財務諸表

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提出書類、表紙有価証券報告書
提出日、表紙2024-07-31
英訳名、表紙IZUMI CO., LTD.
代表者の役職氏名、表紙代表取締役社長 山西 泰明
本店の所在の場所、表紙広島県広島市東区二葉の里三丁目3番1号
電話番号、本店の所在の場所、表紙(082)264-3211(代表)
様式、DEI第三号様式
会計基準、DEIJapan GAAP
連結決算の有無、DEItrue
当会計期間の種類、DEIFY

corp

沿革 2 【沿革】
年月概要1950年6月株式会社泉不動産(現連結子会社)設立1961年10月資本金500万円をもって、広島市堀川町98番地に株式会社いづみを設立1961年11月いづみ八丁堀店を第1号店として衣料品及び日用雑貨品の販売を開始1969年9月岡山県に初めて進出し、いづみ岡山店を開店1974年10月山口県に初めて進出し、いづみ岩国店を開店1974年12月本店を広島市上幟町7番17号に移転1978年10月株式を大阪証券取引所市場第二部及び広島証券取引所に上場1980年9月商号を株式会社イズミに変更1981年4月本店を広島市南区京橋町2番22号に移転1983年7月株式会社クローバー開発(現㈱ゆめカード:現連結子会社)を設立1986年2月有限会社ジョイ・ステップ(旧連結子会社)設立1986年8月大阪証券取引所市場第一部銘柄に指定1987年12月株式を東京証券取引所市場第一部に上場1990年6月株式会社エクセル(旧連結子会社)を設立1991年3月中国テクノサービス株式会社(現㈱イズミテクノ:現連結子会社)を設立1994年3月島根県に初めて進出し、ゆめタウン浜田を開店1995年3月福岡県に初めて進出し、ゆめタウン遠賀を開店1996年9月イズミ・フード・サービス株式会社(現連結子会社)設立1996年11月兵庫県に初めて進出し、ゆめタウン氷上(現ゆめタウン丹波)を開店1997年8月株式会社長崎ベイサイドモール(現連結子会社)を設立1998年4月佐賀県に初めて進出し、ゆめタウン武雄を開店1998年5月大分県に初めて進出し、ゆめタウン中津を開店1998年10月香川県に初めて進出し、ゆめタウン高松を開店2000年4月長崎県に初めて進出し、夢彩都(現ゆめタウン夢彩都)を開店2000年7月株式会社ロッツ(旧持分法適用会社)を設立2002年7月 株式会社ゆめタウン熊本(旧連結子会社)が民事再生会社の株式会社ニコニコ堂から4店舗を賃借し、熊本県に初めて進出2004年6月熊本県に当社として初めて進出し、ゆめタウン光の森を開店2007年2月株式会社ゆめタウン熊本が、株式会社ニコニコ堂を吸収合併2008年9月連結子会社の株式会社ゆめタウン熊本及び株式会社エクセルを株式会社イズミが吸収合併2009年9月連結子会社の泉開発株式会社他連結子会社3社を株式会社イズミが吸収合併2011年11月徳島県に初めて進出し、ゆめタウン徳島を開店2012年9月連結子会社の有限会社ジョイ・ステップを株式会社イズミが吸収合併2013年11月本店を広島市東区二葉の里三丁目3番1号に移転2015年1月物流拠点として、イズミ広島物流センターを広島市西区に開設2015年2月株式会社スーパー大栄(現㈱ゆめマート北九州)を連結子会社化2015年10月株式会社ユアーズを連結子会社化2017年10月中期経営計画(2019年2月期から2021年2月期)を策定2018年4月株式会社セブン&アイ・ホールディングスと業務提携を締結2021年4月第二次中期経営計画(2022年2月期から2026年2月期)を策定2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行 (注)2024年4月3日付で、株式会社西友と食品スーパー事業の継承について吸収分割契約を締結しています。
事業の内容 3 【事業の内容】
当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、連結子会社15社、関連会社3社及び非連結子会社1社で構成され、小売事業、小売周辺事業及びその他の事業を展開しています。
当社及び当社の関係会社の事業における当社及び関係会社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりです。
なお、セグメントと同一の区分です。
小売事業ショッピングセンター、ゼネラル・マーチャンダイジング・ストア(GMS)、スーパーマーケット等の業態による衣料品、住居関連品、食料品等の販売を主体としています。
(主な関係会社) 当社、㈱ゆめマート熊本、㈱ゆめマート北九州及び㈱ユアーズ 小売周辺事業クレジット取扱業務、店舗施設管理業務、外食等の小売事業を補完する業務を主体としています。
(主な関係会社) ㈱ゆめカード、㈱イズミテクノ及びイズミ・フード・サービス㈱ その他卸売業、不動産賃貸業等です。
(主な関係会社) ㈱ヤマニシ及び㈱泉不動産 事業系統図は次のとおりです。
(注) 上図には非連結子会社は記載していません。
関係会社の状況 4 【関係会社の状況】
名称住所資本金又は出資金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有割合(%)関係内容(連結子会社) ㈱ゆめカード広島市東区480小売周辺100.00ハウスカード運営委託、資金貸借、役員の兼任 ㈱イズミテクノ広島市西区30小売周辺100.00(14.00)施設管理、警備・清掃委託、資金貸借、役員の兼任 イズミ・フード・サービス㈱広島市西区100小売周辺100.00商品供給、店舗内出店、資金貸借 ㈱ヤマニシ広島市西区200その他100.00(80.00)商品仕入、資金貸借 ㈱泉不動産広島市西区150その他35.92(0.20)〔41.01〕不動産賃貸借、資金貸借、役員の兼任 ㈱ゆめマート熊本熊本市東区257小売100.00商品供給、資金貸借 ㈱ゆめマート北九州北九州市八幡西区100小売100.00(0.39)商品供給、資金貸借 ㈱ユアーズ広島市東区50小売59.46商品供給、資金貸借 その他 7社 (持分法適用関連会社)  ㈱マルヨシセンター(注)4香川県高松市1,078小売20.02資本業務提携 その他 2社
(注) 1.「主要な事業の内容」欄には、セグメント情報に記載された名称を記載しています。
2.「議決権の所有割合(%)」欄の(内書)は間接所有であり、〔外書〕は緊密な者等の所有割合です。
3.特定子会社はありません。
4.㈱マルヨシセンターは有価証券報告書を提出しています。
従業員の状況 5 【従業員の状況】
(1) 連結会社の状況 2024年2月29日現在セグメントの名称従業員数(人)小売事業3,751(8,778) 小売周辺事業629(2,253) その他20(17) 合計4,400(11,048)
(注) 1.従業員数は就業人員です。
2.従業員数欄の(外書)は、パートタイマー(8時間換算)の年間平均雇用人員です。
(2) 提出会社の状況 2024年2月29日現在従業員数(人)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(千円)2,893(6,148)40.116.15,643 セグメントの名称従業員数(人)小売事業2,892(6,148) その他1(-) 合計2,893(6,148)
(注) 1.従業員数は就業人員です。
2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでいます。
3.従業員数欄の(外書)は、パートタイマー(8時間換算)の年間平均雇用人員です。
(3) 労働組合の状況提出会社の従業員を対象とするUAゼンセン全イズミ労働組合が組織(組合員数7,945人)されており、UAゼンセン同盟に属しています。
また、連結子会社㈱ゆめマート熊本の従業員を対象とするゆめマートユニオン(組合員数1,085名)、㈱ゆめマート北九州の従業員を対象とするUAゼンセンゆめマート北九州労働組合(組合員数1,116名)及び㈱ユアーズの従業員を対象とするUAゼンセンユアーズ労働組合(組合員数1,129名)が組織されており、UAゼンセン同盟に属しています。
なお、労使関係について特に記載すべき事項はありません。
また、その他の連結子会社については、労働組合はありません。
(4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性の育児休業等取得率、男女の賃金格差の状況2024年2月29日現在提出会社及び連結子会社(注1)管理職に占める女性労働者の割合(注2)男性の育児休業等取得率(注3)男女の賃金格差(注4)全労働者うち正規雇用労働者うちパート・有期労働者提出会社11.0%90.4%54.4%70.2%102.5%㈱ゆめカード22.4%100.0%53.8%73.4%79.8%㈱イズミテクノ1.0%29.0%52.5%75.4%63.1%イズミ・フード・サービス㈱10.0%0.0%50.2%76.4%120.1%㈱ヤマニシ0.0%0.0%60.5%61.4%58.1%㈱ゆめデリカ9.1%100.0%61.2%73.2%82.3%㈱ウオッチ・ビジネス・カンパニー0.0%0.0%58.6%72.3%86.0%㈱ゆめマート熊本9.7%0.0%49.6%79.6%82.0%㈱ゆめマート北九州4.0%0.0%53.4%75.2%90.6%㈱ユアーズ7.3%100.0%54.1%85.1%100.7%㈱デイリーマート9.1%0.0%51.9%89.9%93.8%
(注) 1.提出会社及び「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(2015年法律第64号)(以下「女性活躍推進法」という。
)等の公表義務の対象となる連結子会社を記載しています。
2.管理職に占める女性労働者の割合は、女性活躍推進法上の規定に基づき算出した比率を記載しています。
3.男性の育児休業等取得率について、提出会社は「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(1991年労働省令第25号)第71条の4各号における「直前事業年度において育児休業等をした男性労働者+小学校就学の始期に達するまでの子の育児を目的とした休暇制度(育児休業等及び子の看護休暇を除く)を利用した男性労働者の合計数÷直前事業年度に配偶者が出産した男性労働者の数」にて算出しています(育児目的の休暇制度にて、配偶者の出生後8週間以内に連続した3日間の特別休暇(有給休暇)を付与。
尚、育児目的の休暇を含まない場合の取得率は14.1%です)。
その他連結子会社は「男性労働者のうち育児休業を利用した数÷男性労働者のうち配偶者が出産した数」にて算出しています。
4.男女の賃金格差は、男性の賃金に対する女性の賃金の割合を示しています。
賃金は、基本給、超過労働(時間外労働、休日労働及び深夜労働)に対する報酬、賞与、通勤手当等を含んでいます。
