「ZETA CXシリーズ」の開発・販売に注力してきました。
主にハイエンドのEC事業者に向けて、新規クライアントの開拓、及び既存クライアントへのクロスセル・アップセルが順調に推移し、またZETA CXシリーズの製品間のシナジー効果の上昇などもあり、ZETA CXシリーズの収益が引き続き向上しています。
国内のEC市場は引き続き二桁成長を続けていることもあり、そうした対象マーケットの成長も追い風となり、当連結会計年度における売上高は1,739,748千円(対前年比28.6%減)、営業利益498,583千円(対前年比30.9%増)、経常利益484,924千円(対前年比28.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益312,357千円(対前年比19.9%増)となりました。
売上の減少については、前述いたしましたリターゲティング広告事業の売却の影響によるものです。
利益及び利益率が改善していることもあり、事業構造の転換は順調に進んだと考えております。
(売上高)当連結会計年度の売上高は1,739,748千円となり、前連結会計年度に比べ697,929千円減少しました。
これは主にネット広告事業の事業譲渡によるものであります。
(売上原価及び売上総利益)当連結会計年度の売上原価は352,893千円となり、前連結会計年度に比べ791,017千円減少しました。
これは主に売上高減少に伴う広告枠費や業務委託費の減少によるものであります。
この結果、売上総利益は1,386,854千円(前連結会計年度比7.2%増)となりました。
(販売費及び一般管理費、営業利益)当連結会計年度の販売費及び一般管理費は888,270千円となり、前連結会計年度に比べ24,712千円減少しました。
これは主に売上高減少に伴う業務委託費の減少によるものであります。
この結果、営業利益は498,583千円(前連結会計年度比30.9%増)となりました。
(営業外収益、営業外費用及び経常利益)当連結会計年度の営業外収益は1,450千円となりました。
これは主に助成金収入によるものであります。
当連結会計年度の営業外費用は15,109千円となりました。
これは主に借入金や社債の支払利息によるものであります。
この結果、経常利益は484,924千円(前連結会計年度比28.8%増)となりました。
(特別利益、特別損失及び当期純利益)当連結会計年度は特別利益の計上はありません。
当連結会計年度の特別損失は13,854千円となりました。
これは主に構造改革費用によるものであります。
また法人税、住民税及び事業税(法人税等還付税額及び法人税等調整額を含む)は158,711千円となり、これらの結果、親会社株主に帰属する当期純利益は312,357千円(前連結会計年度比19.9%増)となりました。

