財務諸表
CoverPage
提出書類、表紙 | 有価証券報告書 |
提出日、表紙 | 2024-06-28 |
英訳名、表紙 | RIX CORPORATION |
代表者の役職氏名、表紙 | 代表取締役社長執行役員 安 井 卓 |
本店の所在の場所、表紙 | 福岡市博多区山王1丁目15番15号 |
電話番号、本店の所在の場所、表紙 | (092)472-7311 |
様式、DEI | 第三号様式 |
会計基準、DEI | Japan GAAP |
連結決算の有無、DEI | true |
当会計期間の種類、DEI | FY |
corp
沿革 | 2 【沿革】 当社(1947年5月30日筑前木材株式会社として設立、1948年4月2日に炭谷木材工業株式会社に商号変更、1974年7月30日本店を福岡市中央区長浜町より福岡市西区田島に移転、1974年7月30日合併時商号、山田興産株式会社に変更、額面金額50円)は 、山田興産株式会社(1964年5月1日設立、本店福岡市博多区綱場町、額面金額500円、以下「旧 山田興産株式会社」という)の株式の額面金額を変更するため、1974年11月1日を合併期日として、旧 山田興産株式会社を吸収合併し、旧 山田興産株式会社の資産・負債及び権利義務一切を引継ぎました。 従いまして、実質上の存続会社は被合併会社でありますので、1974年11月1日までの会社の沿革については、実質上の存続会社について記載いたしております。 年月概要1964年5月福岡市に日本オイルシール工業株式会社(現 NOK株式会社)の関西以西総代理店として山田商事株式会社を設立。 機械商社として活動を開始。 1967年6月高圧電動油圧ポンプの製造販売を開始。 「メーカー商社」としての基礎を築く。 1969年3月回転継手メーカー協和工業株式会社を吸収合併。 福岡工場として生産活動を開始。 商号を山田興産株式会社に変更。 1969年11月西日本オイルシール販売株式会社(現 エクノス株式会社)を設立。 1974年11月株式額面変更のため山田興産株式会社(旧 炭谷木材工業株式会社)と合併。 1976年7月福岡市博多区に本社社屋を新築し移転。 1983年4月高圧水精密洗浄装置の製造販売を開始。 1987年4月製鋼フォーミング鎮静剤(ロッキーライト)が科学技術庁長官賞を受賞。 1990年10月プレソテクニック社(ドイツ)と日本総代理店契約を締結。 同社製品(金属接合機-TOX)の販売を開始。 1990年11月商号をリックス株式会社に変更。 1991年5月福岡工場敷地内に高圧液圧技術と製品開発を目的とした技術開発センターを新築。 1992年3月半導体業界向けIC樹脂バリ取り装置(AX)が「財団法人九州産業技術センター」優秀賞を受賞。 1992年9月自動車業界向け金属深穴バリ取り装置(RX)を製品化、販売を開始。 1992年12月米国半導体業界誌「セミコンダクターインターナショナル」からIC樹脂バリ取り装置(AX)が1992年ベストプロダクツに選ばれる。 1996年11月福岡証券取引所へ株式を上場。 1997年1月製造本部福岡工場がISO9001の認証を取得。 1998年7月フラックス精密洗浄装置を製品化、販売を開始。 2000年7月自動車用精密部品の微細バリ取り洗浄装置(RXA)を製品化、販売を開始。 2002年3月超高速回転継手、超高圧回転継手が「財団法人九州産業技術センター」センター賞を受賞。 2003年3月製造本部福岡事業所がISO14001の認証を取得。 2003年3月タイ バンコクに販売現地法人 RIX TECHNOLOGY(THAILAND)CO.,LTD.を設立。 2003年3月中国 上海に販売現地法人 瑞顧斯貿易(上海)有限公司を設立。 2006年8月タイ チョンブリ県に製造現地法人 SIAM RIX MANUFACTURING CO.,LTD.を設立。 2007年5月ダンフォス社(デンマーク)とインバータ、ソフトスターターの輸入発売元契約を締結。 2007年10月創業100周年。 2008年2月東京証券取引所市場第二部へ株式上場。 2008年7月中国 常州に製造現地法人 瑞顧克斯(常州)机械制造有限公司を設立。 2008年11月液滴衝突法によるナノ微粒化装置(G-smasher)が「粉体工学会秋季発表会」技術賞を受賞。 2010年5月ナノ微粒化装置(G-smasher)を製品化、販売を開始。 2012年10月ドイツ シュツットガルトに販売現地法人 RIX Europe GmbHを設立。 2013年1月中国 大連に製造現地法人 瑞顧克斯工業(大連)有限公司を設立。 2015年9月米国 テネシー州に販売現地法人 RIX North America,LLCを設立。 2016年5月東京証券取引所市場第一部に指定。 年月概要2017年12月韓国におけるリックス自社製品及び取扱い商品の販売拠点としWOO JEON TRADING.,LTD.(現RIX WOOJEON KOREA CO.,LTD.)を子会社化。 2018年3月インドネシア ジャカルタに販売現地法人 PT.RIX ORIENT INDONESIAを設立。 2018年3月インド ムンバイに販売現地法人 RIX INDIA TRADING & SERVICE PVT.LTD.を設立。 2021年1月米国での機械加工事業及びアフターメンテナンス事業への参入を目的とし連結子会社RIX North America,LLCの子会社としてRIX Machinig and Manufacturing,LLCを設立。 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。 2022年6月自社内での電装部分の内製化を目的とし連結子会社リックステクノ株式会社の子会社として株式会社CEMの全株式取得。 2023年12月インド ベンガルールに製造現地法人 RIX INDIA MANUFACTURING PVT.LTD.を設立。 |
事業の内容 | 3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、子会社20社、関連会社2社で構成されており、高圧液圧応用機器を中心とした産業用機器類の仕入販売及び製造販売、並びに精密計測・検査機器類の仕入販売を主な事業として取り組んでおります。 当社グループの事業にかかる位置付けは、次のとおりであります。 事業区分事業の内容グループ会社の位置付け商社事業高圧液圧技術を核とした流体の圧力発生機をベースに、その応用機器・システム製品、付属機器・部品、関連技術商品などの販売を行っております。 (主力商品)〔圧力発生機〕 プランジャーポンプ、高圧油圧ポンプ、渦巻 ポンプ・水中ポンプなど〔応用機器・システム製品〕 高圧水洗浄機など〔付属機器・部品〕 オイルシール、回転ノズル、フィルターなど〔関連技術商品〕 ピストン弁、バルブ、真空ポンプ、コンプレ ッサー〔精密自動・計測機器〕 測定装置、インバーター 当社○エクノス㈱○㈱ネクサスCT○瑞顧斯貿易(上海)有限公司○RIX TECHNOLOGY (THAILAND) CO.,LTD.○RIX North America,LLC RIX WOOJEON KOREA CO.,LTD. PT.RIX ORIENT INDONESSIA RIX INDIA TRADING & SERVICE PVT.LTD.※㈱ROCKY-ICHIMARU ㈱四葉機械製作所自社製品事業コア技術であるトライボロジ技術、高圧・精密洗浄技術を核として、流体機器である回転継手及び高圧・精密洗浄装置などの製作を行っております。 回転継手固定された配管から回転する機械などに油、水、空気など様々な流体を供給する継手です。 工作機械業界、鉄鋼業界(連続鋳造機向け)、電子・半導体業界(半導体・液晶装置向け)、紙パルプ業界、ゴム・タイヤ業界など様々な業界の生産設備に展開しております。 当社○瑞顧克斯工業(大連)有限公司○RIX Europe GmbH〇RIX INDIA MANUFACTURING PVT.LTD. 高圧・精密洗浄装置高圧・精密洗浄技術(水に高い圧力をかけることにより強い水流をつくり、水圧と打撃力で対象物の切断、剥離、洗浄などに活用する技術)を突き詰め、顧客の課題を解決し続けた結果、複数の洗浄技術(スピンジェット・ダイレクトパス、電解処理技術など)及びユニット製品(マイクロアイスジェットなど)が生まれ、各種ラインナップを形成しております。 当社○リックステクノ㈱○SIAM RIX MANUFACTURING CO.,LTD.○瑞顧克斯(常州)机械制造有限公司 その他ベアリング再生及び製造タイヤ製造設備向け断熱板製造耐蝕ポンプ・耐蝕送風機・排ガス処理装置製造治工具・大型加工品の製作及びメンテナンス産業用機械の制御盤製作、搬送機械の設計製作ポンプ等真空機器の販売及び修理○タイヨー軸受㈱○㈱ロッキーケミカル 高研㈱ RIX Machining and Manufacturing,LLC ㈱CEM ライベックス㈱ (注)○印は連結子会社、※印は持分法適用関連会社を示しております。 当社グループは、顧客業界ごとの販売体制を基礎とした業界別セグメントから構成されており、「鉄鋼」「自動車」「電子・半導体」「ゴム・タイヤ」「工作機械」「高機能材」「環境」及び「紙パルプ」の8業界を主たる報告セグメントとしております。 当社グループの事業は、特定のセグメントに関連付けることなく幅広く展開しているため、報告セグメントと同一の区分ではありません。 事業の系統図は、次のとおりであります。 |
関係会社の状況 | 4 【関係会社の状況】 名称住所資本金主要な事業の内容議決権の所有割合関係内容所有割合(%)被所有割合(%)役員の兼任(名)営業上の取引関係設備の賃貸借資金援助(連結子会社)エクノス㈱福岡市博多区千円39,000高圧液圧応用機器(商品)の販売84.5―2当社取扱商品(オイルシール等)の販売――(連結子会社)タイヨー軸受㈱福岡県遠賀郡岡垣町千円20,000ベアリング再生精密研磨加工100.0―1同社製品の購入土地の賃貸債務保証(連結子会社)㈱ロッキーケミカル福岡県糟屋郡須恵町千円15,000合成樹脂製品の製造販売100.0―2同社製品の購入土地の賃貸―(連結子会社)リックステクノ㈱愛知県豊田市千円10,000自動車部品洗浄装置・その他産業用機械の製造販売及びメンテナンス100.0―3同社製品の購入事務所の賃貸 ―(連結子会社)㈱ネクサスCT神奈川県横浜市金沢区千円9,000防錆剤・防湿剤・接着剤の輸入販売ならびに企画・コンサルティング80.0―2同社製品の購入 ―貸付(連結子会社)SIAM RIX MANUFACTURING CO.,LTD. (注)1タイ千バーツ81,000自動車部品・半導体部品洗浄装置の製造販売100.0―2当社取扱製・商品の販売─ 債務 保証(連結子会社) RIX TECHNOLOGY(THAILAND) CO.,LTD.タイ千バーツ12,000当社グループ製品及び取扱商品の販売49.0―2当社取扱製・商品の販売──(連結子会社)瑞顧克斯(常州)机械制造有限公司 (注)1中国千元15,286自動車部品・半導体部品洗浄装置の製造販売100.0―2当社取扱製・商品の販売――(連結子会社)瑞顧斯貿易(上海)有限公司中国千元2,923当社グループ製品及び取扱商品の販売100.0―1当社取扱製・商品の販売― ―(連結子会社)RIX Europe GmbHドイツユーロ100,000当社グループ製品及び取扱商品の販売100.0―2当社取扱製・商品の販売― ―(連結子会社)瑞顧克斯工業(大連)有限公司 (注)1中国千元29,349当社グループ製品の製造販売100.0―1当社取扱製・商品の販売― 貸付(連結子会社)RIX North America,LLC米国米ドル200,000当社グループ製品及び取扱商品の販売100.0―2当社取扱製・商品の販売―貸付(連結子会社)RIX INDIA MANUFACTURING PVT.LTD. (注)1インド千ルピー370,000当社グループ製品の製造販売100.0(1.0)―1当社取扱製・商品の販売――(持分法適用関連会社)㈱ROCKY-ICHIMARU福岡県筑後市千円18,000タイヤ加硫機用弁類・油圧機器類の設計製作31.90.42同社製品の購入―― (注) 1 特定子会社であります。 2 有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。 3 議決権の所有割合の( )内は、間接保有割合で内数であります。 4 売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)が連結売上高の10%を超える連結子会社の「主要な損益情報等」は、次のとおりであります。 会社名売上高(千円)経常利益(千円)当期純利益(千円)純資産額(千円)総資産額(千円)エクノス㈱5,798,605184,943125,9962,259,2794,640,610 |
