財務諸表

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提出書類、表紙有価証券報告書
提出日、表紙2024-06-27
英訳名、表紙ZUKEN INC.
代表者の役職氏名、表紙代表取締役社長  勝部 迅也
本店の所在の場所、表紙神奈川県横浜市都筑区荏田東二丁目25番1号
電話番号、本店の所在の場所、表紙045(942)1511(代表)
様式、DEI第三号様式
会計基準、DEIJapan GAAP
連結決算の有無、DEItrue
当会計期間の種類、DEIFY

corp

沿革 2【沿革】
1976年12月株式会社図形処理技術研究所を横浜市磯子区に設立。1981年3月本店を横浜市中区へ移転。1983年7月大阪市北区堂島に大阪営業所(現関西支社)及びショールームを開設。1983年11月ズケン・アメリカInc.(現ズケン・ユーエスエーInc.)を米国カリフォルニア州サンノゼ市(現本社マサチューセッツ州ウェストフォード)に設立。1984年3月本店を横浜市港北区へ移転。1985年6月商号を株式会社図研に変更。1987年6月株式を社団法人日本証券業協会に店頭売買銘柄として登録。1990年4月横浜市緑区(現都筑区)に中央研究所を開設。1991年10月株式を東京証券取引所市場第二部に上場。1991年11月本店を横浜市緑区(現都筑区)へ移転。1992年1月ズケン・ヨーロッパGmbH(現ズケンGmbH)をドイツ バートンブルク市に設立。1992年1月ズケン・コリアInc.を韓国ソウル市に設立。1992年6月名古屋市中区に名古屋支社を開設。1992年8月ズケン・シンガポールPte.Ltd.をシンガポールに設立。1994年6月当社の子会社を通じて、レーカル・リダックグループ(11社)を買収。1994年9月株式を東京証券取引所市場第一部に上場。1997年5月株式会社図研プロセスデザイン研究所(現図研テック株式会社)を横浜市都筑区に設立。2000年2月横浜市都筑区にセンター南ビルを新設。2001年4月図研ネットウエイブ株式会社を横浜市港北区に設立。2002年6月図研上海技術開発有限公司を中国上海市に設立。2005年8月台湾図研股份有限公司を台湾台北市に設立。2006年5月当社の子会社を通じて、シム・チームGmbH(現ズケンE3 GmbH)を買収。2008年6月エルミック・ウェスコム株式会社(現図研エルミック株式会社)の株式を取得し、同社を持分法適用関連会社化。2009年6月当社のSoC事業部を会社分割によりエルミック・ウェスコム株式会社(現図研エルミック株式会社)に承継し株式の割当を受け、同社を連結子会社化。2014年12月東洋ビジネスエンジニアリング株式会社(現ビジネスエンジニアリング株式会社)との間で資本業務提携を行い、同社の株式を取得。2015年3月ズケン・インディアPrivate Limitedをインド カルナタカ州ベンガルール市に設立。2015年7月株式会社ワイ・ディ・シーの「CADVANCE事業」(電気系CAD・PDM関連事業)を承継。2016年4月当社のプリサイト事業部を分社化し、株式会社図研プリサイトとして発足。2017年12月アルファテック株式会社(現図研アルファテック株式会社)の全株式を取得。2019年8月バイテックCorporation(現ズケン・バイテックInc.)の全株式を取得。2019年10月図研モデリンクス株式会社を東京都港区に設立。2021年11月ビジネスエンジニアリング株式会社の株式を追加取得し、同社を持分法適用関連会社化。2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプライム市場に移行。
事業の内容 3【事業の内容】
当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、株式会社図研(当社)、子会社22社(非連結子会社1社を含む)及び関連会社1社により構成されており、エレクトロニクス、自動車関連及び産業機器製造業を中心に設計から製造までのプロセスにかかわるソリューションの研究開発・製造・販売及びこれらに附帯するクライアントサービス等の事業を営んでおります。その主な事業内容と当該事業に係る位置づけは、次のとおりであります。 区分会社名(セグメントの名称)主要製品区分ソフトウェアの研究開発製造・販売・コンサルティングサポートサービス当社(日本)ズケンLtd.(欧州)ズケンGmbH(欧州)基板設計ソリューション回路設計ソリューションITソリューションクライアントサービスズケンE3 GmbH(欧州)図研アルファテック㈱(日本)  他1社回路設計ソリューションクライアントサービス㈱図研プリサイト(日本)ズケン・バイテックInc.(米国)ビジネスエンジニアリング㈱(日本)(注)1ITソリューションクライアントサービスソフトウェアの販売サポートサービスズケン・ユーエスエーInc.(米国)ズケン・ユーケーLtd.(欧州)ズケンS.A.(欧州)ズケンS.r.l.(欧州)ズケン・コリアInc.(アジア)ズケン・シンガポールPte.Ltd.(アジア)台湾図研股份有限公司(アジア)ズケン・インディアPrivate Limited(アジア) 他1社基板設計ソリューション回路設計ソリューションITソリューションクライアントサービスコンサルティングサポートサービス図研上海技術開発有限公司(アジア)コンサルティング図研モデリンクス㈱(日本)ITソリューションミドルウェア製品の研究開発製造・販売・サポートサービス図研エルミック㈱(日本)(注)2ITソリューションクライアントサービス人材派遣を含む技術支援サービス図研テック㈱(日本)基板設計ソリューション回路設計ソリューションITソリューションクライアントサービスネットワーク関連製品の販売サポートサービス図研ネットウエイブ㈱(日本)ITソリューションクライアントサービス英国における事業統括ズケン・グループLtd.(欧州)──────(注)1.ビジネスエンジニアリング㈱は持分法適用関連会社であり、東京証券取引所プライム市場に上場しております。2.図研エルミック㈱は、東京証券取引所スタンダード市場に上場しております。 以上の企業集団について図示すると次のとおりであります。
関係会社の状況 4【関係会社の状況】
名称住所資本金主要な事業の内容議決権の所有割合(%)関係内容(連結子会社)ズケン・ユーエスエーInc.(注)1Massachusetts,U.S.A.9,000千US$回路設計ソリューション等の販売100.0当社製品の販売兼任役員 1名ズケン・バイテックInc.Virginia,U.S.A.1,442千US$ITソリューション等の開発・製造・販売100.0同社製品の当社への供給ズケン・グループLtd.(注)1Bristol,U.K.47,423千STG£英国における事業統括※1100.0(100.0) ズケンLtd.(注)1Bristol,U.K.40,436千STG£基板設計ソリューション等の開発・製造・販売※2100.0(100.0)当社製品の販売及び同社製品の当社への供給兼任役員 1名ズケン・ユーケーLtd.Bristol,U.K.7,580千STG£回路設計ソリューション等の販売※2100.0(100.0)当社製品の販売ズケンGmbHMunich,Germany639千ユーロ基板設計ソリューション等の開発・製造・販売100.0当社製品の販売及び同社製品の当社への供給兼任役員 1名ズケンS.A.Les Ulis,France1,287千ユーロ基板設計ソリューション等の販売※1100.0(100.0)当社製品の販売ズケンS.r.l.Milan,Italy65千ユーロ回路設計ソリューション等の販売※1100.0(100.0)当社製品の販売ズケンE3 GmbHUlm,Germany150千ユーロ回路設計ソリューション等の開発・製造・販売※1100.0(100.0)同社製品の当社子会社への供給ズケン・コリアInc.Seoul,Korea500,000千WON基板設計ソリューション等の販売100.0当社製品の販売兼任役員 1名ズケン・シンガポールPte.Ltd.Singapore1,250千S$基板設計ソリューション等の販売100.0当社製品の販売図研上海技術開発有限公司Shanghai,China1,655千RMB基板設計ソリューション等のコンサルティング及び保守100.0当社製品の保守兼任役員 1名台湾図研股份有限公司Taipei,Taiwan15,000千NT$基板設計ソリューション等の販売100.0当社製品の販売兼任役員 1名ズケン・インディアPrivate LimitedKarnataka,India48,000千ルピー基板設計ソリューション等の販売※3100.0(49.0)当社製品の販売 名称住所資本金主要な事業の内容議決権の所有割合(%)関係内容図研テック㈱(注)1横浜市港北区147,700千円基板設計・製造業務に関するサポート・サービス100.0当社に対する人材派遣等役務の提供兼任役員 1名図研ネットウエイブ㈱(注)2横浜市港北区150,000千円ITソリューション等の開発・販売及びコンサルティング100.0同社製品の当社への供給兼任役員 2名図研エルミック㈱(注)3横浜市港北区500,000千円ミドルウェア製品の開発・製造・販売40.4事務所の賃貸等㈱図研プリサイト横浜市都筑区300,000千円ITソリューション等の開発・製造・販売100.0同社製品の当社への供給兼任役員 1名図研アルファテック㈱大阪市淀川区57,000千円回路設計ソリューション等の開発・製造・販売100.0事務所の賃貸等図研モデリンクス㈱東京都港区100,000千円ITソリューション等のコンサルティング100.0兼任役員 1名その他 1社 (持分法適用会社)ビジネスエンジニアリング㈱(注)4東京都千代田区697,600千円ITソリューション等の開発・製造・販売21.0当社子会社製品の同社への供給(注)1.特定子会社は、ズケン・ユーエスエーInc.、ズケン・グループLtd.、ズケンLtd.、ズケン・ユーケーLtd.、図研テック㈱であります。2.図研ネットウエイブ㈱については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。主要な損益情報等(1) 売上高8,277百万円
