財務諸表

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提出書類、表紙有価証券報告書
提出日、表紙2024-03-29
英訳名、表紙SOLXYZ Co., Ltd.
代表者の役職氏名、表紙代表取締役社長  秋山 博紀
本店の所在の場所、表紙東京都港区芝浦三丁目1番21号
電話番号、本店の所在の場所、表紙03-6722-5011
様式、DEI第三号様式
会計基準、DEIJapan GAAP
連結決算の有無、DEItrue
当会計期間の種類、DEIFY

corp

沿革 2【沿革】
年月事項1981年2月受託ソフトウェア開発事業を目的に埼玉県大宮市にて株式会社エポックシステム設立1982年2月東京都港区新橋に本社を移転1984年12月東京都港区芝大門に本社を移転1984年12月富士通株式会社とのソフトウェア開発業務について基本契約を締結し、取引を開始する1986年4月富士通株式会社とOA機器販売契約を締結し情報機器販売事業を開始する1988年8月通商産業省(現経済産業省)「システムインテグレータ登録企業」となる以後、連続して登録企業となり、現在に至る1991年2月福岡県福岡市博多区に福岡支社(現福岡営業所)を設立1995年3月東京都品川区北品川に本社移転1997年3月通商産業省(現経済産業省)「システムインテグレータ認定企業」となる1998年1月株式会社トータルシステムコンサルタントと合併、商号を株式会社エポック・ティーエスシーとする1998年2月東京都品川区南品川に本社移転1998年11月株式会社エイ・エス・ジイテクノの株式取得 100%子会社とする1999年2月株式会社エイ・エス・ジイテクノを吸収合併2001年4月商号を株式会社ソルクシーズに変更2001年7月日本証券業協会に店頭登録銘柄として登録2002年11月「情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)適合性評価制度」の認証を取得2003年3月株式会社エフ・エフ・ソル(現連結子会社)を設立 100%子会社(現97.0%子会社)とする2004年12月日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場2005年12月株式会社イ-・アイ・ソル(現連結子会社)を設立 100%子会社とする2006年4月SBIホールディングス株式会社の関連会社となる2006年12月株式会社シ-・エル・ソル(株式会社teco)を設立 100%子会社とする2007年3月東京都港区芝に本社移転2007年5月株式会社インフィニットコンサルティング(現連結子会社)を設立 100%子会社とする2007年11月株式会社ノイマン(現連結子会社)の株式取得 100%子会社(現98.1%子会社)とする2008年3月株式会社インターコーポレーション(現 株式会社インターディメンションズ)の株式取得 100%子会社とする2009年8月株式会社ディメンションズの株式取得 100%子会社とする2009年9月株式会社エクスモーション(現連結子会社)を設立 100%子会社(現53.1%子会社)とする2009年12月株式会社コアネクスト(現連結子会社)を設立 100%子会社とする2010年4月ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ( 大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード))に上場2010年11月株式会社アスウェア(現連結子会社)を設立 100%子会社とする2010年12月株式会社インターコーポレーションを存続会社として、株式会社インターコーポレーションと株式会社ディメンションズを合併。社名を株式会社インターディメンションズとする2015年10月当社と当社の連結子会社である株式会社ノイマンがアセアン・ドライビングスクール・ネットワーク合同会社(現連結子会社)を設立 75.7%子会社(現74.2%子会社)とする2015年12月東京証券取引所市場第二部に株式を上場2016年6月東京証券取引所市場第一部に株式を上場2018年7月株式会社エクスモーション(現連結子会社)が東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場2019年2月2019年5月2019年12月2020年4月東京都港区芝浦に本社移転株式会社Fleekdrive(現連結子会社)を設立 100%子会社とする株式会社ノイマン(現連結子会社)が株式会社tecoを吸収合併株式会社アリアドネ・インターナショナル・コンサルティング(現連結子会社)の株式取得 76.9%子会社(現90.9%子会社)とする2021年2月株式会社インターディメンションズの全株式譲渡2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行2022年7月株式会社eek(現連結子会社)を設立 90.9%子会社(現95.2%)とする2023年3月株式会社エクスモーション(現連結子会社)が日の出ソフト株式会社(株式会社bubo)(現連結子会社)を100%子会社とする2023年10月東京証券取引所スタンダード市場に市場変更
事業の内容 3【事業の内容】
