財務諸表
CoverPage
提出書類、表紙 | 有価証券報告書 |
提出日、表紙 | 2024-09-27 |
英訳名、表紙 | KITAGAWA SEIKI CO.,LTD. |
代表者の役職氏名、表紙 | 代表取締役社長 内田 雅敏 |
本店の所在の場所、表紙 | 広島県府中市鵜飼町800番地の8 |
電話番号、本店の所在の場所、表紙 | 0847(40)1200(代表) |
様式、DEI | 第三号様式 |
会計基準、DEI | Japan GAAP |
連結決算の有無、DEI | true |
当会計期間の種類、DEI | FY |
corp
沿革 | 2【沿革】 年月事項1957年1月合板機械の製造販売を目的として広島県府中市府川町に株式会社寿製作所を設立1958年8月合板用ホットプレスを開発し、製造販売を開始1959年3月大阪市西区南堀江に大阪営業所(現 大阪出張所)を新設1960年9月商号を北川精機株式会社に変更1962年1月東京都豊島区巣鴨に東京営業所を新設1966年7月新規事業分野として搬送機械部門への進出を図り、フロアーリフト、油圧エレベーターを開発し、製造販売を開始1969年11月広島県芦品郡新市町に新市工場を新設(熱盤の製造)1973年2月広島県府中市中須町に中須工場を新設(搬送機械の製造)1982年11月多層プリント基板成形プレス(基板を何層も重ねた高精度のプレス機)を開発し、製造販売を開始1983年4月ソリッドストッカー(搬送部門における省力化、省スペース設備)を開発し、製造販売を開始1985年7月本社屋を本社工場隣接地に新築1987年4月大型真空積層プレス(20段プレス)を開発し、製造販売を開始1988年6月広島県府中市本山町に本山工場を新設(プレス機械の組立)1990年12月高温複合成形用ホットプレス(不活性ガス内で最高温度600℃に加熱成型)を開発し、製造販売を開始1991年1月東京営業所が支店に昇格1992年3月油圧ユニットの安定確保を図るため株式会社日本油圧電業を買収し、商号をホクセイ工業株式会社(現 連結子会社)に変更1992年6月業容拡大、生産効率向上のため本社、本社工場を現在地に新築、移転し、旧本社工場は府川工場として使用し、中須工場、新市工場は閉鎖1993年2月自動面取機の営業権を譲受け、製造販売を開始1998年6月日本証券業協会に株式を店頭登録銘柄として登録1998年12月本社工場隣接地に本社東工場を新設(2016年3月30日譲渡 2017年11月1日隣接した当社敷地内に新築移転、名称を本社工場D棟に変更)1999年6月建材機械事業の強化を図るためキタガワエンジニアリング株式会社(連結子会社:2019年8月除外)を設立1999年7月建材機械事業をキタガワエンジニアリング株式会社(連結子会社:2019年8月除外)へ移管2003年12月新規事業分野としてソーラーシステム部門への進出を図り、太陽光発電用シリコンウェハーの製造、販売のためケーエスエス株式会社(連結子会社:2012年1月清算結了)を設立2004年3月ソーラーシステム事業が製造販売を開始2004年12月日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場2006年1月新規事業分野として電気二重層キャパシタ(Electric Double Layer Capacitor)部門への進出を図り、キャパシタ他販売のためKST株式会社(連結子会社 北川商事株式会社:2014年8月清算結了)を設立2009年11月多段真空ラミネータ装置を開発し、製造販売を開始2010年4月ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場2011年2月本社工場隣接地に本社PV工場を新設(2016年3月30日譲渡)2011年7月産業機械事業の販売強化を図るため北川精机貿易(上海)有限公司(現 連結子会社)を中国に設立2012年6月電気二重層キャパシタ及び太陽光発電用シリコンウェハー(ソーラーシステム事業)の製造から撤退2013年7月東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場2016年2月熱可塑性樹脂シート成形用真空プレス装置を開発し、製造販売を開始2017年6月新株予約権(業績目標コミットメント型ストック・オプション)の行使により資本金1,335百万円に増資2017年8月キタガワエンジニアリング株式会社(連結子会社:2019年8月除外)が製造効率化のため、株式会社中國機設(連結子会社:2019年8月除外)を買収し、当社の孫会社化2019年8月当社が保有するキタガワエンジニアリング株式会社の全株式(保有比率48.0%)を同社へ譲渡したため、同社を連結対象から除外これに伴い、同社の100%子会社である株式会社中國機設(当社における孫会社)も当社の連結対象から除外2019年11月欠損填補のため資本金300百万円に減資2020年3月CFRTP(一方向連続繊維)用積層成形装置を開発2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行2024年3月新株予約権(第三者割当による行使価額修正条項付)の行使により資本金574百万円に増資 |
事業の内容 | 3【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社2社で構成されており、産業機械の製造・販売を主な事業としております。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 なお、当社グループの報告セグメントは「産業機械事業」のみであり、「その他」の重要性が乏しいため、「第5 経理の状況 1(1)連結財務諸表 注記事項」のセグメント情報の記載を省略しております。 産業機械事業……………主要な製品は、当社において製造したプリント基板プレス装置、新素材プレス装置、ラミネータ装置、FA・搬送機械であります。 当社はこれらの製品を得意先に販売しております。 連結子会社北川精机貿易(上海)有限公司は、中国の得意先に販売しております。 その他……………………連結子会社ホクセイ工業株式会社において製造した油圧機器であります。 同社より直接得意先に販売しております。 |
関係会社の状況 | 4【関係会社の状況】 名称住所資本金(千円)主要な事業内容議決権の所有割合(%)関係内容役員の兼任等(名)資金援助(千円)債務保証(千円)営業上の取引設備の賃貸借(連結子会社) ホクセイ工業㈱広島県福山市20,000その他100.0250,000-油圧機器等の仕入-北川精机貿易(上海)有限公司中国上海市20,000産業機械事業100.02--当社製品の販売-(注)1.主要な事業内容の欄には、セグメントの名称を記載しております。 2.上記子会社は有価証券届出書又は有価証券報告書を提出しておりません。 |
従業員の状況 | 5【従業員の状況】 (1)連結会社の状況 2024年6月30日現在セグメントの名称従 業 員 数 (人)産業機械事業146その他8合計154(注)従業員数は就業人員であります。 (2)提出会社の状況 2024年6月30日現在従業員数(人)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(千円)14644.619.65,045(注)1.従業員数は就業人員であります。 2.平均年間給与には、基準外賃金及び賞与が含まれております。 3.当社従業員の内訳は、産業機械事業146人であります。 (3)労働組合の状況当社の労働組合は、北川精機労働組合と称し、JAMに属しております。 2024年6月30日現在の組合員数は85名でユニオンショップ制であります。 なお、労使関係については良好であります。 (4)男性労働者の育児休業取得率 提出会社当 事 業 年 度男性労働者の育児休業取得率(%)0.0(注)「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。 |
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 | 1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針当社グループは、創立以来「熱・圧力・真空制御技術」をベースに先端技術との融合を図りながら、独創的で高性能な製品の開発を通じて幅広い業界のものづくりを支えてまいりました。 これからも「英知と創造」の経営理念の下、独創的製品でお客様の信頼に応え、社会に貢献してまいります。 (2)目標とする経営指標当社グループは、2025年6月期から2030年6月期までの6年間を対象とする中期経営計画「KITAGAWA 2030」を策定しました。 最終年度である2030年6月期の目標として、売上高100億円、営業利益15億円、営業利益率15%以上、自己資本利益率(ROE)12%以上を掲げております。 (3)中長期的な会社の経営戦略及び対処すべき課題(中期経営計画「KITAGAWA 2030」)1.策定の経緯前中期経営計画は期間を3年として一定の成果を収めましたが、更に飛躍的な成長を遂げるためには成長分野への事業領域拡大が必須であり、その実現には飛躍の土台を作る準備期間が必要であると考え、新計画は期間を6年とし、準備段階の前半3年間を「Phase1」、実現段階の後半3年間を「Phase2」と設定しました。 2.2030年の目指す姿「世界のDXを支える唯一無二の企業」3.対象期間2025年6月期~2030年6月期(6年間)〔Phase1〕(2025年6月期~2027年6月期):準備期間・前中計で築いた経営基盤を更に盤石にする ・Phase2に向けた投資を積極的に行う〔Phase2〕(2028年6月期~2030年6月期):実現期間・Phase1で蒔いた種を育て刈り取る ・次の中計に向けた準備を開始する4.重点課題①売上高100億円に向けた成長戦略の遂行・成長市場における新製品の早期投入と収益化・既存の技術・製品の周辺分野への積極展開(FRP・GX関連・他社協業など)・顧客・市場動向に即した国内外の販売戦略再構築②生産能力拡大と収益性向上の両立・受注拡大に応じた自社生産能力の拡大・製品の種類・サイズに合わせた外注先の確保・拡充・生産工程(設計・製造)のデジタル化・自動化の推進③既存技術の深化と製品・サービスの品質向上・設計2拠点体制(広島・長崎)による技術開発力強化・設計・製造の標準化による製品品質の安定化・アフターサービス充実による顧客満足度向上④技術力を支える人的資本経営の推進・従業員エンゲージメント向上施策の実行・安全衛生管理の徹底による職場環境改善・管理業務のデジタル化による業務効率化の推進5.株主還元方針配当性向25%以上を目標とする。 (人材育成)当社グループは、持続的な成長のため、多様な人材の採用とこれまで蓄積した技能・技術を次世代へ確実に伝承し若い世代の成長の後押しを図るとともに、法令を遵守した組織・働きやすい職場環境の整備により人材の強化と組織の活性化を目指してまいります。 (コーポレート・ガバナンス体制の強化)当社は、コーポレート・ガバナンスの構築を、経営上の重要な課題のひとつと位置付けており、経営理念である「英知と創造」の下、経営判断の迅速化、経営の効率化・健全性の向上・透明性の確保に取り組むなどコーポレート・ガバナンス体制の強化を図り、企業活動を支えているすべてのステークホルダーとの良好な関係の構築と、当社の持続的な企業価値の向上を目指してまいります。 |