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2024年7月31日)現在において当社グループが判断したものです。
(1) 会社の経営の基本方針当社グループは、「社員が誇りと喜びを感じ、地域とお客さまの生活に貢献し続ける」との経営理念に基づき、当社グループの収益の源泉である「地域」および「お客さま」への貢献を果たすことを通じて「社員」が誇りと喜びを感じつつ働くことができることこそ、あらゆるステークホルダーの皆さまのご期待に応える最短の道と考えています。
マーケットの成熟化と競合激化という環境下にありますが、お客さまニーズの変化へ適切に対応できる組織・人材の養成と、競争優位な分野への経営資源の選択的投入により、独自の付加価値を創造し、企業価値の着実な増大を図ってまいります。
さらに、地域に密着した企業として、経済、雇用、環境、文化への貢献を果たしてまいります。
(2) 目標とする経営指標当社グループは、2021年4月13日付で第61期(2022年2月期)から第65期(2026年2月期)までの5ヵ年における第二次中期経営計画を策定いたしました。
なお、2023年4月11日付にて、第二次中期経営計画の見直しについて公表しました。
目標とする経営指標の詳細につきましては、同日付にて公表した「第二次中期経営計画の見直しに関するお知らせ」をご参照ください。
(3) 中長期的な会社の経営戦略及び会社の優先的に対処すべき課題当社グループは、お客さま満足の獲得と企業価値の向上のために、以下の経営施策を推進してまいります。
お客さま満足度 No.1を目指して・三世代の幅広いニーズを満たす品揃え及びテナントを導入するとともに、ご家族が共に過ごすための快適な空間を実現することで、さらに魅力ある商業施設を構築してまいります。
・地域のお客さまにとって、品質、鮮度が高く安全・安心な商品を低価格でご提供する“いいものを安く”を各商品分野で実現させるべく、商品開発とともに原価低減、ロス削減を進めてまいります。
・店舗を起点とした風通しの良い組織で、従業員の自律的な行動や能力開発をサポートし、明確な目標に対する成果を評価する体制を構築することで、さらに働き甲斐のある職場を実現してまいります。
持続的成長のために・2030年までの目標「you me MIRAI 宣言」として数値目標を策定するとともに、取り組み項目として下記5項目を掲げています。
CO2排出量:50%削減(2013年度比)プラスチック包装:80%削減(2018年度比)食品ロス・リサイクル:50%削減(2018年度比)、食品リサイクル率 70% 取り組み項目・地域から頼りにされる拠点づくり・気候変動を和らげるために・人と地球にやさしい商品を・みんなが住みやすい街づくり・働きがいのある職場づくり ・広域型ショッピングセンター「ゆめタウン」、近隣型ショッピングセンター「ゆめモール」及び食品スーパーマーケット「ゆめマート」の今後の積極出店を展望し、キャッシュ・フロー創出能力の向上を目指し体質強化を図るとともに、既存店への活性化投資ならびにスクラップ&ビルドを継続的に行うことで店舗の若返りを図り、地域シェアの拡大による企業成長に繋げてまいります。
・M&A戦略の積極展開による地域ドミナント基盤をより強固にし、商品調達面などにおける競争優位を実現するとともに、地域経済の発展並びに雇用の維持・拡大に貢献してまいります。
・店舗作業の効率化と人員多能工化により人時生産性を抜本的に改善させていく活動に取り組み、その成果を全店に展開することで生産性を高めてまいります。
また、業務のデジタル化を推し進めることで省力化を図り、従業員の労働環境の整備を図るとともに、生み出された余剰時間をサービス向上へ転換しお客さまの満足につなげてまいります。
・中長期的な企業価値の向上に努めるべく、株主さま・投資家さまとの対話を通じたコーポレートガバナンスの充実を図ってまいります。
・これらのことから、創出するキャッシュ・フローを成長投資及び株主還元に振り向け、有効に活用してまいります。
高水準の資本効率の維持と更なる向上とともに最適資本構成の実現を通じて、企業価値及び株主価値の増加に努めてまいります。
事業等のリスク 3 【事業等のリスク】
経営者が当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりです。
なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2024年7月31日)現在において当社グループが判断したものです。
(1)情報セキュリティに関するリスク当社グループは、小売事業や小売周辺事業における商品・サービスの提供のため、お客さまやお取引先さまなどの個人情報や情報資産を取り扱っています。
対象情報のセキュリティ対策に万全を期すものとし、紛失、破壊、改ざんおよび漏えい等のリスク未然防止を目的として「情報セキュリティ委員会」を設置し、情報セキュリティ責任者と各部門の管理者を置き、情報セキュリティ対策の実効性を確保できる体制を運用・構築しています。
しかしながら、こうした対策にもかかわらず、多様化・高度化するコンピューターウイルスやサイバー攻撃、従業員や委託先の管理ミス等の要因により、情報の漏えい等が発生したり、情報システムに障害が発生して適切に稼働できない等の事態が発生し、お客さまや各お取引先さまからの信用低下等を招く可能性があります。
加えて、被害者への損害賠償義務などの損害及び日々高度化する外部からのサイバー攻撃への防御等の情報セキュリティ対応費用の発生により当社グループの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
なお、本年2月のサイバー攻撃により、システム障害が発生したことを受けて、サイバーセキュリティ体制の強化のため、CISO(情報セキュリティ責任者)の設置やセキュリティの多層防御の構築と監視体制の強化等の必要な再発防止策を迅速に実施しております。
(2)食品の安全性に関するリスク当社グループは、生鮮食品から加工食品、日配食品など食品中心に広範囲にわたって商品を販売しております。
食品の安全・衛生管理については、お客さまに安心してお買い物いただけるよう、品質管理及び商品の表示に関する担当組織の強化を図り、HACCPに準じた衛生管理、食品表示等を徹底し、店内調理品の定期的な微生物検査等を行うなどして、安全で衛生的な店づくりに取り組んでいます。
しかしながら、食中毒や異物混入等の食品事故または食品表示の誤りが発生した場合、お客さまの信頼を損ない、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
(3)自然災害に関するリスク気候変動による豪雨や洪水、台風の大型化だけでなく、突発的な巨大地震等による自然災害へのリスクが高まっており、社会インフラの停止による事業活動への影響が生じる可能性があります。
これらの対応を進めなければ、地域や社会的信用の失墜、ブランド価値の棄損につながるリスクがあります。
当社グループでは、災害発生時に迅速かつ適切な判断・行動ができるように行動原則として、「生命の安全確保」「地域社会への安全確保の協力」「重要業務の継続」を定めています。
また、災害時に従業員および家族の安否をいち早く確認するために安否確認システムを導入しており、災害発生時には災害対策本部を設置し各店舗が事業の継続が可能な体制を整えるようにしています。
(4)人事・労務リスク社会が大きく変化する中、持続的に成長し続ける企業であるためには、イズミグループのDNA「革新」「挑戦」「スピード」を実践し、常に好奇心を持ち一段上の仕事にチャレンジする人材の確保や育成が重要と考えています。
そのために様々なバックグラウンドを持った社員が個々の事情に応じて柔軟な働き方を選択でき、性別・年齢・学歴等によらず意欲や能力に応じて活躍できる環境整備や人材育成を行います。
しかしながら、人事・労務関連法令や制度、少子高齢化の進行による労働需給やその他の経営環境の変化などにより採用・育成計画が予定どおりに進まない場合、当社グループの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(5)資産保有リスク当社グループは、有形固定資産やのれん等の多額の固定資産を保有しています。
固定資産の減損に係る会計基準等の適用に当たっては、キャッシュ・フローを生み出す最小単位として店舗を基本単位としており、店舗別の収益管理を実施しています。
しかしながら、意思決定時点の投資計画と実績の乖離ならびに店舗の収益性低下等、回収可能価額を著しく低下させる変化が顕在化し減損処理が必要となった場合、当社グループの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(6)事業継続リスク当社グループは、日本国内に本社および店舗等の事業拠点を多数有しており、特に中国、四国、九州地方を中心に事業拠点を展開しています。
当該地域における大規模災害等の発生時における基本方針を定めるとともに、各事業拠点における事業継続計画(BCP)の策定ならびに事業継続マネジメント(BCM)体制を構築しています。
しかしながら、想定を上回る大規模自然災害等が生じた場合、店舗等の事業拠点の建屋・設備の被害、各種インフラの遮断、情報システムの停止、サプライチェーンの寸断、意思決定者の不在など、その影響は広域かつ多岐にわたり事業継続が困難となり、当社グループの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(7)市況変動リスク当社グループは、一般消費者への物品・サービスの販売を事業の中核としており、そのため天候や景気・個人消費の動向、小売業他社との競合状況等の影響を受けています。
これらの変動により、既存店舗や今後の新設店舗の収益低下、あるいは店舗閉鎖による損失計上が発生した場合、当社グループの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
当社グループは、有利子負債の調達による設備投資を実施しています。
また、販売商品において海外輸入品も扱っています。
さらに、当社グループ外の有価証券も保有しています。
したがって、金利、為替、株価などの想定を上回る変動の影響が、当社グループの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(8)法規制・制度動向リスク当社グループは、提供する商品・サービスの安全に万全の体制で取り組んでいますが、予期せぬ事由により問題のある商品の販売等の事態が発生し、公的規制、損害賠償責任等の損失、お客さまからの信用低下等があった場合、当社グループの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
