財務諸表

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提出書類、表紙有価証券報告書
提出日、表紙2024-06-27
英訳名、表紙SHIP HEALTHCARE HOLDINGS,INC.
代表者の役職氏名、表紙代表取締役社長 大 橋 太
本店の所在の場所、表紙大阪府吹田市春日3丁目20番8号
電話番号、本店の所在の場所、表紙06(6369)0130
様式、DEI第三号様式
会計基準、DEIJapan GAAP
連結決算の有無、DEItrue
当会計期間の種類、DEIFY

corp

沿革 2 【沿革】
当社設立以後の企業集団に係る経緯は次のとおりであります。
年月概要1992年8月大阪府吹田市に株式会社シップコーポレーション(現 当社)を設立し、医療・保健・福祉施設のコンサルティング業務を開始。
1992年11月グリーンホスピタルサプライ株式会社(現 当社に吸収合併、大阪府吹田市、以下「元グリーンホスピタルサプライ株式会社」)を設立し、レントゲンフィルム・自動現像機等の富士写真フイルム製品及び医療用機器等の販売を開始。
1994年1月株式会社保健医療総合研究所(現 シップヘルスケアリサーチ&コンサルティング株式会社、大阪府吹田市)を設立。
1994年3月日星調剤株式会社(島根県鹿足郡)を設立。
1995年6月医療機関等に対するリース事業を開始。
1997年2月元グリーンホスピタルサプライ株式会社がSPD(サプライプロセシングディストリビューション(院内物流代行システム))事業を開始。
1999年10月元グリーンホスピタルサプライ株式会社がメディカルイメージング部門を富士フイルムメディカル西日本株式会社へ営業譲渡。
2000年6月元グリーンホスピタルサプライ株式会社が東京営業所(現 グリーンホスピタルサプライ株式会社東京支社、東京都中央区)を開設。
2000年10月元グリーンホスピタルサプライ株式会社が誠光メディカル株式会社(現 セイコーメディカル株式会社、和歌山県和歌山市)を子会社化。
2001年10月元グリーンホスピタルサプライ株式会社が株式会社多治川経営企画(現 シップヘルスケアエステート株式会社、大阪府吹田市)を子会社化。
2002年3月元グリーンホスピタルサプライ株式会社を吸収合併し、「グリーンホスピタルサプライ株式会社」へ商号変更。
2003年1月株式会社ユナイト(現 グリーンライフ株式会社、兵庫県尼崎市)を子会社化。
2004年6月有限会社わかば(現 グリーンファーマシー株式会社、大阪府吹田市)を子会社化。
2005年2月東京証券取引所市場第二部に上場。
2005年3月グリーンエンジニアリング株式会社(東京都中央区)及び株式会社大阪先端画像センター(大阪府吹田市)を設立。
2005年6月株式会社アニマルメディカルセンター(現 グリーンアニマル株式会社、大阪府吹田市)を設立。
2006年1月株式会社ホスピタルフードサプライサービス(現 シップヘルスケアフード株式会社、大阪府吹田市)を子会社化。
2006年3月株式会社三世会(現 株式会社北大阪地所、大阪市東淀川区)を子会社化。
2006年8月株式会社サンライフ(神奈川県相模原市)を子会社化。
2006年11月株式会社セントラルユニ(東京都千代田区)とその子会社5社を子会社化。
2007年3月東京証券取引所市場第一部に指定変更。
株式会社仙台調剤(現 シップヘルスケアファーマシー東日本株式会社、仙台市泉区)を子会社化。
アイネット・システムズ株式会社(大阪市中央区)とその子会社1社を子会社化。
2007年6月株式会社ハートライフ(東京都世田谷区)とその子会社1社を子会社化。
2008年4月山田医療照明株式会社(東京都文京区)を子会社化。
2008年7月株式会社ライトテック(大阪市西区)を子会社化。
2009年5月シップヘルスケアホールディングス株式会社(現 グリーンホスピタルサプライ株式会社、大阪府吹田市)を設立。
2009年10月分社型吸収分割を行い、事業をシップヘルスケアホールディングス株式会社(現 グリーンホスピタルサプライ株式会社)へ承継し、「シップヘルスケアホールディングス株式会社」へ商号変更。
持株会社体制へ移行。
株式会社セントラルユニとの株式交換を実施。
年月概要2009年10月酒井医療株式会社(東京都文京区)とその子会社1社を子会社化。
2010年10月株式会社札幌メディカルコーポレーション(現 株式会社SMC、札幌市白石区)とその子会社3社を子会社化。
2011年12月アントケアホールディングス株式会社(現 グリーンライフ株式会社に吸収合併、東京都中央区)とその子会社4社を子会社化。
2012年1月クオンシステム株式会社(東京都港区)を設立。
2012年5月吸収分割によりグリーンホスピタルサプライ株式会社と株式会社セントラルユニの一部子会社の管理運営業務を当社に承継。
2013年11月中嶋メディカルサプライ株式会社(茨城県日立市)を子会社化。
2014年3月株式会社アゴラジャパン(大阪府茨木市)を子会社化。
2014年4月シップヘルスケアエステート東日本株式会社(東京都中央区)を設立。
2014年8月GREEN HOSPITAL MYANMAR,LTD.(ミャンマー国ヤンゴン市)を設立。
2015年3月オーラムメディカル株式会社(三重県鈴鹿市)とその子会社1社を子会社化。
2015年7月大阪重粒子線施設管理株式会社(大阪府吹田市)を設立。
2015年8月株式会社西野医科器械(東京都江戸川区)を子会社化。
2016年4月小西共和ホールディング株式会社(現 小西医療器株式会社に吸収合併、大阪市中央区)とその子会社4社を子会社化。
SHIP AICHI MEDICAL SERVICE, LTD.(バングラデシュ国ダッカ市)を設立。
2016年8月日本パナユーズ株式会社(大阪市港区)とその子会社1社を子会社化。
2016年12月昭島国際法務PFI株式会社(東京都中央区)を設立。
2017年4月ユーロメディテック株式会社(東京都品川区)を子会社化。
2017年12月有限会社オルガンメディカル(秋田県秋田市)を子会社化。
2019年6月株式会社I&C(大阪市中央区)を子会社化。
2019年7月株式会社日本システム家具(和歌山県和歌山市)を子会社化。
2019年9月株式会社ジョイアップ(福岡市博多区)を子会社化。
2019年10月株式会社日本ネットワークサービス(神戸市中央区)とその子会社1社を子会社化。
2020年5月株式会社エス・ティー・ケー(大阪府吹田市)を子会社化。
2021年4月マスターズホスピタリティ株式会社(大阪市中央区)を子会社化。
2022年2月株式会社トム・メディック(青森県青森市)とその子会社1社を子会社化。
2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。
株式会社中央(香川県高松市)を子会社化。
2022年7月株式会社キングラン(東京都千代田区)とその子会社11社を子会社化。
2022年10月株式会社オールケアー(山口県防府市)を子会社化。
2023年8月有限会社C.M.J(東京都中央区)を子会社化。
有限会社フレンズ(仙台市泉区)を子会社化。
2023年12月株式会社エヌジェイメディカル(札幌市中央区)を子会社化。
2024年1月有限会社スターシップ(大阪府吹田市)を子会社化。
2024年2月株式会社エム・アイ・シー(横浜市金沢区)を子会社化。
マスターズシーズン株式会社(大阪市中央区)を設立。
事業の内容 3 【事業の内容】
当社グループは、当社、連結子会社66社及び関連会社(持分法適用会社)3社(2024年3月31日現在)により構成されており、医療・保健・福祉・介護・サービスの分野を事業ドメインとして設定し、現在、これらの領域において、トータルパックプロデュース事業(医療機器及び医療設備等の一括受注販売及びメンテナンス、医療・保健・福祉・介護施設等に関するコンサルティング、医療機関等に対する不動産賃貸等)、メディカルサプライ事業(診療材料及び医療機器等の販売)、ライフケア事業(老人ホーム・グループホーム等の運営、食事提供サービス業務、リハビリ支援業務)、調剤薬局事業(調剤薬局の運営)を主要事業として展開しております。
なお、当社は特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については連結ベースの計数に基づいて判断することとなります。
以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。
(1) トータルパックプロデュース事業トータルパックプロデュース事業におきましては、医療機関等の新設、移転新築及び増改築、医療機器の購入等のニーズに対して、企画運営・医療設備コンサルティング、医療機器・医療設備等の販売及びメンテナンス、設備工事、その他の業務を一括受注することにより、総合的なサービスを提供する事業展開を行っております。
また、医療ガス配管設備や手術室内装、手術用無影灯、リハビリ機器、特殊浴槽等の製造・工事及びメンテナンス、医療情報システムの開発販売及び保守、医療機関等の要望に応じた不動産賃貸業務、理化学・環境機器等の販売、動物病院の運営、警備・セキュリティサポート事業、建物総合管理事業、医療・介護施設向けカーテンリース・販売事業、リフォーム事業等を行っております。