当社グループは、当社のほか、特定業務に特化した子会社12社及び持分法非適用関連会社1社で構成されており、ソフトウェア開発事業、コンサルティング事業およびソリューション事業を行っております。当社グループの事業内容及び当社と子会社の当該事業に係る位置付けは次の通りであります。なお、次の3事業は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。(1)ソフトウェア開発事業金融業界や情報・通信業界などに向けたSI/受託開発業務、それに付随・関連したアウトソーシング業務、それらに付随する機器販売業務などを主な事業内容としており、当社のほか、子会社3社が行っております。当社は主な業務内容の全般を行っておりますが、子会社各社は特定業務に特化しており、その内容は、以下の通りです。① 株式会社エフ・エフ・ソルは、銀行向けのソリューション事業を得意分野とし、ソフトウェア受託開発、オープン系パッケージソフトの開発、販売その他サービスなどを行う、銀行系に特化した子会社です。また、最近ではクラウドニーズの高まりを背景に、銀行の基幹システムと外部のFintech企業をクラウド上で連携し、認証機能の利用や情報連携を実現させる「OpenAPI基盤」の導入支援を行っております。② 株式会社コアネクストは、投資顧問業向けなど、証券バイサイドの業務システムの開発・保守等を行っております。また、ソリューション販売の一環として、高速開発ツール「GeneXus」の販売、導入支援を行っており、更に「GeneXus」を使った開発も行っております。③ 株式会社アスウェアは、クラウド関連ニーズの増加などに対応し、ICTインフラの企画・構築・保守等に特化した業務を行っております。(2)コンサルティング事業全業界・業務を対象としたIT全般統制やシステム企画、プロジェクト支援等のコンサルティング、クレジット業界に特化したコンサルティング、自動車や医療機器等を対象としたエッジコンピューティング系コンサルティング等を主な事業内容としており、子会社4社が行っております。① 株式会社インフィニットコンサルティングは、システム開発の上流工程(企画立案)におけるコンサルティングサービスを体系化し、IT戦略立案・企画支援、ITトランスフォーメーション支援、プロジェクトマネージメント支援、IT部門育成・強化支援などのサービスを提供しております。② 株式会社アリアドネ・インターナショナル・コンサルティングは、クレジット業務全般に関するシステムの企画支援、システム構築に関する提案活動等のコンサルティングサービスを提供しております。③ 株式会社エクスモーションは、ソフトウェアエンジニアリングのコンサルティングファームで、自動車メーカーや医療機器メーカー等の製品に組み込まれる制御ソフトウェアの開発現場に、ソフトウェアエンジニアリングを活用した実践的なコンサルティングを提供しています。更に自動運転技術の分野にも携わっております。④ 株式会社buboは、ソフトウェア・システムのテスト業務と品質管理業務を専門とし、高度なテスト計画、設計、効率的なテスト実施と品質管理業務を遂行し、高品質なソフトウェア・システムの実現に貢献しております。なお、株式会社buboは、2023年12月1日付で日の出ソフト株式会社から社名変更をしております。(3)ソリューション事業教育向けパッケージソフトの開発・販売、全業界・業務を対象としたクラウドサービスの開発・販売、製造業等を対象としたエッジコンピューティング系ソリューションサービスおよびeスポーツ業界に特化したソリューションサービスを通してお客様の課題を解決するサービスを主な事業内容としており、子会社5社が行っております。① 株式会社ノイマンは、全国の自動車教習所に対し、教習ソフトである「MUSASI」や「N-PLUS」、オンラインで学科学習が受講出来る教習ソフト「N-LINE」、予約配車などの基幹業務をサポートする自動車教習所システム、CRMシステムである「N-CAS」などの各種ソリューションを提供しております。また、国内で培ったソフトウェアサービスの知見を活用し、今後大きく発展する可能性の高いベトナムに海外進出を行い、事業展開の準備を行っております。また、教習所向け教習ソフトのノウハウを活かし、就活生を対象としたeラーニングサービス「KOJIRO SPI」も提供しております。更に、ウェブマーケティングに関する各種コンサルティングを体系化し、ウェブマーケティング戦略支援、リスティング広告運用管理支援、ウェブサイト改善支援、ウェブマーケティング分析支援などのサービス提供、各種ウェブサイトの開発・運用保守等の一連のサービスをワンストップで提供しております。 ② アセアン・ドライビングスクール・ネットワーク合同会社は、株式会社ノイマンの子会社であり、ベトナムにおいて自動車教習所事業を行っているVNJ Joint Stock Companyへの投資を通して、ノイマンの各種ソリューションをベトナムに展開するための支援を行います。なお、VNJ Joint Stock Companyは当社の持分法非適用関連会社です。③ 株式会社Fleekdriveは、企業の情報資産を社内外問わず有効活用することができる企業向けのセキュアなオンラインストレージサービス「Fleekdrive」及びクラウド環境に最適な、あらゆる業務の帳票出力を簡単にクラウド化することが出来る統合帳票出力サービス「Fleekform」などの企業向けSaaSの販売、マーケティング、サポートを行っております。④ 株式会社イー・アイ・ソルは、組込・制御・計測関連分野におけるソリューション業務に特化した子会社です。半導体メーカー、通信制御システム技術ベンダー、計測機器メーカー等に向けた組込・制御・計測関連ソフトの開発、販売、その他サービス業務を行っております。また、「計測データの見える化」をキーワードに、独自に開発したリアルタイム音源可視化/音源探査装置やリアルタイム熱画像解析ソフトウェア等のソリューション提供、IoTを用いた製造業の生産設備向けソリューション「状態監視/予知保全」システムを開発・提供するなど、各社から高い評価を受けております。⑤ 株式会社eekは、eスポーツ業界に特化したソリューションを提供する子会社です。eスポーツ人材とeスポーツ人材を必要とする企業・専門学校をマッチングするサイトの運営、eスポーツアスリート向けのエージェントサービス、自治体などへのコンサルティング活動を推進する事で、いち早く当該領域でのポジショニングを築きあげてまいります。 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次の通りであります。2023年12月31日現在
関係会社の状況 4【関係会社の状況】