サステナビリティに関する考え方及び取組 | 2【サステナビリティに関する考え方及び取組】 当社は、サステナビリティ基本方針を次のとおり定めております。 当社グループは経営理念である「英知と創造」の下、公正・健全で透明性の高い経営と社会・環境課題への積極的・継続的な取り組みを通じて、社会の持続的発展に貢献するために、以下の方針に基づいて企業活動を行います。 1.持続可能な社会を創造するため、環境配慮型製品の開発・製造を行い、脱炭素・循環型社会の実現、自然との共存に配慮します。 2.当社の製品・サービスを通じて、ICTによる社会インフラの高度化や生産現場における省資源・生産性向上といった課題解決に資することにより社会・産業の持続的発展に寄与します。 3.人材の多様性を尊重するとともに、従業員の人権・健康・労働環境に配慮し、各人が個性を活かし能力を最大限に発揮できる環境を整備します。 4.法令その他の社会的規範を遵守し、公正で健全な企業活動を行うとともに、経営の迅速性と健全性を担保できるガバナンス体制を構築します。 (1)ガバナンス 当社は、代表取締役社長を委員長とする「コンプライアンス委員会」「安全衛生委員会」「環境推進委員会」を設置しており、リスク管理、コンプライアンス、環境保全、安全衛生等に関する事項を審議のうえ、諸施策を推進しております。 取締役会は、各委員会から、活動状況等について報告を受けることによって、サステナビリティ全般への取組みについて、適切な監督が図られるよう体制を整えております。 取締役会の決議が求められる特に重要な事項は、取締役会で意思決定を行っております。 コンプライアンス委員会の委員は、代表取締役専務(内部監査室長)、常勤監査等委員、執行役員、部長、工場長(子会社)が務めております。 推進リーダーは、責任感を持てるよう担当部門の社員が年度ごと適任者に交代しております。 推進リーダーは、講習を毎月開催し、意識醸成を図るとともに相談窓口にもなり、状況の把握に努め、コンプライアンス委員に講習の状況と併せて報告しております。 コンプライアンス委員会は、3か月に1回開催し、企業リスクの識別や評価を行い、それらの管理を行っております。 人的資本や知的財産への投資については、取締役会が、次年度予算時に審議しております。 また、組織の現状を可視化するために外部のコンサルタントに委託し、全従業員に対して組織サーベイの調査を毎年実施しております。 結果を分析することにより組織課題を明確にして組織開発など課題解決の方向性を見極め、適切な施策を検討・実施し、従業員の意識向上と働き甲斐のある職場づくりに努めております。 (2)戦略 当社は、次のとおり方針を定めております。 〈人材育成方針〉 社会基盤に不可欠なモノづくりを行う企業として、経営理念である「英知と創造」の下、社員一人ひとりが創造性・自主性と行動力、そして高い倫理観を持ち、いかなる環境変化にも柔軟に対応できる人材として活躍できるよう育成します。 〈社内環境整備方針〉 職場の安全と心身の健康を守り、人材の多様性や人権を尊重するとともに、社員一人ひとりが仕事と家庭生活を両立させ、個性を活かし能力を最大限に発揮できる環境を整備します。 〈気候変動〉 近年、気候変動問題への対応を成長の機会ととらえる国際的な潮流が加速している中、当社においてもこうした流れに対応し、企業としての価値を高めていくために、製品の製造時に排出されるCO2を減少させていくことで付加価値の創出と環境への負荷低減を両立させていく必要があると考えております。 (3)リスク管理 当社では、内部監査室を活用した内部統制監査やリスク管理を行っております。 サステナビリティを巡る課題についてもリスク管理の一環であると認識し、各委員会は事案に応じて適確に対処しております。 また、内部通報窓口については、朝礼又はコンプライアンス研修において説明し、その他の相談窓口については、食堂やイントラネットへの掲示・掲載を通して、全従業員に周知することにより、コンプライアンス違反の防止・早期発見・是正を図っております。 内部通報及び相談窓口への相談については取締役会へ報告しております。 (4)指標及び目標(人材育成方針・社内環境整備方針) 当社は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64条)に基づく一般事業主行動計画として、2022年4月1日から2025年3月31日までの3年間で、「男性労働者の育児休業取得率15%以上とする」目標を定めておりますが、当連結会計年度において取得した者はおりませんでした。 なお、中核人材登用の多様性確保に関する具体的な数値目標については、多様な価値観が当社の持続的な成長に不可欠と考えておりますが、報酬や昇進は個々の能力に応じて適切に決定されることが、企業価値向上に繋がると考えているため設定しておりません。 採用については、性別・職歴・国籍などを問わない多様な人材採用を進めております。 また、社員一人ひとりが目標を立て課題に取組み自己評価することで、自ら考え行動する人材を育成するため、セルフチャレンジ(目標管理制度)実施率100%(実績100%)を目指すとともに、企業倫理やコンプライアンスの遵守、人権と多様性の尊重をはじめ、適切な開示、高品質な製品とサービスの提供など誠意を持って行動する人材を育成するため、コンプライアンス研修受講率100%(実績100%)を目指しております。 さらに、社員一人ひとりの持てる力を十分発揮できるよう疾病とメンタルヘルス不調の未然防止、早期発見・治療をするため、定期健康診断受診率・ストレスチェック受検率100%(実績:定期健康診断受診率100%、ストレスチェック受検率99%)を目指しております。 (気候変動) 当該目標に関する具体的な目標設定はしておりませんが、紙使用量・廃棄物量の削減、LED照明への切り替えによるエネルギー使用量の削減に取り組んでおります。 また、工場で使用している空調設備を高効率のものへ更新し、集中コントローラーによる空調運用の最適化を実施することで、工場の稼働に伴って排出されるCO2の減少に取り組んでおります。 |
戦略 | (2)戦略 当社は、次のとおり方針を定めております。 〈人材育成方針〉 社会基盤に不可欠なモノづくりを行う企業として、経営理念である「英知と創造」の下、社員一人ひとりが創造性・自主性と行動力、そして高い倫理観を持ち、いかなる環境変化にも柔軟に対応できる人材として活躍できるよう育成します。 〈社内環境整備方針〉 職場の安全と心身の健康を守り、人材の多様性や人権を尊重するとともに、社員一人ひとりが仕事と家庭生活を両立させ、個性を活かし能力を最大限に発揮できる環境を整備します。 〈気候変動〉 近年、気候変動問題への対応を成長の機会ととらえる国際的な潮流が加速している中、当社においてもこうした流れに対応し、企業としての価値を高めていくために、製品の製造時に排出されるCO2を減少させていくことで付加価値の創出と環境への負荷低減を両立させていく必要があると考えております。 |
指標及び目標 | (4)指標及び目標(人材育成方針・社内環境整備方針) 当社は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64条)に基づく一般事業主行動計画として、2022年4月1日から2025年3月31日までの3年間で、「男性労働者の育児休業取得率15%以上とする」目標を定めておりますが、当連結会計年度において取得した者はおりませんでした。 なお、中核人材登用の多様性確保に関する具体的な数値目標については、多様な価値観が当社の持続的な成長に不可欠と考えておりますが、報酬や昇進は個々の能力に応じて適切に決定されることが、企業価値向上に繋がると考えているため設定しておりません。 採用については、性別・職歴・国籍などを問わない多様な人材採用を進めております。 また、社員一人ひとりが目標を立て課題に取組み自己評価することで、自ら考え行動する人材を育成するため、セルフチャレンジ(目標管理制度)実施率100%(実績100%)を目指すとともに、企業倫理やコンプライアンスの遵守、人権と多様性の尊重をはじめ、適切な開示、高品質な製品とサービスの提供など誠意を持って行動する人材を育成するため、コンプライアンス研修受講率100%(実績100%)を目指しております。 さらに、社員一人ひとりの持てる力を十分発揮できるよう疾病とメンタルヘルス不調の未然防止、早期発見・治療をするため、定期健康診断受診率・ストレスチェック受検率100%(実績:定期健康診断受診率100%、ストレスチェック受検率99%)を目指しております。 (気候変動) 当該目標に関する具体的な目標設定はしておりませんが、紙使用量・廃棄物量の削減、LED照明への切り替えによるエネルギー使用量の削減に取り組んでおります。 また、工場で使用している空調設備を高効率のものへ更新し、集中コントローラーによる空調運用の最適化を実施することで、工場の稼働に伴って排出されるCO2の減少に取り組んでおります。 |
人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略 | 〈人材育成方針〉 社会基盤に不可欠なモノづくりを行う企業として、経営理念である「英知と創造」の下、社員一人ひとりが創造性・自主性と行動力、そして高い倫理観を持ち、いかなる環境変化にも柔軟に対応できる人材として活躍できるよう育成します。 〈社内環境整備方針〉 職場の安全と心身の健康を守り、人材の多様性や人権を尊重するとともに、社員一人ひとりが仕事と家庭生活を両立させ、個性を活かし能力を最大限に発揮できる環境を整備します。 |
人材の育成及び社内環境整備に関する方針に関する指標の内容並びに当該指標を用いた目標及び実績、指標及び目標 | (人材育成方針・社内環境整備方針) 当社は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64条)に基づく一般事業主行動計画として、2022年4月1日から2025年3月31日までの3年間で、「男性労働者の育児休業取得率15%以上とする」目標を定めておりますが、当連結会計年度において取得した者はおりませんでした。 なお、中核人材登用の多様性確保に関する具体的な数値目標については、多様な価値観が当社の持続的な成長に不可欠と考えておりますが、報酬や昇進は個々の能力に応じて適切に決定されることが、企業価値向上に繋がると考えているため設定しておりません。 採用については、性別・職歴・国籍などを問わない多様な人材採用を進めております。 また、社員一人ひとりが目標を立て課題に取組み自己評価することで、自ら考え行動する人材を育成するため、セルフチャレンジ(目標管理制度)実施率100%(実績100%)を目指すとともに、企業倫理やコンプライアンスの遵守、人権と多様性の尊重をはじめ、適切な開示、高品質な製品とサービスの提供など誠意を持って行動する人材を育成するため、コンプライアンス研修受講率100%(実績100%)を目指しております。 さらに、社員一人ひとりの持てる力を十分発揮できるよう疾病とメンタルヘルス不調の未然防止、早期発見・治療をするため、定期健康診断受診率・ストレスチェック受検率100%(実績:定期健康診断受診率100%、ストレスチェック受検率99%)を目指しております。 |