(2) メディカルサプライ事業メディカルサプライ事業におきましては、医療施設に対する診療材料・医療機器等の販売を行っております。
通常のルート営業による販売の他、院外SPDシステム(院内物流代行システム)による販売、整形及び循環器関連等専門領域の医療機器材料の販売を行っております。
また、診療材料・医薬品等の物品管理業務、洗浄・滅菌業務、保守点検業務等のSPDセンター関連業務受託も行っております。
(3) ライフケア事業ライフケア事業におきましては、老人ホーム及びグループホーム、小規模多機能施設等の運営、食事提供サービス業務、デイサービス・パワーリハビリ施設の運営及び支援業務を行っております。
(4) 調剤薬局事業調剤薬局事業におきましては、調剤薬局の運営を行っております。
以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
関係会社の状況 4 【関係会社の状況】
名称住所資本金又は出資金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有(又は被所有)割合(%)関係内容(連結子会社) グリーンホスピタルサプライ株式会社(注)3、4大阪府吹田市90トータルパックプロデュース事業メディカルサプライ事業100.0役員の兼任2名シップヘルスケアリサーチ&コンサルティング株式会社大阪府吹田市10トータルパックプロデュース事業100.0役員の兼任1名セイコーメディカル株式会社和歌山県和歌山市30メディカルサプライ事業100.0役員の兼任1名シップヘルスケアエステート株式会社大阪府吹田市10トータルパックプロデュース事業100.0 日星調剤株式会社島根県鹿足郡津和野町10調剤薬局事業100.0役員の兼任1名グリーンライフ株式会社大阪府吹田市50ライフケア事業100.0〔100.0〕役員の兼任1名グリーンファーマシー株式会社大阪府吹田市10調剤薬局事業100.0〔33.3〕役員の兼任1名株式会社大阪先端画像センター大阪府吹田市20トータルパックプロデュース事業80.0〔80.0〕 グリーンエンジニアリング株式会社東京都中央区60トータルパックプロデュース事業83.3〔83.3〕 グリーンアニマル株式会社大阪府吹田市30トータルパックプロデュース事業100.0 シップヘルスケアフード株式会社大阪府吹田市10ライフケア事業100.0資金の貸付を行っております。
株式会社北大阪地所大阪府吹田市10トータルパックプロデュース事業100.0〔100.0〕役員の兼任1名株式会社サンライフ相模原市南区40メディカルサプライ事業100.0役員の兼任1名株式会社セントラルユニ(注)3東京都千代田区90トータルパックプロデュース事業100.0役員の兼任2名株式会社エフエスユニ東京都千代田区50トータルパックプロデュース事業100.0〔100.0〕役員の兼任2名株式会社エフエスユニマネジメント(注)5東京都港区30メディカルサプライ事業100.0役員の兼任2名シップヘルスケアファーマシー東日本株式会社(注)3仙台市泉区10調剤薬局事業ライフケア事業メディカルサプライ事業100.0〔0.0〕役員の兼任1名アイネット・システムズ株式会社大阪市中央区170トータルパックプロデュース事業100.0 株式会社ハートライフ東京都世田谷区10メディカルサプライ事業100.0 クオンシステム株式会社東京都港区10メディカルサプライ事業100.0〔100.0〕役員の兼任2名 名称住所資本金又は出資金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有(又は被所有)割合(%)関係内容山田医療照明株式会社東京都千代田区15トータルパックプロデュース事業100.0役員の兼任2名株式会社ライトテック大阪市西区100メディカルサプライ事業70.0〔70.0〕役員の兼任1名酒井医療株式会社東京都新宿区90トータルパックプロデュース事業100.0役員の兼任1名株式会社SMC札幌市白石区10メディカルサプライ事業100.0役員の兼任1名グリーンライフ東日本株式会社東京都中央区50ライフケア事業100.0〔100.0〕役員の兼任1名中嶋メディカルサプライ株式会社茨城県日立市20メディカルサプライ事業100.0 株式会社アゴラジャパン大阪府茨木市26トータルパックプロデュース事業51.0〔51.0〕役員の兼任1名シップヘルスケアエステート東日本株式会社東京都中央区10トータルパックプロデュース事業100.0〔100.0〕役員の兼任1名GREEN HOSPITAL MYANMAR,LTD.ミャンマー国ヤンゴン市1百万ドルトータルパックプロデュース事業100.0〔100.0〕 オーラムメディカル株式会社三重県鈴鹿市10メディカルサプライ事業100.0役員の兼任1名大阪重粒子線施設管理株式会社大阪市中央区50トータルパックプロデュース事業73.8〔73.8〕役員の兼任2名株式会社西野医科器械東京都江戸川区30メディカルサプライ事業100.0役員の兼任1名小西医療器株式会社(注)3、6大阪市中央区50メディカルサプライ事業100.0役員の兼任3名メディカルロジスティクス株式会社大阪市淀川区9メディカルサプライ事業51.1〔51.1〕 SHIP AICHI MEDICAL SERVICE, LTD.(注)3バングラデシュ国ダッカ市3,843百万タカトータルパックプロデュース事業55.9〔55.9〕 日本パナユーズ株式会社大阪市西区20トータルパックプロデュース事業100.0 昭島国際法務PFI株式会社東京都中央区30トータルパックプロデュース事業70.0〔70.0〕 ユーロメディテック株式会社東京都品川区20トータルパックプロデュース事業100.0役員の兼任1名有限会社オルガンメディカル秋田県秋田市4メディカルサプライ事業100.0役員の兼任1名株式会社I&C大阪市西区10トータルパックプロデュース事業84.9〔84.9〕役員の兼任1名株式会社日本システム家具和歌山県和歌山市10トータルパックプロデュース事業100.0〔100.0〕役員の兼任1名株式会社ジョイアップ福岡市博多区10メディカルサプライ事業70.0〔70.0〕 株式会社日本ネットワークサービス神戸市中央区60トータルパックプロデュース事業100.0 名称住所資本金又は出資金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有(又は被所有)割合(%)関係内容株式会社エス・ティー・ケー大阪府吹田市1ライフケア事業100.0役員の兼任1名マスターズホスピタリティ株式会社大阪市中央区8トータルパックプロデュース事業50.0〔50.0〕 株式会社トム・メディック青森県青森市20メディカルサプライ事業100.0〔100.0〕役員の兼任1名資金の貸付を行っております。
株式会社中央香川県高松市40ライフケア事業100.0〔100.0〕役員の兼任1名キングラン株式会社東京都千代田区100トータルパックプロデュース事業98.0役員の兼任3名キングラン・メディケア株式会社東京都千代田区40トータルパックプロデュース事業100.0〔100.0〕役員の兼任3名資金の貸付を行っております。
キングラン九州株式会社熊本市東区23トータルパックプロデュース事業100.0〔100.0〕役員の兼任3名クリーンペア九州株式会社熊本市東区30トータルパックプロデュース事業100.0〔100.0〕役員の兼任3名キングラン北海道株式会社札幌市手稲区20トータルパックプロデュース事業100.0〔100.0〕役員の兼任3名インジニアス株式会社埼玉県川口市20トータルパックプロデュース事業100.0〔100.0〕 キングラン・ハウネスト株式会社東京都千代田区50トータルパックプロデュース事業100.0〔100.0〕役員の兼任3名キングラン関西株式会社大阪府吹田市40トータルパックプロデュース事業100.0〔100.0〕役員の兼任3名キングランリニューアル株式会社東京都千代田区90トータルパックプロデュース事業100.0〔100.0〕役員の兼任3名株式会社イーエムエス新潟市東区11トータルパックプロデュース事業100.0〔100.0〕役員の兼任3名株式会社グランディック東京都千代田区50ライフケア事業100.0〔100.0〕役員の兼任2名グラン・グルメ株式会社東京都千代田区30ライフケア事業100.0〔100.0〕役員の兼任2名株式会社オールケアー山口県防府市1ライフケア事業100.0〔100.0〕役員の兼任1名有限会社C.M.J東京都中央区3調剤薬局事業100.0〔100.0〕 有限会社フレンズ仙台市泉区3調剤薬局事業100.0〔100.0〕 株式会社エヌジェイメディカル札幌市中央区10メディカルサプライ事業100.0〔100.0〕役員の兼任1名有限会社スターシップ大阪府吹田市3調剤薬局事業100.0〔100.0〕 株式会社エム・アイ・シー横浜市金沢区20メディカルサプライ事業100.0役員の兼任1名マスターズシーズン株式会社大阪市中央区8トータルパックプロデュース事業50.0〔50.0〕 名称住所資本金又は出資金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有(又は被所有)割合(%)関係内容(持分法適用関連会社) 株式会社エフエスナゴヤ名古屋市天白区30トータルパックプロデュース事業47.7〔47.7〕 ヘルスケアアセットマネジメント株式会社東京都千代田区150トータルパックプロデュース事業33.3役員の兼任1名株式会社チャーム・ケア・コーポレーション大阪市北区2,759ライフケア事業29.4〔29.4〕
(注) 1.主要な事業の内容欄には、セグメント情報に記載された名称を記載しております。
2.議決権の所有割合の〔 〕内は、間接所有割合で内数であります。
3.特定子会社であります。
4.売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。
主要な損益情報等 (1) 売上高96,428百万円
(2) 経常利益5,614百万円 (3) 当期純利益774百万円 (4) 純資産額42,002百万円 (5) 総資産額100,852百万円 5.売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。
主要な損益情報等 (1) 売上高169,894百万円
(2) 経常利益2,045百万円 (3) 当期純利益1,342百万円 (4) 純資産額6,432百万円 (5) 総資産額47,205百万円 6.売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。
主要な損益情報等 (1) 売上高132,068百万円
(2) 経常利益1,987百万円 (3) 当期純利益1,382百万円 (4) 純資産額24,284百万円 (5) 総資産額60,717百万円
従業員の状況 5 【従業員の状況】
(1) 連結会社の状況2024年3月31日現在セグメントの名称従業員数(名)トータルパックプロデュース事業2,398〔2,423〕メディカルサプライ事業2,562〔2,171〕ライフケア事業2,059〔3,925〕調剤薬局事業716〔452〕全社(共通)58〔24〕合計7,793〔8,995〕
(注) 1.従業員数は就業人員数であります。
2.従業員数欄の〔外書〕は、臨時従業員の年間平均雇用人員数であります。
3.全社(共通)として記載されている従業員数は、特定のセグメントに区分できない管理部門に所属しているものであります。

(2) 提出会社の状況2024年3月31日現在従業員数(名)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(千円)2343.57.37,747〔12〕 セグメントの名称従業員数(名)全社(共通)23〔12〕
(注) 1.従業員数は就業人員数であります。
2.従業員数欄の〔外書〕は、臨時従業員の年間平均雇用人員数であります。
3.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
(3) 労働組合の状況労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。
(4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異2024年3月31日現在当事業年度名称管理職に占める女性労働者の割合(%)(注1)男性労働者の育児休業取得率(%)労働者の男女の賃金の差異(%)(注1)全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者グリーンホスピタルサプライ㈱-- 29.563.628.7㈱エフエスユニマネジメント10.950.0(注3)57.963.558.8酒井医療㈱-- 73.876.649.4キングラン・メディケア㈱9.1- 47.671.965.4クリーンペア九州㈱-- 50.649.180.9㈱グランディック45.5- 66.278.881.9グラン・グルメ㈱-- 79.582.192.8日本パナユーズ㈱-- 66.290.462.9小西医療器㈱1.710.5(注2)50.760.787.6グリーンファーマシー㈱-- 52.882.366.5シップヘルスケアファーマシー東日本㈱31.1- 55.565.171.5グリーンライフ㈱-100.0(注2)91.893.4110.8グリーンライフ東日本㈱-100.0(注2)90.592.0113.0シップヘルスケアフード㈱21.40.0(注2)53.781.663.8㈱中央38.5- ---㈱日本ネットワークサービス-- 56.274.877.9
(注) 1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。
3.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第2号における育児休業等及び育児目的休暇の取得割合を算出したものであります。
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
(1) 経営の基本方針当社グループは、「SHⅠP」(Sincere(誠実な心)、Humanity(「情」の心)、Innovation(革新者の気概)、PartnerSHIP(パートナーシップ精神))の経営理念のもと“生命を守る人の環境づくり”をグループミッションとして、医療・保健・福祉・介護・サービスを事業ドメインと定め、医療機関のインフラを一括してエンジニアリングする「トータルパックプロデュース」による病院づくりを中心に、医療消耗品の販売、老人ホーム等の介護施設・調剤薬局の運営等、グループ全体でヘルスケア事業領域におけるあらゆるニーズを一括してソリューションいたします。

