財務諸表

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提出書類、表紙有価証券報告書
提出日、表紙2024-03-28
英訳名、表紙FUJI JAPAN CO.LTD.
代表者の役職氏名、表紙代表取締役  佐々木 忠幸
本店の所在の場所、表紙札幌市中央区大通東四丁目4番地18
電話番号、本店の所在の場所、表紙011-209-2005(代表)
様式、DEI第三号様式
会計基準、DEIJapan GAAP
当会計期間の種類、DEIFY

corp

沿革 2【沿革】
年月概要2005年3月外壁リフォーム工事の施工並びに販売を目的として、株式会社FLCジャパンを資本金10,000千円で札幌市白石区に設立するとともに同所に札幌支店と、道東支店を北海道帯広市に開設2006年3月株式会社FUJIジャパンに社名変更2006年4月二級建築士事務所登録(現:北海道知事登録(石)第4326号)2006年7月建設業許可登録(現:北海道知事許可(一般-3)石第19219号)2008年1月仙台支店を仙台市若林区に開設2008年8月本社を札幌市白石区から札幌市中央区に移転2008年9月第三者割当増資により資本金を25,000千円に増資2010年2月建築関連資材の製造・卸会社として株式会社FUJIジャパン商事を設立(100%出資の子会社)2010年3月札幌物流センターを札幌市東区に開設2013年4月経営合理化のため株式会社FUJIジャパン商事を吸収合併2013年4月横浜支店を横浜市中区に開設2013年6月第三者割当増資により資本金を45,000千円に増資2015年7月関東物流センターを神奈川県藤沢市に開設2018年2月2018年12月道東支店を閉鎖し、札幌支店に統合公募増資により資本金を65,424千円に増資2018年12月2019年4月2020年1月2021年11月2022年2月2022年3月2022年4月2023年7月札幌証券取引所アンビシャス市場に株式を上場千葉支店を千葉市若葉区に開設埼玉支店をさいたま市大宮区に開設札幌証券取引所本則市場に市場変更北海道石狩市に石狩工場完成、札幌物流センターを集約し移転仙台物流センターを宮城県大崎市に開設、関東物流センターを閉鎖石狩工場で製造の新商品タイルパネル「サイディンガー」販売開始埼玉支店を閉鎖し、横浜支店に統合
事業の内容 3【事業の内容】
 当社は、企画提案から施工、メンテナンスまで一貫した、外壁リフォーム工事の販売並びに施工を目的とし北海道でスタートしました。主たる事業は外壁リフォーム工事であり、寒冷地である北海道で実績を積み上げ東北・関東まで事業エリアを拡げております。 また、外壁リフォーム工事以外にエクステリア及び水廻り等のリフォーム工事を行うその他リフォーム工事があります。 外壁リフォーム工事の際に使用する建材は、北海道石狩市に建設した自社工場で製造している、「タイルパネル」(注1)とOEM(注2)先製造会社と協力して開発した当社オリジナルの外壁材・施工資材であります。これらの当社オリジナル外壁材・施工資材等は耐久性、耐熱性、防汚性等を備えており、外壁リフォーム工事で使用することに留まらず、当社が直接工務店等に卸販売する材料販売でも使用します。 当社の各事業の概要は、次のとおりであります。各事業区分は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一の区分であります。 <外壁リフォーム工事> 外壁リフォーム工事は、当社のオリジナル外壁材「ハッピーエンドシリーズ」を使った「重ね貼り」外壁リフォームの提案、施工、メンテナンスを行っております。 「ハッピーエンドシリーズ」の外壁材は耐久性、断熱性等の外壁材に求められる機能を追求したものとなっております。また施工に関しては、寒さの厳しい寒冷地において10年以上にわたる施工実績に裏付けされた技術力を有しております。 オリジナル外壁材の「タイルパネル」はタイル(注3)と金属サイディング(注4)を一体化した外壁材であり、主に石英などの石を原材料とし、耐久性・耐熱性・耐水性・耐候性・耐摩擦性に優れ、焼き物だけがもつ普遍的な機能を兼ね備えております。また、タイルを1枚1枚貼り合わせた重厚感のある趣の「乾式タイル」(注5)も取り揃えております。タイル以外にはガルバリウム鋼板(注6)という金属を使用した金属サイディングであり、その特性として、1.美観性、2.経済性、3.施工性、4.耐久性、5.耐震性、6.断熱性、7.防水性、8.防火性に優れている(注7)と言われております。その中でも、当社のオリジナル外壁材には、「フルフッ素樹脂塗装」(注8)を使用した耐久性を備え外観を永く保つことができる製品等があります。 また、当社の施工体制については、指定工事店に対する外注によって対応しております。当社が外注する指定工事店の開拓にあたっては、外壁リフォーム工事の施工実績や一定の技術水準、顧客満足度に対する高い意識など、当社が定める基準を満たした工事店に限定しており、2023年12月末現在、40社となっております。また、取引開始後も施工方法の改善、現場CS(顧客満足度)ルールの周知・徹底に取り組み、施工に関するお客様からのアンケート内容を指定工事店にフィードバックするなどサービス及び技術向上にも取り組んでおります。(注1) タイルパネルとは、製造ライン上で金属サイディングと同様の下地の断熱プレートにタイルをボンドで接着する工法で製造しております。下地の断熱プレートの効果で室内の温度を一定に保ち、耐食性も高まります。また、取り付けが容易で優れた施工性を発揮します。(注2) OEMとは、Original Equipment Manufacturerの略。納入先(委託者)商標による受託製造であります。(注3) タイルとは、石や粘土などを主原料にし、高温で焼いたものであります。(注4) 「金属サイディング」とは、柄付けされた金属板と断熱効果のある裏打材によって構成された外壁材であり、表面材には塗装ガルバリウム鋼板、塗装溶融亜鉛メッキ鋼板、アルミニウム合金塗装板、塗装ステンレス鋼板のいずれかの塗装金属板が使用されております。(注5) 「乾式タイル」とは、金属サイディングと同様の下地の断熱プレートにタイルをひっ掛けてボンドで接着する乾式工法で、タイルを一枚一枚手作業で貼り合せることにより、外壁全体が趣のある外観となります。下地の断熱プレートの効果で室内の温度を一定に保ち、耐食性も高まります。また取り付けが容易で優れた施工性を発揮します。(注6) 「ガルバリウム鋼板」とは、アルミ亜鉛合金メッキ鋼板(アルミニウム55%、亜鉛43.4%、シリコン1.6%)と言われ、米国での使用実績と促進試験結果からZ27亜鉛鉄板の3~6倍の耐久力と熱反射性が確認されております。(注7) これら特性は、日本金属サイディング工業会によります。(注8) 「フルフッ素樹脂塗装」とは、金属サイディングの「フルフッ素シリーズ」製品で使用しており、耐候性抜群の塗装原料、フッ素樹脂の含有量を極限の70%まで高めることで、外壁の耐久性が高まり自然劣化を軽減する塗装であります。  外壁リフォーム工事の営業方法としては、当社営業部が各支店において直販営業を行っております。当社のアポインターがお客様宅を一軒一軒戸別訪問し、訪問の趣旨を伝え商談時間の設定を行います。設定された日時にアポインターと共に地区責任者がお客様宅へお伺いし、材料説明と商談を行います。なお、材料説明と商談の際は、塗装などの従来の外壁メンテナンスとの違い、オリジナル外壁材の施工方法等を写真資料や材料サンプルを用いて、丁寧に解りやすく説明します。 