当社グループは、独占禁止法、消費者保護関連法、環境・リサイクル関連法、個人情報保護法等の各種法的規制の遵守に努めていますが、予期せぬ事由により、これら法的規制に抵触する事態が発生し、事業活動への規制、費用の増加、お客さまからの信用低下等を招いた場合、当社グループの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
また、これらの法規制の改正等により、法令を遵守するための費用が増加する場合、当社グループの財政状態や経営成績に影響をおよぼす可能性があります。
大規模商業施設の出店に際しては、「大規模小売店舗立地法」、「都市計画法」、「建築基準法」等の規制を受けますが、これらの法律の改正やこれらに関して都道府県等が定めた規制の変更により、新規出店や既存店舗の改装等が困難となった場合や、将来の出店候補案件が減少した場合、当社グループの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2024年7月31日)現在において当社グループが判断したものです。
(1)経営成績等の状況の概要① 財政状態及び経営成績の状況当期におけるわが国経済は、民間消費、設備投資など国内需要を中心に緩やかに成長してきました。
新型コロナウイルス感染症が「5類感染症」へ移行したことから社会・経済活動の正常化が一段と進展し、コロナ禍で落ち込んだ対面型サービス消費やオケージョン需要の本格的な回復がみられました。
一方、生活必需品の値上げが高水準で推移するとともに、実質賃金のマイナス継続による消費者の実質購買力の低下が重石となっており、小売業界の動向は依然として見通しにくい状況が継続しています。
このような状況の下、当社グループは、経営理念「社員が誇りと喜びを感じ、地域とお客さまの生活に貢献し続ける」に基づき、「暮らしやすく、人口が増えるまちづくり」に長期的視点で取り組むことを掲げ、第二次中期経営計画にて定めた戦略を推進してきました。
2021年4月に策定した第二次中期経営計画は、公表後、新型コロナウイルス感染症拡大による人流動向への影響の長期化、並びに急激なエネルギーコストの高騰や消費者物価の急上昇は、想定を大きく上回って変化してきました。
こうした急激な環境変化に対し、最適な対応を実施するため、戦略および計画数値をアップデートしました。
成長戦略では、出店計画を絞り込み、既存店活性化投資とM&A・アライアンスによる新たな事業領域の拡大へと振り向ける投資アロケーションの変更を行い、オーガニック成長+インオーガニックな成長による長期ビジョン実現を目指すとしており、これらにスピーディーに対応するための組織体制強化を図ることで、一段と推進力を高めました。
5月には、株式会社マルヨシセンターとの資本業務提携契約に基づき、四国地域における商品仕入や物流及びシステム統合の実施を決定しました。
これにより、2024年6月から四国地域における業務プロセスの効率化、コスト削減を実現するとともに、迅速かつ正確な物流・配送体制を整備することで、お客さまへのサービス品質を高めてまいります。
1月には、株式会社サンライフ(大分県大分市)の株式を100%取得し、子会社化することを決定しました。
同社は地域密着型の食品スーパーとして、長期間にわたり小商圏における存在感を維持しています。
既存店舗網の空白地帯である大分市内において4店舗を運営しており、新たな市場への参入、市場占有率の向上とのエリア戦略の前進に寄与するものと考えています。
また、「サステナビリティ基本方針」に基づき、環境KPI達成に向けた取り組みを着実に進めてきました。
なお、その状況等の詳細につきましては弊社サステナビリティサイトをご参照ください。
サステナビリティサイトhttps://www.izumi.co.jp/sustainability/主力の小売事業においては、「5類感染症」への移行に伴い、消費者の社会・経済活動が活発化する強い動きがみられました。
このような状況の下、外出・旅行・季節歳時などのオケージョン消費への回帰に対して、お客さまの個々の消費行動の変化に即対応した品揃え・サービス提供態勢に大きく舵を切って事業を推進しました。
一方、電気料金、食料品・日用品を中心とした値上がりに対し、高付加価値の商品・サービス提供に努めるとともに、値ごろ感を重視した品揃えを強化することで、二極分化する消費嗜好に対応してきました。
また、仕入れ条件を見直すとともに、商品ロス管理を徹底することで売上原価の低減に努めました。
また、高止まりする電力料金などの費用低減を図るべく、全社的取り組みとして電力使用量の削減を図る一方で、新規出店ならびに、消費の回復局面入りにより投資効果を得やすくなったことを踏まえ、既存店のリニューアル投資を強力に推進してきました。
2024年2月15日に発生しましたランサムウェア感染被害につきまして、当期業績に及ぼす影響は軽微ではありましたが、決算発表の延期につきましては、株主の皆さまをはじめ、関係各位の皆さまにご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。
これらの結果、当期の営業成績は以下のとおりとなりました。
金額前期比営業収益471,166百万円2.4%増 (内 売上高)(415,633百万円)2.2%増 (内 営業収入)(55,532百万円)4.2%増営業利益31,425百万円6.6%減経常利益32,322百万円6.0%減親会社株主に帰属する当期純利益20,485百万円11.7%減 営業成績の主な増減要因a.営業収益及び売上総利益営業収益は前期比11,026百万円(2.4%)増加し、471,166百万円となりました。
これは、主に新型コロナウイルス感染症の「5類感染症」への移行に伴い、消費抑制意識の緩和がみられ、消費行動の変化に即対応した品揃え・サービスを提供したことなどによるものです。
売上総利益は、139,831百万円(前期比3,585百万円増)となりました。
営業収益対比では29.7%と前期に比べて0.1ポイント上昇しました。
b.販売費及び一般管理費並びに営業利益販売費及び一般管理費については、主に人件費及び設備投資に伴う減価償却費が増加したこと等により、前期比8,055百万円(5.2%)増加の163,938百万円となりました。
営業収益対比では34.8%となり前期に比べて0.9ポイント上昇しました。
これらの結果、営業利益は前期比2,219百万円(6.6%)減少の31,425百万円となり、営業収益対比は6.7%と前期に比べて0.6ポイント低下しました。
c.営業外損益及び経常利益営業外収益は、前期比36百万円(2.6%)減少の1,352百万円となりました。
一方、営業外費用は、支払利息の減少などにより、前期比181百万円(28.5%)減少の455百万円となりました。
これらの結果、経常利益は前期比2,074百万円(6.0%)減少の32,322百万円となりました。
営業収益対比は6.9%と前期に比べて0.6ポイント低下しました。
d.特別損益、法人税等、非支配株主に帰属する当期純利益及び親会社株主に帰属する当期純利益特別利益は、固定資産売却益等を計上し1,420百万円となりました(前期比589百万円の増加)。
一方、特別損失は、減損損失1,408百万円及びシステム障害対応費用1,039百万円等を計上し4,254百万円となりました(前期比3,291百万円の増加)。
法人税等は8,857百万円となりました(前期比1,986百万円の減少)。
非支配株主に帰属する当期純利益は144百万円となりました(前期比87百万円の減少)。
これらの結果、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比2,702百万円(11.7%)減少の20,485百万円となりました。
営業収益対比は4.3%と前期に比べて0.7ポイント低下しました。
各セグメントの業績■営業収益 前期(2022年3月~2023年2月)当期(2023年3月~2024年2月)増減(金額)増減(率)小売事業444,350百万円454,471百万円10,120百万円2.3%小売周辺事業40,625百万円44,644百万円4,018百万円9.9%その他5,488百万円5,297百万円△190百万円△3.5%調整額△30,325百万円△33,247百万円△2,922百万円―合計460,140百万円471,166百万円11,026百万円2.4% ■営業利益 前期(2022年3月~2023年2月)当期(2023年3月~2024年2月)増減(金額)増減(率)小売事業28,609百万円25,403百万円△3,206百万円△11.2%小売周辺事業4,664百万円5,702百万円1,038百万円22.3%その他632百万円650百万円17百万円2.8%調整額△261百万円△331百万円△69百万円―合計33,644百万円31,425百万円△2,219百万円△6.6% a.小売事業主力の小売事業においては、「5類感染症」への移行に伴い、消費者の抑制意識に一段の緩和がみられました。
このような状況の下、外出・旅行・季節歳時などのオケージョン消費への回帰に対して、お客さまの個々の消費行動の変化に即対応した品揃え・サービス提供態勢に大きく舵を切って事業を推進しました。
一方、電気料金、食料品・日用品を中心とした値上がりに対し、高付加価値の商品・サービス提供に努めるとともに、値ごろ感を重視した品揃えを強化することで、二極分化する消費嗜好に対応してきました。
商品面では、お客さまの多様なニーズに対応しさらに店舗付加価値を高めていくため、惣菜・生鮮加工品の自社製造ブランド「zehi(ぜひ)」に新たな4つのシリーズを立ち上げ、幅広いライフスタイルのお客さまにより魅力的で楽しい売場・商品の提供を開始し、食分野の充実を図りました。
このたび、誕生から1周年を記念し、新たに「premium(プレミアム)」、「season(シーズン)」、「balance(バランス)」、「trend(トレンド)」を加え、上質志向・健康志向などお客さまの多様なニーズに対応する品揃えを拡充しました。
なお、「zehi」の売上の一部をこども食堂支援のために寄付する取り組みやトレーの素材変更によるCO₂削減活動など、持続可能な社会の実現に貢献すべく取り組みました。
また、株式会社アダストリアと協業し2022年に立ち上げた衣料品のオリジナルブランド「SHUCA(シュカ)」では、30代~40代の女性をターゲットにした商品に加え、9月末からメンズ向け商品の販売を開始しました。
なお、2月には、衣食住分野の商品開発・調達を行うニチリウグループ(大阪市福島区)へ加盟しました。
これにより、多様化する顧客ニーズに迅速・柔軟に対応し、持続可能な社会に貢献するとともに、スケールメリットを共有し相互に調達力・収益力を高めていきます。
店舗面では、6月には旧『ゆめタウン祇園』の建て替えにより「ゆめテラス祇園(広島市安佐南区)」の2階食品館を先行オープン、11月には無印良品やフードコートなどを展開する3階フロアを加え、グランドオープンしました。
「『日々の豊かさ、憩い、集い』を生み出せる地域の人々にとって誇らしい場所」をコンセプトに、日々の生活を支え、利便性を重視し、地域とのつながりを大切にする店舗を目指します。
また、7月には大型商業施設「ゆめタウン飯塚(福岡県飯塚市)」を開業しました。