(2) 財政状態(流動資産)当連結会計年度末における流動資産は、前連結会計年度末より172,223千円増加し、2,001,138千円となりました。
その主な内訳は、主に売掛金が213,334千円増加したことによるものであります。
(固定資産)当連結会計年度末における固定資産は、前連結会計年度末より122,067千円減少し、629,657千円となりました。
その主な内訳は、主に顧客関連資産が77,000千円、差入保証金が25,241千円減少したことによるものであります。
(繰延資産)当連結会計年度末における繰延資産は、前連結会計年度末より2,207千円減少し、12,717千円となりました。
その主な内訳は、主に当社及びZETAの社債発行費の償却によるものであります。
(流動負債)当連結会計年度末における流動負債は、前連結会計年度末より37,805千円減少し、693,103千円となりました。
その主な内訳は、主に未払法人税等が38,382千円増加した一方で、買掛金が31,817千円、1年内返済予定の長期借入金が30,624千円減少したことによるものであります。
(固定負債)当連結会計年度末における固定負債は前連結会計年度末より233,159千円減少し、830,070千円となりました。
その主な内訳は、主に社債が88,000千円、長期借入金が93,532千円減少したことによるものであります。
(純資産)当連結会計年度末における純資産は前連結会計年度末より318,913千円増加し、1,120,339千円となりました。
その主な内訳は、主に利益剰余金が312,357千円増加したことによるものであります。
(3) キャッシュ・フロー当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。
)の期末残高は、前連結会計年度末より22,484千円減少の1,144,385千円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果得られた資金は、178,016千円(前連結会計年度は94,709千円の収入)となりました。
主な要因は、売上債権の増加額213,334千円、法人税等の支払額161,033千円があった一方で、税金等調整前当期純利益471,069千円を計上したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果使用した資金は、11,898千円(前連結会計年度は14,871千円の支出)となりました。
主な要因は、敷金及び保証金の回収による収入25,241千円があった一方で、有形固定資産の取得による支出が19,617千円、資産除去債務の履行による支出が11,850千円あったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果使用した資金は、188,661千円(前連結会計年度は662,270千円の支出)となりました。
主な要因は、社債の発行による収入197,382千円があった一方で、長期借入金の返済による支出が124,156千円、社債の償還による支出が268,000千円あったことによるものであります。
(4)資本の財源及び資金の流動性当社グループの資金需要につきましては、更なる事業拡大に向けて、集客体制の強化や商品開発のための投資を行っていく想定であります。
これらの資金需要は内部留保で補うことを原則としながら、中長期における資金需要並びに金利動向等を注視したうえで必要に応じて機動的に資金調達を行い、財務の健全性を維持する方針です。
(5) 生産、受注及び販売の状況① 生産実績当社グループで行う事業は、提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。
② 受注実績当社グループで行う事業は、提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。
③ 販売実績当連結会計年度における販売実績をサービス区分別に示すと、次のとおりであります。
なお、当社グループは単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。
サービス区分別前連結会計年度(自 2022年7月1日至 2023年6月30日)当連結会計年度(自 2023年7月1日至 2024年6月30日)前年同期比(%)ネット広告サービス(千円)909,590――CX改善サービス(千円)1,520,4061,738,77714.4その他(千円)7,680970△87.4合計2,437,6771,739,748△28.6
(注)1.当社グループは、当社の連結子会社であるデクワス株式会社が、2023年7月1日をもって、株式会社ジーニーに対してネット広告サービスを事業譲渡したため、ネット広告サービスから撤退しております。
2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 相手先前連結会計年度(自 2022年7月1日至 2023年6月30日)当連結会計年度(自 2023年7月1日至 2024年6月30日)金額 (千円)割合 (%)金額 (千円)割合 (%)㈱リクルート394,66416.1――富士ソフト㈱――214,46212.3
(注)1.当連結会計年度における㈱リクルートに対する販売実績は、ネット広告サービスから撤退したため、発生しておりません。
2.前連結会計年度における富士ソフト㈱に対する販売実績は、総販売実績に対する割合が10%未満であるため記載を省略しております。
経営上の重要な契約等 5 【経営上の重要な契約等】
当社の連結子会社であるデクワス株式会社は、2023年6月26日に開催の取締役会決議に基づき、2023年7月1日をもって、株式会社ジーニーに対して、デクワスのネット広告サービス事業を譲渡いたしました。
詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項」(企業結合等関係)をご参照ください。
当社は、2024年5月29日開催の取締役会決議に基づき、2024年9月27日開催の当社第19期定時株主総会において、2024年10月1日を効力発生日として、当社を存続会社、当社の100%子会社である、ZETA株式会社及びデクワス株式会社を消滅会社とする吸収合併を行うことを決議しました。
詳細は、「第5 経理の状況 2 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項」(重要な後発事象)をご参照ください。
研究開発活動 6 【研究開発活動】
当社グループでは、設立以来、人工知能技術に関する研究を行い、その研究成果を当社グループのサービスにおいて活用・実用化してまいりましたが、同分野において更なる技術革新や新規サービスを創出するため技術の開発を進めております。
当連結会計年度における研究開発費はありません。
設備投資等の概要 1 【設備投資等の概要】
当連結会計年度において実施した設備投資等の総額は19,617千円(建設仮勘定を除く本勘定振替ベース)であり、その主な内訳は、当社グループ運営を行うためのサーバー及びPCの更新費用であります。
主要な設備の状況 2 【主要な設備の状況】
当社グループにおける主要な設備は、次のとおりであります。
(1) 提出会社2024年6月30日現在事業所名(所在地)設備の内容帳簿価額(千円)従業員数(人)建物工具、器具及び備品リース資産建設仮勘定ソフトウエアその他合計本社(東京都世田谷区)本社事務所―990――――9903
(注) 1.従業員数は就業人員数であり、臨時従業員を含んでおりません。
2.本社事務所の年間賃借料は3,874千円であります。

(2) 国内子会社2024年6月30日現在会社名事業所名(所在地)設備の内容帳簿価額(千円)従業員数(人)建物工具、器具及び備品リース資産ソフトウエア合計ZETA株式会社本社事務所(東京都世田谷区)ソフトウエア、サーバー等9,33216,8009917227,19768
(注) 1.従業員数は就業人員数であり、臨時従業員を含んでおりません。
2.本社事務所の年間賃借料は69,187千円であります。
設備の新設、除却等の計画 3 【設備の新設、除却等の計画】
(1) 重要な設備の新設等該当事項はありません。
 