(2) 経営環境新型コロナウイルスへの警戒感が後退し行動制限が徐々に緩和されたこと等により、経済活動の正常化に向けた動きが加速しました。
当社グループの属する医療業界におきましては、同感染症への対策を継続しつつ、平時の病院運営における効率的で質の高い医療提供体制を実現するとともに、医療に従事する方々の働き方改革の推進等も求められる等、医療機関の経営状況は厳しさを増しております。
また、海外においても、日米金利差拡大による急激な円安の進行等による先行き不透明な状況が続いており、ロシア・ウクライナ情勢の長期化等に端を発する、エネルギー価格、原材料価格、物流コストの上昇等の物価の高騰、電装部品調達難による受注の縮小等の懸念が継続する経営環境となっております。
(3) 目標とする経営指標当社グループは創業以来、一貫して事業拡大を行っておりますが、グループ売上高1兆円の企業集団を目指して取り組んでまいります。
今後とも海外への展開を含めた成長路線をベースとして資産の効率的活用、有利子負債と資産のバランス・財務基盤の強化を図り今後さらにキャッシュ・フロー重視の経営に取り組んでまいります。
また、当社グループは、2025年3月期を最終年度とする2023年3月期~2025年3月期の中期経営計画「SHIP VISION 2024」を策定しております。
当中期経営計画における経営目標として、①コア事業の更なる高成長、②積極的なバリューの拡大、③機能強化戦略、④サステナビリティに対する取組み、の4つの重要施策を通じ、最終年度の2025年3月期において、売上高630,000百万円、営業利益26,000百万円を達成する計画です。
(4) 中長期的な会社の経営戦略① トータルパックプロデュース事業当社グループといたしましては、医療機関全体をコーディネートするヘルスケアエンジニアリングとこれを可能にするコンサルテーションを、どこにも負けない当社唯一のビジネスモデルとしてさらに進化させ、新規プロジェクトの拡大及びグループ間のシナジーを先導するとともに、ストックビジネスの開拓も図ってまいります。
また、商社系・メーカー系が連動した戦略的海外展開を図ってまいります。
② メディカルサプライ事業当社グループといたしましては、医師との信頼関係・人脈を構築することに加えて付加価値を高めるとともに、資本提携を進めてまいります。
③ ライフケア事業当社グループといたしましては、介護サービス事業において介護施設の運営管理機能・効率性の向上、介護従事者へのグループ理念をはじめとする再教育の徹底を実践してまいります。
加えて他のセグメントとの連携を図れる体制を強化してまいります。
食事提供サービス事業におきましても、他のセグメントと連携して医療機関との契約獲得数を伸ばしてまいります。
④ 調剤薬局事業当社グループといたしましては、店舗運営の効率化を図っていくとともに、メディカルモール等の企画案件の強化、ジェネリック医薬品の活用、新規店舗開発を進めてまいります。
(5) 優先的に対処すべき課題① トータルパックプロデュース事業経営の基本方針に記載のソリューションを継続すべく、日々進化する医療技術に対応する機器やシステムに関するコンサルティング能力の向上を図るとともに、既存病院の新築・増築案件や統廃合等の機能集約に対する需要増加に対応するための人材の投入及び育成が重要な課題であります。
併せて、長期管理体制を必要とされるプロジェクト案件に対する適正なチーム配置と、既存の固定得意先の機器更新に関する効率的な体制づくりも重要な課題であります。
また、継続した成長のための海外展開・医療施設への投資や運営など、新規事業の開発及び収益化・これに伴うリスクマネジメントも重要な課題であります。
② メディカルサプライ事業病院経営の経営改善策の模索から、診療材料の納入価格引下げの要求は厳しさを増しており、同業他社との価格競争も激化し、利益確保は困難な状況が続いております。
また、病院内で使用される診療材料は、膨大な数に上ることからこれらの管理体制の構築と仕組みづくりが重要な課題であります。
③ ライフケア事業老人ホーム・グループホーム等の運営に関しましては、他社施設との差別化を図りながら各施設の入居者獲得に注力していくことが重要な課題であります。
また、新規投資をいかに効率的に実践していくかも重要な課題であります。
④ 調剤薬局事業研修教育機能の強化による薬剤師の政策的確保を行ってまいります。
また、薬価改定を見据えた業務展開に注力すること、新店舗の効率的な出店を実施することが重要な課題であります。
サステナビリティに関する考え方及び取組 2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】
当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
当社グループは、「医療」「保健」「福祉」「介護」「サービス」の分野に特化し、『生命を守る人の環境づくり』をグループミッションとして事業を推進してまいりました。
また、昨今ではヘルスケア業界を取巻く様々な社会問題が顕在化する中で、私たちがこれまでに培ったノウハウとグループ総合力を結集し常に“旬”を追いかけ、様々な新しい領域に挑戦していくことがこれまで以上に期待されております。
当社グループを取り巻く経営環境は厳しさを増す一方で、社会の価値観も多様化し、企業の活動はあらゆる面において公正性、透明性および誠実性が求められている中で、法令順守はもちろん、より高い倫理観、道徳観そして強い責任感や挑戦意欲をもって『誠実な企業活動』を実践する社員の育成が不可欠であると考えております。
(1)ガバナンス当社グループでは、持続的な成長及び中長期的な企業価値向上のため、サステナビリティ推進体制を強化しており、代表取締役社長 大橋太がサステナビリティ課題に関する経営判断の最終責任を有しております。
また、当社グループでは、経営会議の下、代表取締役社長をはじめ、経営企画部・管理本部メンバーによるサステナビリティ推進チームを設置しております。
当該チームでは、持続可能性の観点で当社グループの企業価値を向上させるため、サステナビリティに係る当社グループの在り方を提言することを目的として以下の内容の協議等を行い、経営会議及び取締役会へ報告します。
・中長期的な視点に立ち、事業部門の管理職とも課題を共有しながら、サステナビリティに関する重要課題(マテリアリティ)の特定・サステナビリティに関する重要課題(マテリアリティ)のリスク及び機会の識別・サステナビリティに関する重要課題(マテリアリティ)のリスク及び機会への対応と基本方針取締役会はサステナビリティ全般に関するリスク及び機会の監督に対する責任と権限を有しております。
取締役会は経営会議及びサステナビリティ推進チームで協議・決議された内容の報告を受け、当社グループのサステナビリティのリスク及び機会への対応方針及び実行計画等についての審議・監督を行っております。
(サステナビリティ推進体制図) (2)戦略『生命を守る人の環境づくり』をグループミッションとしてもつ企業体として、様々なステークホルダーの期待に応え、グループの健全な成長と社会への貢献を持続的に可能とするため、その主役となる社員にとって『生き生きと働きやすい職場』を創出し、『誠実な企業活動』を実践できる人材を育成するため、以下の①人材育成方針と②社内環境整備に関する方針を設定し具体的な取り組みを行っております。
① 人材育成方針当社グループでは、「SHIP理念に基づき、自律的な人材を組織として育む」という方針のもと、社員一人一人がお互いを尊敬し、共に育み合いながら能力を最大限に発揮できることを目指しており、特に以下の観点を重視し、多様な人材の活躍を推進しております。
※「SHⅠP」はSincere(誠実な心)、Humanity(「情」の心)、Innovation(革新者の気概)、PartnerSHIP(パートナーシップ精神)の頭文字を取った言葉であり、創業時に設定した当社グループ共通の理念です。
当グループはこの理念を何よりも大切なものとして考えており、社名にも冠しています。
a SHIP理念研修「SHIP理念」の浸透を図り、高い志を共有するため、グループの歩み、理念のできた背景を学ぶ理念研修の内容を2021年度に更新し、以降、全グループへ展開しています。
新入社員のみならず、キャリア採用者は入社したタイミングで必ず受講しているほか、全社員向け・階層別など、グループ会社ごとに独自の研修の場を設けており、これまでに2,200名以上が受講しております。
b 階層別職能研修の体系構築当社グループでは、人材育成方針に基づき、SHIP理念を踏まえ、社会人としてまた職業人として必要な知識・職能スキルを階層別に習得することを促し、早期での戦力化を目指しています。
現在、グループ全体のスキル系の研修体系構築を行っており、一部のグループ会社からマネジメント研修をスタートさせ、今後、コンプライアンス・コミュニケーション・経営分析・営業スキル等のカリキュラムをグループの事業領域に合わせて階層別に展開をしていく予定です。
c ダイバーシティの推進グループミッションである「生命を守る人の環境づくり」を持続的に実現していくためには多様性が不可欠です。
人材の多様性を、変化の激しい市場環境に対応し、常にスピードをもって事業創造できる組織の力へと変えるため、当社グループでは、性別、国籍、様々な職歴経験にこだわらないキャリア採用者など、多様な人材の採用、起用を積極的かつ継続的に行いつつ、それぞれの特性や能力を最大限活かせる職場環境の整備やマネジメント層の教育などの取り組みを進めております。
② 社内環境整備に関する方針当社グループは、『生命を守る人の環境づくり』をグループミッションとして掲げる企業体として、持続可能な『安心・安全の医療環境』を提供することを目的に、「医療」「保健」「福祉」「介護」「サービス」と幅広い分野で事業展開しております。
その事業環境の中で、そこで働く社員一人一人を守ることを第一義に『安全で安心して働ける職場環境』の創出を目指し、『生き生きと働きやすい職場』の提供のため、事業分野ごとに共通化あるいは差別化することにより、特徴のある人事制度・処遇体系・勤務体系・教育制度等を導入し、ロイヤリティとエンゲージメント力を高める施策を随時、検討・実施してまいります。
(3)リスク管理当社グループにおいて、全社的なリスク管理は、内部統制・コンプライアンス委員会において行っておりますが、サステナビリティに係るリスクの識別、優先的に対応すべきリスクの絞り込みについてサステナビリティ推進チームの中でより詳細な検討を行い、共有しております。
優先的に対応すべきリスクの絞り込みについては、当社グループに与える財務的影響、当社グループの活動が環境・社会に与える影響、発生可能性を踏まえて行われます。
重要なリスクは経営会議の協議を経て戦略、計画に反映され、取締役会へ報告、監督されます。
サステナビリティに関するリスクへの対応状況は、サステナビリティ推進チームにおいてモニタリングされ、その内容は取締役会へ報告されます。
サステナビリティ関連の機会の識別、評価や優先順位付けは、サステナビリティ推進チームにおいて行われ、重要と認識された機会については、経営会議の協議を経て戦略、計画に反映され、取締役会へ報告、監督されます。
(4)指標及び目標当社グループでは、上記「(2)戦略」において記載した、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針について、次の指標を用いております。
また、当社グループでは関連する指標のデータ管理とともに具体的な取組みが行われているものの、当社グループに属する全ての会社で取組みが行われているわけではないため、グループとしての記載が困難であります。
このため、次の一部の指標に関する実績は、当社グループにおける主要な会社の人数を記載しております。
当該指標に関する目標及び実績は、次のとおりであります。
指標目標実績(当事業年度)女性従業員比率(連結)2024年度も現状と同等水準を維持59.2%経営層向けコンプライアンス研修(連結)2024年度に対象者全員参加200名マネジメント研修参加人数2024年度に主要な会社以外の会社で開催52名コンプライアンス研修参加人数2024年度に主要な会社以外の会社で開催15名営業戦略・成長戦略研修2024年度に主要な会社以外の会社で開催75名経営分析研修参加人数2024年度に主要な会社以外の会社で開催-営業力強化研修参加人数(※)2024年度に主要な会社で開催32名 (※)実績については、当社グループにおける主要な会社の人数を記載しております。
戦略 (2)戦略『生命を守る人の環境づくり』をグループミッションとしてもつ企業体として、様々なステークホルダーの期待に応え、グループの健全な成長と社会への貢献を持続的に可能とするため、その主役となる社員にとって『生き生きと働きやすい職場』を創出し、『誠実な企業活動』を実践できる人材を育成するため、以下の①人材育成方針と②社内環境整備に関する方針を設定し具体的な取り組みを行っております。
① 人材育成方針当社グループでは、「SHIP理念に基づき、自律的な人材を組織として育む」という方針のもと、社員一人一人がお互いを尊敬し、共に育み合いながら能力を最大限に発揮できることを目指しており、特に以下の観点を重視し、多様な人材の活躍を推進しております。
※「SHⅠP」はSincere(誠実な心)、Humanity(「情」の心)、Innovation(革新者の気概)、PartnerSHIP(パートナーシップ精神)の頭文字を取った言葉であり、創業時に設定した当社グループ共通の理念です。
当グループはこの理念を何よりも大切なものとして考えており、社名にも冠しています。
a SHIP理念研修「SHIP理念」の浸透を図り、高い志を共有するため、グループの歩み、理念のできた背景を学ぶ理念研修の内容を2021年度に更新し、以降、全グループへ展開しています。
新入社員のみならず、キャリア採用者は入社したタイミングで必ず受講しているほか、全社員向け・階層別など、グループ会社ごとに独自の研修の場を設けており、これまでに2,200名以上が受講しております。
b 階層別職能研修の体系構築当社グループでは、人材育成方針に基づき、SHIP理念を踏まえ、社会人としてまた職業人として必要な知識・職能スキルを階層別に習得することを促し、早期での戦力化を目指しています。
現在、グループ全体のスキル系の研修体系構築を行っており、一部のグループ会社からマネジメント研修をスタートさせ、今後、コンプライアンス・コミュニケーション・経営分析・営業スキル等のカリキュラムをグループの事業領域に合わせて階層別に展開をしていく予定です。
c ダイバーシティの推進グループミッションである「生命を守る人の環境づくり」を持続的に実現していくためには多様性が不可欠です。
人材の多様性を、変化の激しい市場環境に対応し、常にスピードをもって事業創造できる組織の力へと変えるため、当社グループでは、性別、国籍、様々な職歴経験にこだわらないキャリア採用者など、多様な人材の採用、起用を積極的かつ継続的に行いつつ、それぞれの特性や能力を最大限活かせる職場環境の整備やマネジメント層の教育などの取り組みを進めております。
② 社内環境整備に関する方針当社グループは、『生命を守る人の環境づくり』をグループミッションとして掲げる企業体として、持続可能な『安心・安全の医療環境』を提供することを目的に、「医療」「保健」「福祉」「介護」「サービス」と幅広い分野で事業展開しております。
その事業環境の中で、そこで働く社員一人一人を守ることを第一義に『安全で安心して働ける職場環境』の創出を目指し、『生き生きと働きやすい職場』の提供のため、事業分野ごとに共通化あるいは差別化することにより、特徴のある人事制度・処遇体系・勤務体系・教育制度等を導入し、ロイヤリティとエンゲージメント力を高める施策を随時、検討・実施してまいります。
指標及び目標 (4)指標及び目標当社グループでは、上記「(2)戦略」において記載した、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針について、次の指標を用いております。
また、当社グループでは関連する指標のデータ管理とともに具体的な取組みが行われているものの、当社グループに属する全ての会社で取組みが行われているわけではないため、グループとしての記載が困難であります。
このため、次の一部の指標に関する実績は、当社グループにおける主要な会社の人数を記載しております。
当該指標に関する目標及び実績は、次のとおりであります。
指標目標実績(当事業年度)女性従業員比率(連結)2024年度も現状と同等水準を維持59.2%経営層向けコンプライアンス研修(連結)2024年度に対象者全員参加200名マネジメント研修参加人数2024年度に主要な会社以外の会社で開催52名コンプライアンス研修参加人数2024年度に主要な会社以外の会社で開催15名営業戦略・成長戦略研修2024年度に主要な会社以外の会社で開催75名経営分析研修参加人数2024年度に主要な会社以外の会社で開催-営業力強化研修参加人数(※)2024年度に主要な会社で開催32名 (※)実績については、当社グループにおける主要な会社の人数を記載しております。
人材の育成及び社内環境整備に関する方針、戦略 ① 人材育成方針当社グループでは、「SHIP理念に基づき、自律的な人材を組織として育む」という方針のもと、社員一人一人がお互いを尊敬し、共に育み合いながら能力を最大限に発揮できることを目指しており、特に以下の観点を重視し、多様な人材の活躍を推進しております。
※「SHⅠP」はSincere(誠実な心)、Humanity(「情」の心)、Innovation(革新者の気概)、PartnerSHIP(パートナーシップ精神)の頭文字を取った言葉であり、創業時に設定した当社グループ共通の理念です。
当グループはこの理念を何よりも大切なものとして考えており、社名にも冠しています。
a SHIP理念研修「SHIP理念」の浸透を図り、高い志を共有するため、グループの歩み、理念のできた背景を学ぶ理念研修の内容を2021年度に更新し、以降、全グループへ展開しています。
新入社員のみならず、キャリア採用者は入社したタイミングで必ず受講しているほか、全社員向け・階層別など、グループ会社ごとに独自の研修の場を設けており、これまでに2,200名以上が受講しております。
b 階層別職能研修の体系構築当社グループでは、人材育成方針に基づき、SHIP理念を踏まえ、社会人としてまた職業人として必要な知識・職能スキルを階層別に習得することを促し、早期での戦力化を目指しています。
現在、グループ全体のスキル系の研修体系構築を行っており、一部のグループ会社からマネジメント研修をスタートさせ、今後、コンプライアンス・コミュニケーション・経営分析・営業スキル等のカリキュラムをグループの事業領域に合わせて階層別に展開をしていく予定です。
c ダイバーシティの推進グループミッションである「生命を守る人の環境づくり」を持続的に実現していくためには多様性が不可欠です。
人材の多様性を、変化の激しい市場環境に対応し、常にスピードをもって事業創造できる組織の力へと変えるため、当社グループでは、性別、国籍、様々な職歴経験にこだわらないキャリア採用者など、多様な人材の採用、起用を積極的かつ継続的に行いつつ、それぞれの特性や能力を最大限活かせる職場環境の整備やマネジメント層の教育などの取り組みを進めております。
② 社内環境整備に関する方針当社グループは、『生命を守る人の環境づくり』をグループミッションとして掲げる企業体として、持続可能な『安心・安全の医療環境』を提供することを目的に、「医療」「保健」「福祉」「介護」「サービス」と幅広い分野で事業展開しております。
その事業環境の中で、そこで働く社員一人一人を守ることを第一義に『安全で安心して働ける職場環境』の創出を目指し、『生き生きと働きやすい職場』の提供のため、事業分野ごとに共通化あるいは差別化することにより、特徴のある人事制度・処遇体系・勤務体系・教育制度等を導入し、ロイヤリティとエンゲージメント力を高める施策を随時、検討・実施してまいります。
人材の育成及び社内環境整備に関する方針に関する指標の内容並びに当該指標を用いた目標及び実績、指標及び目標 当社グループでは、上記「(2)戦略」において記載した、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針について、次の指標を用いております。
また、当社グループでは関連する指標のデータ管理とともに具体的な取組みが行われているものの、当社グループに属する全ての会社で取組みが行われているわけではないため、グループとしての記載が困難であります。
このため、次の一部の指標に関する実績は、当社グループにおける主要な会社の人数を記載しております。
当該指標に関する目標及び実績は、次のとおりであります。
指標目標実績(当事業年度)女性従業員比率(連結)2024年度も現状と同等水準を維持59.2%経営層向けコンプライアンス研修(連結)2024年度に対象者全員参加200名マネジメント研修参加人数2024年度に主要な会社以外の会社で開催52名コンプライアンス研修参加人数2024年度に主要な会社以外の会社で開催15名営業戦略・成長戦略研修2024年度に主要な会社以外の会社で開催75名経営分析研修参加人数2024年度に主要な会社以外の会社で開催-営業力強化研修参加人数(※)2024年度に主要な会社で開催32名 (※)実績については、当社グループにおける主要な会社の人数を記載しております。
事業等のリスク 3 【事業等のリスク】
以下において、当社グループの事業の状況及び経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。
なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 事業環境等について当社グループは、人口動態及び人口構造の変化、疾病構造の変化、医療技術革新、行政による各種規制の動向等により事業戦略及び経営成績等が影響を受ける可能性があります。
当社グループでは、各業界団体、地域組織等への加盟、各種統計の活用、取引先とのコミュニケーション等により必要な情報を的確に把握し、変化に対応した経営に努めております。