コンセプトを「待ち遠しいMIRAIを創ろう」とし、地域の方々が集い、交流する開放的で明るい吹き抜けをはじめ、各フロアの特性に合わせたユニバーサルデザイン、飯塚市初のシネマコンプレックスや最新のデジタル技術を取り入れた次世代型テーマパークを導入し、新たな出会いと体験、地域の MIRAI が生まれる交流拠点を目指します。
さらに、12月には老朽化した「ユアーズ本浦店」の建て替えにより、マンション併設型の都市型スーパーマーケット「ユアーズ東本浦店(広島市南区)」として開業しました。
長期にわたりご愛顧のあるシニア層のニーズに応えつつ、惣菜や冷凍食品の品揃えを強化するなど、ヤングファミリー層への訴求を図りました。
一方、既存店では大規模リニューアルを実施しました。
4月に「ゆめタウン行橋(福岡県行橋市)」において、「studio CLIP ゆめタウン行橋店」を開業しました。
これは、昨年9月に株式会社アダストリアと締結した業務提携及び商品売買等に関する基本契約に基づくフランチャイズ第1号店であり、ライフスタイル分野の改革をさらに一歩前に進めました。
11月には、「LECT(広島市西区)」を全館リニューアルしました。
株式会社ハンズとのフランチャイズ2号店で、生活雑貨等を幅広く展開する「プラグスマーケット」、中四国地方初出店となる次世代型テーマパーク「リトルプラネット」等をオープンし、子育てファミリー世帯やMZ世代向けの商品・サービスをより一層充実させました。
これらの取り組みに対して販売動向は、お客さまの個々の消費行動の変化に即対応した品揃え・サービス提供態勢の強化による諸施策の遂行に加え、外出・旅行・季節歳時などのオケージョン消費への回帰が追い風となり、大型商業施設「ゆめタウン」をはじめ各業態それぞれへの来店頻度の増加とともに販売動向は好調に推移しました。
春先には、コロナ禍において苦戦を強いられた直営ライフスタイル売場やアパレル・飲食専門店テナントへの集客回復により前年同期を大きく上回って販売が伸長しました。
スポーツ・お出かけ需要の高まりからスニーカーやキャリーケースなどの半耐久消費財の買い替え需要とみられる動きもみられました。
また、食料品では供給サイドによる国内販売価格の値上げが引き続き継続していることから、お客さまの生活を守るため価格訴求型の商品を投入し販売は好調に推移しました。
一方、高付加価値商品については、一層品質を高め相対的な値ごろ感を感じるとともに、幅広い選択肢に応えていくべく商品開発に努め、自社製造ブランド「zehi」の新商品や、生活スタイルの変化による時短・簡便・即食商品などが着実に支持されてきました。
夏場に入り、「5類」移行に伴う人流回復とともに好天にも恵まれ、直営ライフスタイルでは、衣料品やテナントのアパレル・飲食専門店が好調であったことに加え、生活雑貨においては日焼け止め等のシーズン化粧品などが大幅に伸長しました。
また、夏祭りや花火大会などのイベント参加への需要が強まったことで浴衣や水着なども好調に推移しました。
お盆期間には、台風の影響を受けたものの、都市部からの帰省されたお客さまの活発な動向により大型商業施設「ゆめタウン」への来店が増加し、お土産品、寿司・オードブル、フードコート・レストラン街などを中心に利用が増え、消費行動の変化に即対応した品揃え・サービス提供態勢に大きく舵を切った施策が販売に寄与しました。
秋口以降、記録的な残暑で気温低下が遅れたことから、直営ライフスタイル売場ではファッション衣料が伸び悩んだ一方、引き続き旺盛な外出需要により、靴・トラベル関連や化粧品、テナントでは飲食専門店は好調に推移しました。
しかしながら、客数の減少や客単価の伸びに一服感がみられ、長期化するインフレに対して生活防衛的な消費者の行動もみられました。
冬場における人流動向は、年末年始の移動が活発化し、休暇を故郷で過ごす人が増加するなど、回復の動きが見られました。
帰省者増加に伴うハレの日需要拡大を捉え、直営の食料品やテナント専門店では食品物販・飲食・アミューズメントといった、食関連や時間消費カテゴリーが大きく伸長しました。
一方で、直営ライフスタイル売場のファッション衣料や寝具類は、暖冬の影響を受けて伸び悩みました。
これらの結果、当期における当社の既存店売上高(テナント専門店を含む)は前年同期比で3.0%増(「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号)等を適用していない数値)、同様にテナント専門店を除く直営ベースでは2.1%増(同)となりました。
コスト面では、仕入れ条件を見直すとともに、商品ロス管理を徹底することで売上原価の低減に努めました。
また、高止まりする電力料金などの高騰に備え費用低減を図るべく、全社的取り組みとして電力使用量の削減を図る一方で、新規出店ならびに、消費の回復局面入りにより投資効果を得やすくなったことを念頭に既存店のリニューアル投資を強力に推進してきました。
これらの結果、営業収益は454,471百万円(前期比2.3%増)、営業利益は25,403百万円(前期比11.2%減)となりました。
b.小売周辺事業小売周辺事業では、「5類感染症」への移行に伴い、小売事業の販売が好調に推移したことから関連する業務の取扱高・販売高が伸長しました。
金融事業の株式会社ゆめカードにおいては、電子マネー「ゆめか」及びクレジットカードのグループ小売事業店舗、外部加盟店での取扱高が拡大しました。
また、これらの推進により、「ゆめか」の累計発行枚数は前期末における974万枚から当期末では1,023万枚となり、当社グループにおけるお客さまとタッチポイントとしての基盤をより強固にしました。
なお、前期に行ったこれらへの投資により減価償却費が増加したことなどで減益となりました。
施設管理事業の株式会社イズミテクノにおいては、同社が指定管理業務を受託する公共施設等の稼働状況、イベント開催などによる集客状況が前年同期に対して、それぞれプラスに転じたことで好調に推移し、増収増益となりました。
また、飲食事業のイズミ・フード・サービス株式会社においては、社会・経済活動の正常化が一段と進展し、営業収益はコロナ前を上回りました。
主力業態のミスタードーナツ及びサーティワンアイスクリーム等での販売が引き続き伸長するとともに、主力直営業態の「お好み一番地」が回復途上ではあるものの大きな増益要因となりました。
これらの結果、営業収益は44,644百万円(前期比9.9%増)、営業利益は5,702百万円(前期比22.3%増)となりました。
c.その他卸売事業では、前期における円安の影響による売上原価コスト増の影響が一巡するとともに、主要顧客である小売事業の好調な販売により利益水準は向上しました。
また、不動産賃貸事業では安定的な賃料収入を計上しました。
これらの結果、営業収益は5,297百万円(前期比3.5%減)、営業利益は650百万円(前期比2.8%増)となりました。
財政状態の分析当期末における総資産、負債及び純資産の残高、前期末対比の増減額及び主な増減理由は以下のとおりです。
前期末(2023年2月28日)当期末(2024年2月29日)増減総資産478,541百万円489,509百万円10,967百万円負債200,437百万円195,276百万円△5,161百万円純資産278,104百万円294,233百万円16,129百万円 総 資 産・当期の設備投資額は26,293百万円であり、これは主に店舗新設に係る投資、既存店舗の活性化及びDX投資等によるものです。
有形固定資産は、減価償却実施後で6,234百万円増加しました。
・受取手形、売掛金及び契約資産は、クレジット取扱高の増加等により4,509百万円増加しました。
負 債・短期借入金及び長期借入金は、1,179百万円増加しました。
・その他流動負債は、預り金の減少等により5,186百万円減少しました。
・未払金は、店舗新設に係る設備未払金の決済等により1,023百万円減少しました。
純 資 産・利益剰余金は、内部留保の上積みにより14,170百万円増加しました。
・これらの結果、自己資本比率は57.3%となり、前期末の55.4%に比べて1.9ポイント上昇しました。
② キャッシュ・フローの状況当期におけるキャッシュ・フローの状況は以下のとおりです。
前期(2022年3月~2023年2月)当期(2023年3月~2024年2月)増減営業活動によるキャッシュ・フロー38,313百万円31,563百万円△6,750百万円投資活動によるキャッシュ・フロー△10,045百万円△24,747百万円△14,701百万円財務活動によるキャッシュ・フロー△29,557百万円△5,149百万円24,408百万円 営業活動によるキャッシュ・フロー・主な収入項目は、税金等調整前当期純利益29,488百万円、減価償却費16,641百万円、及び未収入金の減少等によるその他営業活動によるキャッシュ・フローの増加5,273百万円です。
・主な支出項目は、法人税等の支払額11,009百万円、預り金の減少額4,645百万円、売上債権及び契約資産の増加額4,509百万円です。
投資活動によるキャッシュ・フロー・主な支出項目は、有形固定資産の取得による支出27,010百万円です。
これは主に、店舗新設に係る投資、既存店舗の活性化及びDX投資等によるものです。
財務活動によるキャッシュ・フロー・主な収入項目は、短期借入金の増加額19,110百万円です。
・主な支出項目は、長期借入金の返済による支出18,430百万円及び配当金の支払額6,292百万円です。
以上の結果、現金及び現金同等物の残高は、前期末対比1,666百万円増加し、11,997百万円となりました。
③ 生産、受注及び販売の実績a.販売実績当期における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。
セグメントの名称営業収益(百万円)対前期増減(%)小売事業454,4712.3小売周辺事業44,6449.9その他5,297△3.5小計504,4132.8調整額△33,247―合計471,1662.4 b.仕入実績当期における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。
セグメントの名称仕入高(百万円)対前期増減(%)小売事業269,2261.5小売周辺事業9,32211.9その他3,066△4.8小計281,6141.7調整額△11,195―合計270,4181.4 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容「(1)経営成績等の状況の概要」をご参照ください。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報a.キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容当社グループのキャッシュ・フローの状況は、「(1)経営成績等の状況の概要」をご参照ください。
なお、キャッシュ・フロー関連指標の推移は次のとおりです。