事業等のリスク | 3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2024年9月27日)現在において判断したものであります。 また、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクが顕在化した場合に当社グループの経営成績等の状況に与える影響については、合理的に予見することが困難であるため、記載しておりません。 (1)外部要因 IT産業は、製品市場が循環的に大きく変動し、しかも世界中が同じ状況となる関係で過去において振幅の大きな好況・不況を繰り返してきました。 そして、IT産業の設備投資は大幅な増加と減少を繰り返してきております。 当社グループは、過去における不況時の対応を教訓として活かせるような経営を行っておりますが、IT産業の設備投資の状況により、当社グループの受注、財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (2)技術力・製品開発力 当社グループの主たるユーザー市場は技術の進歩が著しいことから、当社はユーザーのニーズを適確に把握し、ユーザーが満足する新製品の開発を行うため「市場開発課」「技術開発課」を設置する等、新技術の研究を継続しております。 しかしながら、技術力・開発力が技術進歩に遅れをとった場合には競争力が低下し、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (3)人材の確保 当社グループは、あらゆるハイテクノロジー企業と同様に製品を開発・製造するため、優秀な従業員の確保と育成に力を入れております。 また、多様な人材の採用や、差別の禁止、終身雇用を前提とした福利厚生面の充実、残業の削減等、働きやすい環境整備にも努めております。 しかしながら、当社グループから優秀な人材が多数離職したり、人材獲得や育成ができなかった場合、当社グループの将来の成長に悪影響を与える可能性があります。 (4)知的財産権等の保護 当社グループは、当社ブランドにふさわしいオンリーワン製品の開発・販売を行っており、多数の特許を保有しております。 当社グループは、知的財産権の取得を推進するほか、主に「技術部」において他社特許権等の調査を実施し、権利侵害防止にも努めております。 しかしながら、これらの特許は異議を申し立てられ、無効とされる可能性や、第三者が当社の特許を侵害して対象となる技術を不当に使用する可能性があります。 また、これらの特許により当社の競争上の優位性が保証されているわけではありません。 有効な特許権の行使及び企業秘密の保護は、一部の国では困難な場合や制限される場合があり、当社グループの企業秘密は、従業員、契約相手及びその他の者によって不正に開示されたり、不正流用される可能性もあり、当社グループの競争上の優位性が損なわれ、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (5)製造物責任 当社製品のほとんどは、個別受注生産のため、当社は「品質保証課」を設置する等、品質管理の徹底を図っておりますが、全ての個々の製品についての欠陥の発生及びそれに起因する事故の発生の可能性を払拭することはできません。 当社は、ユーザーの製品使用状況の把握に努め、誠意を持った迅速な対応ができる体制を整備するとともに、PL保険に加入し万一の事故に備えております。 しかしながら、予期せぬ重大な事故や品質面での重大な欠陥が発生した場合には、社会的信用の失墜を招き、売上高低迷や多額の賠償金発生などによって、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (6)価格競争 当社グループの主たる製品であるプレス装置の業界は、価格競争が熾烈を極めているため、当社は「生産管理課」を設置する等、工程管理と原価削減の徹底を図っております。 なお、中国経済の台頭は新たな市場を創生する一方で、安価な競合製品の供給者を生む結果となっております。 このため、市場シェアの維持及び収益性の確保が困難になり、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (7)原材料価格の高騰 当社グループは、鋼材等を原材料とした製品を製造しておりますが、円安・地政学リスク等により当社の使用する原材料価格が上昇しております。 当社は、工程管理と原価削減の徹底を図っておりますが、予想以上の急騰や長期にわたって高騰が続くことにより、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (8)為替レートの変動 当社の製品は、中国をはじめとして、各国に輸出しており、取引の一部は外貨建で行っているため、為替レート変動の影響を受けております。 当社においては、円高は製品の販売競争力を下げ、円安は製品の販売競争力を上げます。 当社は、海外取引を円建にシフトしたり、為替相場の変動によるリスクを回避する目的で為替予約を行うこともありますが、為替レートの変動は当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (9)法的規制 当社は、海外においても事業活動を展開しており、各国の法令、規則の適用を受けます。 当社は、事業を遂行していく上で影響を与える法律などの改正を事前に把握し、顧問弁護士や専門弁護士と相談するなどして適切に対応を行うことで法令違反の発生可能性の低減などに努めております。 しかしながら、将来において予測のできない法律などの改正が行われた場合、当社グループの事業活動が制限され、財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (10)コンプライアンス、内部統制当社グループは、業務の有効性及び効率性、財務報告の信頼性、事業活動に係る法令などの遵守並びに資産の保全という観点から内部統制システムの充実に努めております。 コンプライアンスについては、北川精機グループの企業倫理・企業行動基準を制定し、社員一人ひとりがこの行動基準を遵守し、法令・社会規範・倫理に則した行動をするよう周知徹底に取り組んでおります。 また、「コンプライアンス委員会」を設置し、この委員会の統括下でコンプライアンスの徹底にグループ一体となって取り組んでおります。 しかしながら、コンプライアンスをはじめとした内部統制システムには一定の限界があるため、その目的の達成を完全に保証するものではありません。 このため、法令による罰則・訴訟の提起、企業価値毀損等により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (11)重要な訴訟事件等当社グループでは、現在重要な影響を及ぼす訴訟等は提起されておりません。 訴訟事件等は、当社の「財務部」が一括で管理しており、顧問弁護士や専門弁護士と連携を図るとともに、取締役会及び監査等委員会に報告することとしております。 しかしながら、将来、重要な訴訟等が発生し、当社グループに不利な判断がなされた場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (12)自然災害当社は、地震や台風などの大規模自然災害を回避するため、地盤の安定した高台に工場を建設しております。 当社グループは、災害に備えて適切な保険に加入するとともに、備蓄品の補充、緊急連絡網の整備等の対策を講じております。 しかしながら、予期せぬ大規模な自然災害が発生し、人的、物的損害による事業活動が停止等した場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (13)その他 当社グループは産業機械事業において、積極的な海外展開、ユーザーニーズを捉えた新製品の開発、原価低減等によるコスト削減等の推進、長年培ってきたノウハウを活かせる分野への資本投下、そして、新たな収益の柱作りの推進等、安定的な収益を確保できる体質の確立を進めてきております。 しかしながら、予期せぬ火災やテロ、戦争等が発生した場合、当社グループの財政状態及び経営成績に悪影響を与える可能性があります。 |
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 | 4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。 )の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度における我が国経済は、円安の進行や物価が上昇する中で、景気は回復基調で推移しました。 一方、世界経済は、中国経済の減速や不安定な国際情勢、インフレの長期化に伴う景気後退の懸念により、依然として先行き不透明な状況で推移しました。 このような状況の下、当社グループは最終年度を迎えた中期経営計画「持続的進化への挑戦 ~ 社会と共に成長する強いKITAGAWA ~」に基づき、環境の変化に合わせ、より機動的・能動的に市場の動きを捉えて収益機会を確実に獲得するとともに、将来に向けて持続可能な成長基盤を堅固なものとすることを目標として、引き続き3つの重点項目「既存事業での技術的深化と新規事業への経営資源集中による持続的成長の岩盤造り」「市場拡大に合わせた生産能力増強と収益性・競争力・製品/サービス品質向上の両立」「活力溢れる強い組織作りとそれを支えるデジタル化の推進」に取り組んでまいりました。 この結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高5,933百万円(前期比8.2%減)、営業利益815百万円(前期比10.9%増)、経常利益851百万円(前期比5.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益632百万円(前期比10.0%減)となりました。 なお、当社グループの主要製品は、案件毎に個別の仕様に基づいて設計・製造を行うため、納期・受注金額にバラツキがあり、大型案件になるほど売上までに長期間を要し、四半期単位での売上高が大きく変動するという特徴があります。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 (産業機械事業)銅張積層板プレス装置の需要一巡に伴う売上の減少はあったものの、製造原価低減の取り組みの効果や販管費が減少した結果、売上高5,780百万円(前期比8.3%減)、営業利益809百万円(前期比11.4%増)となりました。 (その他)油圧機器は、売上高152百万円(前期比4.8%減)、営業利益5百万円(前期比18.9%減)となりました。 財政状態は、次のとおりであります。 (資 産)総資産は8,430百万円となり、前連結会計年度末に比べて510百万円の減少となりました。 増加の主なものは、現金及び預金937百万円、受取手形、売掛金及び契約資産115百万円、減少の主なものは、電子記録債権660百万円、仕掛品747百万円であります。 (負 債)負債は3,667百万円となり、前連結会計年度末に比べて1,770百万円の減少となりました。 これは主に、契約負債1,373百万円、その他流動負債143百万円、長期借入金121百万円の減少によるものであります。 (純資産)純資産は4,762百万円となり、前連結会計年度末に比べて1,260百万円の増加となりました。 これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益632百万円の計上と、資本金274百万円、資本剰余金291百万円の増加、自己株式122百万円(純資産の部マイナス項目)の減少によるものであります。 ② キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。 )は3,435百万円となり、前連結会計年度末に比べ937百万円の増加となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果、獲得した資金は504百万円(前期は186百万円の獲得)となりました。 収入の主なものは、税金等調整前当期純利益851百万円、棚卸資産の減少額736百万円、売上債権の減少額545百万円、前渡金の減少額101百万円、支出の主なものは、契約負債の減少額1,375百万円、仕入債務の減少額149百万円、法人税等の支払額140百万円、未払金の減少額121百万円であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果、使用した資金は85百万円(前期は143百万円の使用)となりました。 これは主に、有形固定資産の取得による支出75百万円であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果、獲得した資金は482百万円(前期は163百万円の使用)となりました。 収入の主なものは、株式の発行による収入546百万円、自己株式の売却による収入120百万円、支出の主なものは、長期借入金の返済による支出121百万円であります。 (キャッシュ・フロー関連指標の推移) 2022年6月期2023年6月期2024年6月期自己資本比率(%)31.439.256.5時価ベースの自己資本比率(%)38.963.366.0キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)1.28.42.9インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)70.010.834.5(注)自己資本比率:自己資本/総資産時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フローインタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い1.各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。 2.株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに算出しております。 3.キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。 4.有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。 また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息支払額を使用しております。 ③ 生産、受注及び販売の実績a 生産実績当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称生産高(千円)前年同期比(%)産業機械事業4,730,52779.3その他196,73496.3合計4,927,26279.9(注)セグメント間の取引については相殺消去しております。 b 受注実績当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称受注高(千円)前年同期比(%)受注残高(千円)前年同期比(%)産業機械事業4,363,653110.64,343,57775.4その他152,74693.272,24199.7合計4,516,399109.94,415,81875.7(注)セグメント間の取引については相殺消去しております。 c 販売実績当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称販売高(千円)前年同期比(%)産業機械事業5,780,82191.7その他152,98495.2合計5,933,80591.8(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.当連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 なお、A社からの要望に応じ「秘密保持に関する確約書」を提出しているため、社名の公表は控えさせていただいております。 相手先前連結会計年度(自 2022年7月1日至 2023年6月30日)当連結会計年度(自 2023年7月1日至 2024年6月30日)金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)広東盈華電子材料有限公司--2,254,20038.0A社1,534,49723.7--KARRIES MATERIALS TECHNOLOGY CO.,LTD781,80012.1--ELITE ELECTRONIC MATERIAL (KUNSHAN) CO.,LTD.662,59610.3--(注)当連結会計年度のA社とELITE ELECTRONIC MATERIAL (KUNSHAN) CO.,LTD.に対する販売実績は、当該販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10未満であるため記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 経営成績等の分析(売上高) 売上高は528百万円減少し5,933百万円(前期比8.2%減)となりました。 これは主に、期初業績予想から想定しておりました、銅張積層板プレス装置の需要一巡に伴う売上の減少によるものであります。 (営業利益) 営業利益は80百万円増加し815百万円(前期比10.9%増)となりました。 これは主に、一部案件の採算改善による売上総利益の増加と、貸倒引当金繰入額の減少によるものであります。 (経常利益) 経常利益は47百万円増加し851百万円(前期比5.9%増)となりました。 これは主に、営業利益の増加と為替差益の減少によるものであります。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 親会社株主に帰属する当期純利益は69百万円減少し632百万円(前期比10.0%減)となりました。 これは主に、経常利益の増加と、税務上の繰越欠損金の使用に伴う法人税等調整額の増加によるものであります。 《ご参考》 前連結会計年度2023年6月期(百万円)当連結会計年度2024年6月期(百万円)前 年 対 比増減額(百万円)増減率(%)売 上 高6,4625,933△528△8.2営 業 利 益7358158010.9経 常 利 益804851475.9親会社株主に帰属する当期純利益702632△69△10.0なお、営業成績の概況及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容については「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容については、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの運転資金の主なものは、製品製造のための原材料及び購入部品費のほか、外注費、製造費、受注獲得のための販売費、新製品開発のための研究開発費であります。 運転資金は、自己資金と営業活動によるキャッシュ・フローのほか、銀行借入などにより調達しており、当社は、金融機関との間で当座貸越契約を締結しております。 借入金の主な目的は、短期借入金が運転資金、長期借入金が設備投資資金であります。 なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は1,442百万円(前連結会計年度1,563百万円)、現金及び現金同等物の残高は3,435百万円(前連結会計年度2,498百万円)となりました。 有価証券報告書提出日現在において、支出が予定されている重要な資本的支出はありません。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ④ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標当社グループは、2021年7月1日より3か年を対象とする中期経営計画「持続的進化への挑戦 ~ 社会と共に成長する強いKITAGAWA ~」を策定し、2024年6月期の目標数値として売上高5,300百万円、営業利益600百万円を掲げておりました。 中期経営計画の諸施策に注力した結果、売上高は5,933百万円、営業利益は815百万円といずれも目標値を上回ることができました。 なお、当連結会計年度の開始時点の当初連結業績予想は売上高6,000百万円、営業利益680百万円としておりました。 また、2025年6月期の連結業績予想は売上高6,000百万円、営業利益500百万円としております。 2024年7月スタートの中期経営計画等の詳細は「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)中長期的な会社の経営戦略及び対処すべき課題」に記載しております。 |
経営上の重要な契約等 | 5【経営上の重要な契約等】 当社は、2024年1月16日開催の取締役会において、野村證券株式会社を割当予定先として第三者割当による行使価額修正条項付第2回新株予約権(以下「本新株予約権」という。 )を発行することを決議し、2024年2月1日に本新株予約権に係る「北川精機株式会社第2回新株予約権買取契約証書」を締結しております。 なお、2024年3月4日までに本新株予約権の権利行使は全て終了しております。 詳細は、「第4 提出会社の状況 1株式等の状況 (2)新株予約権等の状況 ③その他の新株予約権等の状況」をご参照ください。 |