従業員の状況 | 5 【従業員の状況】 (1) 連結会社の状況2024年3月31日現在セグメントの名称従業員数(名)全セグメント723 (注) 1 従業員数は、当社グループから当社グループ外への出向者を除き、当社グループ外から当社グループへの出向者を含む就業人員であります。 2 当社グループは、顧客業界ごとの販売体制を基礎とした業界別セグメントから構成されており、従業員を特定のセグメントに関連付けることができないため、一括して記載しております。 (2) 提出会社の状況2024年3月31日現在従業員数(名)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(千円)46837.311.27,657 セグメントの名称従業員数(名)全セグメント468 (注) 1 従業員数は、当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含む就業人員数であります。 2 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。 3 当社は、顧客業界ごとの販売体制を基礎とした業界別セグメントから構成されており、従業員を特定のセグメントに関連付けることができないため、一括して記載しております。 (3) 労働組合の状況労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。 (4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異提出会社当事業年度補足説明管理職に占める女性労働者の割合(%)(注1)男性労働者の育児休業取得率(%)(注2)労働者の男女の賃金の差異(%)(注1)全労働者正規雇用労働者(注3)パート・有期労働者(注4)3.535.271.773.750.0当社は賃金体系、制度上の違いはありませんが、職種間や総合職比率において男女差があり賃金差異が生じています。 また、継続雇用者(パート・有期労働者)に女性が少ないため、賃金差異が生じています。 (注) 1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。 2 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。 3 正社員雇用労働者には女性短時間勤務者を含みます。 4 パート・有期労働者には継続雇用者を含みます。 |
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 | 1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 当社グループの業績は国内製造業の設備投資と生産活動に依拠しておりますが、国内製造業の少子高齢化に伴う国内市場縮小を見越し、地産地消の考えに基づいて海外への生産移管をますます加速していることから、この変化への対応が最も重要な経営課題となっております。 また、今後に向けて「メーカー商社を『協創型』と再定義し、確立する」、「社内外の協創から新しいオリジナル品を供給し続ける」、「ビジネス領域を拡大し続ける」といった課題が出てまいりました。 これらの課題を踏まえ、2024年度より中期3ヵ年計画「GP2026」を下記のとおり策定し、経営課題の解決と経営目標の達成に取り組んでまいります。 GP2026(RIX Growth Plan)Ⅰ.当社グループのあるべき姿世界中のものづくりの課題解決屋になる Ⅱ.当社グループのビジョンリックスグループは、“販売・技術・製造・サービスの高度な融合”とパートナーとの“協創”により、世界の産業界の課題解決のためのソリューションを提供します Ⅲ.定量目標2026年度 連結売上高600億円、連結営業利益45億円、連結経常利益47億円 Ⅳ.「GP2026」を達成するための4つの軸1.ビジネス領域の拡大 ・現状の業界・業種(連結売上高目標600億円のうち525億円) ・成長分野(同じく600億円のうち75億円) ・海外(同じく600億円のうち96億円)2.収益性の向上 ・営業利益率7.5%以上・ROE11%以上(事業活動の効率化) ・オリジナル品※1比率40%以上(新製品・新商品開発)3.人材・組織の強化(全体最適・スピードアップ) ・ライフ・ワーク・バランスの充実 ・RIXing Action※2を実践できる人材の育成・定着 ・協創センターをフル活用する仕組みづくり ・新システムへのスピーディーな移行4.ステークホルダーリレーションズの充実 ・CSV-Creating Shared Value ビジネスを通じた社会貢献の実行 ・ステークホルダーとのコミュニケーション活性化 ・ガバナンス体制の強化に向けた取り組みの推進 ※1 オリジナル品とは、リックスグループのみ提供できる製商品・サービスまたはその組み合わせのこと※2 RIXing Actionとは、RIXの経営理念・行動指針、社風・歴史、ビジネスモデル等を表す総称 当社グループは、顧客業界によりセグメント区分を行っておりますが、各セグメントの経営環境、対応すべき課題や方針は以下のとおりです。 (鉄鋼業界)鉄鋼業界においては、中国の生産量拡大、グローバルでの競争激化、原料高製品安等により生産拠点・生産品目の撤退・集約、カーボンニュートラルの推進等大きな転換期に差し掛かっております。 また、国内生産は高級鋼製造ラインの新設、現有設備の老朽化に伴う設備保全費アップ、世代交代による技術伝承不足、産業界のDX推進・自動化等により顧客のニーズ多様化してきております。 このような環境の中、当社グループは顧客密着営業による営業力とグローバル展開による海外商品開発力という強みを生かし、以下の方針を掲げております。 ① メーカー機能強化によるメンテナンス・修理・再生サービス事業の拡大② カーボンニュートラルに関連する分野への深耕③ 海外拠点展開の推進④ デジタル・自動化に関するグローバル商品の開発⑤ 電気自動車(EV)化に伴う素材分野の開拓 (自動車業界)自動車業界においては、従来のガソリン車から電気自動車への移行が着実に進んでおり、この流れは今後も継続することが予想されております。 このことは、エンジンなどの機械加工部品が減少し、当社が主として設備・機器を納入している機械加工工場の操業度が低下していくことになります。 このような環境の中、当社グループは電気自動車化への対応及び新規商品開発として以下の方針を掲げております。 ① 2次電池分野への信頼関係構築② モーター分野への参入・拡大③ 顧客工場での自動化・自動計測案件の拡大 (電子・半導体業界)電子・半導体業界においては、当社グループの主顧客である国内半導体メーカーは、競争力強化のためのコストダウンや生産性の向上へのニーズは高くなっており、設備投資への機運も高まっております。 このような環境の中、当社グループはコスト競争力のある設備部品の供給、設備の修理対応など顧客のニーズを取り込むとともに、成長が期待できる車載半導体への対応を図っており、以下の方針を掲げております。 ① 修理・再生サービスを軸としたメーカー機能強化② 車載用半導体向けの新商品開拓③ デジタル商品や開発用途向けの新商品開発 (ゴム・タイヤ業界)ゴム・タイヤ業界においては、タイヤメーカーの設備投資には波があり、当社の主納入品である加硫機部品の販売は安定しない状況であります。 このような環境の中、当社グループは顧客の開発部門や海外拠点へのアプローチを行い、新たな商品の開拓を目指し以下の方針を掲げております。 ① 自動化案件及び未来の環境対応車向けタイヤ開発部門への深耕② 設備・工法開発部門への拡販と研究部門の開拓③ 顧客の海外における開発・生産拠点でのニーズ対応 (工作機械業界)工作機械業界においては、自動化・高効率化・稼働率向上の高付加価値設備の開発が活発になっております。 このような環境の中、当社グループはオリジナル品であるロータリージョイントの更なる拡販を図ることとし、以下の方針を掲げています。 ① 研究部門・開発部門への新規開発品の深耕 ② 付帯設備の拡販と改善提案・提供 ③ 新加工技術の研究部門・開発部門への深耕 (高機能材業界)高機能材業界においては、今後成長が期待できる材料分野をターゲットとし、以下の方針を掲げております。 ① 炭素繊維業界への深耕継続② 高機能ガラス及び生分解ポリマーなど機能性材料への商品開発と深耕③ 医薬・化粧品業界への洗浄システムの拡販 (環境業界)環境業界においては、公共事業は災害対策の需要等で堅調に推移しております。 また、民間事業では都市再開発等で底堅く推移しております。 このような環境の中、当社グループは取扱商品を軸として既存顧客への深耕と新規顧客の開拓を図ることとし、以下の方針を掲げています。 ① 水処理関連事業への更なる深耕② エネルギー分野の開拓③ 焼却・リサイクル業界への商品開発と深耕 (紙パルプ業界)紙パルプ業界は、電子化、ペーパーレスといった動きから需要拡大、設備投資の拡大といった見通しは立てにくい状況です。 このような環境の中、当社グループは新しい分野への進展を図ることとし、以下の方針を掲げています。 ① ケミカル素材分野への更なる深耕② 各社の発電設備へ機器更新およびメンテナンスビジネスを推進③ バイオエタノール関連事業の深耕 |
サステナビリティに関する考え方及び取組 | 2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】 当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取り組みは、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 私たちリックスグループは、経営理念に存在意義として以下の文章を掲げています。 「私たちは、常に未来を見つめ、販売・技術・製造・サービスの高度な融合を目指す「メーカー商社」として、世界の産業界に貢献します。 」 第一義的にはお客様である産業界の企業の皆様方に販売・技術・製造・サービスの高度な融合による価値提供を通じて社会に貢献してゆきます。 次に、販売・技術・製造・サービスを生み出す際、または提供する際のプロセスを通じて社会に貢献してまいります。 最後に、販売・技術・製造・サービスの対価としていただく利益を社会に還元してゆきます。 サステナビリティ方針地球上で活動をする一企業として、持続可能な社会/世界の実現に向けた取り組みを行います。 そのために、国連のサミットで採択された、持続可能な開発目標 Sustainable Development Goals : SDGsの達成に向けた活動を推進してゆきます。 また、当社は1907年の創業以来、100年以上の長きにわたってこの世の中に存在しています。 次の創業150年、200年へ向け、長期的に成長できる企業を目指し、環境E、社会S、ガバナンスGの3つの視点で、社会課題の解決に向けた取り組みを行ってゆきます。 当社グループは2024年度より中期3カ年計画 GP2026(Rix Growth Plan)を策定しました。 この中で当社の社会貢献活動の方針を示しています。 このGP2026を着実に実行することが社会貢献活動の推進につながると確信しております。 これらの活動およびRIXのファン(=ステークホルダー)の皆様への積極的な情報発信を通じて、継続的に企業価値を創造してゆきます。 (1)ガバナンス当社グループは、サステナビリティ戦略の推進をより一層強化し、事業戦略とESG戦略の一体推進を図ることで、企業活動を通じた新たな価値創造と社会課題の解決に向けた取り組みの達成を目的として、サステナビリティ委員会を設置しております。 本委員会は、グループ全体におけるサステナビリティ戦略に関する基本方針・基本計画の決定や、それらを実践するための社内推進体制の構築および整備、各種施策のモニタリングなどを行います。 また、このような活動内容を定期的に取締役会へ報告のうえ、取締役会に対する答申・提言を行っております。 委員会の構成ですが、代表取締役社長執行役員を委員長として、取締役および担当職務や専門知見から適切と認められるもので構成されます。 