2020年2月期2021年2月期2022年2月期2023年2月期2024年2月期自己資本比率43.7%47.5%53.0%55.4%57.3%時価ベースの自己資本比率43.3%57.6%49.0%44.5%50.7%債務償還年数3.2年2.6年2.5年1.9年2.0年インタレスト・カバレッジ・レシオ49.7倍57.0倍63.1倍86.8倍117.5倍 (注)1.各指標の算出方法は以下のとおりです。
自己資本比率:自己資本/総資産時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産債務償還年数:有利子負債/キャッシュ・フローインタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利息の支払額2.いずれも連結ベースの財務数値により計算しています。
3.株式時価総額は、自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しています。
4.キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローから営業活動による債権債務の増減額を除いたものを使用しています。
利息の支払額は、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しています。
b.資本の財源及び資金の流動性に係る情報当社グループの運転資金需要は、主に商品・原材料仕入、販売費及び一般管理費等の営業費用によるものです。
また、投資資金需要は、店舗新設に係る投資、既存店舗の活性化及びDX投資等によるものです。
これらに対しては、営業キャッシュ・フロー及び金融機関からの借入れ等により充当しており、当連結会計年度における有利子負債残高は77,730百万円です。
なお、当社グループは第二次中期経営計画(2022年2月期から2026年2月期まで、2023年4月11日付にて第二次中期経営計画の見直しについて公表)に基づき、経営環境の激変リスクに備えつつ、5年間の総投資1,550億円を予定しており、その投資資金には自己資金及び有利子負債を活用します。
また、当社は日本格付研究所(JCR)から信用格付を取得しています。
本報告書提出時点において、「長期発行体格付:A+(見通し:安定的)」となっており、水準の維持を目安とします。
③ 経営者の問題認識と今後の方針について今後の見通しにつきましては、雇用・所得環境の改善が続き、景気は緩やかに回復していくことが期待される一方、物価高にやや落ち着きが見られるものの、消費者の実質購買力の低下から、生活防衛意識の高まりによる節約志向の拡大が想定されます。
また、企業活動においても、建設・物流・調達コスト等の上昇により、一層のコストマネジメントが必要になるなど厳しい経営環境が継続することが懸念されます。
このような状況の下、当社グループは2023年4月に「第二次中期経営計画(2022年2月期から2026年2月期)」の見直しを公表し、遂行してきました。
同計画で成長戦略の柱として掲げている既存店活性化投資、M&A・アライアンスへの取組みを一層推進することにより地域での存在感を高めるとともに、事業活動を通じて社会課題の解決に取組み、経営理念「社員が誇りと喜びを感じ、地域とお客さまの生活に貢献し続ける」を実践してまいります。
また、小売業界の厳しい経営環境をむしろチャンスと捉えることで更なる企業成長に繋げ、企業価値の向上を果たしてまいります。
これらにより、お客さまの満足を実現するとともに、地域ドミナントの更なる拡大・深耕を図っていくことで、経営効率を高め、より一層の企業成長に繋げてまいります。
④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されています。
この連結財務諸表作成にあたりまして、当社経営陣は決算日における資産・負債の数値、並びに報告期間における収益・費用の報告数値に影響を与える様々な要因・仮定に対し、継続して可能な限り正確な見積りと適正な評価を行っていますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
当社グループの連結財務諸表で採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しています。
経営上の重要な契約等 5 【経営上の重要な契約等】
業務提携契約契約会社名相手方の名称契約締結日契約内容㈱イズミ㈱セブン&アイ・ホールディングス2018年4月5日業務提携(1)当社とイトーヨーカ堂における以下の事項について①仕入の統合や輸入品・地域産品等の共同調達、その他商品の共同調達・商品供給等②イトーヨーカドー福山店の営業に関する引継ぎ③西日本地域における店舗の共同運営、共同出店等の検討(2)電子マネーの相互開放について(3)相手グループ店舗内への出店について(ATMを含む)(4)資材等の共同調達について(5)プライベートブランド商品の取り扱いの検討について(6)その他両社グループの企業価値向上に資することについて
研究開発活動 6 【研究開発活動】
該当事項はありません。
設備投資等の概要 1 【設備投資等の概要】
当期の設備投資の総額は26,293百万円であり、これは主に小売事業における店舗新設に係る投資、既存店舗の活性化及びDX投資等に関わるものです。
セグメントごとの設備投資額は次のとおりです。
セグメントの名称設備投資額(百万円)小売事業24,750小売周辺事業1,339その他203合計26,293 (注)設備投資額には、有形固定資産の他、無形固定資産への投資を含めて記載しています。
主要な設備の状況 2 【主要な設備の状況】
(1)提出会社2024年2月29日現在事業所名(所在地) セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積㎡)工具、器具及び備品合計[店舗] 広島県小売店舗34,33580126,483(239,512)1,16662,787661(1,968)岡山県小売店舗1,4841372,444(57,527)1834,249114(326)山口県小売店舗16,52334723,450(349,049)43040,752294(932)島根県小売店舗6,2871225,342(67,194)16811,920113(399)福岡県小売店舗31,50266923,603(291,111)1,08056,857425(1,360)佐賀県小売店舗6,656603,857(62,879)14610,72195(253)大分県小売店舗2,837553,397(58,545)1026,39262(202)長崎県小売店舗1,32948-1001,47761(120)熊本県小売店舗13,49031622,637(286,217)35836,802212(623)香川県小売店舗8,16512917,122(146,652)25225,669101(307)徳島県小売店舗4,603251,932(21,940)776,63945(116)兵庫県小売店舗2,85644946(24,945)1003,94751(127)その他小売店舗28-1,227(21,529)11,2578(4)[管理部門等]全セグメント事務所他2,070922,293(28,604)1,1685,624609(123)
(注) 1.設備の内容の「事務所他」には物流センターを含んでいます。
2.帳簿価額には、建設仮勘定を含んでいません。
また、テナント等に賃貸している面積に係る設備を含めています。
3.従業員数の(外書)は、パートタイマー数です。
4.上記の他、連結会社以外から以下のとおり設備を賃借しています。
事業所(所在地)セグメントの名称設備の内容年間リース料(百万円)リース契約残高(百万円)[店舗]広島県他小売店舗2,1758,932 (2)国内子会社2024年2月29日現在会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(人)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積㎡)リース資産工具,器具及び備品合計㈱ゆめカード筑紫野店別館他(福岡県筑紫野市他)小売周辺賃貸土地19-5,839(127,186)-4926,350141(124)イズミ・フ-ド・サービス㈱筑紫野店他(福岡県筑紫野市他)小売周辺店舗578---230808168(161)㈱泉不動産イズミ本社ビル他(広島市東区他)その他全社共通貸ビル他2,764125,296(24,763)-2328,305-(-)㈱ゆめマート熊本帯山店他(熊本市中央区他)小売店舗3,114493,940(102,320)-4297,534261(797)㈱ゆめマート北九州行橋店他(福岡県行橋市他)小売店舗4,4612143,573(69,439)-7228,971269(842)㈱ユアーズ楠木店他(広島市西区他)小売店舗3,377-5,805(198,530)-4949,677201(703)㈱ゆめデリカ本社工場他(広島市安佐北区他)小売周辺工場4,3857371,244(42,061)12256,40584(401)㈱長崎ベイサイドモール夢彩都店(長崎県長崎市)その他貸店舗2,070-4,726(15,202)-46,800-(-)
(注) 1.帳簿価額は、連結会社間の内部利益控除前の金額です。
2.帳簿価額には、建設仮勘定の金額を含んでいません。
3.従業員数の(外書)はパートタイマー数です。
4.上記の他、連結会社以外から以下のとおり設備を賃借しています。
会社名セグメントの名称設備の内容年間リース料(百万円)リース契約残高(百万円)㈱長崎ベイサイドモール他その他等店舗等4372,815
設備の新設、除却等の計画 3 【設備の新設、除却等の計画】
(1)重要な設備の新設等会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容投資予定額(百万円)資金調達方法着手年月完了予定年月総額既支払額提出会社ゆめマート新大村(長崎県大村市)小売店舗新設(店舗面積約2,190㎡)約1,700951自己資金及び借入金2023年5月2024年4月提出会社(注1)ゆめモール合志(熊本県合志市)小売店舗新設(営業面積 約5,400㎡)約1,600466自己資金及び借入金2023年10月2024年5月提出会社ゆめモール五日市(広島市佐伯区)(注2)小売建替(営業面積 約5,500㎡)約1,50010自己資金及び借入金2024年1月2024年秋提出会社ゆめモール山陽(岡山県赤磐市)(注3)小売建替(営業面積 未定)約1,70046自己資金及び借入金2024年秋2025年内 (注)1.当社グループの㈱ゆめマート熊本が食品スーパー「ゆめマート合志」を運営しています。
2.ゆめタウン五日市を建替予定です。
3.ゆめタウン山陽を建替予定です。
(2)重要な設備の除却等該当事項はありません。
設備投資額、設備投資等の概要203,000,000