研究開発活動 | 6【研究開発活動】 当連結会計年度における研究開発費の総額は44百万円でありました。 当事業年度の主な活動は、省力機械設備(搬送機械)において、レーザー加工機用システムストッカーの拡販に向けたシリーズ化を行いました。 また、さらなる市場拡大のため、金型や金型素材等の重量物用ソリッドストッカーの改良に向けた研究に取り組みました。 当社のプレス装置とラミネータ装置を用いて試作評価を行うスペースKITAGAWA Trial Labでは、顧客のニーズに応じた素材や条件による成形試作・評価試験を行う一方、炭素繊維強化熱可塑性樹脂(CFRTP)に加え、天然素材を用いた繊維強化樹脂(FRP)の試作品を作成し、展示会等でPRを行いました。 |
設備投資等の概要 | 1【設備投資等の概要】 当連結会計年度中において実施しました企業集団の設備投資の総額は43,002千円であります。 |
主要な設備の状況 | 2【主要な設備の状況】 (1)提出会社2024年6月30日現在 事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額従業員数(人)建物及び構築物(千円)機械装置及び運搬具(千円)土地(千円)(面積㎡)リース資産(千円)その他(千円)合計(千円)本社及び本社工場(広島県府中市)産業機械事業全社(共通)製造設備統括業務施設436,481133,139647,058(32,207)-57,6541,274,334138本社工場D棟(広島県府中市)産業機械事業製造設備151,38886125,347(9,301)-2,288279,111-本社工場E棟(広島県府中市)産業機械事業全社(共通)共用設備--31,336(2,330)--31,336- (2)国内子会社2024年3月31日現在 会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額従業員数(人)建物及び構築物(千円)機械装置及び運搬具(千円)土地(千円)(面積㎡)リース資産(千円)その他(千円)合計(千円)ホクセイ工業㈱福山工場(広島県福山市)その他製造設備3,160229102,876(1,652)369405107,0418 (注)1.提出会社の本社D工場は製造(組立)の必要に応じて利用しているため常駐の従業員はおりません。 2.ホクセイ工業㈱は2024年3月31日現在のデータで記載しております。 |
設備の新設、除却等の計画 | 3【設備の新設、除却等の計画】 当社グループの設備投資の計画については、景気予測、業界動向、投資効率等を総合的に勘案して策定しております。 設備計画は原則的に連結会社各社が個別に策定しておりますが、計画策定に当たってはグループ会議において提出会社を中心に調整を図っております。 なお、当連結会計年度末現在における重要な設備の新設並びに除売却の計画はありません。 |
研究開発費、研究開発活動 | 44,000,000 |
設備投資額、設備投資等の概要 | 43,002,000 |
Employees
平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 45 |
平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 20 |
平均年間給与、提出会社の状況、従業員の状況 | 5,045,000 |
Investment
株式の保有状況 | (5)【株式の保有状況】 ① 投資株式の区分の基準及び考え方当社は、保有目的が純投資目的である投資株式と純投資目的以外の目的である投資株式の区分について、株価変動又は配当等の利益享受を目的として保有する株式を純投資目的の投資株式とし、それ以外の株式を純投資目的以外の投資株式として区分しています。 純投資目的の投資株式につきましては、保有しておらず、純投資目的以外の投資株式につきましては、基本的には当社の取引先を対象として一定数の株式を保有しております。 ② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式イ.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容当社は、取引先との安定的・長期的な取引関係の強化等の観点から当社の中長期的な企業価値向上に資すると判断される場合を除き、原則として政策保有株式は保有しないこととしております。 保有株式については、中長期的な企業価値の向上に資するものであるか、又は投資先が株主共同の利益に資するものであるかについて取締役会で総合的に審議して、保有意義が希薄化したと判断したものについては売却等の検討を行うこととしております。 ロ.銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式46非上場株式以外の株式1116(当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円)株式数の増加の理由非上場株式---非上場株式以外の株式11取引先持株会を通じた株式の取得(当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)非上場株式--非上場株式以外の株式-- ハ.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報特定投資株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)イビデン株式会社17,83617,589取引先(販売先)として、営業上の取引関係を維持・強化取引先持株会を通じた株式取得無116142(注)特定保有株式における定量的な保有効果については記載が困難であります。 なお、保有の合理性については、「イ.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容」に記載のとおり検証しております。 みなし保有株式該当事項はありません。 ③ 保有目的が純投資目的である投資株式該当事項はありません。 ④ 保有目的を変更した投資株式該当事項はありません。 |
株式数が増加した銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 1 |
銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 4 |
貸借対照表計上額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 6,000,000 |
銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 1 |
貸借対照表計上額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 116,000,000 |
株式数の増加に係る取得価額の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 1,000,000 |
株式数、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 17,836 |
貸借対照表計上額、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 116,000,000 |
株式数が増加した理由、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 取引先持株会を通じた株式の取得 |
銘柄、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | イビデン株式会社 |
保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 取引先(販売先)として、営業上の取引関係を維持・強化取引先持株会を通じた株式取得 |
当該株式の発行者による提出会社の株式の保有の有無、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 無 |
Shareholders
大株主の状況 | (6)【大株主の状況】 2024年6月30日現在 氏名又は名称住所所有株式数(千株)発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%) 北川精機取引先持株会広島県府中市鵜飼町800-87419.13 内田 雅敏広島県府中市6127.54 株式会社北川興産広島県府中市広谷町797-64866.00 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)東京都港区赤坂1丁目8番1号 赤坂インターシティAIR4755.86 株式会社広島銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)広島市中区紙屋町1丁目3-8(東京都中央区晴海1丁目8-12)3474.27 MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)25 Cabot Square, Canary Wharf, London E14 4QA, U.K.(東京都千代田区大手町1丁目9-7)3183.92 内田 由美広島県府中市2302.84 大栄鋼業株式会社広島県福山市霞町1丁目1番1号1111.37 東京短資株式会社東京都中央区日本橋室町4丁目4-101031.28 株式会社北川鉄工所広島県府中市元町77-1981.21計-3,52443.42(注)1. 前事業年度末において主要株主であった 北川精機取引先持株会は、当事業年度末現在では主要株主ではなくなりました。2. 2024年9月24日付で公衆の縦覧に供されている大量保有報告書(変更報告書)において、リム・アドバイザーズ・リミテッドが2024年9月13日現在で以下の株式を所有している旨が記載されているものの、当社として2024年6月30日現在における実質所有株式数の確認ができませんので、上記大株主の状況は株主名簿上の所有株式数に基づき記載しております。なお、その大量保有報告書(変更報告書)の内容は以下のとおりであります。 氏名又は名称住所保有株券等の数(千株)株券等保有割合(%)リム・アドバイザーズ・リミテッド香港、セントラル、ダッデル・ストリート11、ルットンジー・ハウス19階、19017869.31 |
株主数-金融機関 | 7 |
株主数-金融商品取引業者 | 25 |
株主数-外国法人等-個人 | 9 |
株主数-外国法人等-個人以外 | 25 |
株主数-個人その他 | 4,055 |
株主数-その他の法人 | 50 |
株主数-計 | 4,171 |
氏名又は名称、大株主の状況 | 株式会社北川鉄工所 |
株主総利回り | 1 |
株主総会決議による取得の状況 | (1)【株主総会決議による取得の状況】 該当事項はありません。 |
株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容 | (3)【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】 区分株式数(株)価額の総額(円)当事業年度における取得自己株式2319,895当期間における取得自己株式--(注)当期間とは、事業年度の末日の翌日から有価証券報告書提出日までの期間であります。 |