(2) トータルパックプロデュース事業に関するリスクについて① 医療施設等の施設需要の動向について医療機関等の移転新築・増改築動向で業績が変動する可能性があります。
また、これにより他の事業の拡大にも影響を及ぼす可能性があります。
② コンサルティング等に関する人員の確保及び育成について当社の想定どおりの人材の確保及び育成に支障が生じた場合は事業拡大の制約要因となる可能性があります。
また、現在在籍する人材の社外流出が生じた場合も同様のリスクがあります。
③ 外部の協力企業等との連携について外部の金融機関、設計事務所等との十分な連携が確保できなかった場合、業績に影響を及ぼす可能性があります。
④ 大型案件への取組について大型プロジェクト案件のスケジュールの遅延や変更又は中止等が生じた場合には業績に悪影響が生じる可能性があります。
なお、医療施設等の予算執行の関係上1月から3月に売上計上が集中する傾向があり、業績の上半期又は下半期及び四半期ごとの偏重等が生じる可能性があります。
また、大型プロジェクト案件に必要となる専任人員の配置には限界があり、これが事業拡大の制約要因となる可能性があります。
⑤ 法的規制についてトータルパックプロデュース事業は、薬事法の規制を受けており、何らかの理由により当該法上の許可・届出等の取消事由が生じた場合には、主要な事業活動や業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。
⑥ 医療設備工事等の施工について医療設備工事等の施工に伴い事故が生じた場合、顧客に対する安全性への信用が低下し、業績に影響を与える可能性があります。
また、医療機関等から損害賠償請求を受け、多大な損害賠償金及び訴訟費用を必要とする可能性があります。
⑦ 自社製品について自社製品に対して、医療関連製品であることからも、より高度な安全性が求められます。
当社グループのメーカー系子会社は、リスクの最小化を図るべく品質管理等の最善を尽くしておりますが、自社製品に予期しがたい欠陥や不具合が発生した場合、医療機関等から損害賠償請求を受け、多大な損害賠償金及び訴訟費用を必要とする可能性があります。
⑧ 商品及び原材料等の仕入れについて商品、原材料及び自社利用の設備、備品等について、国際的な原材料受給の変動、社会情勢や為替相場の変化、天災地変等に起因して、必要量の確保が困難な状況となった場合には、売上や生産規模の縮小により主要な事業活動に影響を及ぼす可能性があります。
また、供給量不足に伴う価格高騰により価格転嫁が十分に進まない場合には、収益力の低下、入札案件の不成立、工事規模の見直し等により業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑨ 知的財産権について当社グループにおいて、電子カルテ等の医療情報システムに関わるプログラム開発を行っておりますが、知的財産権の出願・取得を行っておりません。
ソフトウエアにかかわる技術革新は日進月歩しており、場合によっては第三者の知的財産権を侵害する可能性があり、当該第三者より損害賠償及び使用差し止め等の訴えを起こされる可能性があります。
⑩ コンピュータウイルス等についてソフトウエアは常にコンピュータウイルス等の脅威に晒されているといえ、顧客医療機関から当社グループの医療情報システム開発会社への感染及び当社グループが感染源にならないようにシステムの構築をしておりますが、現時点で万全と考えられる対策を講じていても新種のコンピュータウイルスにより当社グループ企業が感染源となり顧客先病院が感染したことにより損害賠償請求を受ける可能性があります。
⑪ 電子カルテ等の個人情報の管理について当社グループの電子カルテ等の医療情報システム等開発会社は、顧客医療機関が保有するカルテをはじめとする大量の個人情報を取り扱っており、これらの情報が漏洩しないようなセキュリティシステムの導入、社員の情報管理教育等を徹底し、情報漏洩を未然に防ぐ措置を講じておりますが、万一このような対策にもかかわらず当社グループ企業から情報漏洩が発生した場合、当社グループ企業が損害賠償を負う可能性があり、かつ当社グループ企業の社会的信用の失墜を招き、業績に影響を受ける可能性があります。
当社グループでは、医療機関や協力企業等との関係を保ちつつ、移転新築、増改築、統廃合等の情報を適切に把握するとともに、大型案件に必要となる専任人材の確保及び育成に取り組んでおります。
(3) メディカルサプライ事業に関するリスクについて① 診療材料及び医療用消耗品における償還価格引下げの影響等について特定保険医療材料価格の引き下げ等が生じた場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。
② 院外SPD形態への注力について院外SPDシステム業務を他社が受注した場合には、医療機関等との取引の大きな制約要因となります。
また、今後他社がより優れたシステムの提供により、医療機関等の受注を獲得していった場合、業績に影響を及ぼす可能性があります。
③ 法的規制等についてメディカルサプライ事業は、薬事法の規制を受けており、何らかの理由により当該法上の許可・届出等の取消事由が生じた場合には、主要な事業活動や業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。
当社グループでは、価格引下げ、診療材料等の適切な管理を実施するため、物流センターの新設をはじめグループ内での機能集約等による管理体制の効率化に取り組んでおります。
(4) ライフケア事業に関するリスクについて① 介護サービス事業についてa 法的規制についてライフケア事業における介護サービス事業においては、介護保険法及び老人福祉法の規制を受けており、今後計画する各施設について許認可・指定等を受けることが困難となった場合、又は、何らかの要因により指定取消や行政処分を受ける事象が生じた場合、業績等に影響を及ぼす可能性があります。
また、各市町村・都道府県の高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画の見直しや各種要件の改定により、当該事業の展開に重要な影響を及ぼす可能性があります。
b 介護にかかる人員確保について老人ホーム・グループホーム等の人材獲得等が困難となった場合、事業拡大に支障が生じることや当社グループが提供する介護サービスの量的、質的な低下を招くおそれがあり、業績等に影響を与える可能性があります。
c 施設利用者の安全及び健康管理等について老人ホーム・グループホーム等の入居者は高齢者・要介護者であることから、徘徊や転倒等によって入居者の生命に関わる重大な事故に発展する可能性があります。
また、給食や入浴等を共有する集団生活が行われていることから、入居者の食中毒・集団感染等の可能性や管理体制の不備による入居者とのトラブル等が発生する可能性があります。
万一、事故等が発生し当社グループの管理責任が問われた場合には、事業の存続等に重大な影響を及ぼす可能性があります。
d 今後における事業展開及び多額の設備投資について新規施設の開設には、多額の設備投資が必要となるため、今後において資金調達が困難となった場合、当該事業展開に重大な支障が生じる可能性があります。
また、新規開設までに長期間を要するものであり、外部環境の変化等により計画通りに推移する保証はなく、また、当該事業の多額の投資に対して、何らかの要因により当社グループの想定どおりの収益が得られない場合には、経営成績及び財政状態に重大な影響を与える可能性があります。
② 個人情報の管理について特にプライバシー性の高い個人情報が蓄積されるため、万一個人情報の漏洩等が生じた場合には、多額の賠償金額の支払いや行政処分、それらに伴う既存顧客の信用及び社会的信用の低下等により業績等が影響を受ける可能性があります。
③ 病院・福祉施設向け食事提供サービス事業についてa 法的規制について当該事業においては、医療法、介護保険法、食品衛生法及びその他関連法令等の規制を受けており、何らかの理由により当該法上の許可・届出の取り消し事由が生じた場合には主要な事業活動や業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。
b 食事提供サービスにかかる人員確保について事業展開に必要な管理栄養士・調理師等の人員数が確保されない場合には、事業展開に支障を及ぼす可能性があります。
c 食事提供業務について食中毒が発生し、多額の賠償金の支払いや、それに伴う既存顧客の信用及び社会的信用の低下があった場合には業績等に影響を及ぼす可能性があります。
当社グループでは、施設利用者の安全管理、健康管理を徹底するとともに、介護サービス及び食事提供サービスを適切に提供できる人材の確保、及び他施設との差別化を図るうえでの人材の育成に取り組んでおります。
(5) 調剤薬局事業に関するリスクについて① 法的規制について調剤薬局の開設及び運営にあたり法的規制を受けた場合、当社の出店計画及び業績等に影響を及ぼす可能性があります。
また、事業展開に必要な法定薬剤師の人員数が確保されない場合には、事業展開に支障を及ぼす可能性があります。
② 出店方針について出店条件に合致する物件が確保できない場合、既存店舗における医療機関等の移転又は廃業等、又は他社店舗の出店等による競合等が生じた場合、業績等に影響を受ける可能性があります。
③ 調剤業務について調剤過誤が発生し、多額の賠償金額の支払いや、それに伴う既存顧客の信用及び社会的信用の低下等があった場合には業績等に影響を及ぼす可能性があります。
④ 個人情報の管理について特にプライバシー性の高い個人情報が蓄積されるため、万一個人情報の漏洩等が生じた場合には、多額の賠償金額の支払いや行政処分、それらに伴う既存顧客の信用及び社会的信用の低下等により業績等が影響を受ける可能性があります。
当社グループでは、政策的に薬剤師を確保するとともに、調剤を安心・安全に実施していくための教育に取り組んでおります。
また、医療機関等の移転等に備えた情報収集も行っております。
(6) 医療機関等との取引等について① 医療機関等に対する与信・債権管理について医療機関等の中には、近年の医療制度改革や外部環境の変化等の影響により、潜在的な貸倒れリスクが存在するものと考えられます。
また、医療機関等の性格上、人命に関わる問題もあり、人道的な観点から取引停止・縮小等の対応が困難な場合も想定され、今後における取引先医療機関等の経営状況の悪化等が業績等に影響を与える可能性があります。
② 取引先に対する経済的支援について当社グループは、取引先からの要請等により取引先に対する資金の貸付、販売取引に係る決済条件の優遇(工事代金等の延払割賦)等の経済的支援を行う場合があり、当社グループにおける資金負担等が増加する可能性があります。
また、各相手先の資金返済に支障が生じた場合には、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
③ 信頼性の低下によるリスクについて当社グループにおいて、何らかの要因による重大な事故、トラブル、クレーム等が生じた場合やコンプライアンス上の問題が発生した場合、又は社会的な批判等が生じた場合には、取引停止等の対応が取られる可能性があり、業績等に影響を及ぼす可能性があります。
(7) M&Aについて当社グループは、M&Aを事業拡大手段のひとつと考えており、今後も多額の資金が必要となる可能性があります。
また、今後においてM&Aにより子会社化等を実施した場合においても当社グループが想定する事業展開又は業績への寄与が図れるか否か不透明であり、場合によっては業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
当社グループでは、M&A前に実施するデューデリジェンスに基づき潜在的なリスクの把握、譲渡価格の交渉を行うとともに、取締役会で十分な審議を行っております。
また、子会社化後はグループとの連携を強化するとともに業績管理を徹底し、想定していた計画の実現に向けて努めております。
(8) 財政状態等について有利子負債及び今後の資金需要について当社グループの今後の事業計画においては、M&Aに関わる資金需要やライフケア事業における介護部門の資金需要等、今後も有利子負債を増加させる可能性があり、資金調達が当社にとって好ましい条件となる保証がなく、これが当社事業の制約要因となる可能性があります。
なお、当連結会計年度末時点での有利子負債の残高は、59,910百万円であります。
(9) 固定資産の減損について① 固定資産の減損について当社グループは「固定資産の減損に係る会計基準」を適用しており、当社グループが保有する貸与資産、賃貸不動産、建物、土地、リース資産及びのれん等について、今後市場価格下落等により資産価値が著しく低下した場合、及び外部環境の変化等により将来キャッシュ・フローの見積りが下落する等、その収益性の低下により投資額の回収が見込めなくなった場合は、必要な減損処理を行う結果として当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
当社グループでは、保有する資産については、継続的に時価や回収状況等について確認することで管理を行っております。
また、固定資産取得の際には投資計画を十分に検証し、将来キャッシュ・フローの確保に努めております。
② バングラデシュにおける病院の固定資産について当社の連結子会社であるSHIP AICHI MEDICAL SERVICE, LTD.が運営するバングラデシュの病院は、2022年6月にグランドオープンしております。
当社グループで保有する当該病院の固定資産について、2025年3月期以降、市場価格下落等により資産価値が著しく低下した場合、及び入院及び外来患者数の変動や、外部環境の変化等により将来キャッシュ・フローの見積りが下落する等、その収益性の低下により投資額の回収が見込めなくなった場合は減損の兆候が発生することとなり、必要な減損処理を行う結果として当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
当社グループでは、時価や入院及び外来患者数等の状況を含めた将来キャッシュ・フローの見積りについて継続的に確認を行っております。
なお、当該固定資産の帳簿価額は、当連結会計年度末時点で5,074百万円であります。
(10) カントリーリスクについて当社グループは、バングラデシュ国、ミャンマー国等の海外において事業活動を実施しており、これらの国・地域の政治、経済及び社会的情勢等に起因して生じる予期せぬ事態、各種法令等の変更等によるカントリーリスクを有しております。
このようなリスクが顕在化した場合には、事業活動の制限、債権回収等の遅延または不能等が起こる可能性があり、当社グループの経営成績、財政状態及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。
(11) 為替レートの変動について当社グループは、海外事業に係る外貨建ての資産・負債を有するとともに、国内外において海外の取引先との間で外貨建ての取引を行う場合があります。
また、在外連結子会社の個別財務諸表については現地通貨ベースで作成し、連結財務諸表作成時に円換算しております。
その結果、現地通貨ベースで経営成績に変動がない場合も含め、為替レートの変動が当社グループの経営成績、財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(12) 自然災害について大規模な地震等の自然災害、火災等の事故災害、新型コロナウイルス等の感染症の流行等が発生した場合は、当社グループの提供するサービスに重大な影響を与える可能性があります。
① 物的・人的損害について当社グループの所有及び賃借している本社・営業所、倉庫、工場、店舗施設等が被災し、事業拠点や保管する商品、また周辺地域のライフライン等に影響がある場合、及び当社グループの従業員や居住する家屋等が被災し勤務が困難な状況となった場合には、経常的な事業運営に支障を及ぼす可能性があります。
② 得意先への影響について医療機関等の得意先、仕入先やその他関連する会社に影響がある場合には、販売活動及び仕入活動に支障を及ぼすとともに、在庫の滞留、回収の遅延等の影響を及ぼす可能性があります。
③ 行政指導について自然災害が発生した場合の災害対策として行政からの要請・指導があり、事業活動が制限される場合には、当社グループの提供するサービスを含め経済活動に影響を及ぼす可能性があります。
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1) 経営成績等の状況の概要当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。
)の状況の概要は以下のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症の影響による行動制限が緩和され、経済活動の正常化が進む一方で、ウクライナや中東をはじめとした不安定な海外情勢や円安に伴うエネルギー価格や原材料価格を含む物価の高騰、世界的な金融引締めや中国経済の先行き懸念等、先行き不透明な状況が続きました。
当社グループの属する医療業界では、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが変更されたことに伴い、医療機関への病床確保料の見直しや診療報酬上の特例の見直し等が実施されました。
また、各都道府県では、第8次医療計画に向けた指針として、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により浮き彫りとなった地域医療の様々な課題への対応や人口構造の変化への対応が求められております。
このような状況の下、当社グループにおきましては、トータルパックプロデュース事業においてミャンマーの政情不安等の影響を受けましたが、結果として各セグメントの業績は堅調に推移いたしました。
また、当期は中期経営計画「SHIP VISION 2024」の2期目にあたり、当初掲げた4つの重点施策「コア事業の更なる高成長」「積極的なバリューの拡大」「機能強化戦略」「サステナビリティに対する取組み」について、引き続き推進してまいりました。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は630,988百万円(前連結会計年度比10.3%増)、営業利益は24,535百万円(前連結会計年度比16.0%増)、経常利益は25,215百万円(前連結会計年度比22.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は13,789百万円(前連結会計年度比14.3%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
a トータルパックプロデュース事業トータルパックプロデュース事業におきましては、プロジェクト案件が当期は第4四半期に偏重傾向でしたが、概ね計画通り堅調に推移いたしました。
メーカー系における電装部品の長納期化の影響は、引き続き継続しているものの、正常化に向けて改善しております。
また、重粒子線がん治療施設においては、2022年4月から保険適用対象部位が拡大したことにより新規外来受診者数及び治療件数が増加いたしました。
さらに、2022年7月にグループ入りしたキングラングループの業績が、当期は期初より寄与いたしました。
一方で、軍事クーデターに端を発する欧米の金融制裁や外貨の強制兌換等の影響を強く受けていたミャンマー事業においては、のれんの全額相当である2,635百万円を特別損失として第2四半期連結累計期間に減損処理し、さらに第4四半期連結累計期間には当該子会社の全株式を売却いたしました。
以上の結果、売上高は133,717百万円(前連結会計年度比9.7%増)、セグメント利益(営業利益)は11,805百万円(前連結会計年度比30.8%増)となりました。
b メディカルサプライ事業メディカルサプライ事業におきましては、前年下期に受託した新規SPD受託施設の稼働が堅調に推移したことに加え、既存SPD受託施設においても受託業務の領域が拡大しました。
一方で、原材料価格や人件費高騰の影響を受けました。
また、新規M&Aに係る株式取得費用や感染症対策商品の在庫評価損等の一時的な費用を計上しました。
以上の結果、売上高は428,451百万円(前連結会計年度比10.9%増)、セグメント利益(営業利益)は6,513百万円(前連結会計年度比2.3%減)となりました。
c ライフケア事業ライフケア事業におきましては、介護サービスでは光熱費高騰の影響を軽減すべく光熱費の管理徹底に努めました。
また、当期初来実施いたしました管理費の見直し後も引き続き高い入居率を維持いたしました。
さらに、食事提供サービスでは前期にグループ入りした企業の業績が寄与したこと等により食品価格の高騰を乗り越えて増収増益となりました。
以上の結果、売上高は36,099百万円(前連結会計年度比7.5%増)、セグメント利益(営業利益)は2,606百万円(前連結会計年度比26.8%増)となりました。
d 調剤薬局事業調剤薬局事業におきましては、新規出店及び小規模なM&A等により、業績は堅調に推移いたしました。
以上の結果、売上高は32,719百万円(前連結会計年度比7.3%増)、セグメント利益(営業利益)は3,530百万円(前連結会計年度比8.4%増)となりました。
当社グループにおける財政状態は、次のとおりであります。
当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ4,842百万円増加し、386,819百万円となりました。
当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ6,258百万円減少し、244,603百万円となりました。
当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ11,100百万円増加し、142,216百万円となりました。
 ② キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末残高の79,020百万円から4,107百万円増加し、83,128百万円となっております。
a 営業活動によるキャッシュ・フロー営業活動によるキャッシュ・フローは 31,609百万円の収入(前連結会計年度比17,503百万円収入増)となりました。
これは主に、「法人税等の支払額」を8,953百万円計上、「棚卸資産」が1,801百万円増加した一方、「税金等調整前当期純利益」を21,860百万円計上、「仕入債務」が7,958百万円増加し、「減価償却費」を5,466百万円計上したこと等によるものであります。
b 投資活動によるキャッシュ・フロー投資活動によるキャッシュ・フローは 7,202百万円の支出(前連結会計年度比428百万円支出増)となりました。
これは主に、「連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出」が3,628百万円、「有形固定資産の取得による支出」が3,193百万円、「連結範囲の変更を伴う子会社株式の売却による支出」が1,911百万円あったこと等によるものであります。
c 財務活動によるキャッシュ・フロー財務活動によるキャッシュ・フローは 20,482百万円の支出(前連結会計年度比19,459百万円支出増)となりました。
これは主に、「長期借入れによる収入」が15,510百万円あった一方、「新株予約権付社債の償還による支出」が25,000百万円、「長期借入金の返済による支出」が5,662百万円、「配当金の支払額」が3,962百万円あったこと等によるものであります。
  ③ 生産、受注及び販売の実績a 生産実績当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称金額(百万円)前期比(%)トータルパックプロデュース事業16,834△0.7メディカルサプライ事業--ライフケア事業--調剤薬局事業--合計16,834△0.7
(注) 金額は製造原価によっております。
b 受注実績当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称受注高(百万円)前期比(%)受注残高(百万円)前期比(%)トータルパックプロデュース事業132,702+6.221,288△4.6メディカルサプライ事業428,451+10.9--ライフケア事業36,099+7.5--調剤薬局事業32,719+7.3--合計629,972+9.521,288△4.6
(注) セグメント間の取引については、相殺消去しております。
c 仕入実績当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示しますと、次のとおりであります。
セグメントの名称金額(百万円)前期比(%)トータルパックプロデュース事業97,395+5.8メディカルサプライ事業405,402+11.1ライフケア事業6,644+18.8調剤薬局事業20,895+11.5合計530,338+10.2
(注) セグメント間の取引については、相殺消去しております。
d 販売実績当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称金額(百万円)前期比(%)トータルパックプロデュース事業133,717+9.7メディカルサプライ事業428,451+10.9ライフケア事業36,099+7.5調剤薬局事業32,719+7.3合計630,988+10.3
(注) 1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。
2.総販売実績に対する販売割合が10%以上の相手先はありません。