名称住所資本金(百万円)主要な事業の内容議決権の所有(被所有)割合関係内容所有割合(%)被所有割合(%)(連結子会社)ソフトウェア開発事業 株式会社エフ・エフ・ソル東京都港区海岸128銀行系に特化した受託ソフトウェア開発97.0-役員の兼任2名当社よりソフトウェア開発事業の一部を発注しております。 株式会社コアネクスト東京都港区海岸9投資顧問業向け等、証券バイサイドの受託ソフトウェア開発100.0-役員の兼任2名 株式会社アスウェア東京都港区海岸9ICTインフラの企画・構築・保守100.0-役員の兼任2名コンサルティング事業 株式会社インフィニットコンサルティング東京都港区海岸30システム開発の上流工程におけるコンサルティングサービス100.0-役員の兼任3名当社よりソフトウェア開発事業の一部を発注しております。 株式会社アリアドネ・インターナショナル・コンサルティング東京都新宿区18クレジット業務全般に関するシステムの企画・提案、コンサルティングサービス90.9-役員の兼任3名 株式会社エクスモーション(注)1、3東京都品川区大崎453自動車メーカーや医療機器メーカー等へのソフトウェアエンジニアリングを活用した実践的なコンサルティング53.1-役員の兼任3名 日の出ソフト株式会社(注)2、4大阪府大阪市5ソフトウェアテスト請負、技術者派遣、コンサルティング53.1(53.1) 役員の兼任1名ソリューション事業 株式会社ノイマン(注)1東京都港区海岸251自動車教習所向け各種ソリューション提供、WEBマーケティングに関するコンサル・企画98.1-役員の兼任1名 アセアン・ドライビングスクール・ネットワーク合同会社(注)2東京都港区海岸1ノイマンの各種ソリューションをベトナムに展開するための支援74.2(74.2)-- 株式会社Fleekdrive(注)1東京都港区海岸155ファイル共有で業務を変える、チームを繋げる企業向けクラウドストレージの提供100.0-役員の兼任4名 株式会社イ-・アイ・ソル(注)1東京都港区海岸30組込・制御・計測関連ソフトの開発、販売、その他サービス業務100.0-役員の兼任3名当社よりソフトウェア開発事業の一部を発注しております。 株式会社eek北海道札幌市10eスポーツ特化型マッチングサイト運営、エージェンシーサービス95.2-役員の兼任2名 (注)1.特定子会社に該当しております。2.議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合で内数であります。3.株式会社エクスモーションは有価証券報告書の提出会社であります。4.日の出ソフト株式会社は、2023年12月1日付で、株式会社buboに社名変更しております。
従業員の状況 5【従業員の状況】
(1)連結会社の状況 2023年12月31日現在セグメントの名称従業員数(名)ソフトウェア開発事業546コンサルティング事業115ソリューション事業86全社(共通)44合計791 (注)1 従業員数は就業人員であります。    2 全社(共通)として記載されている従業員数は、管理部門に所属しているものであります。 (2)提出会社の状況 2023年12月31日現在従業員数(名)平均年齢(歳)平均勤続年数(年)平均年間給与(円)48542.515.46,043,603 セグメントの名称従業員数(名)ソフトウェア開発事業441コンサルティング事業-ソリューション事業-全社(共通)44合計485 (注)1 従業員数は就業人員であります。2 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。3 全社(共通)として記載されている従業員数は、管理部門に所属しているものであります。(3)労働組合の状況 労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。 (4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異 提出会社当事業年度補足説明管理職に占める女性労働者の割合(%)(注)1.男性労働者の育児休業取得率(%)(注)2.労働者の男女の賃金の差異(%)(注)1.全労働者正規雇用労働者パート・有期労働者7.628.681.682.859.3-(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。
経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 当社は1981年に設立以来、経営のモットー「愛と夢のある企業」と5つの経営理念を掲げ、“お客様の夢を実現するソリューションカンパニー”を目指して参りました。私共の事業は決して目立つことのない裏方ではありますが、夢が溢れる社会を実現するための下支えとして必要不可欠であると重責を自負しております。当社は原点である経営モットーと経営理念を軸に、SDGs(2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標)を経営に取り入れることにより、社会への対応力を高める事が出来ました。今後は益々、当社グループが注力する「FinTech」、「Cloud」、「IoT」、「CASE」、「AI」などの技術を駆使したデジタルトランスフォーメーション(DX)ビジネスを推進し、深刻化する地球規模の課題解決の一助となるソリューションを創出し、事業を通じて持続可能な社会の実現に寄与したいと考えています。ソルクシーズグループはサステナビリティ経営を推進し、半世紀、100年後も末永く愛される「愛と夢のある企業」を目指してまいります。 (1)会社の経営の基本方針当社グループは最新の情報技術(IT)を駆使し、お客様にご満足頂ける最適なITソリューションを提供することを基本方針とし、この方針に沿った継続的な努力により社業の拡大・発展を期します。また、最適なITソリューションの提供を通じ、社会に貢献することを会社の使命といたします。  経営のモットー「愛と夢のある企業」を目指します。