Shareholders2
自己株式の取得 | -19,000 |
自己株式の取得による支出、財務活動によるキャッシュ・フロー | -19,000 |
発行済株式及び自己株式に関する注記 | 1.発行済株式の種類及び総数に関する事項株式の種類当連結会計年度期首当連結会計年度増加当連結会計年度減少当連結会計年度末普通株式 (株)7,649,600800,000-8,449,600(注)発行済株式の増加は、新株予約権の権利行使に伴う新株の発行による増加によるものであります。 2.自己株式の種類及び株式数に関する事項株式の種類当連結会計年度期首当連結会計年度増加当連結会計年度減少当連結会計年度末普通株式 (株)551,08923219,200331,912(注)1.自己株式の減少は、2023年9月27日取締役会の決議に基づく譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分19,200株及び新株予約権の権利行使に伴う自己株式の処分200,000株であります。 2.自己株式の増加は、単元未満株式の買取りによるものであります。 |
Audit
監査法人1、連結 | 晄和監査法人 |
独立監査人の報告書、連結 | 独立監査人の監査報告書及び内部統制監査報告書 2024年9月25日北川精機株式会社 取 締 役 会 御中 晄和監査法人 広島事務所 指定社員業務執行社員 公認会計士田島 崇充 指定社員業務執行社員 公認会計士近藤 哲生 <連結財務諸表監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられている北川精機株式会社の2023年7月1日から2024年6月30日までの連結会計年度の連結財務諸表、すなわち、連結貸借対照表、連結損益計算書、連結包括利益計算書、連結株主資本等変動計算書、連結キャッシュ・フロー計算書、連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項、その他の注記及び連結附属明細表について監査を行った。 当監査法人は、上記の連結財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、北川精機株式会社及び連結子会社の2024年6月30日現在の財政状態並びに同日をもって終了する連結会計年度の経営成績及びキャッシュ・フローの状況を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。 監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。 監査の基準における当監査法人の責任は、「連結財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。 当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。 当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。 監査上の主要な検討事項 監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 売上債権の回収可能性監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応会社グループは、当連結会計年度の連結貸借対照表において「受取手形、売掛金及び契約資産」1,782,403千円を計上しており、これに対して、流動資産に「貸倒引当金」5,095千円を計上している。 会社グループは、個別受注生産により、主にプレス及びその周辺装置の製造販売を行っている。 そのうち、海外販売に関しては、現地顧客との商慣習や新型コロナウイルス感染症による渡航制限等があった影響により、売上計上日から回収までの期間が長期にわたる売上債権がある。 会社グループは、海外販売に関する売上債権の一部について貸倒懸念債権として貸倒引当金を計上していたが、その後の債権回収実績及び今後の回収見込み等に基づき回収可能性を検討した結果、当連結会計年度において貸倒引当金戻入額51,861千円を販売費及び一般管理費の戻入として処理している。 会社グループは、売上債権の貸倒れによる損失に備えるため、売上債権の入金管理や回収予定表を用いた債権の年齢管理等により、一般債権と貸倒懸念債権等の特定の債権を把握している。 一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等の特定の債権については個別に回収可能性を検討し、貸倒見積額を算定して貸倒引当金を計上している。 このうち、特定の売上債権に係る回収可能性の検討において、債務者の財政状態や契約等に基づく返済スケジュールに従った回収実績、あるいは債務者との回収交渉の状況など、様々な要因を総合的に勘案して、債権の回収可能性を評価する必要がある。 そのため、その債権の回収可能性の評価にあたっては経営者による重要な見積りが必要であり、その結果、計上される貸倒引当金の額には不確実性が伴う(連結財務諸表注記(重要な会計上の見積り)2.貸倒引当金参照)。 こうした状況を踏まえ、一般債権と貸倒懸念債権等の特定の債権の分類及び貸倒懸念債権等の特定の債権の貸倒見積高の算定には、経営者による重要な判断を伴うことから、当監査法人は当該事項を監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。 当監査法人は、売上債権の回収可能性を検討するにあたり、主として以下の監査手続を実施した。 (1)内部統制の評価売上債権の回収可能性を判断するための内部統制の整備及び運用状況の有効性を評価した。 評価に当たって、主に以下に焦点を当てた。 ・外部信用調査機関による信用調査情報等に基づいて、得意先の信用リスクを適切に把握する統制・売上計上日から一定期間経過している債権については、滞留債権として管理し、回収状況をモニタリングする統制(2)実証手続の実施・会社が作成した滞留債権管理表を入手し、関連する基礎資料と照合し、滞留債権が正確かつ網羅的に把握されていることを確かめた。 ・滞留債権管理表を閲覧し、回収可能性の検討が必要となる特定の債権について、契約書及び関連する資料を閲覧し、特定の売上債権に関連する役務の内容及び支払条件等を理解した。 ・回収可能性に関してリスクを識別した特定の売上債権に対して残高確認手続を実施した。 ・経営者に対する質問を実施し、売上債権の回収可能性に対する経営者の見解を確かめるとともに、外部調査機関による信用調査情報及び債務者との回収交渉状況に係る資料を閲覧して、その見解の合理性を評価した。 ・債権の入金実績及び信用状等を閲覧し、貸倒引当金の戻入の適切性を評価した。 その他の記載内容 その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。 経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。 また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。 連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。 連結財務諸表に対する経営者及び監査等委員会の責任経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して連結財務諸表を作成し適正に表示することにある。 これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない連結財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。 連結財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき連結財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。 監査等委員会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 連結財務諸表監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての連結財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から連結財務諸表に対する意見を表明することにある。 虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、連結財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。 監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。 ・ 不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。 また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。 監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。 さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。 ・ 連結財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。 ・ 経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。 ・ 経営者が継続企業を前提として連結財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。 継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において連結財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する連結財務諸表の注記事項が適切でない場合は、連結財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。 監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。 ・ 連結財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた連結財務諸表の表示、構成及び内容、並びに連結財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。 ・ 連結財務諸表に対する意見を表明するために、会社及び連結子会社の財務情報に関する十分かつ適切な監査証拠を入手する。 