Employees

平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況40
平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況16
平均年間給与、提出会社の状況、従業員の状況5,643,000

Investment

株式の保有状況 (5)【株式の保有状況】
① 投資株式の区分の基準及び考え方当社は、保有目的が純投資目的である投資株式と純投資目的以外の目的である投資株式の区分について、以下のように区分します。
a.純投資目的である投資株式市場価格の変動、配当等の経済的な利益を期待して保有するものb.純投資目的以外の目的である投資株式当社グループにおける企業価値向上に向けた中長期の事業戦略を展開するうえで必要な提携、協業及び取引関係を維持、発展させるために保有するもの ② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容当社は、当社の事業活動を円滑に行うこと、また取引を強化することを目的とし、政策保有株式を保有する場合がありますが、原則として政策保有株式を保有しません。
政策保有株式がある場合、取締役会にて中期経営計画の観点からも保有の適否を検証し、当該検証内容を開示します。
b.銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式818非上場株式以外の株式53,090 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円)株式数の増加の理由非上場株式11第三者割当増資の引受による追加取得 (当事業年度において株式数が減少した銘柄)該当事項はありません。
c.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報 特定投資株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果(注1)及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無(注2)株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)㈱サンエー129,600129,600エクセル取扱商品の卸売取引および同業間での情報交換等の円滑化を図るため無596544㈱山口フィナンシャルグループ716,980716,980金融機関として取引の円滑化を図るため無(注3)1,089658㈱ひろぎんホールディングス701,000701,000金融機関として取引の円滑化を図るため 無(注3)749482㈱山陰合同銀行409,000409,000金融機関として取引の円滑化を図るため 無469346㈱三井住友フィナンシャルグループ22,30022,300金融機関として取引の円滑化を図るため 無(注3)186133 (注)1.定量的な保有効果については、保有先企業との取引の守秘性等から記載していません。
なお、当社は政策保有株式を原則保有しない方針であり、2018年12月開催の取締役会において、段階的に保有金額を削減することとしています。
2.当社の株式の保有の有無については、2024年2月29日現在の株主名簿によっています。
3.保有先企業は当社の株式を保有していませんが、同社子会社が当社の株式を保有しています。
みなし保有株式該当事項はありません。
③ 保有目的が純投資目的である投資株式該当事項はありません。
④ 当事業年度中に投資株式の保有目的を純投資目的から純投資目的以外の目的に変更したもの該当事項はありません。
⑤ 当事業年度中に投資株式の保有目的を純投資目的以外の目的から純投資目的に変更したもの該当事項はありません。
株式数が増加した銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社1
銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社8
貸借対照表計上額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社18,000,000
銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社5
貸借対照表計上額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社3,090,000,000
株式数の増加に係る取得価額の合計額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社1,000,000
株式数、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社22,300
貸借対照表計上額、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社186,000,000
株式数が増加した理由、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社第三者割当増資の引受による追加取得
銘柄、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社㈱三井住友フィナンシャルグループ
当該株式の発行者による提出会社の株式の保有の有無、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社無(注3)

Shareholders

大株主の状況 (6)【大株主の状況】
2024年2月29日現在
氏名又は名称住所所有株式数(千株)発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)
山西ワールド株式会社広島市東区二葉の里三丁目3番1号19,93527.88
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)東京都港区赤坂一丁目8番1号5,8208.14
第一不動産株式会社広島市東区二葉の里三丁目3番1号4,2085.88
株式会社日本カストディ銀行(信託口)東京都中央区晴海一丁目8番12号3,7335.22
株式会社広島銀行広島市中区紙屋町一丁目3番8号2,3623.30
日本生命保険相互会社東京都千代田区丸の内一丁目6番6号2,0932.93
山西 泰明広島市西区2,0542.87
イズミ広島共栄会広島市東区二葉の里三丁目3番1号1,9672.75
全国共済農業協同組合連合会東京都千代田区平河町二丁目7番9号1,7432.44
第一生命保険株式会社東京都千代田区有楽町一丁目13番1号1,6242.27計-45,54263.68
(注) 上記の所有株式数のうち、信託業務に係る株式数は次のとおりです。
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)5,581千株㈱日本カストディ銀行(信託口)3,620千株
株主数-金融機関34
株主数-金融商品取引業者22
株主数-外国法人等-個人18
株主数-外国法人等-個人以外210
株主数-個人その他11,749
株主数-その他の法人321
株主数-計12,354
氏名又は名称、大株主の状況第一生命保険株式会社
株主総利回り1
株主総会決議による取得の状況 (1)【株主総会決議による取得の状況】
該当事項はありません。
株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容 (3)【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】
区分株式数(株)価額の総額(百万円)当事業年度における取得自己株式9443当期間における取得自己株式630 (注)1.当事業年度における取得自己株式944株のうち679株は単元未満株式の買取によるものであり、265株は譲渡制限付株式として割り当てた普通株式の一部を無償取得したものです。
2.当期間における取得自己株式63株は単元未満株式の買取によるものです。
3.当期間における取得自己株式には、2024年7月1日から有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取による株式は含めていません。

Shareholders2

自己株式の取得-3,000,000
自己株式の取得による支出、財務活動によるキャッシュ・フロー-2,000,000
発行済株式及び自己株式に関する注記 1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数株式の種類当連結会計年度期首増加減少当連結会計年度末発行済株式普通株式(株)71,665,200--71,665,200自己株式普通株式(株)168,89494422,929146,909 (注)当連結会計年度の増加は、単元未満株式の買取りによる増加679株及び譲渡制限付株式として割り当てた普通株式の一部を無償取得したことによる増加265株です。
当連結会計年度の減少は、譲渡制限付株式報酬としての処分による減少22,929株です。