(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容a 経営成績の分析当連結会計年度における売上高は630,988百万円、売上総利益は65,607百万円、営業利益は24,535百万円、経常利益は25,215百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は13,789百万円となりました。
売上高の構成は、トータルパックプロデュース事業が133,717百万円で全体の21.2%、メディカルサプライ事業が428,451百万円で全体の67.9%、ライフケア事業が36,099百万円で全体の5.7%、調剤薬局事業が32,719百万円で全体の5.2%となりました。
また、営業利益につきましては、消去または全社費用控除前でトータルパックプロデュース事業が11,805百万円、メディカルサプライ事業が6,513百万円、ライフケア事業が2,606百万円、調剤薬局事業が3,530百万円となりました。
(セグメント別の内容につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要」の項目をご参照下さい。
)営業外損益につきましては、金融収支(受取利息配当金と支払利息の純額)が155百万円の収入、持分法による投資利益を725百万円計上しております。
特別損失につきましては、減損損失を2,689百万円計上しておりますが、これは連結子会社に係るのれんの未償却残高について減損損失を認識したことによるものであります。
b 財政状態の分析(流動資産)当連結会計年度末における流動資産の残高は、260,023百万円(前連結会計年度末残高は257,241百万円)となり、前連結会計年度末に比べ2,781百万円増加いたしました。
その主な要因は、「売掛金」が5,394百万円減少した一方、「現金及び預金」が4,232百万円、「短期貸付金」が966百万円、「電子記録債権」が855百万円増加したこと等によるものであります。
(固定資産)当連結会計年度末における固定資産の残高は、126,795百万円(前連結会計年度末残高は124,735百万円)となり、前連結会計年度末に比べ2,060百万円増加いたしました。
その主な要因は、「のれん」が1,747百万円、「建設仮勘定」が629百万円減少した一方、「投資有価証券」が3,989百万円、「長期貸付金」が2,657百万円増加したこと等によるものであります。
(流動負債)当連結会計年度末における流動負債の残高は、181,165百万円(前連結会計年度末残高は197,020百万円)となり、前連結会計年度末に比べ15,855百万円減少いたしました。
その主な要因は、「電子記録債務」が9,337百万円増加した一方、「1年内償還予定の新株予約権付社債」が25,016百万円、「短期借入金」が1,106百万円減少したこと等によるものであります。
(固定負債)当連結会計年度末における固定負債の残高は、63,438百万円(前連結会計年度末残高は53,842百万円)となり、前連結会計年度末に比べ9,596百万円増加いたしました。
その主な要因は、「長期借入金」が8,887百万円、「繰延税金負債」が873百万円増加したこと等によるものであります。
(純資産)当連結会計年度末における純資産は、142,216百万円(前連結会計年度末残高は131,115百万円)となり、前連結会計年度末に比べ11,100百万円増加いたしました。
その主な要因は、配当金の支払により「利益剰余金」が3,962百万円減少した一方、「親会社株主に帰属する当期純利益」により「利益剰余金」が13,789百万円、「その他有価証券評価差額金」が2,885百万円増加したこと等によるものであります。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報a キャッシュ・フローの分析キャッシュ・フローの分析は、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」の項目をご参照下さい。
b 資本の財源及び資金の流動性当社グループの資金運営は、事業活動にかかる運転資金については、営業キャッシュ・フローで獲得した資金を主な財源としておりますが、債権回収までに必要な資金については、銀行借入の他、連結会社間での資金融通を行う事で資金効率を高め、流動性を保持しております。
一方、設備資金、投資資金等の長期的な資金については、国内外で資金調達について、市場金利動向や為替動向、既存借入金の償還時期、あるいは株式市場動向、機関投資家動向、株主還元等を総合的に勘案し、長期借入金による安定的な資金確保を主としつつ、社債の発行、株式市場からの調達も含め、低コストで調達しつつ安定的な財務基盤を維持できる方法を柔軟に検討・選択してまいります。
なお、当社の持続的成長に向けた資金需要に対し、機動的かつ安定的な資金調達手段を確保するとともに、財務基盤の一層の安定を図ることを目的として、2020年4月30日にコミットメントライン契約を締結しております。
c 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標当社グループは、売上高及び営業利益を重要な経営指標として位置付けており、2025年3月期を最終年度とする中期経営計画における経営目標として、2025年3月期において、中期経営計画で策定した計画を上回る、売上高640,000百万円、営業利益26,000百万円を見込んでおります。
2024年3月期(当連結会計年度)2025年3月期2025年3月期 (計画)(実績)(計画比)(%)(計画)(予想)売上高(百万円)600,000630,988105.2630,000640,000営業利益(百万円)24,00024,535102.226,00026,000 d 今後の事業戦略と財政状態及び経営成績への影響についてトータルパックプロデュース事業につきましては、大学病院を始めとした地域中核病院における新築移転・増改築の中長期的なニーズに的確に対応していくとともに、海外、特に新興国において高度化する医療ニーズに応えるためのノウハウを蓄積してまいります。
また、メーカー系子会社による新製品開発や新システムの構築を進めて、さらなる経営資源の有効活用を進めてまいります。
メディカルサプライ事業につきましては、SPDシステムや専門領域の特定診療材料の取り扱い拡大による棚卸資産の増加、適正な在庫管理を行うとともに、償還価格改定に備えた販売価格と仕入価格交渉を継続して、安定した収益の確保を進めてまいります。
ライフケア事業につきましては、社員教育を徹底し入居率・利用率向上に注力するとともに、施設の効果的な新規開設を実践してまいります。
調剤薬局事業につきましては、訪問調剤などによる既存店舗の運営効率化を図るとともに、新店舗開発による取り扱い数量を確保し、仕入効率化を図ってまいります。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。
この連結財務諸表の作成にあたって、当連結会計年度末における資産、負債の報告金額及び収益、費用の報告金額に影響を与える見積り、判断及び仮定を使用することが必要となります。
当社グループの経営陣は連結財務諸表作成の基礎となる見積り、判断及び仮定を過去の経験や状況に応じ合理的と判断される入手可能な情報により継続的に検証し、意思決定を行っております。
しかしながら、これらの見積り、判断及び仮定は不確実性を伴うため、実際の結果と異なる場合があります。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。
経営上の重要な契約等 5 【経営上の重要な契約等】
該当事項はありません。
研究開発活動 6 【研究開発活動】
当社グループは、常に顧客に基づく課題解決を捉えて積極的に製品開発を行っております。
そのためユーザーである医療現場から問題点の情報収集を行い、これに対応する製品開発を行っております。
また、経営効率面から現状調査・分析による課題対策等の提案を行っております。
当連結会計年度における主な研究開発は、トータルパックプロデュース事業における使い易さと安全性を追求した高機能医療設備機器、リハビリ機器及び特殊浴槽の開発であり、その研究開発費の金額は393百万円であります。
また、メディカルサプライ事業に係る整形外科分野での自社製品の開発による研究開発費の金額は25百万円であります。
設備投資等の概要 1 【設備投資等の概要】
当連結会計年度においては、トータルパックプロデュース事業における貸与資産の取得にかかる投資を中心に3,590百万円の設備投資を行いました。
セグメントごとの設備投資の概要は、次のとおりであります。
① トータルパックプロデュース事業貸与資産の取得にかかる投資を中心に、2,169百万円の設備投資を行いました。
② メディカルサプライ事業倉庫の充実を目的とした投資を中心に、409百万円の設備投資を行いました。
③ ライフケア事業食事提供サービスにおける施設建築にかかる投資を中心に、391百万円の設備投資を行いました。
④ 調剤薬局事業新規店舗開設にかかる投資を中心に、440百万円の設備投資を行いました。
主要な設備の状況 2 【主要な設備の状況】
(1) 国内子会社2024年3月31日現在会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(名)建物及び構築物土地(面積㎡)賃貸不動産(面積㎡)その他合計グリーンホスピタルサプライ㈱本社(大阪府 吹田市)トータルパックプロデュース事業メディカルサプライ事業事務所倉庫354-(-)289(-)64708169賃貸ビル4件他(東京都 世田谷区他)トータルパックプロデュース事業事務所他
(注)162,915(2,051)800(1,404)13,72337セイコーメディカル㈱本社他(和歌山県 和歌山市他)メディカルサプライ事業事務所倉庫207420(6,040)-(-)47674161㈱セントラルユニ本社他(東京都 千代田区他)トータルパックプロデュース事業事務所医療機器製品等の生産設備5011,706(28,337)-(-)1042,312183酒井医療㈱本社他(千葉県 白井市他)トータルパックプロデュース事業事務所医療機器製品等の生産設備241738(39,849)30(1,196)1431,155294㈱北大阪地所病院2件(大阪府 茨木市他)トータルパックプロデュース事業病院4-(-)5,163(12,556)05,168-㈱アゴラジャパン病院1件他(大阪府 茨木市他)トータルパックプロデュース事業病院他--(-)2,546(9,751)-2,546-大阪重粒子線施設管理㈱施設建物他(大阪市 中央区)トータルパックプロデュース事業医療建物装置医療機器3,884-(-)-(-)2,5406,4244キングラン㈱本社他(東京都 千代田区他)トータルパックプロデュース事業事務所他
(注)1496651(12,692)-(-)1681,31657キングラン・メディケア㈱本社他(東京都 千代田区他)トータルパックプロデュース事業事務所貸与資産他181227(10,614)-(-)2,3172,726186小西医療器㈱大阪ソリューションセンター他(大阪府 門真市他)メディカルサプライ事業倉庫事務所他2,9683,365(27,428)360(276)1,1247,819681 会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(名)建物及び構築物土地(面積㎡)賃貸不動産(面積㎡)その他合計グリーンライフ㈱ウエルハウス千里中央他28施設(大阪府 豊中市他)ライフケア事業介護付有料老人ホーム
(注)15,1773,671(33,467)-(-)6499,497712グリーンライフ東日本㈱シーハーツ柏の葉他38施設(千葉県 柏市他)ライフケア事業介護付有料老人ホーム他818342(18,604)-(-)1621,323542グリーンファーマシー㈱ひまわり薬局高槻店他34店舗(大阪府 高槻市他)調剤薬局事業事務所調剤薬局378460(1,106)-(-)1671,006158シップヘルスケアファーマシー東日本㈱泉中央調剤薬局他84店舗(仙台市 泉区他)調剤薬局事業事務所調剤薬局678378(7,479)0(-)2821,339500グリーンライフ仙台(仙台市 太白区)ライフケア事業介護付有料老人ホーム他39-(-)-(-)948125
(注) 1.当該設備の一部は国内子会社に賃貸しているものであります。
2.帳簿価額のうち「その他」は、機械装置、車両運搬具、工具、器具及び備品、貸与資産、リース資産、建設仮勘定であります。
3.帳簿価額のうち「賃貸不動産」の( )内書であります面積は、賃貸不動産に含まれる賃貸用土地に関する面積であります。
4.遊休資産を含んでおります。
5.上記の他、リース契約による主な賃借設備は、次のとおりであります。
会社名セグメントの名称設備の内容リース期間年間リース料(百万円)リース契約残高(百万円)グリーンライフ㈱ライフケア事業建物及び構築物(3施設)20年8284グリーンライフ東日本㈱ライフケア事業建物及び構築物(12施設)18~30年3741,027
(2) 在外子会社2024年3月31日現在会社名事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(百万円)従業員数(名)建物及び構築物土地(面積㎡)賃貸不動産(面積㎡)その他合計SHIP AICHIMEDICALSERVICE, LTD.病院(バングラ デシュ国 ダッカ市)トータルパックプロデュース事業病院建物医療機器2,6751,372(6,675)-(-)1,0215,069456
(注) 1.帳簿価額のうち「その他」は、車両運搬具、工具、器具及び備品、建設仮勘定であります。
2.帳簿価額のうち「賃貸不動産」の( )内書であります面積は、賃貸不動産に含まれる賃貸用土地に関する面積であります。
設備の新設、除却等の計画 3 【設備の新設、除却等の計画】
(1) 重要な設備の新設等該当事項はありません。