(2) 経常利益834百万円 (3) 当期純利益587百万円 (4) 純資産額776百万円 (5) 総資産額8,697百万円3.当社の図研エルミック㈱に対する議決権の所有割合は50%以下でありますが、実質的に支配しているため子会社としたものであります。また、同社は有価証券報告書を提出しております。4.ビジネスエンジニアリング㈱は、有価証券報告書を提出しております。5.議決権の所有割合欄( )数字は間接所有割合(内数)であります。※1 ズケンGmbHが所有しております。※2 ズケン・グループLtd.が所有しております。※3 ズケン・シンガポールPte.Ltd.が所有しております。
従業員の状況 5【従業員の状況】
(1) 連結会社の状況 2024年3月31日現在セグメントの名称従業員数(人)日 本1,185(59)欧 州241(52)米 国87(5)ア ジ ア65(0)合   計1,578(116)(注)従業員数は就業人員(当社グループからグループ外への出向者を除き、執行役員及びグループ外から当社グループへの出向者を含んでおります。)であり、当連結会計年度の平均臨時雇用者数は、( )内に外数で記載しております。
(2) 提出会社の状況 2024年3月31日現在従業員数(人)平均年令(才)平均勤続年数(年)平均年間給与(円)434(40)44.517.88,021,442 セグメントの名称従業員数(人)日   本427(40)欧   州3(0)米   国0(0)ア ジ ア4(0)合   計434(40)(注)1.従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、執行役員及び社外から当社への出向者を含んでおります。)であり、当事業年度の平均臨時雇用者数は( )内に外数で記載しております。2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。 (3) 労働組合の状況現在、労働組合は結成されておりません。 (4) 従業員の男女の賃金の差異①提出会社当事業年度補足説明労働者の男女の賃金の差異(%)全従業員正社員(注)3(注)4パート・有期社員(注)367.667.579.9(注)2(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号 以下「女性活躍推進法」といいます。)の規定に基づき算出したものであります。2.男女間において同一労働の賃金に差はなく、男女の賃金の差異の要因は主に職群および等級の人員構成によるものです。3.正社員の所定労働時間より勤務時間が短い従業員については、正社員の所定労働時間に換算して算出しております。4.正社員のうち、基幹職および総合職の男女の賃金の差異は、それぞれ87.4%、90.8%となります。なお、基幹職とは、正社員のうち、経営管理の中枢を担い、担当部門を統率するリーダー、もしくは、特定分野の知識・技術・経験を有するスペシャリストとして、業績目標を達成しうる職務能力を求められる職群をいい、総合職とは、正社員のうち、将来、基幹職としての役割を果たすことが期待できる職務能力を求められる職群をいいます。 ②連結子会社当事業年度補足説明名称労働者の男女の賃金の差異(%)全従業員正社員(注)4パート・有期社員(注)4図研テック(株)84.585.569.8(注)2、(注)3(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号 以下「女性活躍推進法」といいます。)の規定に基づき算出したものであります。2.女性活躍推進法に基づき、「男女間賃金格差」を公表している会社のみ記載しております。3.男女間において同一労働の賃金に差はなく、男女の賃金の差異の要因は主に職群および等級の人員構成によるものです。4.正社員の所定労働時間より勤務時間が短い従業員については、正社員の所定労働時間に換算して算出しております。
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針当社グループは、エレクトロニクス製造業、自動車関連・産業機器製造業を中心にその他のモノづくり企業を含め幅広いお客さまの設計・製造の効率化、生産性の向上を図り、製品の開発、製造を支えることにより、モノづくり産業の発展に貢献することを基本方針としております。これに向け、当社グループは、常に市場ニーズの変化に的確に対応し、最適なソリューションの提供に努めております。
(2) 目標とする経営指標当社グループの主要な市場であるエレクトロニクス製造業、自動車関連・産業機器製造業は、新興国における需要の拡大や環境対応などの技術革新の必要性などから、当社グループの果たすべき役割はますます重要となってきております。また、製造業全体において製品のエレクトロニクス化が急速に進んでおり、当社グループが取り組むべき市場も拡大してきております。当社グループでは、こうした状況の中、引き続きソリューションビジネスを推進するとともに、新たな市場や技術領域への積極的な展開などにより、事業の拡大や伸長を図りつつ、株主のみなさまの長期的な利益を確保するという観点から、1株当たり当期純利益の持続的な伸長をひとつの指標として経営を推進しております。 (3) 経営環境、経営戦略及び対処すべき課題今後の経済環境につきましては、中東情勢の緊迫化や海外景気の下振れ懸念などにより先行き不透明な状況は続いていくものと思われます。その一方で、製品の複雑化が進み、AIや新たな技術の活用によって世界のモノづくりを取り巻く環境は変化を続けており、当社グループが取り組むべき事業領域は、ますます拡大していくことが見込まれます。このような中にあって、当社グループは、お客さまが抱える課題に真正面から取り組み、モノづくりのプロセス全体のDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現する革新的なソリューションを提供してまいります。このために、当社グループの対処すべき課題は、以下のとおりであります。 ① 製品開発のさらなる加速主力の電気設計システム「CR-8000」シリーズにおいて、AI技術を活用した自動配置配線機能の開発をさらに推し進め、設計の省力化や効率化を実現する画期的な製品として新たに販売を開始してまいります。また、MBSEモデリングツール「GENESYS」においては、引き続き開発に注力して製品力を高めるとともに、「GENESYS」と既存の設計システムを連携させ、構想設計からその後のプロセスである実設計へとつなぎ、設計効率の大幅な向上に取り組んでまいります。さらに、営業部門と開発部門の連携をより一層強化し、世界のモノづくり企業のニーズを的確にとらえ、お客さまの変革スピードに適応できるよう、製品開発をさらに加速させてまいります。 ② モノづくり企業のDXを支援する取り組みモノづくりの技術革新が急速に進む中、製品設計の複雑化への対応は急務となっており、モノづくりのプロセス全体のDXへの取り組みは、お客さまの事業戦略において重要な課題となってきております。これに対して当社グループは、DXを推進する組織を拡充し、今まで培ってきたお客さまとの強固なリレーションも最大限に活かし、モノづくり企業の変革への取り組みを、全社をあげて支援してまいります。さらに、ソフトウェア、コンサルティング、サービスを一体的なソリューションとして提案し、モノづくりのプロセス全体のデジタル化の実現と変革を支援するソリューションの提供に向けて、グループの総力を結集して取り組んでまいります。 以上の取り組みにより、当社グループは、お客さまの次世代のモノづくりに貢献する最適なソリューションを提供し、さらなる企業価値の向上に努めてまいります。
サステナビリティに関する考え方及び取組 2【サステナビリティに関する考え方及び取組】
当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)サステナビリティに関する考え方 当社グループは、ITによってモノづくり企業のエンジニアリング・プロセスを効率化していくことを事業の目的としております。エンジニアリング・プロセスの効率化は、設計や製造のみならず、調達、サービス業務の効率化を通じて、サプライチェーン全体で地球環境の負荷の低減にも大きく貢献することができます。また、当社のソフトウェアの利用により、省エネルギー、小型・軽量化を目指すモノづくり企業の製品が普及することは広く持続可能な社会の実現にもつながります。 このことから、当社グループは、事業目的自体がサステナビリティに密接に関係したものであると認識しております。「持続可能な社会の実現」という視点を経営戦略および成長戦略立案の中に、より明確に取り入れ、提供できる製品やソリューションの幅をさらに拡げていくことで、持続可能な未来に貢献していく企業を目指します。 (2)サステナビリティに関する取組 当社はサステナビリティに関して、事業目的自体がサステナビリティに密接に関係したものであると認識しており、以下のとおり、「ガバナンス」および「リスク管理」の枠組みを構築し、課題に対し戦略、指標及び目標を定めて取り組んでおります。なお、グループ会社においては各社の事業内容に応じ、主体的に取り組んでおります。 ①ガバナンス 当社は、変化の激しい事業環境に迅速かつ機動的に対応し、適法かつ適正で健全性の高い企業活動を行うことのできるガバナンス体制を構築することが、サステナビリティ関連のリスクおよび機会を監視し、管理するために必要と考えております。 このような考えの下、サステナビリティの推進体制につきましては、代表取締役副社長をプロジェクトリーダーとして、総務部門、人事部門、広報部門を中心としたプロジェクトチームにより、各事業部門及び各グループ会社と連携を図りながら、各施策の推進に取り組んでおります。 ②リスク管理 サステナビリティ関連のリスク及び機会の識別、評価及び管理につきましては、サステナビリティプロジェクトの各施策の進捗状況を取締役会へ報告のうえ、取締役会が活動方針や取り組み状況について監督・承認する体制となっております。 ③重要課題 当社では、上記(1)のサステナビリティに関する考え方に基づき、当社グループの事業に及ぼす影響やステークホルダーからの期待を踏まえて課題を抽出し、上記枠組みに基づき、次の3項目の重要課題を特定いたしました。 1.エンジニアリングITによる持続可能なモノづくりへの貢献お客さまにおける技術伝承や人材不足、システム老朽化などの課題解決を支援するため、製造業のスマート(知能)化を促進するソリューションへの開発投資を強化します。また、当社のエンジニアリングITの知見を活かし、お客さまのデジタル人材の育成やリスキリングを支援するサービスを拡充します。2.人的資本の拡充当社のソフトウェア事業の源泉である人的資本を最大化するため、多様な人材がいきいきと働き、長期にわたりキャリア形成ができる職場環境を目指します。