(2) 重要な設備の除却等該当事項はありません。
 
設備投資額、設備投資等の概要19,617,000

Employees

平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況42
平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況5
平均年間給与、提出会社の状況、従業員の状況6,016,000

Investment

株式の保有状況 (5) 【株式の保有状況】
① 投資株式の区分の基準及び考え方当社は、保有目的が純投資目的である投資株式と純投資目的以外の目的である投資株式の区分について、以下のとおり考えております。
純投資目的とは、専ら株式の価値の変動又は株式に係る配当によって利益を受けることを目的とする場合であり、純投資目的以外とは、事業戦略上の必要性などを考慮して、中長期的な観点から当社の企業価値向上に資することを目的とする場合であります。
② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容当社は、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式を保有する場合には、取引関係の維持・発展、業務提携など事業展開等の便益、保有に伴うリスク及び当社の資本コスト等を総合的に勘案し、個別銘柄毎に取締役会等にて保有の合理性を検証しております。
b.銘柄数及び貸借対照表計上額該当事項はありません。
(当事業年度において株式数が増加した銘柄)該当事項はありません。
(当事業年度において株式数が減少した銘柄)該当事項はありません。
c.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報該当事項はありません。
③ 保有目的が純投資目的である投資株式該当事項はありません。

Shareholders

大株主の状況 (6) 【大株主の状況】
2024年6月30日現在
氏名又は名称住所所有株式数(株)発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)
合同会社アイ・アセットマネジメント東京都港区六本木4丁目9番2号2,150,00020.77
株式会社レッドポイント東京都目黒区八雲3丁目6番7号960,0009.27
吉井 伸一郎東京都杉並区880,5408.50
北城 恪太郎神奈川県横浜市青葉区488,7204.72
CACEIS BANK/QUINTET LUXEMBOURG SUB AC/UCITS CUSTOMERS ACCOUNT(常任代理人 香港上海銀行東京支店 カストディ業務部)1-3 PLACE VALHUBERT 75013 PARIS FRANCE(東京都 中央区日本橋三丁目11番1号)473,6004.57
森川 和之東京都世田谷区371,2003.58
株式会社SBI証券東京都港区六本木1丁目6番1号320,3113.09
清板 大亮東京都港区290,2002.80
ORSARA ELIO東京都新宿区195,3001.88
嶋崎 雄一郎神奈川県相模原市南区175,0001.69計-6,304,87160.87
(注) 1.発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合は、小数点第3位以下を切り捨てて記載しております。2.上記のほか当社所有の自己株式2,523,680株があります。
株主数-金融機関2
株主数-金融商品取引業者19
株主数-外国法人等-個人12
株主数-外国法人等-個人以外12
株主数-個人その他1,880
株主数-その他の法人22
株主数-計1,947
氏名又は名称、大株主の状況嶋崎 雄一郎
株主総利回り3
株主総会決議による取得の状況 (1) 【株主総会決議による取得の状況】
該当事項はありません。
株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容 (3) 【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】
区分株式数(株)価額の総額(千円)当事業年度における取得自己株式7784当期間における取得自己株式――
(注) 当期間における取得自己株式には、2024年9月1日から有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取りによる株式数は含めておりません。

Shareholders2

自己株式の取得-84,000
自己株式の取得による支出、財務活動によるキャッシュ・フロー-84,000
発行済株式及び自己株式に関する注記 1 発行済株式に関する事項 株式の種類当連結会計年度期首増加減少当連結会計年度末普通株式 (株)6,392,6466,478,386-12,871,032 (変動事由の概要)普通株式の発行済株式の増加数の内訳は、以下のとおりであります。
新株予約権の行使による増加    78,672株株式分割(1:2)による増加 6,399,714株 2 自己株式に関する事項株式の種類当連結会計年度期首増加減少当連結会計年度末普通株式 (株)1,261,7631,261,917-2,523,680 (変動事由の概要)普通株式の自己株式の増加数の内訳は、以下のとおりであります。
単元未満株式の買取りによる増加    77株株式分割(1:2)による増加 1,261,840株