(2) 重要な設備の除却等該当事項はありません。
研究開発費、研究開発活動25,000,000
設備投資額、設備投資等の概要440,000,000

Employees

平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況44
平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況7
平均年間給与、提出会社の状況、従業員の状況7,747,000

Investment

株式の保有状況 (5) 【株式の保有状況】
① 投資株式の区分の基準及び考え方当社は、保有目的が純投資目的である投資株式と純投資目的以外の目的である投資株式の区分について、主に配当の受領及びキャピタルゲインにより利益を得ることを目的として保有する株式を純投資目的である投資株式として区分し、それ以外の株式を純投資目的以外の目的である投資株式に区分しております。
② 提出会社における株式の保有状況当社及び連結子会社のうち、投資株式の貸借対照表計上額(投資株式計上額)が最も大きい会社(最大保有会社)である提出会社については以下のとおりであります。
a 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式イ 保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容当社は、取引先等との間の事業上の関係を維持・強化することにより、中長期的な企業価値を向上させることを目的として、取引先等である上場会社の株式を保有することがあります。
政策保有に関しては、(1)価格下落リスクをはじめとする保有に伴うリスク
(2)事業上の関係の維持・強化により見込まれるリターン(3)当社の資本政策の基本的な考え方との合致等、経済合理性や将来の見通しを勘案して判断いたします。
また、当社の株式を政策保有株式として保有している会社(政策保有株主)からその株式の売却等の意向が示された場合には、原則、その意向を尊重いたします。
議決権行使については、当社と取引先双方の持続的成長と中長期的な企業価値の向上に資することを基本に、議案が当社の保有方針に適合するとともに、取引先の効率かつ健全な経営に役立ち、企業価値の向上を期待できるかどうかを総合的に判断いたします。
ロ 銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式61,790非上場株式以外の株式37,779 (当事業年度において株式数が増加した銘柄)該当事項はありません。
(当事業年度において株式数が減少した銘柄)該当事項はありません。
ハ 特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報 特定投資株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)㈱ソフトウェア・サービス560,000560,000(保有目的) 安定的取引関係の構築・強化のため(定量的な保有効果)(注)2無7,2014,984ヘルスケア&メディカル投資法人4,0004,000(保有目的) 安定的取引関係の構築・強化のため(定量的な保有効果)(注)2無537655㈱サンウェルズ15,00015,000(保有目的) 安定的取引関係の構築・強化のため(定量的な保有効果)(注)2無4138
(注)1.みなし保有株式については、該当事項はありません。
2.定量的な保有効果の記載が困難でありますが、保有の合理性につきましては、当事業年度末日において個々の銘柄ごとの政策保有における経済合理性や将来の見通しを勘案し検証しております。
③ 小西医療器株式会社における株式の保有状況当社及び連結子会社のうち、投資株式の貸借対照表計上額(投資株式計上額)が最大保有会社の次に大きい会社小西医療器株式会社については以下のとおりであります。
a 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式イ 保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容当社は、取引先等との間の事業上の関係を維持・強化することにより、中長期的な企業価値を向上させることを目的として、取引先等である上場会社の株式を保有することがあります。
政策保有に関しては、(1)価格下落リスクをはじめとする保有に伴うリスク
(2)事業上の関係の維持・強化により見込まれるリターン(3)当社の資本政策の基本的な考え方との合致等、経済合理性や将来の見通しを勘案して判断いたします。
また、当社の株式を政策保有株式として保有している会社(政策保有株主)からその株式の売却等の意向が示された場合には、原則、その意向を尊重いたします。
議決権行使については、当社と取引先双方の持続的成長と中長期的な企業価値の向上に資することを基本に、議案が当社の保有方針に適合するとともに、取引先の効率かつ健全な経営に役立ち、企業価値の向上を期待できるかどうかを総合的に判断いたします。
ロ 銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(百万円)非上場株式328非上場株式以外の株式53,860 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円)株式数の増加の理由非上場株式---非上場株式以外の株式23取引先持株会を通じた株式の取得 (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)非上場株式--非上場株式以外の株式2284 ハ 特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報 特定投資株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(百万円)貸借対照表計上額(百万円)テルモ㈱1,343,800671,900(保有目的) 安定的取引関係の構築・強化のため(定量的な保有効果)(注)2無3,6672,401オリンパス㈱51,81051,114(保有目的) 安定的取引関係の構築・強化のため(定量的な保有効果)(注)2(株式数が増加した理由) 取引先持株会を通じた株式の取得無114118小林製薬㈱12,83912,533(保有目的) 安定的取引関係の構築・強化のため(定量的な保有効果)(注)2(株式数が増加した理由) 取引先持株会を通じた株式の取得無65101レンゴー㈱5,9295,929(保有目的) 安定的取引関係の構築・強化のため(定量的な保有効果)(注)2無65エスペック㈱2,2002,200(保有目的) 安定的取引関係の構築・強化のため(定量的な保有効果)(注)2無64㈱みずほフィナンシャルグループ-95,689安定的取引関係の構築・強化のために保有しておりましたが、保有の合理性を検証した結果、当事業年度に全株式を売却しております。
無-179㈱T&Dホールディングス-600安定的取引関係の構築・強化のために保有しておりましたが、保有の合理性を検証した結果、当事業年度に全株式を売却しております。
無-0
(注)1.みなし保有株式については、該当事項はありません。
2.定量的な保有効果の記載が困難でありますが、保有の合理性につきましては、当事業年度末日において個々の銘柄ごとの政策保有における経済合理性や将来の見通しを勘案し検証しております。
3.テルモ㈱につきましては、2024年3月31日を基準日として1株につき2株の割合で株式分割を行っており、当事業年度については分割後の株式数を記載しております。
銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社6
貸借対照表計上額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社1,790,000,000
銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社3
貸借対照表計上額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社7,779,000,000
株式数、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社15,000
貸借対照表計上額、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社41,000,000
銘柄、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社㈱サンウェルズ
保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社(保有目的) 安定的取引関係の構築・強化のため(定量的な保有効果)(注)2
当該株式の発行者による提出会社の株式の保有の有無、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社