合理性に裏打ちされた厳しさは当然必要ですが、ともすれば合理性に偏重しがちなソフトウェア開発が仕事の中心であればこそ、その経営には愛と夢が必要と考えます。  経営スローガン:「チェンジ・チャレンジ・スピード」激変する業務環境、根底から変わりつつある業務構造に合わせ、私たち自身の意識、スキル、業務プロセスを変えてまいります。若いメンバーからなる組織のまとまりを活かし、スピードを大事にしながら、大胆な発想の下、変化に果敢に挑戦し続けます。また、こうした姿勢があってはじめて同じような状況におかれているお客様の変革を支えることができるものと確信しております。 (2)経営環境① 当社グループを取り巻く事業環境と優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題a.人材およびビジネスパートナーの確保わが国では、DX推進の重要性が浸透し、IT企業だけでなくユーザー企業までも優秀なIT人材の囲い込みを進め、IT人材獲得競争の時代に入っております。その結果、新卒、中途を問わず、優秀なIT人材の確保が困難になりつつあります。当社はもともと技術者達が「IT技術者の楽園を作ろう」として自ら設立したという経緯から、スキルを磨くための教育・研修制度の充実、働きやすい環境の整備等に努めており、IT人材確保に必要な追加施策として給与水準の見直しについても既に着手しております。今後についても、長期安定的な業績拡大のためには、引き続き魅力的な職場環境作りに努めるとともに、IT人材マーケットや物価の動向等も踏まえた弾力的な給与水準の見直しが必要であると認識しております。また、開発リソース確保の方法として、品質の高いビジネスパートナーの維持・拡大も重要であり、当社では長期優良案件の確保、ノウハウ・スキルに応じた弾力的な条件提示等に努めておりますが、優秀なビジネスパートナーとの関係強化のための施策を更に推進します。b.クラウドサービスのニーズの高まり単独のクラウドサービスの利用だけではなく、クラウドサービスをAPI連携させた利用形態など、企業のクラウドの利用方法が多様化しています。更に、IoTやAIシステムとクラウドサービスの連携が進み、今迄以上にクラウドファーストが一般化し、質の高いクラウドサービスを提供することが課題となっています。これに対応して、連結子会社株式会社Fleekdriveが提供するオンラインストレージサービス「Fleekdrive」、クラウド帳票サービス「Fleekform」を核に、他のサービスとの連携を進めます。また、引き続き、海外市場の開拓・拡大を図ります。c.IoTの活用IoTによって収集したビッグデータの分析・解析にAIを活用したサービスが始まり、ウェアラブルデバイスや様々なクラウド技術を組み合わせた新たな領域としてヘルステックも進化しております。今後は、グループが保有するセンサーを利用したサービスと画像AIなどを組み合わせ、これまでの2次元から3次元化に向けたセンシングソリューションを創出していきます。また、「いまイルモ」・「状態監視/予知保全システム」などの既存ソリューションについても、拡販に向けた活動を更に強化します。d.CASEの進化特定の条件下でシステムが全て操作し、人の対応は必要ない「自動運転レベル4」が2023年4月1日の道路交通法改正で解禁されました。また、次世代コックピットやスマートミラーなどの既存機能のスマート化や、車載センサーがクラウドに接続されるコネクテッドカーも市場に投入され、自動車を取り巻く環境が益々変化を遂げ、ソフトウェアの重要性が高まり品質の向上が課題となっています。これまで連結子会社株式会社エクスモーションを中心とした自動車業界へのソフトウェア設計の支援体制拡大を推進しておりますが、自動車業界以外の製造業からのソフトウェア設計の需要も伸びております。また、ハードウェアスキルからソフトウェアスキルへのリスキリングの動きが日本政府を挙げて推進されており、同様の人材育成事業も推進する方針です。e.FinTechの実用化日本政府が資産所得倍増計画を策定し、NISA制度・ⅰDeCo制度の改革が進んでおります。その為、ブロックチェーンやスマートコントラクトなどの分散型台帳技術(Distributed Ledgers Technology:DLT)を核にしたサービスが、益々活発化するものと思われます。当社グループでは、FinTech関連の開発案件の獲得を目的とした技術協力を中心に、ブロックチェーンやバーチャルカレンシーに関する開発案件へ参画を継続しています。銀行業務向けを手始めに、証券業務向けも始まり、更に今後は他の金融分野での取り組みも視野に入れた活動を行っていきます。f.AI利用の本格化ChatGPTの登場をはじめ「生成AI」は日進月歩で進化を遂げております。生成AIの適用範囲は製造現場における業務支援や製品開発支援に止まらず、金融・公共・通信・放送分野などにも利活用が広まると予測され、生成AIを組み込んだソリューションの提供が課題となり、加えてAIを分析・活用できる人材の確保も課題です。引き続き、ソフトウェア開発上流工程のコンサルティングにおけるノウハウ提供サービスに生成AIを組み合わせたソリューションなどの開発に加え、研修制度の拡充や社内コンテスト開催などにより社員の技術力向上を積極的に推進します。② 注力分野上記環境認識を踏まえ、当グループでは、以下の5分野を注力分野としてとらえ、デジタルトランスフォーメーションの推進に向けて一層の強化を行います。(下図の「注力する分野」) (3)経営戦略当社グループは、次年度を初年度とする中期計画(2024年12月期~2026年12月期)を定め、基本方針として1)経営基盤の強化、2)本業であるSIビジネスの競争力強化、3)ストック型ビジネスの強化・拡大、4)海外マーケットの開拓をテーマとして掲げております。具体的な内容は以下の通りです。 1)経営基盤の強化既存事業を再評価し、経営資源の成長分野への傾斜的集中と不採算部門の再構築を進めます。成長分野については、十分なフィージビリティスタディーとグループ内シナジー効果の確認の下、積極的な進出・強化を図って参ります。