また、社員が持つ能力・可能性を最大限引き出すための人材マネジメントを強化します。3.機動的かつ健全なガバナンスの確立変化の激しい事業環境に迅速かつ機動的に対応し、適法かつ適正で健全性の高い企業活動を行うため経営体制を強化します。 ④戦略、指標及び目標 当社は上記(1)③の重要課題を実施するため、以下のとおり戦略、指標及び目標を定めております。ⅰ)「1.エンジニアリングITによる持続可能なモノづくりへの貢献」及び「2.人的資本の拡充」について 当社は、人的資本が源泉となるソフトウェア製品を開発し、販売する企業であることから、人的資本を最大化することが重要であると考えております。社員が持つ能力・可能性を最大限引き出せるよう、多様な人材がいきいきと働き、長期にわたりキャリア形成ができる職場環境を目指し、人材育成と人材確保の施策に重点的に取り組んでおります。 人材育成の点では、当社の将来を担う人材の育成を目標とし、社員の育成段階に応じ、最適な研修を実施することを指標としております。当連結会計年度においては、次世代リーダーを対象とした人格形成研修、新任管理職を対象としたマネジメント研修及びコンプライアンス研修などを実施しているほか、新入社員の自作ロボットコンテストへの参加をバックアップするなどの施策を実施し、当社の将来を担う人材の育成に力を入れてまいりました。 人材確保の点では、多様な価値観が企業の成長につながると考え、男女、国籍を問わず適材適所の人材採用や人材配置を行っており、特に女性採用比率を人材確保の指標とし、2026年の女性採用比率25%を目標としております。当連結会計年度においては、女性採用比率は約20.8%となっております。当社は女性採用比率向上の施策として、女性の基幹職(各職場・業務における中核的な役割を果たす職種)への積極的な登用を促進していきたいと考えており、女性のキャリア形成支援として、女性が安心して長期間働くことができる職場環境や制度を備えております。具体的には、各種休暇制度や小学校3年生修了までを対象とする法定期間を上回る短時間勤務制度などを導入し、仕事と育児の両立を支援しております。なお、当社では、人的資本・多様性に関する「戦略」及び「指標と目標」に関し具体的に取り組んでいるものの、全てのグループ会社での取り組みとはなっていないため、連結グループにおける記載が困難であります。このため、上記の「戦略」及び「指標と目標」は、提出会社のものを記載しております。 ⅱ)「3.機動的かつ健全なガバナンスの確立」について 当社グループは、(1)で記載のとおり、事業目的自体がサステナビリティに密接に関係したものであると認識しております。ソフトウェア業界を取り巻く環境の変化は激しく、意思決定の遅れは、サステナビリティ関連のリスクとなるため、ビジネスの遅れに繋がらないよう、適切なタイミングで意思決定を行うことが求められております。また、迅速かつ機動的な意思決定のもと、健全性の高い企業活動を行い、ソフトウェア製品を開発して販売していくことがサステナビリティ関連の機会となります。 サステナビリティ関連のリスクおよび機会を長期的に評価し、管理し、監視するため、機動的かつ健全な意思決定を行うことのできるガバナンス体制を構築することが当社の取組となります。具体的には、4[コーポレート・ガバナンスの状況等](1)②に記載のとおりでございますが、当社は現行の経営規模、事業内容等に応じた適切なガバナンス体制を構築しており、取締役会などの会議は定期的に、必要に応じて臨時に開催され、活発な議論が行われ機動的な意思決定を行っております。
戦略 ④戦略、指標及び目標 当社は上記(1)③の重要課題を実施するため、以下のとおり戦略、指標及び目標を定めております。ⅰ)「1.エンジニアリングITによる持続可能なモノづくりへの貢献」及び「2.人的資本の拡充」について 当社は、人的資本が源泉となるソフトウェア製品を開発し、販売する企業であることから、人的資本を最大化することが重要であると考えております。社員が持つ能力・可能性を最大限引き出せるよう、多様な人材がいきいきと働き、長期にわたりキャリア形成ができる職場環境を目指し、人材育成と人材確保の施策に重点的に取り組んでおります。 人材育成の点では、当社の将来を担う人材の育成を目標とし、社員の育成段階に応じ、最適な研修を実施することを指標としております。当連結会計年度においては、次世代リーダーを対象とした人格形成研修、新任管理職を対象としたマネジメント研修及びコンプライアンス研修などを実施しているほか、新入社員の自作ロボットコンテストへの参加をバックアップするなどの施策を実施し、当社の将来を担う人材の育成に力を入れてまいりました。 人材確保の点では、多様な価値観が企業の成長につながると考え、男女、国籍を問わず適材適所の人材採用や人材配置を行っており、特に女性採用比率を人材確保の指標とし、2026年の女性採用比率25%を目標としております。当連結会計年度においては、女性採用比率は約20.8%となっております。当社は女性採用比率向上の施策として、女性の基幹職(各職場・業務における中核的な役割を果たす職種)への積極的な登用を促進していきたいと考えており、女性のキャリア形成支援として、女性が安心して長期間働くことができる職場環境や制度を備えております。具体的には、各種休暇制度や小学校3年生修了までを対象とする法定期間を上回る短時間勤務制度などを導入し、仕事と育児の両立を支援しております。なお、当社では、人的資本・多様性に関する「戦略」及び「指標と目標」に関し具体的に取り組んでいるものの、全てのグループ会社での取り組みとはなっていないため、連結グループにおける記載が困難であります。このため、上記の「戦略」及び「指標と目標」は、提出会社のものを記載しております。 ⅱ)「3.機動的かつ健全なガバナンスの確立」について 当社グループは、(1)で記載のとおり、事業目的自体がサステナビリティに密接に関係したものであると認識しております。ソフトウェア業界を取り巻く環境の変化は激しく、意思決定の遅れは、サステナビリティ関連のリスクとなるため、ビジネスの遅れに繋がらないよう、適切なタイミングで意思決定を行うことが求められております。また、迅速かつ機動的な意思決定のもと、健全性の高い企業活動を行い、ソフトウェア製品を開発して販売していくことがサステナビリティ関連の機会となります。 サステナビリティ関連のリスクおよび機会を長期的に評価し、管理し、監視するため、機動的かつ健全な意思決定を行うことのできるガバナンス体制を構築することが当社の取組となります。具体的には、4[コーポレート・ガバナンスの状況等](1)②に記載のとおりでございますが、当社は現行の経営規模、事業内容等に応じた適切なガバナンス体制を構築しており、取締役会などの会議は定期的に、必要に応じて臨時に開催され、活発な議論が行われ機動的な意思決定を行っております。
指標及び目標 ④戦略、指標及び目標 当社は上記(1)③の重要課題を実施するため、以下のとおり戦略、指標及び目標を定めております。ⅰ)「1.エンジニアリングITによる持続可能なモノづくりへの貢献」及び「2.人的資本の拡充」について 当社は、人的資本が源泉となるソフトウェア製品を開発し、販売する企業であることから、人的資本を最大化することが重要であると考えております。社員が持つ能力・可能性を最大限引き出せるよう、多様な人材がいきいきと働き、長期にわたりキャリア形成ができる職場環境を目指し、人材育成と人材確保の施策に重点的に取り組んでおります。 人材育成の点では、当社の将来を担う人材の育成を目標とし、社員の育成段階に応じ、最適な研修を実施することを指標としております。当連結会計年度においては、次世代リーダーを対象とした人格形成研修、新任管理職を対象としたマネジメント研修及びコンプライアンス研修などを実施しているほか、新入社員の自作ロボットコンテストへの参加をバックアップするなどの施策を実施し、当社の将来を担う人材の育成に力を入れてまいりました。 人材確保の点では、多様な価値観が企業の成長につながると考え、男女、国籍を問わず適材適所の人材採用や人材配置を行っており、特に女性採用比率を人材確保の指標とし、2026年の女性採用比率25%を目標としております。当連結会計年度においては、女性採用比率は約20.8%となっております。当社は女性採用比率向上の施策として、女性の基幹職(各職場・業務における中核的な役割を果たす職種)への積極的な登用を促進していきたいと考えており、女性のキャリア形成支援として、女性が安心して長期間働くことができる職場環境や制度を備えております。具体的には、各種休暇制度や小学校3年生修了までを対象とする法定期間を上回る短時間勤務制度などを導入し、仕事と育児の両立を支援しております。なお、当社では、人的資本・多様性に関する「戦略」及び「指標と目標」に関し具体的に取り組んでいるものの、全てのグループ会社での取り組みとはなっていないため、連結グループにおける記載が困難であります。このため、上記の「戦略」及び「指標と目標」は、提出会社のものを記載しております。 ⅱ)「3.機動的かつ健全なガバナンスの確立」について 当社グループは、(1)で記載のとおり、事業目的自体がサステナビリティに密接に関係したものであると認識しております。ソフトウェア業界を取り巻く環境の変化は激しく、意思決定の遅れは、サステナビリティ関連のリスクとなるため、ビジネスの遅れに繋がらないよう、適切なタイミングで意思決定を行うことが求められております。また、迅速かつ機動的な意思決定のもと、健全性の高い企業活動を行い、ソフトウェア製品を開発して販売していくことがサステナビリティ関連の機会となります。 サステナビリティ関連のリスクおよび機会を長期的に評価し、管理し、監視するため、機動的かつ健全な意思決定を行うことのできるガバナンス体制を構築することが当社の取組となります。具体的には、4[コーポレート・ガバナンスの状況等](1)②に記載のとおりでございますが、当社は現行の経営規模、事業内容等に応じた適切なガバナンス体制を構築しており、取締役会などの会議は定期的に、必要に応じて臨時に開催され、活発な議論が行われ機動的な意思決定を行っております。