Shareholders

大株主の状況 (6) 【大株主の状況】
2024年3月31日現在
氏名又は名称住所所有株式数(株)発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)
日本マスタートラスト信託銀行株式会社東京都港区赤坂1-8-111,927,80012.64
株式会社日本カストディ銀行東京都中央区晴海1-8-1210,017,20010.62
株式会社コッコー大阪府吹田市桃山台3-29-67,977,8008.45
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) P.O.BOX 351 BOSTON MASSACHUSETTS 02101 U.S.A.(東京都港区港南2-15-1) 5,807,3326.15
NORTHERN TRUST CO.(常任代理人 香港上海銀行東京支店)50 BANK STREET CANARY WHARF LONDON E14 5NT,UK(東京都中央区日本橋3-11-1) 4,329,9174.59

JP MORGAN CHASE BANK(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) 270 PARK AVENUE, NEW YORK, NY 10017, UNITED STATES OF AMERICA(東京都港区港南2-15-1) 3,693,3003.91
GOVERNMENT OF NORWAY(常任代理人 シティバンク、 エヌ・エイ東京支店)BANKPLASSEN 2, 0107 OSLO 1 OSLO 0107 NO(東京都新宿区新宿6-27-30)2,912,1013.09
春日興産合同会社大阪府吹田市桃山台3-29-62,800,0002.97
JP MORGAN CHASE BANK(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)25 BANK STREET, CANARY WHARF, LONDON, E14 5JP, UNITED KINGDOM(東京都港区港南2-15-1)2,600,3342.76
全国共済農業協同組合連合会東京都千代田区平河町2-7-92,534,0002.69
計―54,599,78457.87
(注)1.
日本マスタートラスト信託銀行株式会社の所有株式のうち、信託業務に係る株式数は11,816,700株であり、その内訳は、投資信託4,680,400株、年金信託511,900株、その他信託6,624,400株であります。2.
株式会社日本カストディ銀行の所有株式数のうち、信託業務に係る株式数は8,736,700株であり、その内訳は、投資信託5,336,100株、年金信託680,700株、その他信託2,719,900株であります。3.公衆の縦覧に供されている大量保有報告書において、次の通り株式を保有している旨が記載されているものの、2024年3月31日現在における当該法人名義の実質所有株式数の確認ができませんので、上記「大株主の状況」では考慮しておりません。なお、当社は2021年4月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っておりますが、株式分割日以前に提出された大量保有報告書については、当該株式分割前の実際の保有株券等の数を記載しております。大量保有報告書提出日
氏名又は名称保有株券等の数(株)株券等保有割合(%)2024年2月22日エフエムアール エルエルシー5,256,9045.172024年2月21日三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社他1社5,304,3005.222023年12月21日シュローダー・インベストメント・マネジメント株式会社3,685,1003.622023年12月5日野村證券株式会社他2名2,882,6632.842023年3月6日株式会社三菱UFJ銀行他3名4,399,5824.332020年1月22日アセットマネジメントOne株式会社2,111,8004.15
株主数-金融機関27
株主数-金融商品取引業者26
株主数-外国法人等-個人1
連結株主資本等変動計算書 ③ 【連結株主資本等変動計算書】
 前連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) (単位:百万円) 株主資本資本金資本剰余金利益剰余金自己株式株主資本合計当期首残高15,55323,90891,964△15,526115,899当期変動額 剰余金の配当 △3,868 △3,868親会社株主に帰属する当期純利益 12,063 12,063自己株式の取得 △0△0連結範囲の変動 -連結子会社株式の取得による持分の増減 △375 △375連結子会社の増資による持分の増減 -株主資本以外の項目の当期変動額(純額) 当期変動額合計-△3758,194△07,819当期末残高15,55323,533100,158△15,526123,718 その他の包括利益累計額非支配株主持分純資産合計その他有価証券評価差額金繰延ヘッジ損益為替換算調整勘定退職給付に係る調整累計額その他の包括利益累計額合計当期首残高1,5031842442,3904,028122,318当期変動額 剰余金の配当 △3,868親会社株主に帰属する当期純利益 12,063自己株式の取得 △0連結範囲の変動 -連結子会社株式の取得による持分の増減 △375連結子会社の増資による持分の増減 -株主資本以外の項目の当期変動額(純額)1,4750463△111,928△951977当期変動額合計1,4750463△111,928△9518,796当期末残高2,97811,305324,3193,077131,115  当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) (単位:百万円) 株主資本資本金資本剰余金利益剰余金自己株式株主資本合計当期首残高15,55323,533100,158△15,526123,718当期変動額 剰余金の配当 △3,962 △3,962親会社株主に帰属する当期純利益 13,789 13,789自己株式の取得 -連結範囲の変動 137 137連結子会社株式の取得による持分の増減 -連結子会社の増資による持分の増減 △85 △85株主資本以外の項目の当期変動額(純額) 当期変動額合計-529,826-9,878当期末残高15,55323,585109,985△15,526133,597 その他の包括利益累計額非支配株主持分純資産合計その他有価証券評価差額金繰延ヘッジ損益為替換算調整勘定退職給付に係る調整累計額その他の包括利益累計額合計当期首残高2,97811,305324,3193,077131,115当期変動額 剰余金の配当 △3,962親会社株主に帰属する当期純利益 13,789自己株式の取得 -連結範囲の変動 137連結子会社株式の取得による持分の増減 -連結子会社の増資による持分の増減 △85株主資本以外の項目の当期変動額(純額)2,8850△1,348621,600△3781,221当期変動額合計2,8850△1,348621,600△37811,100当期末残高5,8632△42955,9192,699142,216
株主数-外国法人等-個人以外244
株主数-個人その他3,335
株主数-その他の法人51
株主数-計3,684
氏名又は名称、大株主の状況全国共済農業協同組合連合会
株主総利回り1
株主総会決議による取得の状況 (1) 【株主総会決議による取得の状況】
該当事項はありません。
株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容 (3) 【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】
該当事項はありません。

Shareholders2

発行済株式及び自己株式に関する注記 1.発行済株式に関する事項株式の種類当連結会計年度期首増加減少当連結会計年度末普通株式(株)101,669,400--101,669,400 2.自己株式に関する事項株式の種類当連結会計年度期首増加減少当連結会計年度末普通株式(株)7,319,175--7,319,175

Audit

監査法人1、連結有限責任 あずさ監査法人
独立監査人の報告書、連結 独立監査人の監査報告書及び内部統制監査報告書 2024年6月27日シップヘルスケアホールディングス株式会社取締役会 御中有限責任 あずさ監査法人 大阪事務所 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士俣  野  広  行 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士城  戸  達  哉 <連結財務諸表監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられているシップヘルスケアホールディングス株式会社の2023年4月1日から2024年3月31日までの連結会計年度の連結財務諸表、すなわち、連結貸借対照表、連結損益計算書、連結包括利益計算書、連結株主資本等変動計算書、連結キャッシュ・フロー計算書、連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項、その他の注記及び連結附属明細表について監査を行った。
当監査法人は、上記の連結財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、シップヘルスケアホールディングス株式会社及び連結子会社の2024年3月31日現在の財政状態並びに同日をもって終了する連結会計年度の経営成績及びキャッシュ・フローの状況を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。
監査の基準における当監査法人の責任は、「連結財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。
当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
バングラデシュにおける病院の固定資産の減損損失の認識の要否に関する判断の妥当性監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応シップヘルスケアホールディングス株式会社の2024年3月31日に終了する連結会計年度の連結貸借対照表において、有形固定資産63,305百万円及び無形固定資産14,088百万円が計上されている。
注記事項(重要な会計上の見積り)に記載されているとおり、このうち5,074百万円は、トータルパックプロデュース事業に属するSHIP AICHI MEDICAL SERVICE, LTD.が運営するバングラデシュの病院、Ship International Hospitalの建物、土地、医療機器等に関するものであり、当該金額は連結総資産の1.3%を占めている。
これらの固定資産は規則的に減価償却されるが、減損の兆候があると認められる場合には、資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額と帳簿価額を比較することによって、減損損失の認識の要否を判定する必要がある。
判定の結果、減損損失の認識が必要と判定された場合、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、帳簿価額の減少額は減損損失として認識される。
当該病院は、2022年6月に本格的に開院したものの、当初の想定どおりに入院及び外来患者数が増加していないことから、営業黒字化が遅れており、減損の兆候が認められている。
このため、当連結会計年度において減損損失の認識の要否の判定が行われているが、見積もられた割引前将来キャッシュ・フローの総額が資産の帳簿価額を上回ったことから、減損損失の認識は不要と判断されている。
当該判定に用いられる将来キャッシュ・フローは、経営者が作成した当該病院の中期事業計画を基礎として、一定の成長率を仮定して見積もられており、将来の入院及び外来患者数の増加を含む売上高の成長に係る不確実性が高い仮定が使用されている。
これらに係る経営者による判断が将来キャッシュ・フローの見積りに重要な影響を及ぼす。
以上から、当監査法人は、バングラデシュにおける病院の固定資産の減損損失の認識の要否に関する判断の妥当性が、当連結会計年度の連結財務諸表監査において特に重要であり、監査上の主要な検討事項に該当すると判断した。
当監査法人は、バングラデシュにおける病院の固定資産の減損損失の認識の要否に関する判断の妥当性を評価するため、主に以下の手続を実施した。
(1) 内部統制の評価減損損失の認識の要否の判定に関連する内部統制の整備状況及び運用状況の有効性を評価した。