その後、商談が成立となり外壁リフォーム工事を着工したタイミングで、施工現場を中心とした現場周辺の住宅に再度営業を行い、オリジナル外壁材の拡販を行ってまいります。 各支店は、このような現場作りを、現場周期や季節性などを考慮して行い、担当地区を周期的に網羅してまいります。 <その他リフォーム工事> その他リフォーム工事は、一般住宅に対して、外壁以外の塗装やエクステリア、内装工事などの総合的なリフォーム工事を行う事業であります。 既に外壁リフォーム工事を施工させていただいたお客様に対し、当社リフォーム推進担当者及び施工管理担当者が塗装やエクステリア、水廻りなどといったリフォーム工事を提案し、下請け工事店が施工しております。また工務店やハウスメーカーなどからリフォーム工事を請負い、一般住宅に施工する業務も行っております。 <材料販売> 材料販売は、当社がOEM先製造会社と協力して開発した当社オリジナルの外壁材・施工資材等を直接、工務店などの法人に対して卸販売をしております。 [事業系統図]
関係会社の状況 4【関係会社の状況】
 該当事項はありません。
従業員の状況 5【従業員の状況】
(1)提出会社の状況 2023年12月31日現在従業員数(人)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(円)52(-)38.98.03,989,622 セグメントの名称従業員数(人)外壁リフォーム工事30(-)その他リフォーム工事8(-)材料販売1(-)全社(共通)13(-)合計52(-) (注)1.従業員数は就業人員であり、使用人兼務役員3名を含んでおります。臨時雇用者数(パート従事者)は      (  )内に年間の平均人員を内数で記載しております。2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。3.全社(共通)は管理部門、石狩工場及び総合企画室の従業員であります。 (2)労働組合の状況 労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。 (3)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異 当社は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。(1)経営方針 当社は「ハッピーエンド創造企業」という基本方針を掲げ、住宅外壁リフォーム事業を2005年3月に北海道でスタートし、寒冷地で実績を積み上げ、本書提出日現在は東北・関東まで展開しております。 「ハッピーエンド創造企業」とは当社の住宅外壁リフォームというサービスを通して、お客様や取引先に喜んでいただくことで、関わるすべての皆様の幸せを目指すものであります。 また以下に記載する「満足」「絆」「誠意」を三つの柱とする、企業理念「お客様と最後まで歩んでいくために」を社員一人一人に浸透させております。「満足」 私たちは、確かな製品と高い施工技術で、お客様に心からお喜びいただける提案・設計・施工をいたします。「絆」 私たちは、お客さま、業者さま、すべての出会いに感謝し、永く続く「ご縁」となるように心がけていきます。「誠意」 私たちは、外壁リフォームに関わるすべての皆さまの最高の幸せを目指し、最後までお付き合いさせていただき ます。 (2)経営環境及び経営戦略 当社が属するリフォーム業界におきましては、政府による住宅リフォームの支援等により消費者の関心は高まってきているものの、円安等による建築資材・物価高騰のなかでの消費者マインドの低下、人手不足の深刻化など引き続き厳しい事業環境が続いております。 このような経営環境のなか、当社が持続的な成長を実現し、株主価値を高めていくためには、安心と信頼を重ね選ばれる企業として存続することが重要であり、当社は今後以下の3点に注力していきたいと考えております。 ①外壁総合メーカーとしての存在価値の向上 当社は従来からのOEM先製造会社と協力して開発したオリジナル外壁材の製造に加え、2022年度から自社工場による独自ブランド製品の製造を開始し商品バリエーションの充実に努めてまいりました。 製造から販売、施工、メンテナンスまで一貫して行う外壁総合メーカーとして「製品・施工・サービス」品質、顧客満足度、存在価値の向上に努めてまいりたいと考えております。 ②販売エリアの拡大 当事業年度末現在、当社は札幌市、仙台市、横浜市、千葉市にそれぞれ拠点を持っております。 今後の事業拡大を図るために、関東を中心とした販売エリアの拡大を目指してまいります。 関東での外壁リフォームは、塗装が一般的となっておりますが、耐久性や断熱性を備えたオリジナル外壁材を営業展開することで、当社の外壁リフォーム工事を関東にも広めてまいりたいと考えております。 ③人員の増強と人材育成 今後の成長戦略の実現とエリア拡大のためには、営業部の人員確保が必要となります。 当社では、2016年度以降、営業部を中心に高校新卒社員を、2019年度以降は大学新卒社員の採用を行い、今後の事業展開を見据えた人員の確保に努めております。 人材育成については、当社経営理念及び営業技術を浸透させることを主点とし、社員のコミュニケーション能力及びスキルを向上させるための社員研修を実施しております。また管理職社員については、人間力を高めるための社内・社外含めた教育機会を設け、将来を担える人材に成り得るよう指導してまいります。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、事業を継続・発展させていく上で、収益の源泉となる売上高、並びに経営に伴う通常のコストを差し引いたあとの収益性を判断するため、営業利益を重要視しております。 今後は、原材料の高騰が進む中、原価の更なる低減に取り組み、収益性の確保を図ってまいります。 (4)事業上及び財務上の対処すべき課題①タイルパネルの普及推進 自社独自ブランドのタイルパネル「サイディンガー」の販売普及にあたり、創業からの目的であるタイル材を外壁に使用することのメリットを訴求し販売拡大に努めることが重要であります。 ②関東ブロックにおける認知度向上 ターゲット先の割合が高い関東ブロックにおいて、当社がより一層の販路拡大を推し進めていくためには、塗装に替わる金属及びタイルを用いたパネル材を使用した「上張り工法」の外壁リフォームの認知度をより向上させることが重要であります。 ③リピートビジネスの強化 既存顧客及び新規顧客へ外壁工事以外の「屋根・水廻り・エクステリア・外構・設備工事」等のリフォームビジネスの強化に取り組みます。 生活需要に合わせた提案やメンテナンスを行うことにより、顧客とのコミュニケーションも高まり長期的に様々な受注を見込んでまいります。 ④人材の確保及び育成 当社の原動力となる人材をいかに継続的、安定的に雇用し定着させていくことが課題であると認識しております。 積極的な新卒及び中途採用の促進と既存社員のスキルアップを図るため、営業力やコミュニケーション能力、商品及び製品知識向上のための各種研修制度の充実に取り組み、お客様のニーズを汲み取り、的確な提案を行えることによって、お客様の信頼を得られると考えております。 ⑤自社独自製品の製造販売体制 自社独自ブランドのタイルパネル「サイディンガー」の製造にあたり、生産開始後の安定供給に努めるとともに、品質に優れ高級感に溢れた製品として広く受け入れられるよう販売活動を行ってまいります。 ⑥利益率の向上 資材の値上がりや供給遅れが見られる不安定な経済状況の中、原価管理の強化を図り利益の確保に努め、適切で効率的な業務を行ってまいります。 ⑦施工生産性の強化 施工現場における生産性を高めるためには、一定の施工基準を満たす指定工事店の選定と確保が重要な課題と認識しております。昨今、施工職人は人手不足のなか指定工事店との連携と、建設業の情報共有ネットワークを活用し新たな指定工事店の確保にも努めてまいります。 ⑧施工品質の向上 施工生産性の強化とともに、施工品質の向上も重要な課題として認識しております。当社では、外壁リフォーム工事の施工に10年間保証を付けております。施工水準の徹底による技術の向上や、施工後のお客様アンケート評価を指定工事店へフィードバックすることにより顧客満足度を高め、施工品質の向上に努めてまいります。また、アフターサービスについても迅速かつ誠実な対応を心掛けております。 ⑨安全性の向上 安全性の向上は最重要課題と認識しております。作業時における現場KY(危険予知活動)を組織的に再度、周知徹底することで、安全性の向上を図り現場で起こる事故の根絶を目指してまいります。また、自然災害に対する保全危機管理能力の対応意識を持ち緊急事態に備えてまいります。 ⑩経営管理機能の強化 経営の効率化を図るためには、全社的な内部統制システムの整備と運用、コーポレート・ガバナンス機能の強化が不可欠と考えております。この課題に対する施策としては、業務フローの精査に加え、内部監査の充実等に取り組むことで内部統制機能を高めてまいります。更にコーポレート・ガバナンス機能の強化として、意思決定の明確化、組織体制の更なる向上、内部監査及び監査役監査の充実と会計監査人との連携を図ってまいります。
事業等のリスク 3【事業等のリスク】
 当社の業務展開上のリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を記載しております。また、必ずしもリスク要因に該当しないと考えられる事項についても、投資家の投資判断上、有用であると考えられる事項については、投資家に対する積極的な情報開示の観点から以下に記載しております。 当社は、これらのリスク発生の可能性を認識したうえで、その発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社株式に関する投資判断は、本項及び本書中の本項以外の記載事項も慎重に検討したうえで行われる必要があると考えております。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末日現在において当社が判断したものであり、将来において発生する可能性のある全てのリスクを網羅するものではありません。 (1)継続企業の前提に関する重要事象等 当社は、前事業年度より2期連続して営業損失を計上したことから、継続企業の前提に関する疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しているものと認識しております。 そこで当社は「新規顧客獲得のため自社生産製品等の販売強化」「既存顧客へのリピート契約の拡大」「法人顧客へ材料販売及び工事受注増加のためアプローチ強化」等の対策を実施し、当該状況を解消してまいります。 なお、現状の当社は、現金及び預金の残高に加えて、その他にも売却可能な資産も充分にある状況であり、また取引銀行から必要な融資枠の確保もできていることから、当面の資金繰りに懸念はありません。 従いまして、当事業年度末現在において、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないものと判断しております。 (2)人材の確保と育成について 当社は今後の事業展開及び拡大を行うためには、それを実行できる人材の確保と育成が必要と考えております。 当社の主要事業である外壁リフォーム工事については、お客様への提案営業から現場の施工管理まで人的資本による要素が大きいため、人員の確保とともに、その育成が重要であると考えております。 特に営業部社員については、お客様への礼儀・礼節・気遣いから商品知識に至るまで独自の研修プログラムを備えているため、業界経験や営業経験を必要とせず、様々な人材の採用が可能であります。しかしながら当社が求める人材が充分に確保できなかったり、社員の育成が思うようにできなかった場合は、当社の業績及び事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 (3)法的規制について 当社の主要事業は外壁リフォーム工事であり、「建設業法」、「建築基準法」、「割賦販売法」、「消費者契約法」、「下請代金支払遅延等防止法」、「製造物責任法」等の法的規制を受けております。 また、当社は訪問販売による営業活動を行っていることから、「特定商取引に関する法律」の規制を受けております。同法は、消費者の利益を守ることを目的とし、事業者に対して氏名等の明示の義務付け、不当な勧誘行為の禁止等の規制及びクーリング・オフ制度も規定しております。当社では、顧客アンケートの回収、消費者センターからの情報収集、それらを活用した社員教育の徹底を図り、同法を遵守した営業体制を構築、維持しております。 しかし将来、同法を含め「建設業法」等の上記法令に違反した場合や、改正及び新たな法令の制定、適用基準の変更があった場合、当社の業績及び事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 (4)工事施工等のリスクについて 当社では、施工中の事故を防止するため、工事を担当する指定工事店への教育や指導を通じて、安全の確保に努めております。しかし、危険予知を怠ったことにより発生する事故や、予期せぬ重大な事故が発生した場合など人災や損害賠償等に繋がり、当社に対する信用力の低下を招く可能性があります。また、天候不順などによる工期の大幅な遅れが発生した場合や施工品質に関する重要な問題が発生した場合にも、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5)職人不足のリスクについて 当社は、外壁リフォーム工事、その他リフォーム工事における施工を外注に依存しております。当社は、外壁リフォーム工事等の経験や一定の技術水準、顧客満足度向上の意識を持つ外注先の確保に努めております。しかし、今後の営業エリアの拡大や施工棟数の増加により、選定基準に合致する外注先を十分に確保できない場合には、工期が遅延するなどにより、当社の業績及び事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 (6)特定の仕入先への依存度について 当社は、日鉄鋼板株式会社との間で売買基本契約書及びOEM契約書を締結しており、本契約に基づき、オリジナル外壁材を同社から直接仕入れております。同社からの仕入れ割合は、2023年12月期においては47.7%であります。同社との取引は2007年10月に開始され、それ以来、同社とは良好な関係を築き、取引を継続しておりますが、今後、同社との契約が解除された場合や同社に不測の事態が生じた場合、更に自社独自製品の増産及び生産能力アップに伴う対応が遅れた場合には、当社の業績及び事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 (7)特定人物への依存度について 当社の事業の推進者は、代表取締役である佐々木忠幸であります。