人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略  人材育成の点では、当社の将来を担う人材の育成を目標とし、社員の育成段階に応じ、最適な研修を実施することを指標としております。当連結会計年度においては、次世代リーダーを対象とした人格形成研修、新任管理職を対象としたマネジメント研修及びコンプライアンス研修などを実施しているほか、新入社員の自作ロボットコンテストへの参加をバックアップするなどの施策を実施し、当社の将来を担う人材の育成に力を入れてまいりました。 人材確保の点では、多様な価値観が企業の成長につながると考え、男女、国籍を問わず適材適所の人材採用や人材配置を行っており、特に女性採用比率を人材確保の指標とし、2026年の女性採用比率25%を目標としております。当連結会計年度においては、女性採用比率は約20.8%となっております。当社は女性採用比率向上の施策として、女性の基幹職(各職場・業務における中核的な役割を果たす職種)への積極的な登用を促進していきたいと考えており、女性のキャリア形成支援として、女性が安心して長期間働くことができる職場環境や制度を備えております。具体的には、各種休暇制度や小学校3年生修了までを対象とする法定期間を上回る短時間勤務制度などを導入し、仕事と育児の両立を支援しております。なお、当社では、人的資本・多様性に関する「戦略」及び「指標と目標」に関し具体的に取り組んでいるものの、全てのグループ会社での取り組みとはなっていないため、連結グループにおける記載が困難であります。このため、上記の「戦略」及び「指標と目標」は、提出会社のものを記載しております。
人材の育成及び社内環境整備に関する方針に関する指標の内容並びに当該指標を用いた目標及び実績、指標及び目標  人材育成の点では、当社の将来を担う人材の育成を目標とし、社員の育成段階に応じ、最適な研修を実施することを指標としております。当連結会計年度においては、次世代リーダーを対象とした人格形成研修、新任管理職を対象としたマネジメント研修及びコンプライアンス研修などを実施しているほか、新入社員の自作ロボットコンテストへの参加をバックアップするなどの施策を実施し、当社の将来を担う人材の育成に力を入れてまいりました。 人材確保の点では、多様な価値観が企業の成長につながると考え、男女、国籍を問わず適材適所の人材採用や人材配置を行っており、特に女性採用比率を人材確保の指標とし、2026年の女性採用比率25%を目標としております。当連結会計年度においては、女性採用比率は約20.8%となっております。当社は女性採用比率向上の施策として、女性の基幹職(各職場・業務における中核的な役割を果たす職種)への積極的な登用を促進していきたいと考えており、女性のキャリア形成支援として、女性が安心して長期間働くことができる職場環境や制度を備えております。具体的には、各種休暇制度や小学校3年生修了までを対象とする法定期間を上回る短時間勤務制度などを導入し、仕事と育児の両立を支援しております。なお、当社では、人的資本・多様性に関する「戦略」及び「指標と目標」に関し具体的に取り組んでいるものの、全てのグループ会社での取り組みとはなっていないため、連結グループにおける記載が困難であります。このため、上記の「戦略」及び「指標と目標」は、提出会社のものを記載しております。
事業等のリスク 3【事業等のリスク】
有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 特定の市場への依存について当社グループは、エレクトロニクス製造業、自動車関連・産業機器製造業の分野を中心にモノづくり企業における設計・製造の効率化に関するソリューションの提供を主要な事業としております。そのため、当社グループの業績は、かかる製造業における景気の動向や設備投資の動向の影響を受ける場合があります。新たな有力市場、技術領域への取り組みなど事業の拡大に努めておりますが、製造業における業績の低迷や設備投資の停滞が継続した場合、当社グループの業績に影響が及ぶ可能性があります。
(2) ソリューションの開発について当社グループは、お客さまのニーズに応えた最適なソリューションを提供するため、最新のトレンドや技術を取り入れた新製品の開発や機能強化などを鋭意行っております。また、品質の向上とその管理の徹底に努めるとともに、欠陥等の不具合を生じないよう、また生じた場合にも迅速に修補等の対応を行うよう万全の体制を敷いて事業に取り組んでおります。しかしながら、計画通りに開発が行われなかった場合は、営業機会の喪失や事業展開の遅延などが生じるおそれがあります。また製品に重大な不具合があった場合は、修補対応や瑕疵担保責任の負担のほか、ソリューションに対する信用の低下などが生じるおそれがあります。これらが生じた場合、当社グループの業績に影響が及ぶ可能性があります。 (3) 知的財産権について当社グループは、コンピューターテクノロジーとITを用いたソリューションビジネスの展開、継続において、著作権、特許権、商標権その他の知的財産権の確保が極めて重要なものと考えております。しかしながら、その取得に官公庁の審査を要するものについては、必ずしも取得できるとは限りません。また、当社グループは、第三者の知的財産権を侵害しないよう十分配慮して製品を開発しておりますが、当社グループの製品が他社の知的財産権を侵害しているかどうかを全て調査、把握することは事実上困難であります。当社グループの製品、技術、商標等が第三者の知的財産権を侵害し、ロイヤリティーの支払や使用差止、損害賠償を請求された場合、当社グループの業績に影響が及ぶ可能性があります。 (4) 有力パートナー企業との提携関係について当社グループは、確固たる事業基盤の構築や新規事業への進出を図るため、製品開発・販売面などにおいて、多数の有力パートナー企業と長期的な提携関係を築いております。しかしながら、これらパートナー企業が破産、倒産した場合や買収された場合、又は戦略上の目標を変更した場合、提携関係は解消されるおそれがあります。複数の、又は重要な提携関係が解消された場合、当社グループの業績に影響が及ぶ可能性があります。 (5) 子会社の設立、資本提携、企業買収等について当社グループは、事業の拡大や補強等のため、事業展開に応じて、子会社、関連会社の設立や、協力会社との資本提携、有力企業の買収等を行っております。しかしながら、これらを行った場合、当初の計画通りに業績が伸長しないおそれや、コスト負担が増大するおそれがあります。これら会社の経営成績、財政状態が悪化した場合、当社グループの業績に影響が及ぶ可能性があります。 (6) 海外展開について当社グループは、欧米やアジア各国に事業を展開しております。しかしながら、海外市場においては、①政治、経済環境の急激な変動、②為替レートの変動、③法律、規制の予期しない変更、④人材確保の困難、⑤テロ、戦争、伝染病その他による社会的混乱などのリスクを内包しております。これらが顕在化した場合、当社グループの業績に影響が及ぶ可能性があります。 (7) 機密情報及び個人情報の管理について当社グループは、システムの開発業務や各種コンサルティング、検証・支援業務などにおいて、お客さまの設計データや新製品情報などの重要機密情報を知る機会があります。また、お客さまや株主、社員等に関する個人情報を多数保有しています。社内情報システムの整備、機密保持契約の締結、社内規程・ガイドラインの制定、社員の教育など情報管理の徹底に努めておりますが、万一機密情報又は個人情報が当社グループより漏洩し、損害賠償の請求や信用の失墜などが生じた場合、当社グループの業績に影響が及ぶ可能性があります。 (8) 退職給付債務及び費用について当社グループは、当社及び一部の連結子会社において確定給付型の退職一時金制度を、また一部の海外連結子会社において確定給付型の退職年金制度を設けております。しかしながら、退職給付債務及び費用の算出条件の変動や年金資産の運用状況の悪化、また退職給付に関する法制度や会計基準の変更などにより、退職給付債務及び費用が増加するおそれがあります。これにより、退職給付債務及び費用の負担が多大なものとなった場合、当社グループの業績に影響が及ぶ可能性があります。 (9) 自然災害及び感染症の流行等について当社グループは、日本及び世界各国に事業活動の拠点を有しております。災害の防止やその対策には十分な注意を払っておりますが、大地震や火災、感染症の流行等により、重要な開発・営業拠点に壊滅的な損害が生じるおそれや社員が就業できなくなるおそれがあります。これにより、事業活動が中断、遅延し、その復旧等に多大な費用が生じた場合、当社グループの業績に影響が及ぶ可能性があります。
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
1.経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 (1) 財政状態及び経営成績の状況①当連結会計年度の概況当連結会計年度の経済環境は、世界的なインフレ加速や海外景気の下振れ懸念などから先行き不透明な状況は続いているものの、コロナ禍の収束により経済活動が正常化したことから、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。当社グループの主要なお客さまであるエレクトロニクス製造業、自動車関連・産業機器製造業におきましては、設備投資全体は堅調に推移し、IT投資も活発な状況が続いております。このような中にあって、当社グループは、世界のモノづくり企業の設計・製造にかかわる様々な課題の解決に向けて最適なソリューションを提供していくエンジニアリングITカンパニーを目指し、主力製品の拡販や機能拡充、新しい設計手法への取り組みに注力してまいりました。当連結会計年度の主な取り組みは、次のとおりであります。 (ⅰ) 主力製品の拡販と機能拡充エレクトロニクス製造業向けの主力の電気設計システム「CR-8000」シリーズにおいて、引き続き全世界で拡販に注力し、売上を伸ばしてまいりました。また、AIを活用して自動化する新機能の開発や解析機能のさらなる向上などに取り組んでまいりました。自動車関連・産業機器製造業向けのワイヤハーネスの設計システム「E3.series」においては、欧米のグローバル企業を中心に販売を拡大させ、また、北米最大の制御盤メーカとの協業を推進し、新たな販売先の開拓に注力いたしました。設計システムのデータを管理するDSシリーズにおいては、設計システムとの連携を強化し、データ管理まで一貫したソリューションとして販売を推し進め、大型プロジェクトにつなげてまいりました。 (ⅱ) 新しい設計手法への取り組み大規模化、複雑化するモノづくりにおいて、多様化する設計の課題を解決するため、プロセス全体をデジタル化し変革していくことが求められています。これに対して当社グループは、電気・機械・ソフトウェアなど複数の設計分野にまたがる製品開発において、設計プロセスの構想段階から設計を最適化するMBSEの手法に引き続き取り組んでまいりました。