Audit

監査法人1、連結監査法人アヴァンティア
独立監査人の報告書、連結 独立監査人の監査報告書及び内部統制監査報告書  2024年9月30日サイジニア株式会社 取締役会 御中 監査法人アヴァンティア東京事務所  指定社員業務執行社員 公認会計士木  村  直  人  指定社員業務執行社員 公認会計士金  井  政  直  <連結財務諸表監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられているサイジニア株式会社の2023年7月1日から2024年6月30日までの連結会計年度の連結財務諸表、すなわち、連結貸借対照表、連結損益計算書、連結包括利益計算書、連結株主資本等変動計算書、連結キャッシュ・フロー計算書、連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項、その他の注記及び連結附属明細表について監査を行った。
当監査法人は、上記の連結財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、サイジニア株式会社及び連結子会社の2024年6月30日現在の財政状態並びに同日をもって終了する連結会計年度の経営成績及びキャッシュ・フローの状況を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。
監査の基準における当監査法人の責任は、「連結財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。
当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
ZETA株式会社におけるライセンス契約に係る収益認識監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応会社の連結子会社であるZETA株式会社(以下、「ZETA」という。
)は、顧客のECサイト内検索において、商品検索エンジンの機能向上等によりユーザーの購買体験を高めるソリューションを提供するCX改善サービスを行っており、自社ライセンス商品の販売、その保守、及びホスティング契約を手掛ける。
「注記事項(収益認識関係) 1.顧客との契約から生じる収益を分解した情報」に記載のとおり、当連結会計年度におけるZETAのCX改善サービスの売上高1,562,647千円のうち、ライセンスに係る売上高は1,077,546千円であり、連結損益計算書における売上高1,739,748千円の62%を占め、金額的重要性が高い。
「注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)4.会計方針に関する事項(5) 重要な収益及び費用の計上基準」に記載のとおり、ZETAでは、顧客が運営するECサイトの検索エンジンに自社ライセンスの使用権を付与し稼働させる義務を負うため、ライセンスが付与され使用可能となった時点で収益を認識している。
また、ライセンスの更新においては、更新後のライセンス期間開始時点で履行義務が充足されると判断し、収益を認識している。
ライセンスの付与は無形のサービス提供であり、また、顧客のECサイトにおいて実際にZETAのサービスが導入されているかを客観的に判断することは難しいため、履行義務の充足の実態を把握することが通常の取引よりも困難である。
加えて、ZETAの企業固有の状況として、ライセンス契約の開始月が、ZETAの決算月(5月)である継続顧客が多いことから、ライセンスの付与が決算月に集中する傾向がある。
そのため、決算月において、実在しない売上高の計上、及び売上高の前倒し計上が行われる潜在的なリスクが存在することから、より慎重な監査上の検討が必要である。
以上から、当監査法人は、ZETAにおけるライセンスに係る収益認識について、監査上の主要な検討事項に該当するものと判断している。
当監査法人は、識別された監査上の主要な検討事項に対応するため、主として以下の監査手続を実施した。
(1)内部統制の評価・ライセンス売上高にかかる取引形態の理解及びこれに関連した内部統制の整備及び運用状況を評価した。
・特にライセンスの付与における履行義務の充足時点において、管理グループ責任者が注文書、ライセンス申込書及び起票内容を確認するプロセスについて、適切な内部統制が整備・運用されているかを重点的に評価した。
(2)収益認識の適切性の検討・ライセンス売上高の実在性及び期間帰属の妥当性を検証するために、決算月の売上高について、通常の手続と比較して手続実施範囲を拡大し、ライセンス申込書、受領書、請求書及び入金証憑との証憑突合を実施した。
・ライセンス売上高の実在性及び期間帰属の妥当性を検証するために、取引先別分析、粗利分析、月次推移分析、及び取引先への契約内容の確認手続を実施し、売上計上時期及び金額に異常性がないかを検討した。
契約内容の確認手続については通常の手続と比較して手続実施範囲を拡大し、また期末日時点で入金遅延や回収期日の延長が生じている取引先がある場合には確認手続の対象に含めた。
その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。
経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。
また、監査役及び監査役会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。
連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。
その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。
連結財務諸表に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して連結財務諸表を作成し適正に表示することにある。
これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない連結財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
連結財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき連結財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。
監査役及び監査役会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
連結財務諸表監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての連結財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から連結財務諸表に対する意見を表明することにある。
虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、連結財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。
また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。