2)本業であるSIビジネスの競争力強化業種・業務別の専門特化戦略を継続推進し、非価格競争力を強化いたします。また、オフショアやニアショア開発を積極的に利用し、価格競争力の強化と、お客様との低コストメリットの共有化を推進します。3)ストック型ビジネスの強化・拡大クラウドサービス「Fleekdrive」や、IoTによる見守りサービス「いまイルモ」、IoTソリューションである「状態監視/予知保全」などについては、引き続き強化・推進し、事業基盤の強化と収益安定化に向けて注力していきます。SIビジネスと並ぶ収益の柱として成長を加速させ、営業利益額比率で50:50にすることを目指します。また、クラウド・AI・IoTの活用など、ICT市場における技術の変化に対応し、グループの持つソリューションの更なる拡大について、継続的に推進いたします。4)海外マーケットの開拓海外マーケットに対し、グループ内外の優れた製品・サービスを積極的かつスピーディーに紹介・展開し、新たなストック型ビジネスとして拡大します。その足がかりとして株式会社ノイマンにおけるベトナムの自動車教習所向けのソリューション展開については、現地に自動車教習所を合弁で設立し、日本の高水準な交通教育メソッドをベトナムに提供しております。今後は、ベトナム現地におけるソリューションの横展開を計画して参ります。 上記中期計画を推進する事業戦略を構築し、以下の通り各事業セグメントの強化に取り組んでおります。 a.ソフトウェア開発事業顧客のSIベンダーへの期待はコスト面のみならず、スピード、専門性、ビジネスへの利用上の価値などを重視した総合的なサービスに変わりつつあります。当社ではITサービス業者としての専門性を活かし、ITシステムの保守・運用までをも含めたトータルサービスを提供し、顧客のニーズに対し、柔軟な体制で対応して参ります。クラウドを使う事を前提としたシステム開発案件が増加傾向であり、この様なトレンドに柔軟に対応するべく、既に体制を構築しておりますが、直近では金融領域において生成AIの顧客ニーズが高まりつつあり、更なる体制強化を図って参ります。b.コンサルティング事業ソフトウェア開発事業を推進するにあたり、上流工程における設計支援、システム構築の企画・提案等、高付加価値業務の重要性が今後益々高まっております。クレジット領域における専門コンサルティングファームの株式会社アリアドネ・インターナショナル・コンサルティングや、業務系システムのコンサルティングを得意とするインフィニット・コンサルティングの営業活動から派生するシステム開発需要をシームレスに繋げる事で、優良案件の開拓を推進して参ります。c.ソリューション事業お客様のビジネス上の現実的な課題を解決したいとするソリューションニーズは一層強まっております。当社グループではソフトウェア開発事業と並行し、売上・収益が要員数に依存しない安定収益業務として、ソリューション事業を拡大させる方針です。またオンリーワンとなるソリューションを創出していく技術力を保有していることから、当社の成長ドライバーとして今後も注力して参ります。
事業等のリスク 3【事業等のリスク】
当社グループの事業その他に関するリスクとしては以下のようなものがあります。当社グループはこれらのリスク発生の可能性を認識した上で、その影響をコントロール可能な範囲にとどめるよう、2006年度に設置した当社リスク管理委員会を中心に、適切なリスク対応に努めております。なお、この中には将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 受注、システム開発上のプロジェクトリスクシステムの受託開発業務においては、受注時に想定した以上に工数が嵩む場合や、検収遅れ、成果物に瑕疵があることによる追加原価が発生する場合があり、予定原価との差異が発生することにより、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。また、検収後においても、当社の責任に帰する重大なシステム障害が発生した場合には、当社グループの信用が損なわれ、その後の事業展開、業績に影響を及ぼす可能性があります。当該リスクに対して、技術的問題や期間・工数の問題等を事前に検証する商談検討会を受注前に開催し、プロジェクト開始後にはPA会(プロジェクト審査会)を適宜・適切に開催して、問題が顕在化する前の事前対処に努めております。 (2) 一部顧客への依存当社グループの売上高は、メーカー系ベンダー等で40%強程度が占められております。これら顧客は、外部環境等を考慮して営業政策を決定しており、これらの環境が大きく変動した場合、その営業政策を変更する場合があります。営業政策の変更により、当社グループの受注が大幅に減少した場合や受注条件が大幅に悪化した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当該リスクに対して、特定顧客に過度に依存しないようリスクの分散に努めております。 (3) 外部環境の変化当社グループの受注は、顧客企業の予算削減、顧客の業種特有の環境変化、情報サービス業界における価格競争の激化および新技術や新サービスの激しい変化などの外部環境要因により影響を受けております。従って、これらの要因が大きく変化した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当該リスクに対して、特定の業種に過度に集中しないように、リスク分散や各事業に関わる技術の動向分析並びに研究開発等、新しいソリューションの開発に努めております。 (4) 要員および外注先の確保中長期的に新卒者人口は減少傾向にあるため、業界一般の傾向として優秀な人材の確保が困難になる場合があり、当社グループにおいても必要なシステムエンジニア等の要員が十分確保出来ず、当社グループの業務に支障をきたす場合があります。また、システムの受託開発業務においては、協力会社の活用も不可欠であります。