MBSEモデリングツール「GENESYS」におきましては、既存製品との連携機能をさらに拡充し、操作性の向上やチェック機能を追加するなど製品力を高めてまいりました。先進的な取り組みを模索するお客さまから、導入効果の検証の引き合いも多く、今後の本格導入に向けて、積極的に営業活動を行ってまいりました。 ②当連結会計年度の業績(連結業績)売上高:384億6千6百万円(前期比 9.7%増)経常利益: 54億3千9百万円(前期比 14.9%増)親会社株主に帰属する当期純利益: 38億6千8百万円(前期比 21.0%増) 以上の取り組みにより、当連結会計年度の売上高は、すべてのソリューションにおいて前年を大きく上回り、3期連続で過去最高を更新いたしました。特に、主力の電気設計システム「CR-8000」シリーズやワイヤハーネスの設計システム「E3.series」の売上が伸長し、また、国内子会社のネットワークセキュリティ関連製品の売上が好調に推移いたしました。利益面につきましても、売上高の伸長により大幅な増益を達成し、営業利益、経常利益ともに過去最高となりました。 基板設計ソリューションの主な製品CR-8000 Design ForceCR-8000 Board DesignerCR-8000 DFM CenterCADSTAReCADSTAR 回路設計ソリューションの主な製品CR-8000 Design GatewayCR-8000 System PlannerE3.seriesE3.infiniteCabling DesignerHarness Designer ITソリューションの主な製品DS-CR    エクスプレッソDS-2 ExpressoDS-E3DS-E3.infiniteGENESYSプリサイト ビジュアル ボムPreSight visual BOM (セグメントの業績)報告セグメントの業績につきましては、次のとおりであります。・日本ネットワークセキュリティ関連製品を中心にITソリューションの売上が順調に推移したことや、販売ライセンス数等の増加によりクライアントサービスが伸長したことなどから、売上高は280億5百万円(前年同期比 8.6%増)となりました。営業利益は売上高の増加などから40億6百万円(前年同期比 9.5%増)となりました。・欧州回路設計ソリューションはワイヤハーネスの設計システム「E3.series」を中心に、ITソリューションはデータ管理システム「DS-E3」を中心に売上が増加したことなどから、売上高は85億3千5百万円(前年同期比 14.2%増)となりました。営業利益は売上高の増加などにより7億5千2百万円(前年同期比 73.9%増)となりました。・米国回路設計ソリューション及びクライアントサービスの売上が堅調に推移したことなどから、売上高は31億3千万円(前年同期比 8.2%増)となりました。営業損益は研究開発費の増加などから営業損失3億5千4百万円(前年同期 営業損失1億1千3百万円)となりました。・アジア韓国で電気設計システム「CR-8000」シリーズを中心に基板設計ソリューション及びクライアントサービスの売上が増加したことなどにより、売上高は19億7千1百万円(前年同期比 16.6%増)となり、営業利益は4億8千6百万円(前年同期比 18.2%増)となりました。
(2) キャッシュ・フロー当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ11億3百万円減少し、当連結会計年度末は272億9千5百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。(営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動の結果得られた資金は、48億8千万円(前期比 20億円増)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益55億1千8百万円(前期比 8億6千8百万円増)の計上、前受金の増加額9億5千7百万円(前期比 9億2千8百万円減)、減価償却費8億4千9百万円(前期比 1億1千7百万円増)などの増加要因と、法人税等の支払額15億4千6百万円(前期比 16億2千1百万円減)、前払費用の増加額3億6千5百万円(前期比 4億3千6百万円減)などの減少要因との差引合計によるものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動の結果使用した資金は、16億3千6百万円(前期比 8億8千8百万円増)となりました。これは主に定期預金の増加額9億8千9百万円(前期は2億6百万円の減少)、固定資産の取得による支出6億5千7百万円(前期比 2億2百万円減)などによるものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動の結果使用した資金は、52億1千5百万円(前期比 41億9千1百万円増)となりました。これは主に自己株式の取得による支出40億9百万円(前期比 40億9百万円増)、配当金の支払額11億4千万円(前期比 1億8千6百万円増)などによるものであります。 (3) 生産、受注及び販売の実績①生産実績当社グループの売上高は、受注に基づくソフトウェア及びそれに付随するコンサルティングが主体であり、生産高と極めて近似しております。従って、セグメント別生産実績については、有用性が乏しいとの判断から記載を省略しております。 ②受注実績当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称受注高(千円)前期比(%)受注残高(千円)前期比(%)日   本26,948,148105.712,140,773103.8欧   州8,061,704128.44,049,626149.7米   国2,936,93393.42,377,554108.8ア ジ ア2,032,898125.0874,528139.4合   計39,979,686109.419,442,483113.0(注)セグメント間の取引については相殺消去しております。 ③販売実績当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称金額(千円)前期比(%)日   本26,499,054108.8欧   州7,094,657112.1米   国3,024,989107.8ア ジ ア1,847,532117.6合   計38,466,233109.7(注)セグメント間の取引については相殺消去しております。 (参考)製品区分別実績は次のとおりであります。①受注実績当連結会計年度における受注実績を製品区分ごとに示すと、次のとおりであります。製品区分受注高(千円)前期比(%)受注残高(千円)前期比(%)基板設計ソリューション5,312,010129.41,664,653173.1回路設計ソリューション9,093,485117.92,229,918151.9ITソリューション9,177,241110.41,719,74193.3クライアントサービス16,387,08199.913,827,633106.9その他9,866123.553624.4合計39,979,686109.419,442,483113.0 ②販売実績当連結会計年度における販売実績を製品区分ごとに示すと、次のとおりであります。製品区分金額(千円)前期比(%)基板設計ソリューション4,698,531113.9回路設計ソリューション8,456,353108.2ITソリューション9,354,230112.8クライアントサービス15,945,586107.5その他11,531186.7合計38,466,233109.7 2.経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析等経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析等の内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 財政状態の分析当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末より13億8千1百万円増加して638億7千9百万円(前期比 2.2%増)となりました。流動資産は9億3百万円増加して488億9千6百万円(前期比 1.9%増)、固定資産は4億7千8百万円増加して149億8千2百万円(前期比 3.3%増)となりました。流動資産の増加の主な要因は、売掛金が4億2千7百万円、前払費用が4億8百万円増加したことなどであります。固定資産の増加の主な要因は、投資有価証券が6億4千4百万円増加したことなどであります。当連結会計年度末の負債の合計は、前連結会計年度末より17億2千万円増加して228億6千2百万円(前期比 8.1%増)となりました。流動負債は18億6千4百万円増加して187億8千7百万円(前期比 11.0%増)、固定負債は1億4千4百万円減少して40億7千5百万円(前期比 3.4%減)となりました。流動負債の増加の主な要因は、前受金が14億1千9百万円増加したことなどであります。固定負債の減少の主な要因は、退職給付に係る負債が1億6千8百万円減少したことなどであります。当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末より3億3千8百万円減少して410億1千7百万円(前期比 0.8%減)となりました。株主資本は12億7千3百万円減少して375億8千2百万円となりましたが、この減少の主な要因は、親会社株主に帰属する当期純利益を38億6千8百万円計上した一方で、配当金11億4千万円の支払いや、自己株式を40億円取得及び消却したことから、利益剰余金が12億9千3百万円減少したことであります。その他の包括利益累計額は、その他有価証券評価差額金が4億5千8百万円、為替換算調整勘定が3億9千4百万円増加したことなどから、8億4千3百万円の増加となりました。この結果、自己資本比率は前連結会計年度末の65.4%から2.1ポイント減少し、63.3%となりました。