当社の経営方針及び経営戦略全般の決定等における同氏の役割は大きく、当社は同氏に対する依存度が高いと認識しております。 当社では、事業規模の拡大に伴い、経営組織内の権限委譲や人員の拡充、経営組織の強化を推進し、組織力の向上に努めております。 今後も、同氏に過度に依存しない経営体制の構築を進めるべく人材を育成し、役職員の質的レベルの向上に注力していく方針であります。しかし、計画どおりの体制構築及び人材強化が達成される前に、同氏が何らかの理由で当社の経営に携わることが困難となった場合、当社の業績及び事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 (8)個人情報の漏洩リスクについて 当社は多くの個人情報を扱っており、「個人情報の保護に関する法律」の適用を受け、同法を遵守した情報管理を行っております。具体的には、同法への対応として「個人情報保護規程」を策定し、同規程に基づく個人情報保護の適切な取り扱いを実施し、また、役職員に対し、個人情報管理に係る啓蒙活動を実施するなど、対応整備を図っております。しかし、何らかの原因により個人情報が漏洩した場合には、当社の社会的信用の低下やその対応のための費用負担によって、当社の業績及び事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 (9)出店エリアの拡大について 当社は、北海道を中心に東北・関東で事業を展開しており、今後も更なる出店エリアの拡大を図ってまいります。新規出店にあたっては、商圏動向、競合企業の動向、地域特性、採算性等を総合的に検討しておりますが、出店条件に合致する物件や地域が見つからない場合は、計画的な出店が進まず、当社の業績及び事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 また、新規出店のための条件が全て充足されない場合でも、戦略的に出店する場合もあります。この場合、計画どおりの売上、利益が達成されず、当社の業績及び事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 (10)外壁リフォーム工事事業における売上高の期間帰属について 当社の売上高のうち、主たる事業である外壁リフォーム工事の販売及び施工が全体の84.6%と重要な割合を占めており、その売上高は、顧客との工事請負契約に基づいて工事目的物を引き渡す履行義務の充足までの期間がごく短いことから、「収益認識に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第30号 2021年3月26日)第95項に定める代替的な取扱いを適用し、顧客へのサービスの提供を完了し、完全に履行義務が充足した時点で収益を認識しております。 当該売上高は、主として多数の個人顧客が販売対象であり、年をまたぐ前に工事を完了したいという顧客ニーズがあることから、期末日である12月末付近に引渡しが集中しておりますが、期末日付近の取引が誤った会計期間に計上された場合、売上高及び損益に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (11)工場における火災・事故と設備トラブルについて 生産工場における火災・事故と重大な設備トラブルは、労働災害の発生や稼働停止による製品供給の中断に繋がります。火災・事故を発生させないための体制や安全管理に係る点検の強化を実施しておりますが、火災・事故が発生した場合は当社の業績や財政状況に影響が及ぶ可能性があります。 なお、不測の事態に備え、資産の保全や事業中断に伴う機会損失をカバーするために、損害保険によるリスクヘッジを併せて行っております。
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当事業年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が減衰するなかで、経済活動の正常化が進み、景気は緩やかな回復基調で推移しました。一方で、エネルギー・原材料価格の高騰や物価上昇、中国をはじめとする海外経済の減速、ウクライナ情勢・中東情勢の展開等、景気の先行きは不透明な状況が続いております。 当社が属するリフォーム業界におきましては、政府による住宅リフォームの支援等により消費者の関心は高まってきているものの、円安等による建築資材・物価高騰のなかでの消費者マインドの低下、人手不足の深刻化等引き続き厳しい事業環境が続いております。 このような経済環境の中、当社では、札幌支店の北ブロックと仙台支店・横浜支店・千葉支店の南ブロックに分け、この二本柱による営業展開を図り、前事業年度後半から引き続き粗利益率の向上にも努めてまいりました。また、地域に根差した採用と人材育成による営業力強化に注力した体制作りを継続するとともに、引き続きお客様対応時の感染症対策を慎重に行いながら営業活動を行ってまいりました。 しかしながら、新型コロナウイルス感染症が指定感染症5類に移行された以降の旅行等外向け需要の高まりによる在宅率の低下、物価高騰による消費者マインドの低下の影響は大変大きく、特に関東圏の受注件数が大きく減少することとなりました。 この結果、当事業年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態(流動資産) 当事業年度末における流動資産は267,626千円となり、前事業年度末と比べ75,913千円減少いたしました。これは主に現金及び預金が31,385千円、完成工事未収入金及び契約資産が22,023千円、棚卸資産が8,923千円、立替金等のその他資産が11,022千円減少したことによるものであります。 (固定資産) 当事業年度末における固定資産は420,216千円となり、前事業年度末と比べ52,873千円減少いたしました。これは主に有形固定資産が31,857千円、長期前払費用が5,803千円、繰延税金資産が14,056千円減少したことによるものであります。 (流動負債) 当事業年度末における流動負債は199,092千円となり、前事業年度末と比べ21,834千円減少いたしました。これは主にリース債務が4,307千円増加した一方で、工事未払金が15,642千円、買掛金が3,960千円、未払費用が4,581千円減少したことによるものであります。 (固定負債) 当事業年度末における固定負債は219,527千円となり、前事業年度末と比べ43,169千円減少いたしました。これは主に長期借入金が36,440千円減少、リース債務が5,493千円減少したことによるものであります。 (純資産) 当事業年度末における純資産合計は269,222千円となり、前事業年度末と比べ63,782千円減少いたしました。これは当期純損失63,782千円を計上したことによるものであります。 b.経営成績 当事業年度の経営成績については、売上高は1,337,541千円(前期比13.8%減)、粗利益率の改善及び経費削減に努めたものの売上高の減少により営業損失は49,575千円(前年同期は営業損失27,818千円)となりました。また賃貸収入等の営業外収益7,425千円を計上し、経常損失は45,582千円(前年同期は経常損失24,113千円)となりました。