(2) 将来キャッシュ・フローの見積りが適切かどうかの評価将来キャッシュ・フローの見積りの基礎となる当該病院の中期事業計画に含まれる主要な仮定の適切性を評価するため、その根拠について、トータルパックプロデュース事業の責任者、及び当該病院事業の責任者に対して質問するとともに、主に以下の手続を実施した。
・当該病院の将来の入院及び外来患者数の増加を含む売上高の成長に関する仮定について、次の手続を実施した。
・当該病院の入院及び外来患者数の将来の増加を含む売上高の予測について、当該病院の過去の実績、及びバングラデシュにおける類似の病院の実績と比較し、その適切性を評価した。
当該病院、及びバングラデシュの類似の病院については、当監査法人が視察を行い、各病院の規模や運営実績等に関する情報を入手した。
・長期的な売上高の成長率については、外部機関が公表するバングラデシュの人口増加予測、及びインフレ率の予測数値と比較し、その適切性を評価した。
・上記の手続の結果、事業計画に一定の不確実性を織り込んだ場合の将来キャッシュ・フローを独自に見積った。
そのうえで、減損損失の認識の要否の判定に与える影響について検討した。
その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。
経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。
また、監査役及び監査役会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。
連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。
その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。
連結財務諸表に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して連結財務諸表を作成し適正に表示することにある。
これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない連結財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
連結財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき連結財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。
監査役及び監査役会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
連結財務諸表監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての連結財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から連結財務諸表に対する意見を表明することにある。
虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、連結財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。
また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。
監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。
さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。
・連結財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。
・経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。
・経営者が継続企業を前提として連結財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。
継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において連結財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する連結財務諸表の注記事項が適切でない場合は、連結財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。
監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。
・連結財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた連結財務諸表の表示、構成及び内容、並びに連結財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。
・連結財務諸表に対する意見を表明するために、会社及び連結子会社の財務情報に関する十分かつ適切な監査証拠を入手する。
監査人は、連結財務諸表の監査に関する指示、監督及び実施に関して責任がある。
監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会と協議した事項のうち、当連結会計年度の連結財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。
ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。
<内部統制監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第2項の規定に基づく監査証明を行うため、シップヘルスケアホールディングス株式会社の2024年3月31日現在の内部統制報告書について監査を行った。
当監査法人は、シップヘルスケアホールディングス株式会社が2024年3月31日現在の財務報告に係る内部統制は有効であると表示した上記の内部統制報告書が、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して、財務報告に係る内部統制の評価結果について、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に準拠して内部統制監査を行った。
財務報告に係る内部統制の監査の基準における当監査法人の責任は、「内部統制監査における監査人の責任」に記載されている。
当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
内部統制報告書に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任経営者の責任は、財務報告に係る内部統制を整備及び運用し、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して内部統制報告書を作成し適正に表示することにある。
監査役及び監査役会の責任は、財務報告に係る内部統制の整備及び運用状況を監視、検証することにある。
なお、財務報告に係る内部統制により財務報告の虚偽の記載を完全には防止又は発見することができない可能性がある。
内部統制監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した内部統制監査に基づいて、内部統制報告書に重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、内部統制監査報告書において独立の立場から内部統制報告書に対する意見を表明することにある。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果について監査証拠を入手するための監査手続を実施する。
内部統制監査の監査手続は、監査人の判断により、財務報告の信頼性に及ぼす影響の重要性に基づいて選択及び適用される。
・財務報告に係る内部統制の評価範囲、評価手続及び評価結果について経営者が行った記載を含め、全体としての内部統制報告書の表示を検討する。
・内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果に関する十分かつ適切な監査証拠を入手する。
監査人は、内部統制報告書の監査に関する指示、監督及び実施に関して責任がある。
監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した内部統制監査の範囲とその実施時期、内部統制監査の実施結果、識別した内部統制の開示すべき重要な不備、その是正結果、及び内部統制の監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。
<報酬関連情報>当監査法人及び当監査法人と同一のネットワークに属する者に対する、会社及び子会社の監査証明業務に基づく報酬及び非監査業務に基づく報酬の額は、「提出会社の状況」に含まれるコーポレート・ガバナンスの状況等 (3)【監査の状況】
に記載されている。
利害関係会社及び連結子会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以 上
(注)1.上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しております。
2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。
 
監査上の主要な検討事項、連結 監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
バングラデシュにおける病院の固定資産の減損損失の認識の要否に関する判断の妥当性監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応シップヘルスケアホールディングス株式会社の2024年3月31日に終了する連結会計年度の連結貸借対照表において、有形固定資産63,305百万円及び無形固定資産14,088百万円が計上されている。
注記事項(重要な会計上の見積り)に記載されているとおり、このうち5,074百万円は、トータルパックプロデュース事業に属するSHIP AICHI MEDICAL SERVICE, LTD.が運営するバングラデシュの病院、Ship International Hospitalの建物、土地、医療機器等に関するものであり、当該金額は連結総資産の1.3%を占めている。
これらの固定資産は規則的に減価償却されるが、減損の兆候があると認められる場合には、資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額と帳簿価額を比較することによって、減損損失の認識の要否を判定する必要がある。
判定の結果、減損損失の認識が必要と判定された場合、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、帳簿価額の減少額は減損損失として認識される。
当該病院は、2022年6月に本格的に開院したものの、当初の想定どおりに入院及び外来患者数が増加していないことから、営業黒字化が遅れており、減損の兆候が認められている。
このため、当連結会計年度において減損損失の認識の要否の判定が行われているが、見積もられた割引前将来キャッシュ・フローの総額が資産の帳簿価額を上回ったことから、減損損失の認識は不要と判断されている。
当該判定に用いられる将来キャッシュ・フローは、経営者が作成した当該病院の中期事業計画を基礎として、一定の成長率を仮定して見積もられており、将来の入院及び外来患者数の増加を含む売上高の成長に係る不確実性が高い仮定が使用されている。
これらに係る経営者による判断が将来キャッシュ・フローの見積りに重要な影響を及ぼす。
以上から、当監査法人は、バングラデシュにおける病院の固定資産の減損損失の認識の要否に関する判断の妥当性が、当連結会計年度の連結財務諸表監査において特に重要であり、監査上の主要な検討事項に該当すると判断した。
当監査法人は、バングラデシュにおける病院の固定資産の減損損失の認識の要否に関する判断の妥当性を評価するため、主に以下の手続を実施した。
(1) 内部統制の評価減損損失の認識の要否の判定に関連する内部統制の整備状況及び運用状況の有効性を評価した。

(2) 将来キャッシュ・フローの見積りが適切かどうかの評価将来キャッシュ・フローの見積りの基礎となる当該病院の中期事業計画に含まれる主要な仮定の適切性を評価するため、その根拠について、トータルパックプロデュース事業の責任者、及び当該病院事業の責任者に対して質問するとともに、主に以下の手続を実施した。
・当該病院の将来の入院及び外来患者数の増加を含む売上高の成長に関する仮定について、次の手続を実施した。
・当該病院の入院及び外来患者数の将来の増加を含む売上高の予測について、当該病院の過去の実績、及びバングラデシュにおける類似の病院の実績と比較し、その適切性を評価した。
当該病院、及びバングラデシュの類似の病院については、当監査法人が視察を行い、各病院の規模や運営実績等に関する情報を入手した。
・長期的な売上高の成長率については、外部機関が公表するバングラデシュの人口増加予測、及びインフレ率の予測数値と比較し、その適切性を評価した。
・上記の手続の結果、事業計画に一定の不確実性を織り込んだ場合の将来キャッシュ・フローを独自に見積った。
そのうえで、減損損失の認識の要否の判定に与える影響について検討した。
全体概要、監査上の主要な検討事項、連結 監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
見出し、監査上の主要な検討事項、連結バングラデシュにおける病院の固定資産の減損損失の認識の要否に関する判断の妥当性
内容及び理由、監査上の主要な検討事項、連結 シップヘルスケアホールディングス株式会社の2024年3月31日に終了する連結会計年度の連結貸借対照表において、有形固定資産63,305百万円及び無形固定資産14,088百万円が計上されている。
注記事項(重要な会計上の見積り)に記載されているとおり、このうち5,074百万円は、トータルパックプロデュース事業に属するSHIP AICHI MEDICAL SERVICE, LTD.が運営するバングラデシュの病院、Ship International Hospitalの建物、土地、医療機器等に関するものであり、当該金額は連結総資産の1.3%を占めている。
これらの固定資産は規則的に減価償却されるが、減損の兆候があると認められる場合には、資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額と帳簿価額を比較することによって、減損損失の認識の要否を判定する必要がある。
判定の結果、減損損失の認識が必要と判定された場合、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、帳簿価額の減少額は減損損失として認識される。
当該病院は、2022年6月に本格的に開院したものの、当初の想定どおりに入院及び外来患者数が増加していないことから、営業黒字化が遅れており、減損の兆候が認められている。
このため、当連結会計年度において減損損失の認識の要否の判定が行われているが、見積もられた割引前将来キャッシュ・フローの総額が資産の帳簿価額を上回ったことから、減損損失の認識は不要と判断されている。
当該判定に用いられる将来キャッシュ・フローは、経営者が作成した当該病院の中期事業計画を基礎として、一定の成長率を仮定して見積もられており、将来の入院及び外来患者数の増加を含む売上高の成長に係る不確実性が高い仮定が使用されている。
これらに係る経営者による判断が将来キャッシュ・フローの見積りに重要な影響を及ぼす。
以上から、当監査法人は、バングラデシュにおける病院の固定資産の減損損失の認識の要否に関する判断の妥当性が、当連結会計年度の連結財務諸表監査において特に重要であり、監査上の主要な検討事項に該当すると判断した。
開示への参照、監査上の主要な検討事項、連結注記事項(重要な会計上の見積り)
監査上の対応、監査上の主要な検討事項、連結 当監査法人は、バングラデシュにおける病院の固定資産の減損損失の認識の要否に関する判断の妥当性を評価するため、主に以下の手続を実施した。
(1) 内部統制の評価減損損失の認識の要否の判定に関連する内部統制の整備状況及び運用状況の有効性を評価した。

(2) 将来キャッシュ・フローの見積りが適切かどうかの評価将来キャッシュ・フローの見積りの基礎となる当該病院の中期事業計画に含まれる主要な仮定の適切性を評価するため、その根拠について、トータルパックプロデュース事業の責任者、及び当該病院事業の責任者に対して質問するとともに、主に以下の手続を実施した。
・当該病院の将来の入院及び外来患者数の増加を含む売上高の成長に関する仮定について、次の手続を実施した。
・当該病院の入院及び外来患者数の将来の増加を含む売上高の予測について、当該病院の過去の実績、及びバングラデシュにおける類似の病院の実績と比較し、その適切性を評価した。
当該病院、及びバングラデシュの類似の病院については、当監査法人が視察を行い、各病院の規模や運営実績等に関する情報を入手した。
・長期的な売上高の成長率については、外部機関が公表するバングラデシュの人口増加予測、及びインフレ率の予測数値と比較し、その適切性を評価した。
・上記の手続の結果、事業計画に一定の不確実性を織り込んだ場合の将来キャッシュ・フローを独自に見積った。
そのうえで、減損損失の認識の要否の判定に与える影響について検討した。
その他の記載内容、連結 その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。
経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。
また、監査役及び監査役会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。
連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。
その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。
報酬関連情報、連結 <報酬関連情報>当監査法人及び当監査法人と同一のネットワークに属する者に対する、会社及び子会社の監査証明業務に基づく報酬及び非監査業務に基づく報酬の額は、「提出会社の状況」に含まれるコーポレート・ガバナンスの状況等 (3)【監査の状況】
に記載されている。

Audit1

監査法人1、個別有限責任 あずさ監査法人
独立監査人の報告書、個別 独立監査人の監査報告書  2024年6月27日シップヘルスケアホールディングス株式会社取締役会 御中有限責任 あずさ監査法人 大阪事務所 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士俣  野  広  行 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士城  戸  達  哉 <財務諸表監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられているシップヘルスケアホールディングス株式会社の2023年4月1日から2024年3月31日までの第32期事業年度の財務諸表、すなわち、貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、重要な会計方針、その他の注記及び附属明細表について監査を行った。
当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、シップヘルスケアホールディングス株式会社の2024年3月31日現在の財政状態及び同日をもって終了する事業年度の経営成績を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
 監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。
監査の基準における当監査法人の責任は、「財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。
当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
 監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
当監査法人は、監査報告書において報告すべき監査上の主要な検討事項はないと判断している。
その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。
経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。
また、監査役及び監査役会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。
財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。
その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。
財務諸表に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して財務諸表を作成し適正に表示することにある。
これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。
監査役及び監査役会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
 財務諸表監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から財務諸表に対する意見を表明することにある。
虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。
また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。
監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。
さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。
・財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。
・経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。
・経営者が継続企業を前提として財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。
継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する財務諸表の注記事項が適切でない場合は、財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。
監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。
・財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた財務諸表の表示、構成及び内容、並びに財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会と協議した事項のうち、当事業年度の財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。
ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。
<報酬関連情報>報酬関連情報は、連結財務諸表の監査報告書に記載されている。
利害関係会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以 上
(注)1.上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しております。
2.XBRLデータは監査の対象には含まれておりません。
監査上の主要な検討事項、個別 監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
当監査法人は、監査報告書において報告すべき監査上の主要な検討事項はないと判断している。
全体概要、監査上の主要な検討事項、個別 監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。
監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
当監査法人は、監査報告書において報告すべき監査上の主要な検討事項はないと判断している。
その他の記載内容、個別 その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。
経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。
また、監査役及び監査役会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。
財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。
その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。
報酬関連情報、個別 <報酬関連情報>報酬関連情報は、連結財務諸表の監査報告書に記載されている。

BS資産

電子記録債権、流動資産6,230,000,000
商品及び製品21,032,000,000
仕掛品3,763,000,000
原材料及び貯蔵品1,979,000,000