(2) 経営成績の分析当連結会計年度の業績につきましては、主力の電気設計システム「CR-8000」シリーズやワイヤハーネスの設計システム「E3.series」の売上が伸長し、また、国内子会社のネットワークセキュリティ関連製品の売上が好調に推移したことにより、売上高は384億6千6百万円(前期比 9.7%増)となり、過去最高を更新いたしました。利益面につきましては、原価率の高い外部仕入品の売上割合が増加したことなどにより売上原価が増加したものの、売上高の増加により売上総利益は261億3千5百万円(前期比 9.2%増)となりました。販売費及び一般管理費は213億3千8百万円(前期比 9.3%増)となり、営業利益は47億9千6百万円(前期比 8.3%増)と、前連結会計年度を上回りました。営業外収益から営業外費用を差し引いた純額は、6億4千2百万円の収益の計上となりました。これは主に、営業外収益として持分法による投資利益が3億2千4百万円、為替差益が1億1千4百万円、受取利息が6千6百万円計上されたことなどによるものであります。以上の結果、経常利益は54億3千9百万円(前期比 14.9%増)となりました。特別利益から特別損失を差し引いた純額は、7千8百万円の利益の計上となりました。これは主に、特別利益として退職給付制度終了益1億5千万円と、特別損失として特別退職金が6千9百万円計上されたことなどの差引合計によるものであります。以上の結果、税金等調整前当期純利益は55億1千8百万円となり、法人税等と非支配株主に帰属する当期純利益を差し引いた親会社株主に帰属する当期純利益は38億6千8百万円(前期比 21.0%増)となりました。また、1株当たり当期純利益は171円37銭(前期は137円48銭)となりました。なお、セグメントごとの分析につきましては、「1.経営成績等の状況の概要(1)財政状態及び経営成績の状況 (セグメントの業績)」を参照願います。 (3) 資本の財源及び資金の流動性についての分析当連結会計年度末における当社グループの資金(連結キャッシュ・―フロー計算書の「現金及び現金同等物」)残高は、前連結会計年度末より11億3百万円減少して272億9千5百万円となりましたが、当社グループの流動性は、十分な水準にあると考えられます。また、財務状態につきましては、流動比率は260.3%、自己資本比率は63.3%であり、健全な財務状態であると認識しております。将来の事業活動に必要な運転資金及び設備投資資金並びに株主還元等につきましては、営業活動により得られた資金及び内部資金より調達しております。また、資金の運用につきましては、信用リスク、金利等を考慮し、安全性を第一と考え、元本割れの可能性が極めて低いと思われる金融商品で行っております。なお、キャッシュ・フローの状況の分析につきましては、「1.経営成績等の状況の概要 (2)キャッシュ・フロー」を参照願います。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営者によって行われた見積りや評価が含まれております。ただし、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、見積りと異なる場合があります。なお、現時点において連結財務諸表作成における重要な見積りの判断等に与える重要な影響は認識しておりません。 (5) 経営成績に重要な影響を与える要因について当社グループは、設計・製造の効率化という課題の解決に向けたソリューションビジネスを展開しております。エレクトロニクス製造業、自動車関連・産業機器製造業を主要な市場とするほか、ソリューションを拡充し、設計・製造プロセス全体の最適化を提供していくこと等により、新たな市場、技術領域への取り組みを積極的に展開し、事業基盤のさらなる拡大を図っております。そのため、各種ソリューションの開発・強化の進捗やその品質・信用性の向上、エレクトロニクス、自動車関連・産業機器を中心に製造業における設備投資の動向、さらには有力企業や関連会社との良好な協業・連携の維持といった要因が経営成績に重要な影響を与えるものと思われます。詳細につきましては、「3.事業等のリスク」を参照願います。 (6) 今後の見通し今後の経済環境につきましては、中東情勢の緊迫化や海外景気の下振れ懸念などにより先行き不透明な状況は続いていくものと思われます。このような中にあって、当社グループは、お客さまの次世代のモノづくりに貢献する最適なソリューションを提供し、さらなる企業価値の向上に努めてまいります。詳細につきましては、「1.経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」を参照願います。
経営上の重要な契約等 5【経営上の重要な契約等】
該当事項はありません。
研究開発活動 6【研究開発活動】
当社グループの研究開発活動は、日本、欧州及び米国の各セグメントにおいて行っております。エレクトロニクス製造業、自動車関連・産業機器製造業の分野を中心にモノづくり企業における設計・製造の効率化に関するソリューションを研究開発対象としており、保有する技術を相互補完することにより研究開発の成果増大に効果をあげております。当連結会計年度における各セグメント別の研究開発活動の状況及び研究開発費は、以下のとおりであります。なお、当連結会計年度の研究開発費の総額は4,917百万円となっております。 (1) 日本日本における主要な研究開発活動は以下のとおりであり、研究開発費は2,732百万円であります。電子機器設計支援における新規分野として、引き続き構想設計段階におけるシステム全体の要件検討やプランニングを行うMBSE(モデルベース・システムズエンジニアリング)ツール「GENESYS」と「CR-8000」や「DS-CR」「DS-E3」の連携強化によるMBSE並びにMBD(モデルベースデベロップメント)領域のソリューション拡充に取り組みました。また、AI(人工知能)エンジンによる基板配置配線の自動化と効率化、AI活用による設計操作支援など様々なプロジェクトにも取り組み、各種新製品をリリースしております。また、グローバルな設計環境への取り組みとして、多言語を統一的に扱うことのできる標準規格「Unicode」に対応する製品を大幅に拡充しました。既存の分野においても、複雑化や大型化により高コスト高難易度となった試作検証を低減するため、シミュレーション活用による設計品質の向上や、隣接する設計プロセスとの協調設計にも継続して取り組みました。MBSE/MBD領域では、MBSEツール「GENESYS」と「CR-8000」の連携を実現する「GENESYS-CR DG-Connector」及び「GENESYS-CR SP-Connector」の機能強化に加え、MBSEのモデリングを強力にアシストする新製品「GENESYS Utility Power Pack」をリリースしました。回路・基板を中心とした電子機器設計支援EDA分野においては、システムレベルマルチボード設計環境「CR-8000 Design Force」において、欧州開発部門と取り組んできたAI技術を活用した世界初の自律型インテリジェント自動配置配線システム「Autonomous Intelligent Place and Route」のリリースを行いました。また、エレキとメカを融合したEMC検証ツール「3D EMC Adviser」における新ルール開発、「Analysis Module Advance」におけるDC解析機能強化など、解析主導型設計環境の実現を押し進めました。新設計技術に対するテーマでは、各種センサーやフィルターなどのMEMS設計を支援する高速で高精度の半導体微細設計ツール「MEMS Designer」や、AIを活用してECUコネクタなどのピンマッピングを自動で最適化する「AI GPM (Advanced Intelligent General Pin Mapping)」のパフォーマンス改善や機能強化を行いました。システムレベル回路設計環境「CR-8000 Design Gateway」では、「サーキットアドバイザ」における電流回り込みチェックのネット電圧値判定方法改善など、電気回路検証環境を強化する機能追加や操作性改善を行いました。システムレベル構想設計環境「CR-8000 System Planner」では、マルチボード設計機能強化として、実装基板ごとのフィルタリング機能、端子属性の比較・反映機能などの開発を行いました。また、Design Gatewayへの詳細回路出力機能の強化を行いました。基板製造設計支援システム「CR-8000 DFM Center」では、製造プロセスのDX(デジタルトランスフォーメーション)化を推進する機能強化に取り組み、検査装置や各種生産データに引き渡せる設計情報を拡張しました。また、生産データに付加する情報を集約管理できる機能を開発し、生産データ作成の効率化に取り組みました。ワイヤーハーネス設計の領域では、輸送機器市場向けの次世代システム「E3.infinite」において、設計データに対するデザインレビューを実現する新オプション製品「WH Design Review」をリリースしました。また、当社が提唱する新しいワイヤーハーネス設計プロセスであるジェネラティブデザインの精度を高めるため、「Topology Advance」の自動設計機能の拡充を行いました。また、大規模ハーネス設計のため分割・分担設計への対応に取り組みました。ハーネス詳細設計を支援する「Formboard Advance」においては、メカ側の設計変更をハーネス図に自動で差分反映する機能を強化し、メカ設計とエレキ設計の連携性向上に取り組みました。マシナリー向けアドオンパッケージ「E3 Service Utilities」では、部品表出力、布線表出力、及びケーブル図生成などの機能強化を行い、製品力の向上に取り組みました。プラント/工場の電気工事設計向け製品「E3.EC options」では、ケーブルダクト配管及びケーブルルーティング機能を強化して、設計精度及び効率の大幅な向上を実現する機能開発に取り組みました。エンジニアリングPLMプラットフォーム「DSシリーズ」では、設計インフラから DX インフラへの進化をテーマに各種の機能改善やセキュリティ向上への取り組みを行いました。回路基板設計領域に対応する「DS-CR」では、種々の機能における操作性改善やパフォーマンス改善を行いました。また、新たなミドルウェア環境の対応や64bit版のリリースを行い、最新の設計環境への対応を行いました。デジタルデータ共有/共創環境「DS-Web」の機能強化を行いました。ワイヤーハーネス設計領域では、マシナリー・プラント市場向けソリューション「E3.series」のデータ管理ツール「DS-E3.series」と輸送機器市場向けソリューション「E3.infinite」のデータ管理ツール「DS-E3.infinite」の双方で、データ管理やモジュール管理、トレーサビリティを強化し、設計効率化や高度なQCDやBCPの対策を支援する様々な機能強化を行いました。