当期純損失は、当期及び今後の業績動向等から当社の繰延税金資産の回収可能性を慎重に検討した結果、繰延税金資産の取崩しを計上したことにより63,782千円(前年同期は当期純損失17,868千円)となりました。 セグメント別の経営成績は、以下のとおりであります。 (外壁リフォーム工事) 外壁リフォーム工事については、原材料価格の高騰や大幅な物価高による消費者マインドの低下により受注数は減少し、売上高は1,131,827千円(前期比12.7%減)、セグメント利益は73,066千円(前期比4.9%減)となりました。 なお、地域ごとの売上高の内訳としては、北ブロック(北海道エリア1支店)678,437千円(前期比4.2%減)、南ブロック(東北エリア1支店、北関東エリア1支店、南関東エリア2支店)453,390千円(前期比23.0%減)となりました。 (その他リフォーム工事) その他リフォーム工事については、個人向け工事が順調で受注金額は前期より増加し、売上高は142,634千円(前期比6.0%増)、セグメント利益は1,425千円(前期比34.2%増)となりました。 (材料販売) 材料販売については、受注数が前期より大幅に減少し、売上高は63,079千円(前期比47.5%減)、セグメント損失は1,018千円(前年同期はセグメント利益10,836千円)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、52,004千円(前事業年度末83,389千円)であり、前事業年度末と比較し31,385千円の減少となりました。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度において営業活動の結果獲得した資金は12,266千円(前事業年度は19,267千円の使用)となりました。これは、主に税引前当期純損失48,598千円、仕入債務の減少19,603千円、未払費用の減少4,611千円により資金が減少した一方で、減価償却費32,737千円、売上債権及び契約資産の減少23,015千円、棚卸資産の減少8,923千円、長期前払費用の減少5,803千円、法人税等の還付額11,797千円等により資金が増加したものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度において投資活動の結果使用した資金は6,025千円(前事業年度は174,869千円の使用)となりました。これは、主に、有形固定資産の取得による支出4,141千円、保険積立金の積立による支出1,362千円により資金が減少したものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度において財務活動の結果使用した資金は37,625千円(前事業年度は152,939千円の獲得)となりました。これは、主に長期借入金の返済による支出36,440千円により資金が減少したものであります。 ③生産、受注及び販売の実績a.生産実績 当事業年度の生産状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称当事業年度(自 2023年1月1日至 2023年12月31日)前年同期比(%)外壁リフォーム工事(千円)85,42976.4その他リフォーム工事(千円)‐‐材料販売(千円)‐‐合計(千円)85,42976.4 (注)セグメント間の取引については相殺消去しております。 b.受注実績 当事業年度の受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称当事業年度(自 2023年1月1日至 2023年12月31日)受注高(千円)前年同期比(%)受注残高(千円)前年同期比(%)外壁リフォーム工事1,135,68689.770,551105.8その他リフォーム工事134,368107.61,76517.6材料販売63,07952.5‐‐合計1,333,13588.272,31694.3 (注)セグメント間の取引については相殺消去しております。 c.販売実績 当事業年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称当事業年度(自 2023年1月1日至 2023年12月31日)金額(千円)前年同期比(%)外壁リフォーム工事1,131,82787.3その他リフォーム工事142,634106.0材料販売63,07952.5合計1,337,54186.2 (注)セグメント間の取引については相殺消去しております。 (2)経営者の視点による経営成績の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ②当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討結果a.財政状態の分析、b.経営成績の分析 当事業年度の経営成績等の分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要①財政状態及び経営成績の状況」をご参照ください。 c.経営成績に重要な影響を与える要因についての分析 経営成績に重要な影響を与える要因については「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおり、様々なリスク要因が当社の経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。 そのため、当社は常に事業環境に注視するとともに、内部管理体制を強化し、人材の確保と育成などにより、経営成績に重要な影響を与えるリスク要因を分散・低減し、適切に対応を図ってまいります。 d.経営戦略の現状と見通し 今後の成長戦略の実現とエリア拡大のためには、営業部の人員確保が必要となります。当社では、2016年度以降は高卒新卒社員を、2019年度以降は大学新卒社員の採用を積極的に行い、今後の事業展開を見据えた人員の確保と人材育成に努めております。今後は耐久性や断熱性を備えた当社オリジナル製品と北海道で培った施工技術を活かし、現在外壁のリフォームは塗装が一般的である関東圏に営業展開してまいります。これらの成長を実現するうえで、引き続き人員の増強と人材の育成及び企業体質の強化に取り組んでまいります。 リフォーム業界全体に目を向けてみると、2016年3月18日に閣議決定された国土交通省「住生活基本計画(全国計画)」においてリフォーム業界の市場規模が2013年の実数7兆円から2025年には12兆円に拡大するという指標が発表されており、今後これらに向けた様々な施策が行われると当社は想定しており、国民のリフォームに対する意識が高まるとともに需要も喚起されると思われます。 こうした状況のなか、当社は引き続き販売エリア拡大に向けた店舗展開や、仕入先、指定工事店との関係強化を行ってまいります。 e.資本の財源及び資金の流動性についての分析(キャッシュ・フロー) 「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 (資金需要) 当社の資金需要は、工事を施工するための材料費、外注費、また販売費及び一般管理費等の営業費用が主なものになる運転資金需要と、当社が今後成長していくための人員の確保と教育及び販売エリアの拡大などの事業計画を遂行するための資金需要があります。新卒社員については毎年10名前後の採用を予定しており、新卒社員の給与及び法定福利費、販売エリア拡大のための出店に係る費用(事務所及び寮の家賃・敷金・紹介料、設備、現地中途社員の採用費等)が主なものになります。 