Audit

監査法人1、連結有限責任 あずさ監査法人
独立監査人の報告書、連結 独立監査人の監査報告書及び内部統制監査報告書 2024年7月31日株式会社イズミ取締役会 御中有限責任 あずさ監査法人 広島事務所 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士横 澤 悟 志 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士大 江 友 樹 <連結財務諸表監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられている株式会社イズミの2023年3月1日から2024年2月29日までの連結会計年度の連結財務諸表、すなわち、連結貸借対照表、連結損益計算書、連結包括利益計算書、連結株主資本等変動計算書、連結キャッシュ・フロー計算書、連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項、その他の注記及び連結附属明細表について監査を行った。
当監査法人は、上記の連結財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、株式会社イズミ及び連結子会社の2024年2月29日現在の財政状態並びに同日をもって終了する連結会計年度の経営成績及びキャッシュ・フローの状況を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。
監査の基準における当監査法人の責任は、「連結財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。
当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
ランサムウェア型サイバー攻撃によるシステム障害への対応監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応株式会社イズミ(以下、会社という。
)において、2024年2月15日に会社及びグループ会社(以下、会社グループという。
)の情報ネットワークが、第三者からランサムウェア型サイバー攻撃を受けたことにより、一部サーバーが暗号化されシステム障害が発生した。
システム障害発生後、会社は、被害拡大を防止するため、会社グループの全サーバーの停止とネットワークの遮断を実施した。
これらの影響で経理関連データへのアクセスができなくなり、代替的な業務プロセスの構築やシステム復旧等の対応が必要となった結果、決算手続に遅延が生じ、法定期限までに有価証券報告書が提出できない状況が生じた。
会社は、サイバー攻撃を受けた後に行った、外部専門家を交えたシステム障害の原因及び影響に関する調査の内容を踏まえ、内部統制の再評価を行った。
その結果、これらの事態を招いた背景として、サイバーセキュリティに関する戦略、リスクの評価と対応が不十分という内部統制上の不備があり、回復までに一定の時間を要したために法定期限に有価証券報告書を提出できなかった事実の影響を踏まえ、開示すべき重要な不備に該当すると判断している。
また、この開示すべき重要な不備は2月15日に発覚したため、当連結会計年度の末日までに是正策の実施と評価を完了することはできていない。
このような状況が発生した場合、監査人は、当連結会計年度の連結財務諸表が適切に作成されていることを確かめるため、システム障害の原因や影響範囲に関する会社調査内容の理解、業務関連システムやデータの復元状況の確認、システム障害以降に会社が代替的に構築した業務プロセスに関する内部統制の評価等の監査手続を実施する必要がある。
上記監査手続の実施には、システム障害の影響が広範にわたっているため、監査手続の対象とすべき範囲やその方法を慎重に検討する必要があるとともに、ITやサイバーセキュリティに関する専門的な知識や慎重な判断が必要とされる。
また、識別された内部統制の開示すべき重要な不備の影響を考慮した上で監査手続を実施する必要がある。
以上より、当監査法人は、ランサムウェア型サイバー攻撃によるシステム障害への対応が、当連結会計年度の連結財務諸表監査において特に重要であり、監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。
当監査法人は、サイバー攻撃に伴うシステム障害が会社の財務報告の適切性に与える影響を把握し、適切に当連結会計年度の連結財務諸表が作成されていることを確かめるため、主として以下の監査手続を実施した。
・会社の対策本部が外部専門家を交えて実施したサイバー攻撃に伴うシステム障害の原因及び影響に関する調査の内容について、当監査法人が所属するネットワーク・ファームのサイバーセキュリティに関する知見を有する者の助言を受け、会社及び外部専門家が作成した調査報告書の閲覧や経営者及び情報システム担当部門の責任者との協議を実施し、監査手続に与える影響を検討した。
・財務会計システムや基幹系システム等の財務報告に関連する情報システムについて、サイバー攻撃に伴うシステム障害の有無を把握し、システム障害が発生したサーバーの復旧手順の理解及び復旧後のシステムテストの実施結果を確かめるため、情報システム担当部門の責任者への質問及び関連資料の閲覧を行った。
・システム障害が発生した2024年2月15日以降に会社が代替的に構築した売上プロセス及び仕入プロセスに関連する内部統制について、その理解、整備及び運用状況の評価手続を実施した。
・会社がシステム障害以降にシステム障害の影響を受け代替的に構築した仕入プロセスにおいて、仕入債務が網羅的に計上されているという心証を得るため、関連するデータと請求書等の関連証憑の照合を実施した。
・会社が翌連結会計年度に実施した棚卸に立会を実施し、帳簿残高と実残高の乖離の程度を把握し、内部統制の評価や実証手続で得た理解と整合的であるかを検討した。
その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。
経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。
また、監査役及び監査役会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。
連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。
その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。
連結財務諸表に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して連結財務諸表を作成し適正に表示することにある。
これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない連結財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
連結財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき連結財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。
監査役及び監査役会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
連結財務諸表監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての連結財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から連結財務諸表に対する意見を表明することにある。
虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、連結財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。
また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。
監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。
さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。
・連結財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。
・経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。
・経営者が継続企業を前提として連結財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。
継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において連結財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する連結財務諸表の注記事項が適切でない場合は、連結財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。
監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。
・連結財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた連結財務諸表の表示、構成及び内容、並びに連結財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。
・連結財務諸表に対する意見を表明するために、会社及び連結子会社の財務情報に関する十分かつ適切な監査証拠を入手する。
監査人は、連結財務諸表の監査に関する指示、監督及び実施に関して責任がある。
監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会と協議した事項のうち、当連結会計年度の連結財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。
ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。
<内部統制監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第2項の規定に基づく監査証明を行うため、株式会社イズミの2024年2月29日現在の内部統制報告書について監査を行った。
当監査法人は、株式会社イズミが2024年2月29日現在の財務報告に係る内部統制は開示すべき重要な不備があるため有効でないと表示した上記の内部統制報告書が、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して、財務報告に係る内部統制の評価結果について、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に準拠して内部統制監査を行った。
財務報告に係る内部統制の監査の基準における当監査法人の責任は、「内部統制監査における監査人の責任」に記載されている。
当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
強調事項1.内部統制報告書に記載されているとおり、会社の全社的な内部統制に関する内部統制には開示すべき重要な不備が存在しているが、会社は開示すべき重要な不備に起因する必要な修正は全て財務諸表及び連結財務諸表に反映している。
これによる財務諸表監査に及ぼす影響はない。
2.内部統制報告書4【付記事項】
に記載されているとおり、会社は当事業年度末日後に、開示すべき重要な不備を是正するための施策を整備し、運用を開始している。
当該事項は、当監査法人の意見に影響を及ぼすものではない。
内部統制報告書に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任経営者の責任は、財務報告に係る内部統制を整備及び運用し、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して内部統制報告書を作成し適正に表示することにある。
監査役及び監査役会の責任は、財務報告に係る内部統制の整備及び運用状況を監視、検証することにある。
なお、財務報告に係る内部統制により財務報告の虚偽の記載を完全には防止又は発見することができない可能性がある。
内部統制監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した内部統制監査に基づいて、内部統制報告書に重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、内部統制監査報告書において独立の立場から内部統制報告書に対する意見を表明することにある。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果について監査証拠を入手するための監査手続を実施する。
内部統制監査の監査手続は、監査人の判断により、財務報告の信頼性に及ぼす影響の重要性に基づいて選択及び適用される。
・財務報告に係る内部統制の評価範囲、評価手続及び評価結果について経営者が行った記載を含め、全体としての内部統制報告書の表示を検討する。
・内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果に関する十分かつ適切な監査証拠を入手する。
監査人は、内部統制報告書の監査に関する指示、監督及び実施に関して責任がある。
監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した内部統制監査の範囲とその実施時期、内部統制監査の実施結果、識別した内部統制の開示すべき重要な不備、その是正結果、及び内部統制の監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。
<報酬関連情報>当監査法人及び当監査法人と同一のネットワークに属する者に対する、会社及び子会社の監査証明業務に基づく報酬及び非監査業務に基づく報酬の額は、「提出会社の状況」に含まれるコーポレート・ガバナンスの状況等 (3)【監査の状況】
に記載されている。
利害関係会社及び連結子会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以 上 (※)1 上記の監査報告書及び内部統制監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しています。
2 XBRLデータは監査の対象には含まれていません。
監査上の主要な検討事項、連結 監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
ランサムウェア型サイバー攻撃によるシステム障害への対応監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応株式会社イズミ(以下、会社という。
)において、2024年2月15日に会社及びグループ会社(以下、会社グループという。
)の情報ネットワークが、第三者からランサムウェア型サイバー攻撃を受けたことにより、一部サーバーが暗号化されシステム障害が発生した。
システム障害発生後、会社は、被害拡大を防止するため、会社グループの全サーバーの停止とネットワークの遮断を実施した。
これらの影響で経理関連データへのアクセスができなくなり、代替的な業務プロセスの構築やシステム復旧等の対応が必要となった結果、決算手続に遅延が生じ、法定期限までに有価証券報告書が提出できない状況が生じた。
会社は、サイバー攻撃を受けた後に行った、外部専門家を交えたシステム障害の原因及び影響に関する調査の内容を踏まえ、内部統制の再評価を行った。
その結果、これらの事態を招いた背景として、サイバーセキュリティに関する戦略、リスクの評価と対応が不十分という内部統制上の不備があり、回復までに一定の時間を要したために法定期限に有価証券報告書を提出できなかった事実の影響を踏まえ、開示すべき重要な不備に該当すると判断している。
また、この開示すべき重要な不備は2月15日に発覚したため、当連結会計年度の末日までに是正策の実施と評価を完了することはできていない。
このような状況が発生した場合、監査人は、当連結会計年度の連結財務諸表が適切に作成されていることを確かめるため、システム障害の原因や影響範囲に関する会社調査内容の理解、業務関連システムやデータの復元状況の確認、システム障害以降に会社が代替的に構築した業務プロセスに関する内部統制の評価等の監査手続を実施する必要がある。
上記監査手続の実施には、システム障害の影響が広範にわたっているため、監査手続の対象とすべき範囲やその方法を慎重に検討する必要があるとともに、ITやサイバーセキュリティに関する専門的な知識や慎重な判断が必要とされる。
また、識別された内部統制の開示すべき重要な不備の影響を考慮した上で監査手続を実施する必要がある。
以上より、当監査法人は、ランサムウェア型サイバー攻撃によるシステム障害への対応が、当連結会計年度の連結財務諸表監査において特に重要であり、監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。
当監査法人は、サイバー攻撃に伴うシステム障害が会社の財務報告の適切性に与える影響を把握し、適切に当連結会計年度の連結財務諸表が作成されていることを確かめるため、主として以下の監査手続を実施した。
・会社の対策本部が外部専門家を交えて実施したサイバー攻撃に伴うシステム障害の原因及び影響に関する調査の内容について、当監査法人が所属するネットワーク・ファームのサイバーセキュリティに関する知見を有する者の助言を受け、会社及び外部専門家が作成した調査報告書の閲覧や経営者及び情報システム担当部門の責任者との協議を実施し、監査手続に与える影響を検討した。
・財務会計システムや基幹系システム等の財務報告に関連する情報システムについて、サイバー攻撃に伴うシステム障害の有無を把握し、システム障害が発生したサーバーの復旧手順の理解及び復旧後のシステムテストの実施結果を確かめるため、情報システム担当部門の責任者への質問及び関連資料の閲覧を行った。
・システム障害が発生した2024年2月15日以降に会社が代替的に構築した売上プロセス及び仕入プロセスに関連する内部統制について、その理解、整備及び運用状況の評価手続を実施した。
・会社がシステム障害以降にシステム障害の影響を受け代替的に構築した仕入プロセスにおいて、仕入債務が網羅的に計上されているという心証を得るため、関連するデータと請求書等の関連証憑の照合を実施した。
・会社が翌連結会計年度に実施した棚卸に立会を実施し、帳簿残高と実残高の乖離の程度を把握し、内部統制の評価や実証手続で得た理解と整合的であるかを検討した。
全体概要、監査上の主要な検討事項、連結 監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
見出し、監査上の主要な検討事項、連結ランサムウェア型サイバー攻撃によるシステム障害への対応
内容及び理由、監査上の主要な検討事項、連結 株式会社イズミ(以下、会社という。
)において、2024年2月15日に会社及びグループ会社(以下、会社グループという。
)の情報ネットワークが、第三者からランサムウェア型サイバー攻撃を受けたことにより、一部サーバーが暗号化されシステム障害が発生した。
システム障害発生後、会社は、被害拡大を防止するため、会社グループの全サーバーの停止とネットワークの遮断を実施した。
これらの影響で経理関連データへのアクセスができなくなり、代替的な業務プロセスの構築やシステム復旧等の対応が必要となった結果、決算手続に遅延が生じ、法定期限までに有価証券報告書が提出できない状況が生じた。
会社は、サイバー攻撃を受けた後に行った、外部専門家を交えたシステム障害の原因及び影響に関する調査の内容を踏まえ、内部統制の再評価を行った。
その結果、これらの事態を招いた背景として、サイバーセキュリティに関する戦略、リスクの評価と対応が不十分という内部統制上の不備があり、回復までに一定の時間を要したために法定期限に有価証券報告書を提出できなかった事実の影響を踏まえ、開示すべき重要な不備に該当すると判断している。
また、この開示すべき重要な不備は2月15日に発覚したため、当連結会計年度の末日までに是正策の実施と評価を完了することはできていない。
このような状況が発生した場合、監査人は、当連結会計年度の連結財務諸表が適切に作成されていることを確かめるため、システム障害の原因や影響範囲に関する会社調査内容の理解、業務関連システムやデータの復元状況の確認、システム障害以降に会社が代替的に構築した業務プロセスに関する内部統制の評価等の監査手続を実施する必要がある。
上記監査手続の実施には、システム障害の影響が広範にわたっているため、監査手続の対象とすべき範囲やその方法を慎重に検討する必要があるとともに、ITやサイバーセキュリティに関する専門的な知識や慎重な判断が必要とされる。
また、識別された内部統制の開示すべき重要な不備の影響を考慮した上で監査手続を実施する必要がある。
以上より、当監査法人は、ランサムウェア型サイバー攻撃によるシステム障害への対応が、当連結会計年度の連結財務諸表監査において特に重要であり、監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。
監査上の対応、監査上の主要な検討事項、連結 当監査法人は、サイバー攻撃に伴うシステム障害が会社の財務報告の適切性に与える影響を把握し、適切に当連結会計年度の連結財務諸表が作成されていることを確かめるため、主として以下の監査手続を実施した。
・会社の対策本部が外部専門家を交えて実施したサイバー攻撃に伴うシステム障害の原因及び影響に関する調査の内容について、当監査法人が所属するネットワーク・ファームのサイバーセキュリティに関する知見を有する者の助言を受け、会社及び外部専門家が作成した調査報告書の閲覧や経営者及び情報システム担当部門の責任者との協議を実施し、監査手続に与える影響を検討した。
・財務会計システムや基幹系システム等の財務報告に関連する情報システムについて、サイバー攻撃に伴うシステム障害の有無を把握し、システム障害が発生したサーバーの復旧手順の理解及び復旧後のシステムテストの実施結果を確かめるため、情報システム担当部門の責任者への質問及び関連資料の閲覧を行った。
・システム障害が発生した2024年2月15日以降に会社が代替的に構築した売上プロセス及び仕入プロセスに関連する内部統制について、その理解、整備及び運用状況の評価手続を実施した。
・会社がシステム障害以降にシステム障害の影響を受け代替的に構築した仕入プロセスにおいて、仕入債務が網羅的に計上されているという心証を得るため、関連するデータと請求書等の関連証憑の照合を実施した。
・会社が翌連結会計年度に実施した棚卸に立会を実施し、帳簿残高と実残高の乖離の程度を把握し、内部統制の評価や実証手続で得た理解と整合的であるかを検討した。
その他の記載内容、連結 その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。
経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。
また、監査役及び監査役会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。
連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。
その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。