また、本委員会の下部組織として環境分科会、人材・安全分科会、ガバナンス分科会を設置し、各分科会においてESGの観点より、具体的な施策の具現化をはじめ各種施策の実施・展開を推進する体制としております。 構成 委員長:代表取締役社長執行役員 委 員:各分科会の担当役員、執行役員および従業員 合計7名 2023年度開催回数 4回出席率 100%(委員全員)主な議題 ・マテリアリティに関する討議 ・傘下の各分科会における活動報告 ・TCFDへの対応検討、温室効果ガス排出量の開示に関する事項 ・方針策定に関する討議(人権方針、環境方針、事業継続計画に関する基本方針) ・健康経営に関する討議 ・CDP、CSA、EcoVadisへの対応に関する討議 ・サステナビリティ関連の開示に関する討議 (2)戦略当社グループにおいて、短期、中期及び長期にわたり連結会社の経営方針・経営戦略等に影響を与える可能性があるサステナビリティ関連のマテリアリティについて、ESGの観点から次の通り特定をしました。 2023年度より課題解決のためのアクションプランを策定し、中期経営計画GP2026において取り組みをすすめております。 マテリアリティ1.低炭素社会・循環型社会の実現への貢献 1)TCFDに基づく開示への対応 2)CO2排出量の削減(再生エネルギー、水素活用、電炉化への貢献含む) 3)リサイクル・省資源への対応 4)省エネ・高効率化貢献製品の開発 2.持続可能な社会における成長市場の創出 1)BCPへの取組 2)顧客のサステナビリティ課題への対応 3)イノベーションの強化 4)電動化(EV)への対応 5)水処理技術の高度化 3.多様性の尊重 1)人権尊重とダイバーシティの取組 2)人的資本に対する対応強化を目指したRIXing Actionを実践できる人材の育成と定着 4.健康で安全な環境の整備 1)健康経営の促進 2)全員が活躍する職場づくり 3)安定的な調達の確保 5.ガバナンス体制の構築 1)公正な事業慣行の実現 2)実効性の高いガバナンス体制の構築 3)リスクマネジメントの強化 6.ステークホルダーとの対話 1)透明性の高い経営の実現 2)コミュニケーションの強化 (3)気候変動への対応(TCFD提言への取組)当社は、サステナビリティ方針において、「持続可能な社会/世界の実現に向けた取り組み」「長期的に成長できる企業を目指し、環境E、社会S、ガバナンスGの3つの視点で、社会課題の解決に向けた取り組み」を行ってゆくこととしています。 環境Eの視点での取り組みにおいては、気候変動への対応が重要課題であると認識しており、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)の提言に沿った取り組み並びに情報開示を進めています。 ①ガバナンスサステナビリティ委員会においてモニタリングを行う体制をとっており、気候変動対応は「環境分科会」が担っています。 ②戦略国際エネルギー機関(IEA)のSTEPS(公表政策シナリオ)・SDS(持続可能な開発シナリオ)や国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)のRCP2.6・RCP8.5などを踏まえ、1.5℃, 2℃及び4℃の2つのシナリオに基づき、気候変動に伴う中長期(2030年及び2050年)の社会環境及びビジネス環境の変化を分析しました。 分析にあたっては、下表に示す政府機関及び研究機関で開示されているシナリオを参照しています。 取締役会の監督のもと、経営企画部・総務部が中心となって、当社の事業及びそのサプライチェーン全体を通じて、気候関連の問題及び問題への社会的な対応がどのような影響を及ぼしうるかについて、各事業部からの意見を集約・検討し、気候関連のリスク及び機会を特定しています。 温度帯分析に用いたシナリオ1.5℃, 2℃Sustainable Development Scenario (SDS), IEA, 2020, 2021Announced Pledges Scenario (APS), IEA, 2021Representative Concentration Pathways (RCP2.6), IPCC, 20144℃Stated Policy Scenario (STEPS), IEA, 2020, 2021Representative Concentration Pathways (RCP6.0, 8.5), IPCC, 2014 ③主なリスクと機会<リスク>シナリオ分析の結果、炭素税の導入などの気候変動対策を進める政策手段の導入、低炭素商品/生産プロセスへの移行による顧客需要の変化などのリスクにより、当社の業績が大きな影響を受ける可能性があると特定しました。 Noリスクの種類リスクの概要当社への影響度リスク低減のための対応策1.5℃,2℃シナリオ4℃シナリオ2030年2050年2030年2050年R1移行(政策及び規制)GHG排出の価格付け進行(炭素税の導入)炭素税の追加的導入により、当社のエネルギー消費量(Scope1,2排出量)に対して課税され、エネルギー調達コストが増加する。 中大小小太陽光発電の導入、省エネや再エネ利用により、化石燃料による電力の使用量を削減する。 R2移行(政策及び規制)GHG排出の価格付け進行(炭素税の導入)原材料(アルミ、ステンレス等)の製造時のエネルギー消費量(CO2排出量)に対して炭素税が課され、原材料の調達コストが増加する。 中大小小製品設計を見直し、当該原材料の使用量を削減する。 R3移行(技術)製品/サービスの低炭素オプションへの置換従来型生産設備から低炭素型生産設備に需要が移ることで、当社の従来型生産設備向け商材の売上が減少する。 大大中中低炭素設備に対応した商材の開発を進める。 R4移行(技術)製品/サービスの低炭素オプションへの置換自動車の電動化が進み、内燃機関製造設備向けの商材の売上が減少する。 大大中中内燃機関製造設備向けに代わる、低炭素設備に対応した商材の開発を進める。 R5移行(市場)エネルギーミックスの変化再生可能エネルギー中心のエネルギーミックスへの移行によって、電力料金が上昇した場合、エネルギー調達コストが増加する。 中大小小太陽光発電の導入や省エネにより、電力の使用量を削減する。 R6移行(市場)原材料コスト高騰仕入先における低炭素化対応コストの増加により原材料商品価格が上昇し、当社の顧客に対する販売価格に転嫁できない分の仕入れコストが増加する。 中大小小仕入先と協力して低炭素化対応を進め、原材料商品価格の上昇を抑制する。 R7移行(急性)異常気象の重大性と頻度の上昇自然災害の増加により、生産本部が被災したり、生産本部従業員が出社困難となったりした場合、製品の製造が滞り、売上が減少する。 小小中大少数人員でも生産性を維持できるよう、多能工化を進める。 <機会>シナリオ分析の結果、社会や顧客の低炭素ニーズに合った製品/商品の提供・開発、気候変動の緩和(低炭素化)に向けたサービスの提供・開発などが、当社の業績に大きな影響を与える可能性があると特定しました。 No機会の種類機会の概要当社への影響度機会獲得のための対応策1.5℃,2℃シナリオ4℃シナリオ2030年2050年2030年2050年O1製品及びサービス低炭素商品/サービスの開発、拡大自動車の電動化が進み、電池関連商材の売上が増加する。 中大小小電池関連商材におけるニーズの発掘及び積極的な開発を進める。 O2製品及びサービス低炭素商品/サービスの開発、拡大低炭素化に対応した生産設備に対する投資が増加し、関連生産設備向け商材の売上が増加する。 大大小小低炭素型の生産設備に対応した商材の開発を進める。 O3製品及びサービス低炭素商品/サービスの開発、拡大自動車等の電動化が進み、制御関連商材の売上が増加する。 中大小小制御関連商材における情報収集及び積極的な開発を進める。 O4製品及びサービス資源の効率/再生利用低炭素化対応により消費材の再生利用が増え、修理・再生ビジネスの売上が増加する。 中大小小修理・再生ビジネスのサービスメニューを拡充する。 ④リスク管理気候変動関連リスクについては、サステナビリティ委員会の下部組織である環境分科会において、リスクと機会の特定、基本計画の策定を行うとともに、サステナビリティ施策の具現化をはじめ、各種施策の実施・展開を推進し、結果をサステナビリティ委員会に報告しております。 サステナビリティ委員会において施策に関する実行計画・進捗状況のモニタリング及び改善について審議し、その結果を取締役会に報告しております。 ⑤指標と目標1.温室効果ガス(CO2)排出量の削減目標2050年度における、当社のCO2排出量(Scope1及びScope2排出量)について、カーボンニュートラルの達成を目指します。 2.温室効果ガス(CO2)排出削減に向けた取り組み社用車の低燃費車への切替(Scope1排出量の削減)再生可能エネルギーへの移行(Scope2排出量の削減) ※ Scope1:社用車等の燃料使用に伴う排出(直接排出) Scope2:購入した電力・熱の使用に伴う排出(間接排出) ⑥温室効果ガス(CO2)排出量※(単位:t-CO2)項目2021年度2022年度2023年度備考総計(Scope1+2+3)9,70312,44112,140 Scope1(直接排出)459461474社用車におけるガソリン、軽油の購入量に排出原単位を乗じて算出しました。 Scope2(間接排出)938872243購入した電力の量に排出原単位(メニュー別)を乗じて算出しました。 Scope3(その他の排出)8,30611,10811,423 1購入した製品・サービス6,4007,2786,297生産本部において購入した原材料、副資材等、また、自社の用に供するために購入した製品・サービスを対象として、当該年度における購入金額に排出原単位(輸送を含む)を乗じて算出しました。 仕入商品については、大変多くの種類の商品を取り扱うため、全ての商品について算定することは困難です。 2資本財4262,2333,273当該年度における固定資産純増額に排出原単位を乗じて算出しました。 3Scope1,2に含まれない燃料及びエネルギー活動258253272購入した燃料及び電力の量に排出原単位を乗じて算出しました。 4輸送、配送(上流)382455422購入した原材料等の輸送に伴う排出量については、購入した製品・サービスに係る排出量に含まれます。 自社荷主として輸送した製品の物流に伴う排出量については、輸送費に排出原単位を乗じて算出しました。 5事業から出る廃棄物165154197廃棄物処理費用に排出原単位を乗じて算出しました。 6出張585962従業員数に排出原単位を乗じて算出しました。 7雇用者の通勤161169178各拠点の従業員数・年間勤務日数に排出原単位(各拠点の都市区分別)を乗じて算出しました。 8リース資産(上流)000リース資産は社用車であり、その使用によるエネルギー使用量は、Scope1で算出しています。 9輸送、配送(下流)―――該当するものはありません。 10販売した製品の加工―――該当するものはありません。 11販売した製品の使用456507722当社が製造・販売する装置について、年間販売台数と想定される電力生涯使用量に排出原単位を乗じて算出しました。 当社の主な製品である部品については、それが組み込まれた最終製品の使用に伴う排出量を算定することは困難です。 12販売した製品の廃棄―――当社の製品は多岐にわたっており、それらの廃棄に伴う排出量を算定することは困難です。 13リース資産(下流)―――該当するものはありません。 14フランチャイズ―――該当するものはありません。 15投資―――該当するものはありません。 ※リックス(単体)を対象として、温室効果ガス(CO2)排出量を算定しました。 ⑦温室効果ガス(CO2)排出削減に向けた取り組み(単位:%)項目2021年度2022年度2023年度備考社用車の低燃費車への切替69.273.174.6ハイブリッド車の導入比率(年度末時点)再生可能エネルギーへの移行06.877.2CO2フリーで調達した電力量の割合 (4)人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略人材育成方針当社の経営理念(社風・歴史)を理解し、RIXing Actionを実践することができる人材を、継続的に育成します。 当社では、全ての社内教育・研修にRIXing Actionを取り入れて理解・浸透をはかるとともに、グローバルな視点で物事を考え新しい事業の創出ができる人材を育成するため、ステージ別教育に加え次のような取り組みを実施しています。 ※ RIXing Actionとは、リックスの経営理念・行動指針・社風・歴史・ビジネスモデル等を表す総称であり、脈々と受け継がれてきたものを意味する言葉です。 1.RIXing Action Club(若手社員育成プログラム)変化の激しい時代に対応できるビジネス思考(グローバル・事業化・起業家視点)を早い時点から醸成・育成する 2.グローバル人材育成プログラム海外戦略を理解し、異文化の中でもRIXing Actionを実践できる人材を育成する 3.RENS(全社員参加型・新規ビジネスアイデア創出企画)既存事業にとらわれず、自由な発想で新しいビジネスアイデアを考えて提案する また、人材・組織を強化するには社内環境整備を充実させることが必要であると考え、以下のテーマに取り組んでいます。 1.労働時間と休暇制度当社では、労働時間の適正化に取り組んでおり長時間労働の削減と働き方改革を推進し、ライフ・ワーク・バランスの向上を図っています。 長時間労働者には疲労度チェックを実施し必要に応じで産業医との面談を促進しています。 また時間年休や計画年休制度等を活用して有給休暇取得率の向上に努めています。 2.働きやすい職場環境整備当社では働きやすい職場環境整備に積極的に取り組んでおり、地域限定職への転換制度やジョブリターン制度、時短勤務制度等の諸制度を設け女性が働きやすい環境を整備しています。 女性管理職候補の育成のため毎年女性総合職採用人数を定め積極的に採用活動に取り組んでいます。 また仕事と育児の両立のため定期的な情報提供、周知、啓蒙活動を継続実施していきます。 男性の育児休業取得率については、活動の結果2023年度実績35.2%となり当初の目標30%を達成しました。 今後も継続して30%以上の取得を目標に、新たな取り組みに着手します。 この他、柔軟な働き方の推進のためテレワークやフレックス制度を試行し制度化を目指します。 3.健康経営当社では、「健康宣言(明るく、楽しく、伸々と)いつまでも健康で活き活きと働ける会社を目指して」を掲げています。 全社員に健康管理ツールを導入し従業員自身の健康情報を見える化し、健康意識を高め、ウォーキングイベントの実施や健康コラムの発信等の様々な取り組みを実施しています。 従業員並びにその家族の健康維持・増進をバックアップし、健康で活き活きと働けるライフ・ワーク・バランスの取れた職場環境を整え、2025年度に健康経営優良法人認定を目指します。 4.ダイバーシティ当社では多様な人材の確保のため、採用選考において性別、人種、障がいの有無、性的指向などに基づく差別を排除し、能力やポテンシャルに基づいて人材を選考しています。 女性総合職採用強化及びキャリア拡大のため、女性社員からライフ・ワーク・バランスを実現できる様々な意見を聴取し、長期的に活躍できる環境を整備しています。 女性の優れた能力や経験を持つ人材を積極的に採用し組織の多様性を高めていきます。 障がい者雇用率の向上のため「パートナー社員制度」を導入しました。 これまでの賃金体系の見直し、無期雇用へ変更等安心して長期就労が出来る環境を整備しています。 また職場環境においてもハラスメント対応窓口、外部カウンセラー制度を設置し差別やハラスメントを無くす取り組みを実施しています。 従業員の個性を尊重し公平かつ平等に扱われ、多様な人材が活躍できる環境づくりに努めています。 (5)リスク管理 サステナビリティ委員会の下部組織である各分科会において、リスクと機会の特定、基本計画の策定を行うとともに、サステナビリティ施策の具現化をはじめ、各種施策の実施・展開を推進し、結果をサステナビリティ委員会に報告しています。 サステナビリティ委員会は、サステナビリティ施策に関する実行計画・進捗状況のモニタリング及び改善について審議し、その結果は、取締役会に報告されています。 また、サステナビリティ委員会には、環境分科会のほか、人材・安全分科会、ガバナンス分科会があり、ESGの視点から、事業戦略に係るリスクについて、統合的に管理しています。 事業戦略にサステナビリティを織り込むためのサイクル①サステナビリティ委員会にて討議された方針・目標・計画にもとづき、各分科会で具現化にむけた目標・計画を策定②各分科会で策定された目標・計画は、サステナビリティ委員会がサステナビリティ戦略として集約③サステナビリティ戦略は、中長期事業戦略として、各本部の事業戦略に反映④各分科会は、本部を横断して進捗の管理を行い、サステナビリティ委員会へ報告 (6)人材の育成及び社内環境整備に関する方針に関する指標の内容並びに当該指標を用いた目標及び実績、指標及び目標当社では、上記「(4)人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略」において記載した、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針について、次の指標を用いております。 当該指標に関する目標及び実績は、次のとおりであります。 なお、当社においては、各指標のデータ管理及び具体的な取り組みを行っているものの、連結会社の全ての会社において行われてはいないため、連結会社全体における記載が困難であります。 このため、次の指標に関する目標及び実績は、当社のものを記載しております。 指 標目 標実績2022年度実績2023年度RIXing Action Club参加者数(累計)20名(2024年3月迄)10名9名グローバル人材育成プログラム参加者数(累計)34名(2024年3月迄)17名17名RENS・新規ビジネスアイデア提案者数30名(2024年3月迄)25名19名女性管理職比率5%(2027年3月迄)3.0%3.5%男性育児休業取得率30%(2027年3月迄)16.6%35.2%健康診断受診率100%継続100%100%ストレスチェック受診率100%(2031年3月迄)84.6%85.5%健康経営優良法人認定(2025年度)未認定未認定 2024年3月迄を目標とした指標の取り組み結果および今後の取り組みについて①RIXing Action Club参加者数(累計)については、目標未達成でした。 今後の取り組み参加者の選定方式やプログラムの内容を見直したうえで継続実施いたします。 次の目標は、RIXing Action Club参加者数(累計):20名(2027年3月迄)です。 ②グローバル人材育成プログラム参加者数(累計)については、目標を達成いたしました。 今後の取り組み参加者の選定方式やプログラムの内容を見直したうえで継続実施いたします。 次の目標は、グローバル人材育成プログラム参加者数(累計):35名(2027年3月迄)です。 ③RENS・新規ビジネスアイデア提案者数については、目標未達成でした。 今後の取り組みアイデアの募集方式やインセンティブの内容を見直したうえで継続実施いたします。 次の目標は、RENS・新規ビジネスアイデア提案者数:30名(2027年3月迄)です。 |
戦略 | (2)戦略当社グループにおいて、短期、中期及び長期にわたり連結会社の経営方針・経営戦略等に影響を与える可能性があるサステナビリティ関連のマテリアリティについて、ESGの観点から次の通り特定をしました。 2023年度より課題解決のためのアクションプランを策定し、中期経営計画GP2026において取り組みをすすめております。 マテリアリティ1.低炭素社会・循環型社会の実現への貢献 1)TCFDに基づく開示への対応 2)CO2排出量の削減(再生エネルギー、水素活用、電炉化への貢献含む) 3)リサイクル・省資源への対応 4)省エネ・高効率化貢献製品の開発 2.持続可能な社会における成長市場の創出 1)BCPへの取組 2)顧客のサステナビリティ課題への対応 3)イノベーションの強化 4)電動化(EV)への対応 5)水処理技術の高度化 3.多様性の尊重 1)人権尊重とダイバーシティの取組 2)人的資本に対する対応強化を目指したRIXing Actionを実践できる人材の育成と定着 4.健康で安全な環境の整備 1)健康経営の促進 2)全員が活躍する職場づくり 3)安定的な調達の確保 5.ガバナンス体制の構築 1)公正な事業慣行の実現 2)実効性の高いガバナンス体制の構築 3)リスクマネジメントの強化 6.ステークホルダーとの対話 1)透明性の高い経営の実現 2)コミュニケーションの強化 |
指標及び目標 | (6)人材の育成及び社内環境整備に関する方針に関する指標の内容並びに当該指標を用いた目標及び実績、指標及び目標当社では、上記「(4)人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略」において記載した、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針について、次の指標を用いております。 当該指標に関する目標及び実績は、次のとおりであります。 なお、当社においては、各指標のデータ管理及び具体的な取り組みを行っているものの、連結会社の全ての会社において行われてはいないため、連結会社全体における記載が困難であります。 このため、次の指標に関する目標及び実績は、当社のものを記載しております。 指 標目 標実績2022年度実績2023年度RIXing Action Club参加者数(累計)20名(2024年3月迄)10名9名グローバル人材育成プログラム参加者数(累計)34名(2024年3月迄)17名17名RENS・新規ビジネスアイデア提案者数30名(2024年3月迄)25名19名女性管理職比率5%(2027年3月迄)3.0%3.5%男性育児休業取得率30%(2027年3月迄)16.6%35.2%健康診断受診率100%継続100%100%ストレスチェック受診率100%(2031年3月迄)84.6%85.5%健康経営優良法人認定(2025年度)未認定未認定 2024年3月迄を目標とした指標の取り組み結果および今後の取り組みについて①RIXing Action Club参加者数(累計)については、目標未達成でした。 今後の取り組み参加者の選定方式やプログラムの内容を見直したうえで継続実施いたします。 次の目標は、RIXing Action Club参加者数(累計):20名(2027年3月迄)です。 ②グローバル人材育成プログラム参加者数(累計)については、目標を達成いたしました。 今後の取り組み参加者の選定方式やプログラムの内容を見直したうえで継続実施いたします。 次の目標は、グローバル人材育成プログラム参加者数(累計):35名(2027年3月迄)です。 ③RENS・新規ビジネスアイデア提案者数については、目標未達成でした。 今後の取り組みアイデアの募集方式やインセンティブの内容を見直したうえで継続実施いたします。 次の目標は、RENS・新規ビジネスアイデア提案者数:30名(2027年3月迄)です。 |