新卒社員の採用初年度は教育期間となり、また新規出店についても採算ベースに乗るまで2、3年要するため、どちらも先行投資という意味合いが強くなりますが、当社が成長していくために積極的に行っていきたいと考えております。 (財務政策) 当社の運転資金及び事業計画資金につきましては、内部資金より充当しており、不足が生じた場合は、借入金による外部資金の調達を行っております。 f.経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、事業を継続・発展させていく上で、収益の源泉となる売上高、並びに経営に伴う通常のコストを差し引いたあとの収益性を判断するため、経常利益を重要視しております。 当事業年度における売上高は1,337,541千円と前事業年度から13.8%減少し、経常損失が45,582千円と前事業年度から21,469千円の減少となりました。今後は自社製品である「サイディンガー」の販売拡大や原価の低減などにより、当該指標の向上に取り組んでいく所存でございます。 g.セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容(外壁リフォーム工事) 売上高は、原材料価格の高騰や大幅な物価高による消費者マインドの低下により受注数は減少し、売上高は1,131,827千円(前期比12.7%減)となりました。 セグメント利益は、売価への転嫁等利益率は改善したものの受注数の減少により、73,066千円(前期比4.9%減)となりました。 セグメント資産は、売上債権である完成工事未収入金が前期より23,741千円減少、棚卸資産が4,898千円減少、有形固定資産が25,088千円減少、繰延税金資産が12,171千円減少、共用資産配賦が20,001千円減少したことにより、551,300千円(前事業年度比87,850千円減)となりました。 (その他リフォーム工事) 売上高は、個人向け工事が順調で受注金額は前期より増加し、142,634千円(前期比6.0%増)となりました。 セグメント利益は、受注金額の増加に伴い、1,425千円(前期比34.2%増)となりました。 セグメント資産は、棚卸資産が4,024千円減少、その他流動資産が1,377千円減少、共用資産配賦が98千円減少した一方、完成工事未収入金が前期より1,718千円増加したことにより、16,537千円(前事業年度比3,949千円減)となりました。 (材料販売) 売上高は、受注数が前期より大幅に減少し、63,079千円(前期比47.5%減)となりました。 セグメント損失は、受注数の大幅な減少に伴い、1,018千円(前年同期はセグメント利益10,836千円)となりました。 セグメント資産は、売掛金が前期より992千円減少、繰延税金資産が1,715千円減少した一方、共用資産配賦が52千円増加したことにより、7,132千円(前事業年度比2,656千円減)となりました。 h.経営者の問題認識と今後の方針について 当社が今後の事業を拡大し、より良いサービスを継続し、販売エリアを拡大していくためには、人材の育成や、顧客ニーズに対応した魅力あるオリジナル外壁材の開発に努め、施工後に実施している顧客アンケートでのお客様の声を重視していきたいと考えております。また「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (4)事業上及び財務上の対処すべき課題」に記載しております課題に対応していくことが重要であると認識しております。それらの課題に対応するために、経営者は、市場動向をはじめとした外部環境やその変化に関する情報の収集及び分析を行い、課題に対し最適な解決策を講じていく方針であります。
経営上の重要な契約等 5【経営上の重要な契約等】
主要な仕入先との売買基本契約等の締結 当社は主要な仕入先である日鉄鋼板株式会社と売買基本契約書及びOEM契約書を締結しております。その契約の主な内容は下記のとおりであります。契約書名契約締結日契約内容契約期間売買基本契約書2015年2月1日金属サイディング及びそれに付随する商品、又はその他両社で合意した商品の売買についての基本契約。契約締結日から1年間。ただし契約期間満了の1ヶ月以内に解除の申出がない場合は以後1年ごとの自動更新。OEM契約書2018年8月1日日鉄鋼板株式会社が製造する金属サイディング製品の当社ブランド「ハッピーエンドシリーズ」のOEM供給につき、製造及び供給の委託等について定めたもの。契約締結日から2019年1月31日まで。ただし契約期間満了の3ヶ月以内に解除の申出がない場合は以後1年ごとの自動更新。
研究開発活動 6【研究開発活動】
 該当事項はありません。
設備投資等の概要 1【設備投資等の概要】
 当事業年度に実施した設備投資の総額は、3,350千円であります。その内訳は、次のとおりであります。 外壁リフォーム工事・その他リフォーム工事・材料販売のセグメント共通で、金型製作費として2,000千円、旭川営業所事務所内設備工事費として651千円、本社2F南エアコン設置工事費として322千円、札幌支店PC購入費として241千円、旭川営業所複合機購入費として134千円であります。
主要な設備の状況 2【主要な設備の状況】
 当社における主要な設備は以下のとおりであります。2023年12月31日現在 事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額従業員数(人)建物(千円)機械装置及び運搬具(千円)工具、器具及び備品(千円)土地(千円)(面積㎡)リース資産(千円)合計(千円)本社(札幌市中央区)-統括業務施設22,209-1,94157,821(264.77)5,57687,5484石狩工場(石狩市)外壁リフォーム工事その他リフォーム工事材料販売製造工場、資材倉庫143,402117,1501,62134,183(6,600.04)-296,3573札幌支店(札幌市中央区)外壁リフォーム工事その他リフォーム工事材料販売販売業務施設--993--99326仙台支店(仙台市若林区)外壁リフォーム工事その他リフォーム工事材料販売販売業務施設--372--37211横浜支店(横浜市中区)外壁リフォーム工事その他リフォーム工事材料販売販売業務施設--21--216千葉支店(千葉市若葉区)外壁リフォーム工事その他リフォーム工事材料販売販売業務施設--20--201仙台物流センター(宮城県大崎市)外壁リフォーム工事その他リフォーム工事材料販売資材倉庫------- (注)1.現在休止中の設備はありません。2.本社建物の一部を賃貸しております。年間賃貸料は3,426千円であります。3.従業員数は就業人員であり、使用人兼務役員及び臨時雇用者を含んでおります。 4.他の者から賃借している主要な設備の内容は下記のとおりであります。事業所名(所在地)設備の内容面積(㎡)年間賃借料(千円)仙台支店(仙台市若林区)販売業務施設441.555,400横浜支店(横浜市中区)販売業務施設148.478,352千葉支店(千葉市若葉区)販売業務施設101.222,400仙台物流センター(宮城県大崎市)資材倉庫442.863,272
設備の新設、除却等の計画 3【設備の新設、除却等の計画】
(1)重要な設備の新設 該当事項はありません。 (2)重要な設備の除却等 該当事項はありません。
設備投資額、設備投資等の概要3,350,000