監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。
さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。
・連結財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。
・経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。
・経営者が継続企業を前提として連結財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。
継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において連結財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する連結財務諸表の注記事項が適切でない場合は、連結財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。
監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。
・連結財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた連結財務諸表の表示、構成及び内容、並びに連結財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。
・連結財務諸表に対する意見を表明するために、会社及び連結子会社の財務情報に関する十分かつ適切な監査証拠を入手する。
監査人は、連結財務諸表の監査に関する指示、監督及び実施に関して責任がある。
監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会と協議した事項のうち、当連結会計年度の連結財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。
ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。
<内部統制監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第2項の規定に基づく監査証明を行うため、サイジニア株式会社の2024年6月30日現在の内部統制報告書について監査を行った。
当監査法人は、サイジニア株式会社が2024年6月30日現在の財務報告に係る内部統制は有効であると表示した上記の内部統制報告書が、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して、財務報告に係る内部統制の評価結果について、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に準拠して内部統制監査を行った。
財務報告に係る内部統制の監査の基準における当監査法人の責任は、「内部統制監査における監査人の責任」に記載されている。
当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
内部統制報告書に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任経営者の責任は、財務報告に係る内部統制を整備及び運用し、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して内部統制報告書を作成し適正に表示することにある。
監査役及び監査役会の責任は、財務報告に係る内部統制の整備及び運用状況を監視、検証することにある。
なお、財務報告に係る内部統制により財務報告の虚偽の記載を完全には防止又は発見することができない可能性がある。
内部統制監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した内部統制監査に基づいて、内部統制報告書に重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、内部統制監査報告書において独立の立場から内部統制報告書に対する意見を表明することにある。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果について監査証拠を入手するための監査手続を実施する。
内部統制監査の監査手続は、監査人の判断により、財務報告の信頼性に及ぼす影響の重要性に基づいて選択及び適用される。
・財務報告に係る内部統制の評価範囲、評価手続及び評価結果について経営者が行った記載を含め、全体としての内部統制報告書の表示を検討する。
・内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果に関する十分かつ適切な監査証拠を入手する。
監査人は、内部統制報告書の監査に関する指示、監督及び実施に関して責任がある。
監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した内部統制監査の範囲とその実施時期、内部統制監査の実施結果、識別した内部統制の開示すべき重要な不備、その是正結果、及び内部統制の監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。
<報酬関連情報>当監査法人及び当監査法人と同一のネットワークに属する者に対する、会社及び子会社の監査証明業務に基づく報酬及び非監査業務に基づく報酬の額は、「提出会社の状況」に含まれるコーポレート・ガバナンスの状況等(3)【監査の状況】
に記載されている。
利害関係会社及び連結子会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以 上
(注) 1.上記の監査報告書の原本は、当社(有価証券報告書提出会社)が連結財務諸表に     添付する形で別途保管しております。
2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。
監査上の主要な検討事項、連結 監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
ZETA株式会社におけるライセンス契約に係る収益認識監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応会社の連結子会社であるZETA株式会社(以下、「ZETA」という。
)は、顧客のECサイト内検索において、商品検索エンジンの機能向上等によりユーザーの購買体験を高めるソリューションを提供するCX改善サービスを行っており、自社ライセンス商品の販売、その保守、及びホスティング契約を手掛ける。
「注記事項(収益認識関係) 1.顧客との契約から生じる収益を分解した情報」に記載のとおり、当連結会計年度におけるZETAのCX改善サービスの売上高1,562,647千円のうち、ライセンスに係る売上高は1,077,546千円であり、連結損益計算書における売上高1,739,748千円の62%を占め、金額的重要性が高い。