「DS-OP」では、PLM/CAEベンダー各社とのアライアンスによる各種PLM/CAE製品の混在した環境対応や他社CAD管理機能拡張を行いました。また、エンジニアリングチェーンを繋ぐデジタルスレッド環境を実現するためのEDM領域とエンタープライズ領域の協調環境として、「PLM Interface」におけるPLMソリューションベンダーとの連携強化に継続して取り組みました。機械設計分野において、dwg互換であるBricsCADにアドオンする2D機械製図に対応した作図編集機能、豊富な寸法機能やシンプルな操作で注釈や部品番号の記入等に利用できるバルーンと部品表を連携させる機能にあわせ、部品の向きの指定、長さなどのパラメータの指定をすることで配置できるパラメトリックな部品コンテンツを備えたCADアドオンアプリケーション「ACAD-KIKAI」を開発しました。エンタープライズPLM分野では、「visual BOM」において、3D設計情報の差分取込のパフォーマンスを大幅に高速化することにより、設計変更を適時にvisual BOMに連携できるようになりました。また、組立製造業向け原価見積ツール「COSTLink Qeep」においては、チャット機能を開発し、3D形状を活用した情報伝達を可能にすることで、各部門間で発生する見積に関するコミュニケーションを高度化、簡易化しました。ナレッジマネージメント分野では、「Qualityforce」において、AIにより推定したクレーム情報を利用者が手入力で修正する機能を開発しました。利用者の訂正により、Qualityforceが正しいデータで再学習することで、推定の精度の向上が可能になりました。AI実装フルオート型ナレッジ活用ソリューション「Knowledge Explorer」においては、RDBの「検索インデックス差分更新」を開発しました。検索対象が大規模レコードである場合に検索インデックスの更新が高速化され、より最新のRDBの状態での検索を可能にしました。ストリーミング製品分野では、ストリーミングミドルウェア製品のWeb対応に向けた基礎研究、セキュリティ対策が強化されるWebブラウザなどで、ストリーミング製品搭載を容易に実現できる環境構築を目的とした基礎研究および、ストリーミング・ネットワークビジネスにおける生成AIの活用方法や開発業務プロセスへの応用を目的とした生成AI活用に関する基礎研究を行いました。MBD分野では、流体モデルの応用として精密機器の洗浄等に利用される、薬液の加熱・混合システムのモデル化研究を行い、その成果として流体応用システムのモデル構築手法をテキスト化することで、技術継承のための環境構築を行いました。
(2) 欧州欧州における主要な研究開発活動は以下のとおりであり、研究開発費は1,831百万円であります。電子回路・基板設計分野では、「CR-8000 Design Force」におけるAI技術を活用した世界初の自律型インテリジェント自動配置配線システム「Autonomous Intelligent Place and Route」では、ファンアウト機能やレジストチェック機能を追加し、より配線効率と結線率の向上を実現する機能強化を行いました。また、SI/PI/EMI解析モジュール「Analysis Module Advance Multicore」では、S-ParameterモデルやEBDモデルなどを活用したより高精度な解析環境の実現や操作性の向上に取り組みました。ワイヤーハーネス分野では、制御盤用筐体のトップ企業であるnVent HOFFMAN社と協調し、「E3.series」をベースとした「DTM Engineering and Manufacturing」を開発し、制御盤開発/製造企業向けのOEM製品として新たにリリースしました。「E3.series」では、より一層複雑化する制御盤レイアウト設計を支援するため、要素の配置先検索機能の強化や、要素配列機能の拡充、既存図形の再利用性向上、要素配置スペースや熱影響等の検証機能を開発しました。また、DX(デジタルトランスフォーメーション)に向けて、連携する3DメカCADの更なる拡充や、ワイヤ切断装置・パネル製造支援装置等との連携拡充に取り組みました。 (3) 米国米国における主要な研究開発活動は以下のとおりであり、研究開発費は353百万円であります。MBSE(モデルベース・システムズ・エンジニアリング)分野では、継続テーマである「GENESYS」の操作性向上と大規模モデルの操作に関するパフォーマンスを強化しました。モデリングデータベースの定義をより簡便にし、必須業務であるシステムモデル定義とそれに伴うモデルデータベース定義にかかる時間を大幅に短縮できるツールとしました。さらに簡便なモデリングを可能にするテーブルビュー、マトリクスビューを新設し、モデリング及びモデルレビューの負担を大幅に軽減する機能を開発しました。 (4) アジア該当事項はありません。
設備投資等の概要 1【設備投資等の概要】
当社グループの当連結会計年度における主な設備投資(有形固定資産のほか、無形固定資産を含めております。)は、研究開発用設備の購入等に424百万円の投資を行いました。なお、セグメント別の内訳は、次のとおりであります。日 本281百万円欧 州128百万円米 国10百万円アジア3百万円
主要な設備の状況 2【主要な設備の状況】
当社グループにおける主要な設備は、次のとおりであります。 (1) 提出会社2024年3月31日現在 事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(人)建物及び構築物工具、器具及び備品土地(面積㎡)その他合計本社・中央研究所(横浜市都筑区)日本管理・開発・販売設備1,248921,370(6,178.18)422,753278センター南ビル(横浜市都筑区)日本販売・生産・購買設備29313523(717.20)083089新横浜ビル(横浜市港北区)日本販売・生産・購買設備2575684(1,553.41)-9460ズケンLtd.テクノロジーセンター(Bristol,U.K.)欧州子会社貸与459-181(6,274.00)-6400その他の事業所日本販売・生産・開発設備等58--1460その他〔社宅〕(横浜市都筑区)日本厚生設備1530250(676.18)-4030
(2) 国内子会社2024年3月31日現在 会社名所在地セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(人)建物及び構築物工具、器具及び備品土地(面積㎡)その他合計図研テック㈱横浜市港北区日本販売設備13100(2.19)1438473図研ネットウエイブ㈱横浜市港北区日本販売設備1891--110114図研エルミック㈱ 他横浜市港北区 他日本開発・生産・販売設備327-1749171 (3) 在外子会社2024年3月31日現在 会社名所在地セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(人)建物及び構築物工具、器具及び備品土地(面積㎡)その他合計ズケンLtd.Bristol,U.K.欧州開発・生産・販売設備2163-3612131ズケンGmbHMunich,Germany欧州開発・生産・販売設備-63-56864ズケン E3 GmbHUlm,Germany欧州開発・生産・販売設備796--103105ズケン・ユーケーLtd. 他Bristol,U.K. 他欧州、米国、アジア開発・生産・販売設備等1647-99163193(注)帳簿価額のうち「その他」は、機械装置及び運搬具、建設仮勘定、リース資産の合計であります。
設備の新設、除却等の計画 3【設備の新設、除却等の計画】
当社グループの設備投資については、景気予測、業界動向、投資効率等を総合的に勘案して策定しております。設備計画は原則的に連結会社各社が個別に策定しておりますが、計画策定に当たってはグループ内において提出会社を中心に調整を図っております。当連結会計年度末現在における重要な設備計画は次のとおりであります。 会社名事業所名セグメントの名称設備の内容投資予定金額(百万円)着手及び完了予定年月総額既支払額着手完了㈱図研本社・中央研究所(横浜市都筑区)日本研究開発用設備及びソフトウェア等510-2024.42027.4ズケンE3 GmbH 他日本、欧米研究開発用設備及びソフトウェア等1,100-2024.42027.4計 -1,610---(注)投資予定金額1,610百万円は、全額自己資金で賄う予定であります。
研究開発費、研究開発活動353,000,000
設備投資額、設備投資等の概要3,000,000

Employees

平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況45
平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況18
平均年間給与、提出会社の状況、従業員の状況8,021,442
全労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標1
正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標1
非正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標1

Investment

株式の保有状況 (5)【株式の保有状況】