Employees

平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況39
平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況8
平均年間給与、提出会社の状況、従業員の状況3,989,622

Investment

株式の保有状況 (5)【株式の保有状況】
① 投資株式の区分の基準及び考え方 当社は、保有目的が純投資目的である投資株式と純投資目的以外の目的である投資株式の区分について、株式の価値の変動又は株式に係る配当によって利益を受けることを目的として保有する株式を純投資目的である投資株式とし、それ以外の株式を純投資目的以外の目的である投資株式に区分しております。 ② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式 該当事項はありません。 ③ 保有目的が純投資目的である投資株式 該当事項はありません。

Shareholders

大株主の状況 (6)【大株主の状況】
2023年12月31日現在
氏名又は名称住所所有株式数(千株)発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)
佐々木 忠幸札幌市手稲区1,53071.83
株式会社ニッソウ代表取締役 前田浩東京都世田谷区経堂1丁目8番17号1155.43
今成 武東京都武蔵野市391.86
安達 洋平新潟県燕市301.42
樋口 俊一札幌市白石区301.40
冨田 滉一神奈川県小田原市261.22
野口 孝宣埼玉県鴻巣市211.00
マネックス証券株式会社代表取締役 清明祐子東京都港区赤坂1丁目12-32190.91
板野 雅由横浜市中区180.85
金沢 茂長野県佐久市160.75計-1,84686.70
株主数-金融機関1
株主数-金融商品取引業者3
株主数-外国法人等-個人1
株主数-個人その他472
株主数-その他の法人5
株主数-計482
氏名又は名称、大株主の状況金沢 茂
株主総利回り0
株主総会決議による取得の状況 (1)【株主総会決議による取得の状況】
 該当事項はありません。
株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容 (3)【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】
 該当事項はありません。

Shareholders2

発行済株式及び自己株式に関する注記 1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項 当事業年度期首株式数(株)当事業年度増加株式数(株)当事業年度減少株式数(株)当事業年度末株式数(株)発行済株式 普通株式2,130,000--2,130,000合計2,130,000--2,130,000自己株式 普通株式----合計----