ICT投資が活況となり、システム開発案件の需要が増大した場合には、協力会社の確保が困難となり、開発リソース確保のための発注単価が上昇することで、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当該リスクに対して、新卒および中途採用活動への注力、従業員への待遇向上による他社への流出防止、専門組織を社内に設置し協力会社の確保に努める等、リスクの軽減に努めております。 (5) 情報漏洩リスク当社グループが属する情報サービス業界においては、業務特性上、顧客情報を取り扱うことがあります。情報漏洩事故等が発生した場合、当社グループの信用が損なわれ、その後の事業展開、業績に影響を及ぼす可能性があります。また、最悪の事態に備え、情報漏洩賠償責任保険に加入しておりますが、リスクを完全に回避できる保証はありません。当該リスクに対して、ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)認証を取得し、情報セキュリティ基本方針を定め、ソルクシーズグループ全社で遵守、徹底を図る等により情報漏洩のリスクの軽減に努めております。 (6) 海外事業リスク当社グループは、ベトナムで現地法人による間接的な事業活動等を行っておりますが、今後は更に積極的に海外各国のマーケットを睨んだ事業活動を行ってまいります。海外進出には、①予期できない法律または規制の変更、②事業活動に不利な政治または経済要因の発生、③未整備な社会インフラによる影響、④税制等の変更、⑤戦争、テロ、伝染病、その他の要因による社会的混乱などのリスクが内在しております。当該リスクに対して、法律事務所等と契約を締結し、適時適切な対応が採れる体制を整え事前にリスクの軽減に努めております。 (7) 投資有価証券の減損リスク当社グループでは、業務上の関係構築、余資運用等を目的に取引先等の投資有価証券を保有しております。投資有価証券の評価は発行会社の財政状態や経営成績等の個別の事情または株式市場や外国為替等の動向に依存しております。当該リスクに対して、投資先の経営状態を把握できる様に資料の収集を行い、適宜分析のうえ早期対応が取れる体制を整え、事前にリスクの軽減に努めております。しかしながら、完全に回避できるものではなく、当社グループが保有する投資有価証券について、今後時価の下落や実質価額の低下により減損処理を行うこととなった場合、投資有価証券評価損等の計上により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (8) M&A・業務提携当社グループは事業基盤の強化・拡充のためにM&Aや業務提携は非常に重要であると認識しており、積極的に対応していく方針です。それらを実施する場合には、対象企業の財務内容等についてデューディリジェンスを行うことにより、事前にリスクの軽減に努めておりますが、その後の市場環境の変化や不測の事態により、当初予定していた効果を得ることができず、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。当該リスクに対して、事後においても定期的に定量面・定性面をウォッチし、変化の予兆を掴み早期対処をすることでリスクの軽減に努めております。 (9) 特有の法的規制・取引慣行当社グループの属する情報サービス業界においては、請負契約による受発注が多くを占め、元請け、下請けといった請負関係の多重構造や顧客先常駐による業務形態が一般的であります。その為、これらの対応が不十分であるとして、監督官庁から是正指導を受けた場合には、当社グループの信用が失墜し、業績に影響を及ぼす可能性があります。当該リスクに対して、当社グループでは請負業務の適正化のためガイドラインを制定し、社員に対してその遵守の徹底を図るとともに、外注先、顧客に対しても協力を要請し、事前にリスクの軽減に努めております。 (10) 大規模災害や重大な感染症等に関するリスク地震等の大規模な自然災害の発生やテロにより社会インフラや当社グループの事業所等が壊滅的な損害を被った場合、ならびに新型コロナウイルス感染症のような大規模な感染症等の発生によって、従業員等の感染や、感染拡大防止のために行動が制限される等の場合には、システムやサービスの提供が困難になり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当該リスクに対して、不測の事態の発生に備え、災害対策マニュアルの構築および災害対策本部の整備、危機対策訓練の実施の他、当社グループ社員のリモートワーク推進およびインフラ環境整備等の施策を講じております。
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)経営成績等の状況の概要  当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」とい う。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①経営成績の状況当連結会計年度の我が国経済は、新型コロナウイルス感染症による行動制限等が緩和され、世界的な半導体不足も改善が進むなど、経済活動の正常化が進みましたが、中東等での紛争勃発・拡大による原油供給の不安定性の問題が浮上するなど、依然として先行き不透明な状況下で推移しました。国内IT投資については、広範囲の業種においてデジタルトランスフォーメーション(DX)化や生成AIのビジネス応用などの取り組みが進んだ外、国際情勢を反映した防衛関連需要等も加わり、全般的に堅調に推移しましたが、一方でIT人材の人員不足が常態化しました。 このような環境の中、当社はセグメント毎に売上維持・拡大に向けた事業施策に注力するとともに、DX関連、AI関連を中心に以下のような戦略施策を実施・推進し、将来の成長を睨んだ事業基盤の強化に努めました。(DX関連)・高い計測技術を有する連結子会社株式会社イー・アイ・ソルにおいて、AI技術を使ったデータアナリティクスの分野で世界的に定評のあるSAS Institute社(NC, USA)とパートナー契約を締結。