監査人は、連結財務諸表の監査に関する指示、監督及び実施に関して責任がある。 監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。 監査人は、監査等委員会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。 監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。 監査人は、監査等委員会と協議した事項のうち、当連結会計年度の連結財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。 ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。 <内部統制監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第2項の規定に基づく監査証明を行うため、北川精機株式会社の2024年6月30日現在の内部統制報告書について監査を行った。 当監査法人は、北川精機株式会社が2024年6月30日現在の財務報告に係る内部統制は有効であると表示した上記の内部統制報告書が、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して、財務報告に係る内部統制の評価結果について、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。 監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に準拠して内部統制監査を行った。 財務報告に係る内部統制の監査の基準における当監査法人の責任は、「内部統制監査における監査人の責任」に記載されている。 当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。 当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。 内部統制報告書に対する経営者及び監査等委員会の責任経営者の責任は、財務報告に係る内部統制を整備及び運用し、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して内部統制報告書を作成し適正に表示することにある。 監査等委員会の責任は、財務報告に係る内部統制の整備及び運用状況を監視、検証することにある。 なお、財務報告に係る内部統制により財務報告の虚偽の記載を完全には防止又は発見することができない可能性がある。 内部統制監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した内部統制監査に基づいて、内部統制報告書に重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、内部統制監査報告書において独立の立場から内部統制報告書に対する意見を表明することにある。 監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。 ・ 内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果について監査証拠を入手するための監査手続を実施する。 内部統制監査の監査手続は、監査人の判断により、財務報告の信頼性に及ぼす影響の重要性に基づいて選択及び適用される。 ・ 財務報告に係る内部統制の評価範囲、評価手続及び評価結果について経営者が行った記載を含め、全体としての内部統制報告書の表示を検討する。 ・ 内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果に関する十分かつ適切な監査証拠を入手する。 監査人は、内部統制報告書の監査に関する指示、監督及び実施に関して責任がある。 監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。 監査人は、監査等委員会に対して、計画した内部統制監査の範囲とその実施時期、内部統制監査の実施結果、識別した内部統制の開示すべき重要な不備、その是正結果、及び内部統制の監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。 監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。 <報酬関連情報> 当監査法人及び当監査法人と同一のネットワークに属する者に対する、会社及び子会社の監査証明業務に基づく報酬及び非監査業務に基づく報酬の額は、「提出会社の状況」に含まれるコーポレート・ガバナンスの状況等(3)【監査の状況】 に記載されている。 利害関係会社及び連結子会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。 以 上 (注)1.上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しております。 2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。 |
監査上の主要な検討事項、連結 | 監査上の主要な検討事項 監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 売上債権の回収可能性監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応会社グループは、当連結会計年度の連結貸借対照表において「受取手形、売掛金及び契約資産」1,782,403千円を計上しており、これに対して、流動資産に「貸倒引当金」5,095千円を計上している。 会社グループは、個別受注生産により、主にプレス及びその周辺装置の製造販売を行っている。 そのうち、海外販売に関しては、現地顧客との商慣習や新型コロナウイルス感染症による渡航制限等があった影響により、売上計上日から回収までの期間が長期にわたる売上債権がある。 会社グループは、海外販売に関する売上債権の一部について貸倒懸念債権として貸倒引当金を計上していたが、その後の債権回収実績及び今後の回収見込み等に基づき回収可能性を検討した結果、当連結会計年度において貸倒引当金戻入額51,861千円を販売費及び一般管理費の戻入として処理している。 会社グループは、売上債権の貸倒れによる損失に備えるため、売上債権の入金管理や回収予定表を用いた債権の年齢管理等により、一般債権と貸倒懸念債権等の特定の債権を把握している。 一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等の特定の債権については個別に回収可能性を検討し、貸倒見積額を算定して貸倒引当金を計上している。 このうち、特定の売上債権に係る回収可能性の検討において、債務者の財政状態や契約等に基づく返済スケジュールに従った回収実績、あるいは債務者との回収交渉の状況など、様々な要因を総合的に勘案して、債権の回収可能性を評価する必要がある。 そのため、その債権の回収可能性の評価にあたっては経営者による重要な見積りが必要であり、その結果、計上される貸倒引当金の額には不確実性が伴う(連結財務諸表注記(重要な会計上の見積り)2.貸倒引当金参照)。 こうした状況を踏まえ、一般債権と貸倒懸念債権等の特定の債権の分類及び貸倒懸念債権等の特定の債権の貸倒見積高の算定には、経営者による重要な判断を伴うことから、当監査法人は当該事項を監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。 当監査法人は、売上債権の回収可能性を検討するにあたり、主として以下の監査手続を実施した。 (1)内部統制の評価売上債権の回収可能性を判断するための内部統制の整備及び運用状況の有効性を評価した。 評価に当たって、主に以下に焦点を当てた。 ・外部信用調査機関による信用調査情報等に基づいて、得意先の信用リスクを適切に把握する統制・売上計上日から一定期間経過している債権については、滞留債権として管理し、回収状況をモニタリングする統制(2)実証手続の実施・会社が作成した滞留債権管理表を入手し、関連する基礎資料と照合し、滞留債権が正確かつ網羅的に把握されていることを確かめた。 ・滞留債権管理表を閲覧し、回収可能性の検討が必要となる特定の債権について、契約書及び関連する資料を閲覧し、特定の売上債権に関連する役務の内容及び支払条件等を理解した。 ・回収可能性に関してリスクを識別した特定の売上債権に対して残高確認手続を実施した。 ・経営者に対する質問を実施し、売上債権の回収可能性に対する経営者の見解を確かめるとともに、外部調査機関による信用調査情報及び債務者との回収交渉状況に係る資料を閲覧して、その見解の合理性を評価した。 ・債権の入金実績及び信用状等を閲覧し、貸倒引当金の戻入の適切性を評価した。 |
全体概要、監査上の主要な検討事項、連結 | 監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 |
見出し、監査上の主要な検討事項、連結 | 売上債権の回収可能性 |
内容及び理由、監査上の主要な検討事項、連結 | 会社グループは、当連結会計年度の連結貸借対照表において「受取手形、売掛金及び契約資産」1,782,403千円を計上しており、これに対して、流動資産に「貸倒引当金」5,095千円を計上している。 会社グループは、個別受注生産により、主にプレス及びその周辺装置の製造販売を行っている。 そのうち、海外販売に関しては、現地顧客との商慣習や新型コロナウイルス感染症による渡航制限等があった影響により、売上計上日から回収までの期間が長期にわたる売上債権がある。 会社グループは、海外販売に関する売上債権の一部について貸倒懸念債権として貸倒引当金を計上していたが、その後の債権回収実績及び今後の回収見込み等に基づき回収可能性を検討した結果、当連結会計年度において貸倒引当金戻入額51,861千円を販売費及び一般管理費の戻入として処理している。 会社グループは、売上債権の貸倒れによる損失に備えるため、売上債権の入金管理や回収予定表を用いた債権の年齢管理等により、一般債権と貸倒懸念債権等の特定の債権を把握している。 一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等の特定の債権については個別に回収可能性を検討し、貸倒見積額を算定して貸倒引当金を計上している。 このうち、特定の売上債権に係る回収可能性の検討において、債務者の財政状態や契約等に基づく返済スケジュールに従った回収実績、あるいは債務者との回収交渉の状況など、様々な要因を総合的に勘案して、債権の回収可能性を評価する必要がある。 そのため、その債権の回収可能性の評価にあたっては経営者による重要な見積りが必要であり、その結果、計上される貸倒引当金の額には不確実性が伴う(連結財務諸表注記(重要な会計上の見積り)2.貸倒引当金参照)。 こうした状況を踏まえ、一般債権と貸倒懸念債権等の特定の債権の分類及び貸倒懸念債権等の特定の債権の貸倒見積高の算定には、経営者による重要な判断を伴うことから、当監査法人は当該事項を監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。 |