Audit1

監査法人1、個別有限責任 あずさ監査法人
独立監査人の報告書、個別 独立監査人の監査報告書 2024年7月31日株式会社イズミ取締役会 御中有限責任 あずさ監査法人 広島事務所 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士横 澤 悟 志 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士大 江 友 樹 <財務諸表監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられている株式会社イズミの2023年3月1日から2024年2月29日までの第63期事業年度の財務諸表、すなわち、貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、重要な会計方針、その他の注記及び附属明細表について監査を行った。
当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、株式会社イズミの2024年2月29日現在の財政状態及び同日をもって終了する事業年度の経営成績を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。
監査の基準における当監査法人の責任は、「財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。
当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
(ランサムウェア型サイバー攻撃によるシステム障害への対応)個別財務諸表の監査報告書で記載すべき監査上の主要な検討事項「ランサムウェア型サイバー攻撃によるシステム障害への対応」は、連結財務諸表の監査報告書に記載されている監査上の主要な検討事項「ランサムウェア型サイバー攻撃によるシステム障害への対応」と実質的に同一の内容である。
このため、個別財務諸表の監査報告書では、これに関する記載を省略する。
その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。
経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。
また、監査役及び監査役会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。
財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。
その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。
財務諸表に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して財務諸表を作成し適正に表示することにある。
これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。
監査役及び監査役会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
財務諸表監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から財務諸表に対する意見を表明することにある。
虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。
また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。
監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。
さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。
・財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。
・経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。
・経営者が継続企業を前提として財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。
継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する財務諸表の注記事項が適切でない場合は、財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。
監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。
・財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた財務諸表の表示、構成及び内容、並びに財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会と協議した事項のうち、当事業年度の財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。
ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。
<報酬関連情報>報酬関連情報は、連結財務諸表の監査報告書に記載されている。
利害関係会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以 上 (※)1 上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しています。
2 XBRLデータは監査の対象には含まれていません。
監査上の主要な検討事項、個別 監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
(ランサムウェア型サイバー攻撃によるシステム障害への対応)個別財務諸表の監査報告書で記載すべき監査上の主要な検討事項「ランサムウェア型サイバー攻撃によるシステム障害への対応」は、連結財務諸表の監査報告書に記載されている監査上の主要な検討事項「ランサムウェア型サイバー攻撃によるシステム障害への対応」と実質的に同一の内容である。
このため、個別財務諸表の監査報告書では、これに関する記載を省略する。
全体概要、監査上の主要な検討事項、個別 監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
見出し、監査上の主要な検討事項、個別(ランサムウェア型サイバー攻撃によるシステム障害への対応)
連結と同一内容である旨、監査上の主要な検討事項、個別 個別財務諸表の監査報告書で記載すべき監査上の主要な検討事項「ランサムウェア型サイバー攻撃によるシステム障害への対応」は、連結財務諸表の監査報告書に記載されている監査上の主要な検討事項「ランサムウェア型サイバー攻撃によるシステム障害への対応」と実質的に同一の内容である。
このため、個別財務諸表の監査報告書では、これに関する記載を省略する。