「注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)4.会計方針に関する事項(5) 重要な収益及び費用の計上基準」に記載のとおり、ZETAでは、顧客が運営するECサイトの検索エンジンに自社ライセンスの使用権を付与し稼働させる義務を負うため、ライセンスが付与され使用可能となった時点で収益を認識している。
また、ライセンスの更新においては、更新後のライセンス期間開始時点で履行義務が充足されると判断し、収益を認識している。
ライセンスの付与は無形のサービス提供であり、また、顧客のECサイトにおいて実際にZETAのサービスが導入されているかを客観的に判断することは難しいため、履行義務の充足の実態を把握することが通常の取引よりも困難である。
加えて、ZETAの企業固有の状況として、ライセンス契約の開始月が、ZETAの決算月(5月)である継続顧客が多いことから、ライセンスの付与が決算月に集中する傾向がある。
そのため、決算月において、実在しない売上高の計上、及び売上高の前倒し計上が行われる潜在的なリスクが存在することから、より慎重な監査上の検討が必要である。
以上から、当監査法人は、ZETAにおけるライセンスに係る収益認識について、監査上の主要な検討事項に該当するものと判断している。
当監査法人は、識別された監査上の主要な検討事項に対応するため、主として以下の監査手続を実施した。
(1)内部統制の評価・ライセンス売上高にかかる取引形態の理解及びこれに関連した内部統制の整備及び運用状況を評価した。
・特にライセンスの付与における履行義務の充足時点において、管理グループ責任者が注文書、ライセンス申込書及び起票内容を確認するプロセスについて、適切な内部統制が整備・運用されているかを重点的に評価した。
(2)収益認識の適切性の検討・ライセンス売上高の実在性及び期間帰属の妥当性を検証するために、決算月の売上高について、通常の手続と比較して手続実施範囲を拡大し、ライセンス申込書、受領書、請求書及び入金証憑との証憑突合を実施した。
・ライセンス売上高の実在性及び期間帰属の妥当性を検証するために、取引先別分析、粗利分析、月次推移分析、及び取引先への契約内容の確認手続を実施し、売上計上時期及び金額に異常性がないかを検討した。
契約内容の確認手続については通常の手続と比較して手続実施範囲を拡大し、また期末日時点で入金遅延や回収期日の延長が生じている取引先がある場合には確認手続の対象に含めた。
全体概要、監査上の主要な検討事項、連結 監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
見出し、監査上の主要な検討事項、連結ZETA株式会社におけるライセンス契約に係る収益認識
内容及び理由、監査上の主要な検討事項、連結 会社の連結子会社であるZETA株式会社(以下、「ZETA」という。
)は、顧客のECサイト内検索において、商品検索エンジンの機能向上等によりユーザーの購買体験を高めるソリューションを提供するCX改善サービスを行っており、自社ライセンス商品の販売、その保守、及びホスティング契約を手掛ける。
「注記事項(収益認識関係) 1.顧客との契約から生じる収益を分解した情報」に記載のとおり、当連結会計年度におけるZETAのCX改善サービスの売上高1,562,647千円のうち、ライセンスに係る売上高は1,077,546千円であり、連結損益計算書における売上高1,739,748千円の62%を占め、金額的重要性が高い。
「注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)4.会計方針に関する事項(5) 重要な収益及び費用の計上基準」に記載のとおり、ZETAでは、顧客が運営するECサイトの検索エンジンに自社ライセンスの使用権を付与し稼働させる義務を負うため、ライセンスが付与され使用可能となった時点で収益を認識している。
また、ライセンスの更新においては、更新後のライセンス期間開始時点で履行義務が充足されると判断し、収益を認識している。
ライセンスの付与は無形のサービス提供であり、また、顧客のECサイトにおいて実際にZETAのサービスが導入されているかを客観的に判断することは難しいため、履行義務の充足の実態を把握することが通常の取引よりも困難である。
加えて、ZETAの企業固有の状況として、ライセンス契約の開始月が、ZETAの決算月(5月)である継続顧客が多いことから、ライセンスの付与が決算月に集中する傾向がある。
そのため、決算月において、実在しない売上高の計上、及び売上高の前倒し計上が行われる潜在的なリスクが存在することから、より慎重な監査上の検討が必要である。
以上から、当監査法人は、ZETAにおけるライセンスに係る収益認識について、監査上の主要な検討事項に該当するものと判断している。
開示への参照、監査上の主要な検討事項、連結注記事項(収益認識関係) 1.顧客との契約から生じる収益を分解した情報
開示への参照2、監査上の主要な検討事項、連結注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)4.会計方針に関する事項(5) 重要な収益及び費用の計上基準
監査上の対応、監査上の主要な検討事項、連結 当監査法人は、識別された監査上の主要な検討事項に対応するため、主として以下の監査手続を実施した。
(1)内部統制の評価・ライセンス売上高にかかる取引形態の理解及びこれに関連した内部統制の整備及び運用状況を評価した。
・特にライセンスの付与における履行義務の充足時点において、管理グループ責任者が注文書、ライセンス申込書及び起票内容を確認するプロセスについて、適切な内部統制が整備・運用されているかを重点的に評価した。
(2)収益認識の適切性の検討・ライセンス売上高の実在性及び期間帰属の妥当性を検証するために、決算月の売上高について、通常の手続と比較して手続実施範囲を拡大し、ライセンス申込書、受領書、請求書及び入金証憑との証憑突合を実施した。
・ライセンス売上高の実在性及び期間帰属の妥当性を検証するために、取引先別分析、粗利分析、月次推移分析、及び取引先への契約内容の確認手続を実施し、売上計上時期及び金額に異常性がないかを検討した。
契約内容の確認手続については通常の手続と比較して手続実施範囲を拡大し、また期末日時点で入金遅延や回収期日の延長が生じている取引先がある場合には確認手続の対象に含めた。
その他の記載内容、連結 その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。
経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。
また、監査役及び監査役会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。
連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。
その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。
報酬関連情報、連結 <報酬関連情報>当監査法人及び当監査法人と同一のネットワークに属する者に対する、会社及び子会社の監査証明業務に基づく報酬及び非監査業務に基づく報酬の額は、「提出会社の状況」に含まれるコーポレート・ガバナンスの状況等(3)【監査の状況】
に記載されている。