開示への参照、監査上の主要な検討事項、連結 | 連結財務諸表注記(重要な会計上の見積り)2.貸倒引当金 |
監査上の対応、監査上の主要な検討事項、連結 | 当監査法人は、売上債権の回収可能性を検討するにあたり、主として以下の監査手続を実施した。 (1)内部統制の評価売上債権の回収可能性を判断するための内部統制の整備及び運用状況の有効性を評価した。 評価に当たって、主に以下に焦点を当てた。 ・外部信用調査機関による信用調査情報等に基づいて、得意先の信用リスクを適切に把握する統制・売上計上日から一定期間経過している債権については、滞留債権として管理し、回収状況をモニタリングする統制(2)実証手続の実施・会社が作成した滞留債権管理表を入手し、関連する基礎資料と照合し、滞留債権が正確かつ網羅的に把握されていることを確かめた。 ・滞留債権管理表を閲覧し、回収可能性の検討が必要となる特定の債権について、契約書及び関連する資料を閲覧し、特定の売上債権に関連する役務の内容及び支払条件等を理解した。 ・回収可能性に関してリスクを識別した特定の売上債権に対して残高確認手続を実施した。 ・経営者に対する質問を実施し、売上債権の回収可能性に対する経営者の見解を確かめるとともに、外部調査機関による信用調査情報及び債務者との回収交渉状況に係る資料を閲覧して、その見解の合理性を評価した。 ・債権の入金実績及び信用状等を閲覧し、貸倒引当金の戻入の適切性を評価した。 |
その他の記載内容、連結 | その他の記載内容 その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。 経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。 また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。 連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。 |
報酬関連情報、連結 | <報酬関連情報> 当監査法人及び当監査法人と同一のネットワークに属する者に対する、会社及び子会社の監査証明業務に基づく報酬及び非監査業務に基づく報酬の額は、「提出会社の状況」に含まれるコーポレート・ガバナンスの状況等(3)【監査の状況】 に記載されている。 |
Audit1
監査法人1、個別 | 晄和監査法人 |
独立監査人の報告書、個別 | 独立監査人の監査報告書 2024年9月25日北川精機株式会社 取 締 役 会 御中 晄和監査法人 広島事務所 指定社員業務執行社員 公認会計士田島 崇充 指定社員業務執行社員 公認会計士近藤 哲生<財務諸表監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられている北川精機株式会社の2023年7月1日から2024年6月30日までの第68期事業年度の財務諸表、すなわち、貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、重要な会計方針、その他の注記及び附属明細表について監査を行った。 当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、北川精機株式会社の2024年6月30日現在の財政状態及び同日をもって終了する事業年度の経営成績を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。 監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。 監査の基準における当監査法人の責任は、「財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。 当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。 当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。 監査上の主要な検討事項 監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 売上債権の回収可能性 連結財務諸表の監査報告書に記載されている監査上の主要な検討事項(売上債権の回収可能性)と同一内容であるため、記載を省略している。 その他の記載内容 その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。 経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。 また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。 財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。 財務諸表に対する経営者及び監査等委員会の責任経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して財務諸表を作成し適正に表示することにある。 これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。 財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。 監査等委員会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 財務諸表監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から財務諸表に対する意見を表明することにある。 虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。 監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。 ・ 不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。 また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。 監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。 さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。 ・ 財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。 ・ 経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。 ・ 経営者が継続企業を前提として財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。 継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する財務諸表の注記事項が適切でない場合は、財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。 監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。 ・ 財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた財務諸表の表示、構成及び内容、並びに財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。 監査人は、監査等委員会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。 監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。 監査人は、監査等委員会と協議した事項のうち、当事業年度の財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。 ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。 <報酬関連情報> 報酬関連情報は、連結財務諸表の監査報告書に記載されている。 利害関係会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。 以 上 (注)1.上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しております。 2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。 |
監査上の主要な検討事項、個別 | 監査上の主要な検討事項 監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 売上債権の回収可能性 連結財務諸表の監査報告書に記載されている監査上の主要な検討事項(売上債権の回収可能性)と同一内容であるため、記載を省略している。 |
全体概要、監査上の主要な検討事項、個別 | 監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。 監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 |
見出し、監査上の主要な検討事項、個別 | 売上債権の回収可能性 |
連結と同一内容である旨、監査上の主要な検討事項、個別 | 連結財務諸表の監査報告書に記載されている監査上の主要な検討事項(売上債権の回収可能性)と同一内容であるため、記載を省略している。 |
その他の記載内容、個別 | その他の記載内容 その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。 経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。 また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。 財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。 |
報酬関連情報、個別 | <報酬関連情報> 報酬関連情報は、連結財務諸表の監査報告書に記載されている。 |
BS資産
受取手形、売掛金及び契約資産 | 1,782,403,000 |
電子記録債権、流動資産 | 33,289,000 |
商品及び製品 | 2,763,000 |
仕掛品 | 908,118,000 |
原材料及び貯蔵品 | 192,466,000 |