Audit1

監査法人1、個別太陽有限責任監査法人
独立監査人の報告書、個別 独立監査人の監査報告書及び内部統制監査報告書 2024年3月27日株式会社FUJIジャパン 取締役会 御中 太陽有限責任監査法人  札幌事務所 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士八代 輝雄   印 指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士田村 知弘   印<財務諸表監査>監査意見当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられている株式会社FUJIジャパンの2023年1月1日から2023年12月31日までの第19期事業年度の財務諸表、すなわち、貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、キャッシュ・フロー計算書、重要な会計方針、その他の注記及び附属明細表について監査を行った。当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、株式会社FUJIジャパンの2023年12月31日現在の財政状態並びに同日をもって終了する事業年度の経営成績及びキャッシュ・フローの状況を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。 監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準における当監査法人の責任は、「財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。 監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 共用資産に関する固定資産の減損監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応会社は、当事業年度の貸借対照表において、有形固定資産 385,314千円を計上しており、その大部分が減損のグルーピングにおける共用資産で構成されている。「【注記事項】
(重要な会計上の見積り)固定資産の減損」に記載されているとおり、会社は、主に本社及び石狩工場の有形固定資産から構成される共用資産について、会社全体の営業損益が継続的にマイナスとなっていることから減損の兆候があると判断している。減損損失の認識の判定においては、共用資産を含むより大きな単位である全社の割引前将来キャッシュ・フローの総額が、対象となる固定資産の帳簿価額を上回ったことから、減損損失を認識していない。上記の割引前将来キャッシュ・フローは取締役会によって承認された中期事業計画を基礎として算定されており、当該中期事業計画の見積りにおける主要な仮定は、営業人員1人当たりの受注件数及び受注金額である。共用資産の当事業年度末における帳簿価額が有形固定資産全体に占める割合には、重要性があることに加え、中期事業計画の見積りにおける主要な仮定である営業人員1人当たりの受注件数及び受注金額には不確実性があり、経営者の判断が必要であるため、当監査法人は、当該事項を監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。 当監査法人は、共用資産に関する固定資産の減損を検討するに当たり、主として以下の監査手続を実施した。 (1) 固定資産の減損の兆候の把握から減損損失の認識に関する内部統制の整備・運用状況を評価した。
(2) 減損損失の認識の判定における割引前将来キャッシュ・フローについて、以下の監査手続を実施した。・ 割引前将来キャッシュ・フローの基礎となる中期事業計画が、取締役会で承認された中期事業計画と整合していることを確かめた。・ 過年度の予算と実績を比較することにより、当事業年度末における会社の見積り方法への影響を評価した。・ 中期事業計画策定上の主要な仮定である営業人員1人当たりの受注件数及び受注金額については、過去実績からの趨勢分析を行うとともに、経営者との協議及び関連資料の閲覧により、その設定理由の合理性を確かめた。また、中期事業計画に一定のリスクを反映させた不確実性への評価について検討した。・ 翌事業年度の月次損益の実績数値を入手し、中期事業計画に含まれる月次損益の計画値との比較検討を実施した。 その他の記載内容 その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、財務諸表及びその監査報告書以外の情報である。経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。また、監査役及び監査役会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。 財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。 財務諸表に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して財務諸表を作成し適正に表示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。監査役及び監査役会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 財務諸表監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から財務諸表に対する意見を表明することにある。虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。・ 不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。・ 財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。・ 経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。・ 経営者が継続企業を前提として財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する財務諸表の注記事項が適切でない場合は、財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。・ 財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた財務諸表の表示、構成及び内容、並びに財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去又は軽減するためにセーフガードを講じている場合はその内容について報告を行う。監査人は、監査役及び監査役会と協議した事項のうち、当事業年度の財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。 <内部統制監査>監査意見 当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第2項の規定に基づく監査証明を行うため、株式会社FUJIジャパンの2023年12月31日現在の内部統制報告書について監査を行った。当監査法人は、株式会社FUJIジャパンが2023年12月31日現在の財務報告に係る内部統制は有効であると表示した上記の内部統制報告書が、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して、財務報告に係る内部統制の評価結果について、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。 監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に準拠して内部統制監査を行った。財務報告に係る内部統制の監査の基準における当監査法人の責任は、「内部統制監査における監査人の責任」に記載されている。当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。 内部統制報告書に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任 経営者の責任は、財務報告に係る内部統制を整備及び運用し、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して内部統制報告書を作成し適正に表示することにある。監査役及び監査役会の責任は、財務報告に係る内部統制の整備及び運用状況を監視、検証することにある。なお、財務報告に係る内部統制により財務報告の虚偽の記載を完全には防止又は発見することができない可能性がある。 内部統制監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した内部統制監査に基づいて、内部統制報告書に重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、内部統制監査報告書において独立の立場から内部統制報告書に対する意見を表明することにある。監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。・ 内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果について監査証拠を入手するための監査手続を実施する。内部統制監査の監査手続は、監査人の判断により、財務報告の信頼性に及ぼす影響の重要性に基づいて選択及び適用される。・ 財務報告に係る内部統制の評価範囲、評価手続及び評価結果について経営者が行った記載を含め、全体としての内部統制報告書の表示を検討する。・ 内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果に関する十分かつ適切な監査証拠を入手する。監査人は、内部統制報告書の監査に関する指示、監督及び実施に関して責任がある。監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。 監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した内部統制監査の範囲とその実施時期、内部統制監査の実施結果、識別した内部統制の開示すべき重要な不備、その是正結果、及び内部統制の監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去又は軽減するためにセーフガードを講じている場合はその内容について報告を行う。 利害関係会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。 以 上  (注)1.上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しております。2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。
監査上の主要な検討事項、個別 監査上の主要な検討事項監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 共用資産に関する固定資産の減損監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応会社は、当事業年度の貸借対照表において、有形固定資産 385,314千円を計上しており、その大部分が減損のグルーピングにおける共用資産で構成されている。「【注記事項】
(重要な会計上の見積り)固定資産の減損」に記載されているとおり、会社は、主に本社及び石狩工場の有形固定資産から構成される共用資産について、会社全体の営業損益が継続的にマイナスとなっていることから減損の兆候があると判断している。減損損失の認識の判定においては、共用資産を含むより大きな単位である全社の割引前将来キャッシュ・フローの総額が、対象となる固定資産の帳簿価額を上回ったことから、減損損失を認識していない。上記の割引前将来キャッシュ・フローは取締役会によって承認された中期事業計画を基礎として算定されており、当該中期事業計画の見積りにおける主要な仮定は、営業人員1人当たりの受注件数及び受注金額である。共用資産の当事業年度末における帳簿価額が有形固定資産全体に占める割合には、重要性があることに加え、中期事業計画の見積りにおける主要な仮定である営業人員1人当たりの受注件数及び受注金額には不確実性があり、経営者の判断が必要であるため、当監査法人は、当該事項を監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。 当監査法人は、共用資産に関する固定資産の減損を検討するに当たり、主として以下の監査手続を実施した。 (1) 固定資産の減損の兆候の把握から減損損失の認識に関する内部統制の整備・運用状況を評価した。
(2) 減損損失の認識の判定における割引前将来キャッシュ・フローについて、以下の監査手続を実施した。・ 割引前将来キャッシュ・フローの基礎となる中期事業計画が、取締役会で承認された中期事業計画と整合していることを確かめた。・ 過年度の予算と実績を比較することにより、当事業年度末における会社の見積り方法への影響を評価した。・ 中期事業計画策定上の主要な仮定である営業人員1人当たりの受注件数及び受注金額については、過去実績からの趨勢分析を行うとともに、経営者との協議及び関連資料の閲覧により、その設定理由の合理性を確かめた。また、中期事業計画に一定のリスクを反映させた不確実性への評価について検討した。・ 翌事業年度の月次損益の実績数値を入手し、中期事業計画に含まれる月次損益の計画値との比較検討を実施した。
全体概要、監査上の主要な検討事項、個別 監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
見出し、監査上の主要な検討事項、個別共用資産に関する固定資産の減損
その他の記載内容、個別 その他の記載内容 その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、財務諸表及びその監査報告書以外の情報である。経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。また、監査役及び監査役会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。 財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。

BS資産

原材料及び貯蔵品74,048,000
建物及び構築物(純額)165,611,000
機械装置及び運搬具(純額)117,150,000
工具、器具及び備品(純額)4,970,000
土地92,005,000
リース資産(純額)、有形固定資産5,576,000
有形固定資産385,314,000
長期前払費用14,141,000
投資その他の資産34,902,000

BS負債、資本

短期借入金50,000,000
1年内返済予定の長期借入金36,440,000
未払金6,420,000
未払法人税等1,127,000
未払費用31,738,000
リース債務、流動負債5,493,000
資本剰余金20,424,000
利益剰余金183,374,000
負債純資産687,842,000

PL

売上原価842,285,000
販売費及び一般管理費544,831,000
受取利息、営業外収益60,000
営業外収益7,425,000
支払利息、営業外費用2,907,000
その他、流動資産8,104,000
営業外費用3,433,000
固定資産売却益、特別利益454,000
特別利益454,000
特別損失3,470,000
法人税、住民税及び事業税1,127,000
法人税等調整額14,056,000
法人税等15,183,000

PL2

当期変動額合計-63,782,000

営業活動によるキャッシュ・フロー

減価償却費、営業活動によるキャッシュ・フロー32,737,000
支払利息、営業活動によるキャッシュ・フロー2,907,000
棚卸資産の増減額(△は増加)、営業活動によるキャッシュ・フロー8,923,000
仕入債務の増減額、営業活動によるキャッシュ・フロー-19,603,000
未払消費税等の増減額、営業活動によるキャッシュ・フロー4,910,000
小計、営業活動によるキャッシュ・フロー3,229,000
利息の支払額、営業活動によるキャッシュ・フロー又は財務活動によるキャッシュ・フロー-2,821,000
法人税等の支払額、営業活動によるキャッシュ・フロー11,797,000

財務活動によるキャッシュ・フロー

長期借入金の返済による支出、財務活動によるキャッシュ・フロー-36,440,000
リース債務の返済による支出、財務活動によるキャッシュ・フロー-1,185,000

投資活動によるキャッシュ・フロー

有形固定資産の取得による支出、投資活動によるキャッシュ・フロー-4,141,000
有形固定資産の売却による収入、投資活動によるキャッシュ・フロー454,000