Audit1

監査法人1、個別監査法人アヴァンティア
独立監査人の報告書、個別 独立監査人の監査報告書  2024年9月30日サイジニア株式会社 取締役会 御中 監査法人アヴァンティア東京事務所  指定社員業務執行社員 公認会計士木  村  直  人  指定社員業務執行社員 公認会計士金  井  政  直 <財務諸表監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられているサイジニア株式会社の2023年7月1日から2024年6月30日までの第19期事業年度の財務諸表、すなわち、貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、重要な会計方針、その他の注記及び附属明細表について監査を行った。
当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、サイジニア株式会社の2024年6月30日現在の財政状態及び同日をもって終了する事業年度の経営成績を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。
監査の基準における当監査法人の責任は、「財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。
当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
ライセンス契約に係る収益認識監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応会社は、顧客のECサイトにおいて、レコメンド機能を提供するデクワス.RECO事業、及びクラウドプラットフォーム「Yext Knowledge Engine」(以下「Yext」という。
)を使用し、新商品や新規店舗の開店情報など顧客の企業情報を正確に管理、最適化してユーザーに発信するデジタルナレッジマネジメント(以下「DKM」という。
)サービス事業を行っており、どちらもライセンス商品の販売、その保守、及びホスティング契約を手掛けている。
「注記事項 (重要な会計方針) 5.収益及び費用の計上基準」に記載のとおり、デクワス.RECO事業では、顧客が運営するECサイトの検索エンジンに自社ライセンスの使用権を付与し稼働させる義務、DKMサービス事業では顧客にYextのライセンスの使用権を付与し稼働させる義務を負うため、ライセンスが供与され使用可能となった時点に収益を認識している。
また、ライセンスの更新においては、更新後のライセンス期間開始時点で履行義務が充足されると判断し、収益を認識している。
ライセンスの付与は無形のサービス提供であり、顧客に実際にライセンスが提供されているかを客観的に判断することは難しい。
そのため履行義務の充足の実態を把握することが通常の取引よりも困難である。
以上から、当監査法人は、会社におけるライセンスに係る収益認識について、監査上の主要な検討事項に該当するものと判断している。
当監査法人は、識別された監査上の主要な検討事項に対応するため、主として以下の監査手続を実施した。
(1)内部統制の評価・ライセンス売上高にかかる取引形態の理解及びこれに関連した内部統制の整備及び運用状況を評価した。
・特にライセンスの付与における履行義務の充足時点において、経営管理部責任者が契約書、請求書と起票内容を確認するプロセスについて、適切な内部統制が整備及び運用されているかを重点的に評価した。
(2)収益認識の適切性の検討・ライセンス売上高の実在性及び期間帰属の妥当性を検証するために、決算月の売上高について、通常の手続と比較して手続実施範囲を拡大し、ライセンス契約書、請求書及び入金証憑との証憑突合を実施した。
・ライセンス売上高の実在性及び期間帰属の妥当性を検証するために、取引先別分析、粗利分析、月次推移分析、及び取引先への契約内容の確認手続を実施し、売上計上時期及び金額に異常性がないかを検討した。
強調事項重要な後発事象に記載されているとおり、会社は、2024年9月27日開催の定時株主総会にて、会社の完全子会社であるZETA株式会社及びデクワス株式会社を、同年10月1日を効力発生日として吸収合併することを承認可決した。
当該事項は、当監査法人の意見に影響を及ぼすものではない。
その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。
経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。
また、監査役及び監査役会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。
財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。
その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。
財務諸表に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して財務諸表を作成し適正に表示することにある。
これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。
監査役及び監査役会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
財務諸表監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から財務諸表に対する意見を表明することにある。
虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。
また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。
監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。
さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。
・財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。