製造業におけるDX化やAI活用の推進に向け、協力体制を構築しました。・自動車教習所向けソリューション提供をメインとする連結子会社株式会社ノイマンにおいて、教習所のDX化推進に不可欠の「デジタル教習原簿」の開発を完了。予約配車システム、オンライン学科教習ツールと合わせ、教習所業務の全てのシステムが繋がり、教習所業務のDX化が大きく進展しました。・自治体のDX化支援のモデル事業として、岡山県真庭市の「真庭DX戦略推進協議会」に参画。DXソリューションの提供やeスポーツ推進企画等を通じ、地域経済の活性化に貢献しました。(生成AI関連)・連結子会社株式会社エクスモーションにおいて、これまでのソフトウェア開発上流工程のコンサルティングノウハウ提供サービスに生成AIを組み合わせた新しいサービス「CoBrain」のベータ版を開発。本格的なサービス提供に向けた準備が進展しました。・当社においてもChatGPTコンテストを開催するなど、新しいアプリケーションやサービスの開発に取り組みました。(競争力アップ)・連結子会社株式会社エクスモーションにおいて、ソフトウェアのテスト業務を専門とする日の出ソフト株式会社を子会社化し、ソフトウェア開発のトータルコンサルティングサービスの提供を開始しました。また、テスト工程における品質向上ソリューションで定評のあるバルテス株式会社と業務提携し、ソフトウェア開発の品質改善と効率アップを更に強化・推進する体制を構築しました。なお、日の出ソフト株式会社は、2023年12月1日付で、株式会社buboに社名変更しております。 これらの結果、当連結会計年度の売上高は、前年度比13.6%増の15,883百万円となりました。セグメント別の外部顧客への売上高の状況は、次のとおりです。・ソフトウェア開発事業は、DX需要を中心に長期・優良案件と開発リソースの確保に努めた結果、サービサー等の金融業向け、流通業向け、証券業向けなどが増収となり、情報機器販売の大口案件も加わって、同11.7%増の11,984百万円となりました。・コンサルティング事業は、自動車業界におけるCASE需要等で好調であったエッジコンピューティング系(組込系)を中心に、同4.6%増の1,277百万円となりました。・ソリューション事業は、エッジコンピューティング系(組込系)開発業務における極端な半導体不足の解消、自動車教習所向けソリューション業務におけるオンライン学科教習ツール売上の好調、クラウドサービス業務における収益認識基準適用の売上計上への影響の一巡化などにより、いずれの業務も増収となった結果、同28.7%増の2,621百万円となりました。 損益面につきましては、ソフトウェア開発事業およびソリューション事業が好調に推移した結果、売上総利益は同12.5%増の3,757百万円となりました。販売費及び一般管理費は、コロナ禍で一時的に減少した旅費交通費・広告宣伝費等の費用が増加に転じたことにより、同13.0%増の2,612百万円となり、営業利益は同11.3%増の1,145百万円、経常利益は同13.8%増の1,202百万円となりました。また、連結子会社において臨時的な信託型ストックオプション関連費用(特別損失)105百万円の計上があったものの、一方で投資有価証券売却益(特別利益)119百万円の計上もあり、親会社株主に帰属する当期純利益は、同33.5%増の753百万円となりました。 ②財政状態の状況(資産)当連結会計年度末における流動資産は7,791百万円となり、前連結会計年度末に比べ192百万円増加いたしました。これは主に、現金及び預金が増加したことによるものであります。固定資産は4,137百万円となり、前連結会計年度末に比べ282百万円増加いたしました。これは主に、連結子会社の取得によりのれんが増加したほか、クラウド事業への投資によりソフトウエアが増加したことによるものであります。この結果、総資産は11,929百万円となり、前連結会計年度末に比べ474百万円増加いたしました。(負債)当連結会計年度末における流動負債は2,861百万円となり、前連結会計年度末に比べ323百万円増加いたしました。これは主に、未払法人税等およびその他の流動負債が増加したことによるものであります。固定負債は825百万円となり、前連結会計年度末に比べ273百万円減少いたしました。これは主に、長期借入金が減少したことによるものであります。この結果、負債合計は3,687百万円となり、前連結会計年度末に比べ50百万円増加いたしました。(純資産)当連結会計年度末における純資産合計は8,241百万円となり、前連結会計年度末に比べ424百万円増加いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益の計上により利益剰余金が増加したことによるものであります。この結果、自己資本比率は62.3%(前連結会計年度末は61.2%)となりました。 ③キャッシュ・フローの状況当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度に比べ176百万円増加し、当連結会計年度末残高は4,869百万円となりました。主な要因は次のとおりです。(営業活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における営業活動の結果得られた資金は1,386百万円(前連結会計年度は1,176百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益および減価償却費によるものであります。(投資活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における投資活動の結果支出した資金は534百万円(前連結会計年度は465百万円の支出)となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出および連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出によるものであります。