①投資株式の区分の基準及び考え方当社は、保有目的が純投資目的である投資株式と純投資目的以外の目的である投資株式の区分について、株価上昇や配当金の受領によって利益を得る目的で保有している株式を純投資目的の投資株式とし、それ以外の目的で保有する株式を純投資目的以外の目的である投資株式としております。 ②保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式イ.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容当社は、発行会社との長期的・安定的な関係の構築・強化などにより、当社の中長期的な企業価値向上につなげることを目的として、株式を保有することがあります。このような政策保有株式については、保有目的が適切であることや便益やリスクが資本コストに見合っていることを確認し、保有の合理性を検証することとしております。この考え方に基づいて、当社はビジネス上取引のある銘柄と情報収集を目的とした金融機関銘柄のみを保有しております。 ロ.銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(千円)非上場株式2294,092非上場株式以外の株式53,594,169 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(千円)株式数の増加の理由非上場株式---非上場株式以外の株式--- (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(千円)非上場株式--非上場株式以外の株式-- ハ.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報特定投資株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(千円)貸借対照表計上額(千円)Fortinet,Inc.250,000250,000当社子会社の仕入先であり、関係強化・維持のために保有するもので、定量的な保有効果の記載は困難ですが、イに記載の方法にて保有の合理性を検証しております。無2,585,7042,218,600EIZO㈱133,800133,800当社製品のユーザであり、関係強化・維持のために保有するもので、定量的な保有効果の記載は困難ですが、イに記載の方法にて保有の合理性を検証しております。有694,422547,911㈱三菱UFJフィナンシャル・グループ162,600162,600情報収集を目的とした関係強化・維持のために保有するもので、定量的な保有効果の記載は困難ですが、イに記載の方法にて保有の合理性を検証しております。無253,168137,868㈱三井住友フィナンシャルグループ4,5004,500情報収集を目的とした関係強化・維持のために保有するもので、定量的な保有効果の記載は困難ですが、イに記載の方法にて保有の合理性を検証しております。無40,09023,841㈱コンコルディア・フィナンシャルグループ27,00027,000情報収集を目的とした関係強化・維持のために保有するもので、定量的な保有効果の記載は困難ですが、イに記載の方法にて保有の合理性を検証しております。無20,78413,176 みなし保有株式該当事項はありません。 ③保有目的が純投資目的である投資株式該当事項はありません。
銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社2
貸借対照表計上額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社294,092,000
銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社5
貸借対照表計上額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社3,594,169,000
株式数、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社27,000
貸借対照表計上額、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社20,784,000
銘柄、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社㈱コンコルディア・フィナンシャルグループ
保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社情報収集を目的とした関係強化・維持のために保有するもので、定量的な保有効果の記載は困難ですが、イに記載の方法にて保有の合理性を検証しております。
当該株式の発行者による提出会社の株式の保有の有無、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社

Shareholders

大株主の状況 (6)【大株主の状況】
2024年3月31日現在
氏名又は名称住所所有株式数(千株)発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)
金子真人ホールディングス株式会社 東京都大田区田園調布3丁目23-32,84012.76
日本マスタートラスト信託銀行株式会社東京都港区赤坂1丁目8番1号赤坂インターシティAIR2,28910.29
金子 真人東京都大田区2,22610.00
SSBTC CLIENT OMNIBUS ACCOUNT(常任代理人 香港上海銀行東京 支店 カストディ業務部)ONE CONGRESS STREET, SUITE 1, BOSTON, MASSACHUSETTS(東京都中央区日本橋3丁目11-1)1,8338.24
株式会社日本カストディ銀行東京都中央区晴海1丁目8-121,2635.67
日本生命保険相互会社東京都千代田区丸の内1丁目6番6号日本生命証券管理部内7233.25
和田 扶佐夫神奈川県横浜市青葉区6602.96
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103(常任代理人 株式会社みずほ銀行 決済営業部)P.O.BOX 351 BOSTON MASSACHUSETTS 02101 U.S.A.(東京都港区港南2丁目15-1 品川インターシティA棟)6242.80
JP MORGAN CHASE BANK 385632(常任代理人 株式会社みずほ銀行 決済営業部)25 BANK STREET, CANARY WHARF, LONDON, E14 5JP, UNITED KINGDOM(東京都港区港南2丁目15-1 品川インターシティA棟)5892.64
金子 みね子東京都大田区5802.60計-13,63061.26(注)上記信託銀行の所有株式数のうち、信託業務に係る株式数は、次のとおりであります。日本マスタートラスト信託銀行㈱2,289千株㈱日本カストディ銀行1,263千株
株主数-金融機関21
株主数-金融商品取引業者22
株主数-外国法人等-個人3
連結株主資本等変動計算書 ③【連結株主資本等変動計算書】
前連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) (単位:千円) 株主資本 資本金資本剰余金利益剰余金自己株式株主資本合計当期首残高10,117,0658,662,47717,852,882△19,27936,613,144当期変動額 剰余金の配当 △953,195 △953,195親会社株主に帰属する当期純利益 3,196,338 3,196,338自己株式の取得 △457△457株主資本以外の項目の当期変動額(純額) 当期変動額合計--2,243,143△4572,242,686当期末残高10,117,0658,662,47720,096,025△19,73738,855,831 その他の包括利益累計額非支配株主持分純資産合計 その他有価証券評価差額金為替換算調整勘定退職給付に係る調整累計額その他の包括利益累計額合計当期首残高1,463,414153,9328,0501,625,397377,60838,616,150当期変動額 剰余金の配当 △953,195親会社株主に帰属する当期純利益 3,196,338自己株式の取得 △457株主資本以外の項目の当期変動額(純額)158,771263,360△19,301402,83094,250497,080当期変動額合計158,771263,360△19,301402,83094,2502,739,767当期末残高1,622,185417,293△11,2512,028,227471,85941,355,918 当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) (単位:千円) 株主資本 資本金資本剰余金利益剰余金自己株式株主資本合計当期首残高10,117,0658,662,47720,096,025△19,73738,855,831当期変動額 剰余金の配当 △1,140,167 △1,140,167親会社株主に帰属する当期純利益 3,868,443 3,868,443自己株式の取得 △4,001,659△4,001,659自己株式の消却 △4,021,3564,021,356-株主資本以外の項目の当期変動額(純額) 当期変動額合計--△1,293,08019,697△1,273,383当期末残高10,117,0658,662,47718,802,945△3937,582,447 その他の包括利益累計額非支配株主持分純資産合計 その他有価証券評価差額金為替換算調整勘定退職給付に係る調整累計額その他の包括利益累計額合計当期首残高1,622,185417,293△11,2512,028,227471,85941,355,918当期変動額 剰余金の配当 △1,140,167親会社株主に帰属する当期純利益 3,868,443自己株式の取得 △4,001,659自己株式の消却 -株主資本以外の項目の当期変動額(純額)458,395394,254△8,711843,93890,629934,567当期変動額合計458,395394,254△8,711843,93890,629△338,815当期末残高2,080,581811,548△19,9622,872,166562,48841,017,102
株主数-外国法人等-個人以外161
株主数-個人その他4,759
株主数-その他の法人38
株主数-計5,004
氏名又は名称、大株主の状況金子 みね子
株主総利回り3
株主総会決議による取得の状況 (1)【株主総会決議による取得の状況】
該当事項はありません。
株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容 (3)【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】
区分株式数(株)価額の総額(円)当事業年度における取得自己株式4641,741,817当期間における取得自己株式120487,310(注)当期間における取得自己株式数には、2024年6月1日から有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取りによる株式数は含めておりません。

Shareholders2

自己株式の取得-4,001,659,000