人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略 | (4)人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略人材育成方針当社の経営理念(社風・歴史)を理解し、RIXing Actionを実践することができる人材を、継続的に育成します。 当社では、全ての社内教育・研修にRIXing Actionを取り入れて理解・浸透をはかるとともに、グローバルな視点で物事を考え新しい事業の創出ができる人材を育成するため、ステージ別教育に加え次のような取り組みを実施しています。 ※ RIXing Actionとは、リックスの経営理念・行動指針・社風・歴史・ビジネスモデル等を表す総称であり、脈々と受け継がれてきたものを意味する言葉です。 1.RIXing Action Club(若手社員育成プログラム)変化の激しい時代に対応できるビジネス思考(グローバル・事業化・起業家視点)を早い時点から醸成・育成する 2.グローバル人材育成プログラム海外戦略を理解し、異文化の中でもRIXing Actionを実践できる人材を育成する 3.RENS(全社員参加型・新規ビジネスアイデア創出企画)既存事業にとらわれず、自由な発想で新しいビジネスアイデアを考えて提案する また、人材・組織を強化するには社内環境整備を充実させることが必要であると考え、以下のテーマに取り組んでいます。 1.労働時間と休暇制度当社では、労働時間の適正化に取り組んでおり長時間労働の削減と働き方改革を推進し、ライフ・ワーク・バランスの向上を図っています。 長時間労働者には疲労度チェックを実施し必要に応じで産業医との面談を促進しています。 また時間年休や計画年休制度等を活用して有給休暇取得率の向上に努めています。 2.働きやすい職場環境整備当社では働きやすい職場環境整備に積極的に取り組んでおり、地域限定職への転換制度やジョブリターン制度、時短勤務制度等の諸制度を設け女性が働きやすい環境を整備しています。 女性管理職候補の育成のため毎年女性総合職採用人数を定め積極的に採用活動に取り組んでいます。 また仕事と育児の両立のため定期的な情報提供、周知、啓蒙活動を継続実施していきます。 男性の育児休業取得率については、活動の結果2023年度実績35.2%となり当初の目標30%を達成しました。 今後も継続して30%以上の取得を目標に、新たな取り組みに着手します。 この他、柔軟な働き方の推進のためテレワークやフレックス制度を試行し制度化を目指します。 3.健康経営当社では、「健康宣言(明るく、楽しく、伸々と)いつまでも健康で活き活きと働ける会社を目指して」を掲げています。 全社員に健康管理ツールを導入し従業員自身の健康情報を見える化し、健康意識を高め、ウォーキングイベントの実施や健康コラムの発信等の様々な取り組みを実施しています。 従業員並びにその家族の健康維持・増進をバックアップし、健康で活き活きと働けるライフ・ワーク・バランスの取れた職場環境を整え、2025年度に健康経営優良法人認定を目指します。 4.ダイバーシティ当社では多様な人材の確保のため、採用選考において性別、人種、障がいの有無、性的指向などに基づく差別を排除し、能力やポテンシャルに基づいて人材を選考しています。 女性総合職採用強化及びキャリア拡大のため、女性社員からライフ・ワーク・バランスを実現できる様々な意見を聴取し、長期的に活躍できる環境を整備しています。 女性の優れた能力や経験を持つ人材を積極的に採用し組織の多様性を高めていきます。 障がい者雇用率の向上のため「パートナー社員制度」を導入しました。 これまでの賃金体系の見直し、無期雇用へ変更等安心して長期就労が出来る環境を整備しています。 また職場環境においてもハラスメント対応窓口、外部カウンセラー制度を設置し差別やハラスメントを無くす取り組みを実施しています。 従業員の個性を尊重し公平かつ平等に扱われ、多様な人材が活躍できる環境づくりに努めています。 |
人材の育成及び社内環境整備に関する方針に関する指標の内容並びに当該指標を用いた目標及び実績、指標及び目標 | (6)人材の育成及び社内環境整備に関する方針に関する指標の内容並びに当該指標を用いた目標及び実績、指標及び目標当社では、上記「(4)人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略」において記載した、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針について、次の指標を用いております。 当該指標に関する目標及び実績は、次のとおりであります。 なお、当社においては、各指標のデータ管理及び具体的な取り組みを行っているものの、連結会社の全ての会社において行われてはいないため、連結会社全体における記載が困難であります。 このため、次の指標に関する目標及び実績は、当社のものを記載しております。 指 標目 標実績2022年度実績2023年度RIXing Action Club参加者数(累計)20名(2024年3月迄)10名9名グローバル人材育成プログラム参加者数(累計)34名(2024年3月迄)17名17名RENS・新規ビジネスアイデア提案者数30名(2024年3月迄)25名19名女性管理職比率5%(2027年3月迄)3.0%3.5%男性育児休業取得率30%(2027年3月迄)16.6%35.2%健康診断受診率100%継続100%100%ストレスチェック受診率100%(2031年3月迄)84.6%85.5%健康経営優良法人認定(2025年度)未認定未認定 2024年3月迄を目標とした指標の取り組み結果および今後の取り組みについて①RIXing Action Club参加者数(累計)については、目標未達成でした。 今後の取り組み参加者の選定方式やプログラムの内容を見直したうえで継続実施いたします。 次の目標は、RIXing Action Club参加者数(累計):20名(2027年3月迄)です。 ②グローバル人材育成プログラム参加者数(累計)については、目標を達成いたしました。 今後の取り組み参加者の選定方式やプログラムの内容を見直したうえで継続実施いたします。 次の目標は、グローバル人材育成プログラム参加者数(累計):35名(2027年3月迄)です。 ③RENS・新規ビジネスアイデア提案者数については、目標未達成でした。 今後の取り組みアイデアの募集方式やインセンティブの内容を見直したうえで継続実施いたします。 次の目標は、RENS・新規ビジネスアイデア提案者数:30名(2027年3月迄)です。 |
事業等のリスク | 3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経済環境の変化に関するリスク当社グループの主力商品である高圧液圧応用機器を中心とした産業用機械及び部品の販売については、販売先企業の設備投資動向に影響を受けます。 設備投資動向は、販売先企業個々の経営状況並びに当該企業が属する業界個々の経済環境に左右される可能性があり、それら様々な変動要因が、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に間接的に悪影響を及ぼす可能性があります。 特に当社グループの主要顧客業界である鉄鋼、自動車、電子・半導体の業界動向によっては、当社グループに、より大きな悪影響を及ぼす可能性があります。 連結業績への影響度ですが、通常の景気循環による設備投資の増減であれば限定的な影響となりますが、地政学リスクに起因した各地の紛争や米中対立に起因した不安定な国際情勢、新型ウイルス感染症の流行などによって全世界的に大幅な景気低迷が発生した場合、影響度は大きくなります。 (2) 国外における事業リスク当社グループは、日本国外においても販売及び生産活動を行っておりますが、現時点においてその事業リスクは軽微なものと考えております。 当社グループの中期経営計画では、海外事業の拡大を重点戦略としており、為替動向及び進出した国・地域を含む国際情勢の急変等が、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 連結業績への影響度ですが、当社グループの海外売上高は全体の1割程度であり、リスクは限定的と考えております。 (3) 取引先の信用リスク当社グループは、取引先の財務情報等を入手・分析し、販売先においては独自の与信枠設定を行い、仕入先・外注先においてはその取引の可否について判断を行うことによって、取引先の信用リスクに備えております。 しかしながら、取引先の予期せぬ事態により債権回収に支障が発生した場合や、商品の仕入が出来ないことにより賠償責任が発生した場合等において、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 連結業績への影響度ですが、債権回収に支障が発生する可能性はありますが、当社の主要取引先はその多くが優良企業であり、影響は限定的と考えております。 (4) 製品・商品の欠陥リスク当社グループは、製品の品質・安全に配慮した商品の開発・製造・販売に最善の努力を図っております。 しかしながら全ての製品・商品について欠陥がなく、将来において製品回収などの事態が発生しないという保証はありません。 また、製造物責任賠償については保険に加入しておりますが、この保険が最終的に負担する賠償額を十分にカバーできるという保証はありません。 よって、大規模な製品・商品の回収や製造物責任賠償につながるような製品・商品等の欠陥が発生した場合には、当社グループの社会的信頼性に重大な影響を与え、多額の費用又は損失の発生や売上高の減少により、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 しかしながら、当社の取り扱う製品・商品は工場で使われる設備・機器であり、直接、最終顧客に渡る製品・商品ではないことから、保険でカバーできないほどの製造物責任賠償が発生する可能性はごく小さいと判断しております。 (5) 株価の変動リスク当社グループは、取引先との関係強化及び資金運用を目的として時価のある株式を保有しており、株式相場の動向によっては、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 連結業績への影響度ですが、株価の変動状況を考慮すると評価損が発生する可能性はありますが、保有株式の帳簿価額や保有額を考慮すると、影響は限定的と考えております。 |
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 | 4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。 )の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。 また、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績当連結会計年度における世界経済は、世界的な高インフレは鈍化の傾向が窺えるものの、依然として継続しており、サービス産業における個人消費の一服の影響もあり、景気減速が続きました。 また、製造業においては地域及び需要分野によって回復の傾向に差が見られました。 また、日本経済は、訪日外国人数が単月で過去最高を記録するなど、サービス産業におけるインバウンド需要は継続して回復しております。 製造業に関しては海外経済の持ち直しの影響を受け、設備投資に増加傾向が見られました。 このような経済環境の中、当社グループでは中期3ヵ年計画「GP2023」に基づく施策に取り組んだ結果、2024年3月期連結業績は、売上高497億52百万円(前年同期比10.0%増)、営業利益35億44百万円(同6.6%増)、経常利益39億34百万円(同5.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益27億79百万円(同0.6%増)となりました。 セグメントごとの業績は、次のとおりであります。 当社グループは、顧客の属する業界ごとに業績管理を行っており、「鉄鋼」「自動車」「電子・半導体」「ゴム・タイヤ」「工作機械」「高機能材」「環境」及び「紙パルプ」の8業界を報告セグメントとしております。 (鉄鋼業界)同業界では、世界の動向として、中国の景気減退による鋼材需要の減少は見られますが、投資が活況なインドをはじめとして粗鋼生産量は前年同期比プラスで推移しました。 日本の動向としては、自動車産業向けの需要については継続して堅調に推移しておりますが、中国経済の悪化の影響を受け、産業機械向けの需要低下が見受けられます。 当社グループにおきましては、生産比例品だけではなく整備部門への営業活動に注力した結果、海外製鉄所圧延工程向け設備部品の販売や加炭材、原料工程向け搬送設備機器の販売等により、売上は増加しました。 この結果、鉄鋼業界向け全体としての売上高は139億83百万円(前年同期比14.3%増)となりました。 (自動車業界)同業界では、世界の動向として、中国での新エネルギー車の生産及び輸出が継続して拡大しており、依然として自動車産業は活況を呈しています。 日本の動向としては、継続していた車載半導体供給不足の影響は解消されてきておりますが、能登半島地震や自動車認証不正問題の影響で自動車生産が停止していたこともあり、国内における生産は落ち込みました。 当社グループにおきましては、CASE市場で注目されている電池やモーター分野への営業・提案活動に注力した結果、国内・北米電池製造ライン及びモーターライン設備の受注、開発部署向けに安全制御装置の販売等が売上増に寄与しました。 この結果、自動車業界向け全体としての売上高は104億3百万円(前年同期比10.1%増)となりました。 (電子・半導体業界)同業界では、世界の動向として、半導体関連の売上は落ち込みが見られていた前年度から一転し、前年同期比で増加が見られました。 日本の動向としては、半導体製造装置の売上は前年同期比で増加し、車載・パワー半導体をはじめ、半導体関連分野は回復傾向が見えつつあります。 