・経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。
・経営者が継続企業を前提として財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。
継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する財務諸表の注記事項が適切でない場合は、財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。
監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。
・財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた財務諸表の表示、構成及び内容、並びに財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会と協議した事項のうち、当事業年度の財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。
ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。
<報酬関連情報>報酬関連情報は、連結財務諸表の監査報告書に記載されている。
利害関係会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以 上
(注) 1.上記の監査報告書の原本は、当社(有価証券報告書提出会社)が財務諸表に     添付する形で別途保管しております。
2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。
監査上の主要な検討事項、個別 監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
ライセンス契約に係る収益認識監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応会社は、顧客のECサイトにおいて、レコメンド機能を提供するデクワス.RECO事業、及びクラウドプラットフォーム「Yext Knowledge Engine」(以下「Yext」という。
)を使用し、新商品や新規店舗の開店情報など顧客の企業情報を正確に管理、最適化してユーザーに発信するデジタルナレッジマネジメント(以下「DKM」という。
)サービス事業を行っており、どちらもライセンス商品の販売、その保守、及びホスティング契約を手掛けている。
「注記事項 (重要な会計方針) 5.収益及び費用の計上基準」に記載のとおり、デクワス.RECO事業では、顧客が運営するECサイトの検索エンジンに自社ライセンスの使用権を付与し稼働させる義務、DKMサービス事業では顧客にYextのライセンスの使用権を付与し稼働させる義務を負うため、ライセンスが供与され使用可能となった時点に収益を認識している。
また、ライセンスの更新においては、更新後のライセンス期間開始時点で履行義務が充足されると判断し、収益を認識している。
ライセンスの付与は無形のサービス提供であり、顧客に実際にライセンスが提供されているかを客観的に判断することは難しい。
そのため履行義務の充足の実態を把握することが通常の取引よりも困難である。
以上から、当監査法人は、会社におけるライセンスに係る収益認識について、監査上の主要な検討事項に該当するものと判断している。
当監査法人は、識別された監査上の主要な検討事項に対応するため、主として以下の監査手続を実施した。
(1)内部統制の評価・ライセンス売上高にかかる取引形態の理解及びこれに関連した内部統制の整備及び運用状況を評価した。
・特にライセンスの付与における履行義務の充足時点において、経営管理部責任者が契約書、請求書と起票内容を確認するプロセスについて、適切な内部統制が整備及び運用されているかを重点的に評価した。
(2)収益認識の適切性の検討・ライセンス売上高の実在性及び期間帰属の妥当性を検証するために、決算月の売上高について、通常の手続と比較して手続実施範囲を拡大し、ライセンス契約書、請求書及び入金証憑との証憑突合を実施した。
・ライセンス売上高の実在性及び期間帰属の妥当性を検証するために、取引先別分析、粗利分析、月次推移分析、及び取引先への契約内容の確認手続を実施し、売上計上時期及び金額に異常性がないかを検討した。
全体概要、監査上の主要な検討事項、個別 監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
見出し、監査上の主要な検討事項、個別ライセンス契約に係る収益認識
その他の記載内容、個別 その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。
経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。
また、監査役及び監査役会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。
財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。
その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。
報酬関連情報、個別 <報酬関連情報>報酬関連情報は、連結財務諸表の監査報告書に記載されている。

BS資産

仕掛品342,000
原材料及び貯蔵品49,000
その他、流動資産12,012,000
工具、器具及び備品(純額)990,000
リース資産(純額)、有形固定資産991,000
有形固定資産990,000
無形固定資産562,195,000
投資その他の資産1,204,616,000

BS負債、資本

1年内返済予定の長期借入金93,532,000
未払金9,071,000
未払法人税等265,000
未払費用4,887,000
リース債務、流動負債787,000
繰延税金負債168,893,000
資本剰余金1,509,722,000