当社グループにおきましては、修理・再生ビジネスに加え、現場・設備・保全部門に対して営業活動に注力した結果、半導体製造装置各種部材の販売増加や関連装置の修理案件、半導体工場施設のリサイクル案件等により売上は確保しましたが、好調であった前年度には及びませんでした。 この結果、電子・半導体業界向け全体としての売上高は67億39百万円(前年同期比2.0%減)となりました。 (ゴム・タイヤ業界)同業界では、日本の動向として、自動車業界の動向と関連する新車用タイヤの販売が特に影響を受け、前年同期比で減少しております。 当社グループにおきましては、前四半期に続き開発案件のフォローや新規案件、設備投資に関する営業活動に注力した結果、当社グループ会社のオリジナル品であるバルブ・タイヤ関連機器の販売が特に海外向けで好調であったことや、加硫設備向けへの当社オリジナル品の販売等により売上が増加しました。 この結果、ゴム・タイヤ業界向け全体としての売上高は39億59百万円(前年同期比16.6%増)となりました。 (工作機械業界)同業界では、中国での景気減速による設備投資の抑制の影響が継続しており、需要部門によって差はあるものの、特に小型汎用機の受注が国内外問わず減少しました。 当社グループにおきましては、工作機械の5軸化・複合化の要求に対応する用途開発・機器の営業に注力した結果、加工工程向けのクーラント処理装置の販売等により売上を確保しましたが、低迷が続いている業界の影響を受けた結果となりました。 この結果、工作機械業界向け全体としての売上高は24億41百万円(前年同期比0.2%増)となりました。 (高機能材業界)同業界では、物価高による国内消費の低下や中国における需要回復の遅れが影響し、基礎製品となるエチレンの生産量の減少が継続しております。 当社グループにおきましては、修理・再生ビジネスへの注力に加え、医薬・化粧品分野の開拓にも注力した結果、シール類の販売が好調であったことや大型樹脂製ブロワの販売、医療機器関連メーカーへの部材の販売等により売上は伸長しました。 この結果、高機能材業界向け全体としての売上高は21億36百万円(前年同期比8.3%増)となりました。 (環境業界)同業界では、環境装置関連の受注は製造業向けに増加したものの、他業種を含むトータルでは前年同期に比べ減少しました。 当社グループにおきましては、近年重要視されている環境産業・エネルギー産業への深耕に注力した結果、環境装置向けインバータや汽力発電所向けに油圧機器等の販売、造排水処理装置向けのポンプ類やフィルター類の販売等が売上増加に貢献しました。 この結果、環境業界向け全体としての売上高は23億34百万円(前年同期比11.5%増)となりました。 (紙パルプ業界)同業界では、紙類の輸出に関しては増加しておりますが、デジタル化の浸透の影響もあり特に国内において紙類の需要が継続して減少しております。 当社グループにおきましては、各社が注力しているバイオマス素材やエネルギー分野を開拓した結果、バイオエタノール関連の機器販売や既設設備の整備・改造案件の増加、抄紙工程向けへのポンプ類の販売等により、売上は増加しました。 この結果、紙パルプ業界向け全体としての売上高は9億65百万円(前年同期比22.2%増)となりました。 各段階損益の分析は次のとおりであります。 売上高は前年同期比で10.0%の増収となりました。 一方、当社オリジナル品の販売が伸びず、売上原価率が0.5%悪化した影響で、売上総利益は前年同期比で8.0%増となりました。 販売費及び一般管理費は、業績伸長に伴って人件費や販売費が増加したことなどにより、前年同期比で8.7%増となり、その結果、営業利益は前年同期比6.6%増となりました。 営業外収支は為替差益の減少などにより前期に比べ微減となり、その結果、経常利益は前年同期比5.0%増となりました。 生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。 ① 生産実績当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称生産高(千円)前年同期比(%)全セグメント5,098,02888.5 (注) 1 当社グループの製品は、特定のセグメントに区分することが困難であるため、生産実績については一括して記載しております。 2 金額は販売価格によっております。 ② 受注実績当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称受注高(千円)前年同期比(%)受注残高(千円)前年同期比(%)鉄鋼14,039,199109.82,088,159102.7自動車10,691,679111.81,594,621122.1電子・半導体6,754,59191.9713,535102.2ゴム・タイヤ3,852,863111.2585,01884.6工作機械2,355,06793.7121,73658.5高機能材2,402,283143.9382,358328.4環境2,486,940121.3669,113129.4紙パルプ1,004,259123.276,727204.6その他7,081,957107.21,383,564126.8合計50,668,842108.27,614,834113.7 (注) 金額は販売価格によっております。 ③ 販売実績当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。 セグメントの名称販売高(千円)前年同期比(%)鉄鋼13,983,530114.3自動車10,403,413110.1電子・半導体6,739,37098.0ゴム・タイヤ3,959,136116.6工作機械2,441,585100.2高機能材2,136,364108.3環境2,334,851111.5紙パルプ965,026122.2その他6,789,356113.6合計49,752,635110.0 (注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。 2 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合相手先前連結会計年度当連結会計年度販売高(千円)割合(%)販売高(千円)割合(%)日本製鉄㈱5,273,49511.75,994,50812.0 (2) 財政状態(資産)流動資産は、前連結会計年度末に比べて5.6%増加し306億48百万円となりました。 これは、主に売上債権が21億79百万円、棚卸資産が2億98百万円それぞれ増加し、一方で、現金及び預金が8億94百万円減少したことなどによるものです。 固定資産は、前連結会計年度末に比べて24.2%増加し104億69百万円となりました。 これは主に建設仮勘定が5億80百万円、投資有価証券が9億4百万円それぞれ増加したことなどによるものです。 これらの結果、総資産は、前連結会計年度末に比べて9.8%増加し、411億17百万円となりました。 (負債)流動負債は、前連結会計年度末に比べて7.2%増加し154億32百万円となりました。 これは、主に仕入債務が7億45百万円、その他が2億21百万円それぞれ増加したことなどによるものです。 固定負債は、前連結会計年度末に比べて18.5%増加し16億12百万円となりました。 これは、主に繰延税金負債が2億31百万円増加したことなどによるものです。 これらの結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて8.2%増加し、170億44百万円となりました。 (純資産)純資産は、前連結会計年度末に比べて11.0%増加し240億73百万円となりました。 これは、主に利益剰余金が15億25百万円、その他有価証券評価差額金が5億85百万円、為替換算調整勘定が1億20百万円それぞれ増加したことなどによるものです。 なお、当社グループではセグメントに資産を配分していないため、セグメントごとの財政状態の状況に関する記載は行っておりません。 (3) キャッシュ・フロー当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ9億41百万円減少し、67億51百万円となりました。 各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動によるキャッシュ・フローは、全体として14億96百万円の収入となりました。 収入の主な内訳は、税金等調整前当期純利益39億40百万円、減価償却費4億13百万円、仕入債務の増加額6億49百万円であり、支出の主な内訳は、売上債権の増加額21億35百万円、棚卸資産の増加額2億71百万円、法人税等の支払額10億11百万円であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動によるキャッシュ・フローは、全体として12億53百万円の支出となりました。 収入の主な内訳は、有価証券の売却及び償還による収入1億円、投資有価証券の売却及び償還による収入1億7百万円であり、支出の主な内訳は、有形固定資産の取得による支出9億68百万円、無形固定資産の取得による支出1億84百万円、投資有価証券の取得による支出1億50百万円、貸付けによる支出1億27百万円であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動によるキャッシュ・フローは、全体として12億36百万円の支出となりました。 支出の主な内訳は、配当金の支払額12億52百万円であります。 資本の財源及び資金の流動性については、次のとおりであります。 当社グループの運転資金及び設備資金につきましては、内部資金または借入により資金調達することとしております。 このうち、借入による資金調達に関しましては、運転資金については短期借入金で、生産設備などの長期資金は、固定金利の長期借入金で調達しております。 当連結会計年度末の長期借入金残高は2億37百万円であります。 また、当連結会計年度末において、複数の金融機関との間で合計20億円のコミットメントライン契約を締結しております。 なお、この契約による借入実行残高はありません。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。 この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 特に以下の事項は、経営者の会計上の見積りの判断が財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼすと考えております。 ① 退職給付従業員退職給付費用及び債務は、数理計算上で設定される前提条件に基づき算出されています。 これらの前提条件には、割引率、発生した給付額、利息費用、年金資産の長期期待運用収益率などの要素が含まれております。 実際の結果がこれらの前提条件と異なる場合、または前提条件が変更された場合、その影響は蓄積され、将来の会計期間にわたって償却されるため、将来の退職給付費用に影響を及ぼす可能性があります。 ② 繰延税金資産当社グループは、繰延税金資産について、将来の利益計画に基づいた課税所得が十分に確保できることや、回収可能性があると判断した将来減算一時差異について繰延税金資産を計上しております。 繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。 ③ 固定資産の減損当社グループは、固定資産のうち減損の兆候がある資産または資産グループについて、当該資産または資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。 減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定にあたっては慎重に検討しておりますが、事業計画や市場環境の変化により、その見積り額の前提とした条件や仮定に変更が生じた場合、減損処理が必要となる可能性があります。 |
経営上の重要な契約等 | 5 【経営上の重要な契約等】 販売代理店契約契約会社名相手先の名称相手先の所在地契約内容契約期間リックス㈱(提出会社)NOK㈱日本オイルシールなどNOK製品の販売に関する代理店契約1943年6月28日から1945年6月27日まで(以後1年ごとの自動更新) |
研究開発活動 | 6 【研究開発活動】 当社グループは顧客業界ごとの販売体制を基礎とした業界別セグメントから構成されており、研究開発活動の内容及び金額を特定のセグメントに関連付けることができないため、一括して記載しております。 (研究開発費の金額) 当連結会計年度における当社グループが支出した研究開発費の総額は172百万円であります。 (研究開発の内容)当社グループの研究開発活動は、2023年10月より技術開発部門とデジタル開発部門によって構成され、総勢22名で活動しております。 技術開発部門ではトライボロジー、微粒化技術、音響や振動解析、熱流体解析、流体制御技術などの固有技術やこれまでに蓄積した実験データを元に製造部門、営業部門、協力企業、公的研究機関と協力し、各事業の技術的な課題に取り組んでおります。 デジタル開発部門では、DXや自働化・省人化などをメインとした製品・ソリューションの開発を進めております。 当連結会計年度において、研究開発活動の状況は以下の通りです。 微粒化技術では大容量を処理できる装置の実用化、新規用途のノズル開発、ナノカーボンや複合粒子の開発などに取り組んでおります。 トライボロジー技術では、リックスの主力製品である回転継手に関わるシール材の基礎研究・新規開発などに注力しております。 また、デジタル関連機器の事業においては、製鋼現場で自立走行するロボットの開発や遠隔地より計器を監視するIoT製品の開発にも力を入れております。 当社が2018年に商品化した製鋼スラグ内部の泡立ちを鎮静する新型フォーミング抑制材は、廃棄物削減と有効活用に貢献し、令和4年度循環型社会形成推進功労者等、環境大臣表彰を受賞しました。 |
設備投資等の概要 | 1 【設備投資等の概要】 当連結会計年度の設備投資総額は1,452百万円であります。 当社グループは、顧客の属する業界ごとの販売体制を基礎とした業界別セグメントから構成されており、設備投資等は特定のセグメントに関連付けることができません。 なお、事業部門ごとに示すと、次のとおりであります。 (1) 生産部門当連結会計年度は当社福岡事業所及び子会社で290百万円の設備投資を行っており、その主なものは当社の生産設備59百万円、当社の製造系基幹システム投資62百万円、子会社の生産設備91百万円であります。 (2) 営業部門当連結会計年度は当社営業拠点及び子会社で109百万円の設備投資を行っており、その主なものは子会社の営業所改修工事29百万円、子会社の営業車両41百万円であります。 (3) 全社(共通)当連結会計年度は当社及び子会社で1,051百万円の設備投資を行っており、その主なものは当社の研究開発施設建設工事560百万円、当社の研究開発用機器類54百万円、当社の基幹システム投資316百万円であります。 (注) 設備投資額には有形固定資産のほか、無形固定資産への投資を含めております。 |
主要な設備の状況 | 2 【主要な設備の状況】 (1) 提出会社2024年3月31日現在事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(千円)従業員数(名)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積㎡)リース資産その他合計本社(福岡県福岡市博多区)全セグメント全社管理業務用設備87,25121,27098,080(1,515.00)―82,794289,39756福岡事業所(福岡県糟屋郡須恵町) 生産設備208,430155,327136,059(20,793.44)―115,660615,47893技術開発センター(福岡県糟屋郡須恵町) 研究開発用設備68,50516―(―)―88,655157,17822中部テクニカルセンター(愛知県豊田市) 研究開発用設備189,59329,348―(―)4,66436,665260,27116営業所(37ヵ所)(東京都千代田区他) 販売業務用設備311,7171,11797,641(2,309.85)96,23536,546543,259281保養所・賃貸施設他(大分県由布市他)全社(共通)厚生施設他47,597 ―360,295(32,628.26)―460 408,353 ―合計――913,096 207,081692,076(57,246.55)100,900360,783 2,273,938 468 (注) 1 帳簿価額には建設仮勘定の金額を含んでおりません。 2 上記中< >内は連結会社以外への賃貸中のものを内数で示しております。 3 現在休止中の主要な設備はありません。 4 帳簿価額のうち「その他」には、工具、器具及び備品とソフトウエアを含めております。 5 上記の他、連結会社以外から賃借している主要な設備の内容は、下記のとおりであります。 事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容台数リース期間年間リース料(千円)リース契約残高(千円)営業所(37ヵ所)(東京都千代田区他)全セグメント営業用車両243台1~5年90,596160,596 (2) 国内子会社2024年3月31日現在会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(千円)従業員数(名)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積㎡)リース資産その他合計エクノス㈱福岡県福岡市博多区全セグメント販売業務用設備127,465――(―)―52,224179,69082タイヨー軸受㈱福岡県遠賀郡岡垣町 生産設備209,606105,739―(―)9,7842,463327,59330㈱ロッキーケミカル福岡県粕屋郡須恵町 生産設備17,0522,595―(―)―87920,52711リックステクノ㈱愛知県豊田市 販売業務用設備18,4412,384―(―)―1,20822,03310㈱ネクサスCT神奈川県横浜市金沢区 販売業務用設備―1,032―(―)―1,2872,3191 (注) 1 帳簿価額には建設仮勘定の金額を含んでおりません。 2 現在休止中の主要な設備はありません。 3 帳簿価額のうち「その他」には、工具、器具及び備品とソフトウエアを含めております。 4 上記の他、連結会社以外から賃借している主要な設備の内容は、下記のとおりであります。 会社名所在地セグメントの名称設備の内容台数リース期間年間リース料(千円)リース契約残高(千円)エクノス㈱福岡県福岡市博多区全セグメント営業用車両60台1~5年21,60951,861 (3) 在外子会社2024年3月31日現在会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(千円)従業員数(名)建物及び構築物機械装置及び運搬具土地(面積㎡)リース資産その他合計SIAM RIX MANUFACTURING CO.,LTD.タイ全セグメント生産設備27,09975233,007(4,770.80)―1,00161,86113瑞顧克斯(常州)机械制造有限公司中国 生産設備―32,543―(―)―6,12238,66532瑞顧斯貿易(上海)有限公司中国 販売業務用設備―8,081―(―)―7568,8388RIX Europe GmbHドイツ 販売業務用設備―――(―)―7507503瑞顧克斯工業(大連)有限公司中国 生産設備57191,075―(―)―12,372203,50530RIX TECHNOLOGY (THAILAND) CO.,LTD.タイ 販売業務用設備335――(―)―3,9684,30318RIX North America,LLC米国 販売業務用設備24741,865―(―)39,0467,25288,41117 (注) 1 帳簿価額には建設仮勘定の金額を含んでおりません。 2 現在休止中の主要な設備はありません。 3 帳簿価額のうち「その他」には、工具、器具及び備品とソフトウエアを含めております。 |
設備の新設、除却等の計画 | 3 【設備の新設、除却等の計画】 (1) 重要な設備の新設等現在計画中の設備新設の状況は次のとおりであります。 2024年3月31日現在会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容投資予定額資金調達方法着手及び完了予定年月総額(千円) 既支払額(千円) 着手完了リックス㈱リックス協創センター(福岡県糟屋郡粕屋町)全社(共通)研究開発用設備1,950,0001,110,000自己資金2023年3月2024年11月 (2) 重要な設備の除却等該当事項はありません。 |
研究開発費、研究開発活動 | 172,000,000 |
設備投資額、設備投資等の概要 | 1,452,000,000 |
Employees
平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 37 |
平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況 | 11 |
平均年間給与、提出会社の状況、従業員の状況 | 7,657,000 |
管理職に占める女性労働者の割合、提出会社の指標 | 0 |
全労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
非正規雇用労働者、労働者の男女の賃金の差異、提出会社の指標 | 1 |
Investment
株式の保有状況 | (5) 【株式の保有状況】 ① 投資株式の区分の基準及び考え方当社は、保有目的が純投資目的である投資株式と純投資目的以外の目的である投資株式の区分について、投資先が取引先であるかどうかで区分しています。 その保有判断については純投資目的であれ、純投資目的以外の目的であれ、運用利回りを期待していることは同じであり、一定の配当利回りを保有する基準としていますが、取引先の株式については、取引の重要性も考慮しています。 ② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容純投資目的以外での株式の保有は、業務提携、取引の維持・強化及び保有する株式の安定等の保有目的の合理性があること以外原則として行わないことを基本的な方針としています。 また、新規保有については顧客の取引先持株会による取得以外原則として行わないこととしています。 政策保有目的の株式であっても、同時に資金運用目的も合わせた保有と考えており、運用による利回りについては継続的にチェックしております。 当社は政策保有株式について、保有する意義や合理性が認められない場合には、市場への影響を含め各種考慮すべき事情に配慮したうえで、原則売却します。 検証の内容については、毎期、保有銘柄について配当利回りや営業取引の状況を確認し、利回り基準として、当社の資金調達コストの2倍以上の利回りが見込めない銘柄については、営業取引の重要性を勘案しながら、原則として売却いたします。 営業取引の重要性については、年間取引高50百万円を目安とします。 b.銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(千円)非上場株式11194,441非上場株式以外の株式261,492,183 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(千円)株式数の増加の理由非上場株式2100,700取引関係強化非上場株式以外の株式1214,575取引関係強化 (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(千円)非上場株式――非上場株式以外の株式2104,163 c.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報特定投資株式 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(千円)貸借対照表計上額(千円)イーグル工業㈱124,813124,813(保有目的)取引関係強化(定量的な保有効果)定量的な保有効果の算定は困難ですが、2023年11月30日時点において、当社の政策保有株式の保有基準(配当利回り、営業取引高等)を満たしています。 有228,657148,277NOK㈱92,25791,212(保有目的)取引関係強化(定量的な保有効果)定量的な保有効果の算定は困難ですが、2023年11月30日時点において、当社の政策保有株式の保有基準(配当利回り、営業取引高等)を満たしています。 (増加理由)取引先持株会を通じた株式の取得 有193,095133,444日本製鉄㈱44,55143,516(保有目的)取引関係強化(定量的な保有効果)定量的な保有効果の算定は困難ですが、2023年11月30日時点において、当社の政策保有株式の保有基準(配当利回り、営業取引高等)を満たしています。 (増加理由)取引先持株会を通じた株式の取得無163,415135,770㈱西日本フィナンシャルホールディングス74,91574,915(保有目的)取引関係強化(定量的な保有効果)定量的な保有効果の算定は困難ですが、2023年11月30日時点において、当社の政策保有株式の保有基準(配当利回り、営業取引高等)を満たしています。 無 (注)1143,53781,507㈱九州フィナンシャルグループ97,65097,650(保有目的)取引関係強化(定量的な保有効果)定量的な保有効果の算定は困難ですが、2023年11月30日時点において、当社の政策保有株式の保有基準(配当利回り、営業取引高等)を満たしています。 無 (注)2111,51646,579㈱神戸製鋼所53,52552,167(保有目的)取引関係強化(定量的な保有効果)定量的な保有効果の算定は困難ですが、2023年11月30日時点において、当社の政策保有株式の保有基準(配当利回り、営業取引高等)を満たしています。 (増加理由)取引先持株会を通じた株式の取得無110,04754,932㈱三菱UFJフィナンシャル・グループ56,60056,600(保有目的)取引関係強化(定量的な保有効果)定量的な保有効果の算定は困難ですが、2023年11月30日時点において、当社の政策保有株式の保有基準(配当利回り、営業取引高等)を満たしています。 無 (注)388,12647,991㈱ひろぎんホールディングス68,00068,000(保有目的)取引関係強化(定量的な保有効果)定量的な保有効果の算定は困難ですが、2023年11月30日時点において、当社の政策保有株式の保有基準(配当利回り、営業取引高等)を満たしています。 無74,18842,568 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(千円)貸借対照表計上額(千円)㈱ふくおかフィナンシャルグループ13,43213,432(保有目的)取引関係強化(定量的な保有効果)定量的な保有効果の算定は困難ですが、2023年11月30日時点において、当社の政策保有株式の保有基準(配当利回り、営業取引高等)を満たしています。 無 (注)454,34534,238㈱カナデン30,83730,259(保有目的)取引関係強化(定量的な保有効果)定量的な保有効果の算定は困難ですが、2023年11月30日時点において、当社の政策保有株式の保有基準(配当利回り、営業取引高等)を満たしています。 (増加理由)取引先持株会を通じた株式の取得 有46,56435,161JFEホールディングス㈱17,83417,285(保有目的)取引関係強化(定量的な保有効果)定量的な保有効果の算定は困難ですが、2023年11月30日時点において、当社の政策保有株式の保有基準(配当利回り、営業取引高等)を満たしています。 (増加理由)取引先持株会を通じた株式の取得 無45,30029,022㈱中山製鋼所40,33638,248(保有目的)取引関係強化(定量的な保有効果)定量的な保有効果の算定は困難ですが、2023年11月30日時点において、当社の政策保有株式の保有基準(配当利回り、営業取引高等)を満たしています。 (増加理由)取引先持株会を通じた株式の取得 無38,32037,215㈱IHI7,9287,693(保有目的)取引関係強化(定量的な保有効果)定量的な保有効果の算定は困難ですが、2023年11月30日時点において、当社の政策保有株式の保有基準(配当利回り、営業取引高等)を満たしています。 (増加理由)取引先持株会を通じた株式の取得 無32,49725,543大王製紙㈱27,77227,112(保有目的)取引関係強化(定量的な保有効果)定量的な保有効果の算定は困難ですが、2023年11月30日時点において、当社の政策保有株式の保有基準(配当利回り、営業取引高等)を満たしています。 (増加理由)取引先持株会を通じた株式の取得 無32,25728,034オイレス工業㈱13,17712,797(保有目的)取引関係強化(定量的な保有効果)定量的な保有効果の算定は困難ですが、2023年11月30日時点において、当社の政策保有株式の保有基準(配当利回り、営業取引高等)を満たしています。 (増加理由)取引先持株会を通じた株式の取得 無29,88721,499旭化成㈱23,09522,651(保有目的)取引関係強化(定量的な保有効果)定量的な保有効果の算定は困難ですが、2023年11月30日時点において、当社の政策保有株式の保有基準(配当利回り、営業取引高等)を満たしています。 (増加理由)取引先持株会を通じた株式の取得 無25,68220,982特種東海製紙㈱5,8985,699(保有目的)取引関係強化(定量的な保有効果)定量的な保有効果の算定は困難ですが、2023年11月30日時点において、当社の政策保有株式の保有基準(配当利回り、営業取引高等)を満たしています。 (増加理由)取引先持株会を通じた株式の取得 無23,65416,757 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(千円)貸借対照表計上額(千円)川崎重工業㈱3,0003,000(保有目的)取引関係強化(定量的な保有効果)定量的な保有効果の算定は困難ですが、2023年11月30日時点において、当社の政策保有株式の保有基準(配当利回り、営業取引高等)を満たしています。 無15,2918,682王子ホールディングス㈱15,83315,833(保有目的)取引関係強化(定量的な保有効果)定量的な保有効果の算定は困難ですが、2023年11月30日時点において、当社の政策保有株式の保有基準(配当利回り、営業取引高等)を満たしています。 無10,1008,296住友重機械工業㈱2,0802,080(保有目的)取引関係強化(定量的な保有効果)定量的な保有効果の算定は困難ですが、2023年11月30日時点において、当社の政策保有株式の保有基準(配当利回り、営業取引高等)を満たしています。 無9,8196,739中外炉工業㈱2,0002,000(保有目的)取引関係強化(定量的な保有効果)定量的な保有効果の算定は困難ですが、2023年11月30日時点において、当社の政策保有株式の保有基準(配当利回り、営業取引高等)を満たしています。 無6,2303,704㈱ノリタケカンパニーリミテド1,000500(保有目的)取引関係強化(定量的な保有効果)定量的な保有効果の算定は困難ですが、2023年11月30日時点において、当社の政策保有株式の保有基準(配当利回り、営業取引高等)を満たしています。 (増加理由)株式分割による増加 有4,2902,295イチカワ㈱1,0201,020(保有目的)取引関係強化(定量的な保有効果)定量的な保有効果の算定は困難ですが、2023年11月30日時点において、当社の政策保有株式の保有基準(配当利回り、営業取引高等)を満たしています。 無1,9511,358月島ホールディングス㈱1,2101,210(保有目的)取引関係強化(定量的な保有効果)定量的な保有効果の算定は困難ですが、2023年11月30日時点において、当社の政策保有株式の保有基準(配当利回り、営業取引高等)を満たしています。 無1,7371,316中越パルプ工業㈱500500(保有目的)取引関係強化(定量的な保有効果)定量的な保有効果の算定は困難ですが、2023年11月30日時点において、当社の政策保有株式の保有基準(配当利回り、営業取引高等)を満たしています。 無959513日本製紙㈱600600(保有目的)取引関係強化(定量的な保有効果)定量的な保有効果の算定は困難ですが、2023年11月30日時点において、当社の政策保有株式の保有基準(配当利回り、営業取引高等)を満たしています。 無709613 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(千円)貸借対照表計上額(千円)㈱サニックス―44,750(保有目的)取引関係強化(定量的な保有効果)当社の政策保有株式基準を満たしていないため、順次売却を進めています。 (減少理由)当事業年度に全株式を売却無―12,574 (注) 1.㈱西日本フィナンシャルホールディングスは当社株式を保有しておりませんが、同社グループの㈱西日本シティ銀行は当社株式を保有しております。 2.㈱九州フィナンシャルグループは当社株式を保有しておりませんが、同社グループの㈱肥後銀行は当社株式を保有しております。 3.㈱三菱UFJフィナンシャル・グループは当社株式を保有しておりませんが、同社グループの㈱三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行㈱および三菱UFJモルガン・スタンレー証券㈱は当社株式を保有しております。 4.㈱ふくおかフィナンシャルグループは当社株式を保有しておりませんが、同社グループの㈱福岡銀行は当社株式を保有しております。 みなし保有株式 銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(千円)貸借対照表計上額(千円)――――――― ③ 保有目的が純投資目的である投資株式 区分当事業年度前事業年度銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(千円)銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(千円)非上場株式19,00019,000非上場株式以外の株式11649,31211555,951 区分当事業年度受取配当金の合計額(千円)売却損益の合計額(千円)評価損益の合計額(千円)非上場株式504――非上場株式以外の株式25,142―545,196 ④ 当事業年度中に投資株式の保有目的を純投資目的から純投資目的以外の目的に変更したもの 銘柄株式数(株)貸借対照表計上額(千円)――― ⑤ 当事業年度中に投資株式の保有目的を純投資目的以外の目的から純投資目的に変更したもの 銘柄株式数(株)貸借対照表計上額(千円)――― |
銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的である投資株式、提出会社 | 11 |
株式数が増加した銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 2 |
株式数が増加した銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 12 |
株式数が減少した銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 2 |
銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 11 |
貸借対照表計上額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 194,441,000 |
銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 26 |
貸借対照表計上額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 1,492,183,000 |
株式数の増加に係る取得価額の合計額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 100,700,000 |
株式数の増加に係る取得価額の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 14,575,000 |
株式数の減少に係る売却価額の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社 | 104,163,000 |
株式数、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 600 |
貸借対照表計上額、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社 | 709,000 |