(財務活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における財務活動の結果支出した資金は675百万円(前連結会計年度は809百万円の支出)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出および配当金の支払額によるものであります。 ④生産、受注及び販売の実績1.生産実績当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称当連結会計年度 (自 2023年1月1日   至 2023年12月31日)    前年同期比(%)ソフトウェア開発事業(千円)9,211,843112.8ソリューション事業(千円)1,499,586114.8コンサルティング事業(千円)746,016108.9合計(千円)11,457,446112.8(注)金額は、製造原価によっており、セグメント間の取引については相殺処理しております。 2.商品仕入実績当連結会計年度における商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称当連結会計年度 (自 2023年1月1日   至 2023年12月31日)    前年同期比(%)ソフトウェア開発事業(千円)298,15193.9ソリューション事業(千円)353,657135.7合計(千円)651,809112.8(注)金額は、実際仕入額によっており、セグメント間の取引については相殺処理しております。 3.受注実績当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称受注高(千円)前年同期比(%)受注残高(千円)前年同期比(%)ソフトウェア開発事業11,968,562105.31,624,20699.0ソリューション事業2,888,326122.4791,008150.9コンサルティング事業1,309,387107.8264,479113.7合計16,166,276108.22,679,694111.8(注)1.セグメント間の取引については相殺処理しております。2.当連結会計年度において、ソリューション事業の受注残高に著しい変動がありました。これは比較的長期大規模の受注があったことによるものであります。 4.販売実績当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称当連結会計年度(自 2023年1月1日至 2023年12月31日) 前年同期比(%)ソフトウェア開発事業(千円)11,984,646111.7ソリューション事業(千円)2,621,618128.7コンサルティング事業(千円)1,277,573104.6合計(千円)15,883,837113.6(注)主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、総販売実績に対する割合が10%未満であるため記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、本文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①当連結会計年度の経営成績の分析当社グループでは当連結会計年度を初年度とする中期計画(2023年12月期~2025年12月期)においては、基本方針として1)経営基盤の強化、2)本業であるSIビジネスの競争力強化、3)ストック型ビジネスの強化・拡大、4)海外マーケットの開拓をテーマとして推進しております。当連結会計年度における主な取組み状況は以下のとおりです。1)経営基盤の強化限られた開発リソースの中で企業価値向上を遂げる施策として、より利益率の高い開発プロジェクトへの要員シフト、ビジネスパートナーの新規開拓およびプライム案件の確保に注力しました。次年度以降についても成長分野への投資継続に加え、従来のSI会社のM&Aに加え、開発エンジニア育成を組み合わせたSI会社の買収も併せて行い、不足している開発リソースの早期拡充を図ります。2)本業であるSIビジネスの競争力強化主業務であるSIビジネスにおける喫緊の課題は人材確保であるとの認識に立脚し、この課題に対する取り組みとして、未経験者の採用を行っております。また、近年の円安・原材料費の高騰による物価上昇に対応するため、ベースアップを実施しました。非価格競争力の強化については、引き続き専門特化戦略を推進しております。特にグループ会社においては、製造業向けモデル化支援、機能安全化支援などのコンサルティングサービスの高い技術力を活かした先進的なソリューションの提供や、計測系技術を活かしたIoTソリューションが引き続き好評でした。また、アナリティクスのトップ企業とパートナーシップを結び、適用分野の広がりとともに新たな顧客の開拓が進みました。3)ストック型ビジネスの強化・拡大安定的な収益を狙いとするストック型ビジネスとして注力しているソリューションの一つが、日本発のストレージサービス「Fleekdrive」であり、株式会社Fleekdriveが展開しています。コロナ禍において定着したリモートワーク等の寄与もあり、利用ユーザー数を伸ばしました。もう一つが自動車教習所向けソリューションであり、株式会社ノイマンが、オンライン学科教習ツール「N-LINE」の業界シェアをさらに拡大、デジタル視聴覚教材等の既存サービスとのクロスセルについても好調でした。他業界への展開としてドローン講座へのツール提供も開始しました。引き続き教習所DX化を推進して参ります。4)海外マーケットの開拓株式会社ノイマンにおけるベトナムの自動車教習所向けのソリューション展開については、日本の教習所指導要領の採用による品質向上や日本で実用されている教習管理システムを現地合弁自動車教習所に導入し生産性が向上した結果、現地合弁自動車教習所の業績が伸長しました。また、ベトナム国内向けソリューションの検証にも繋がっております。 ②当連結会計年度末の財政状態の分析当連結会計年度末における財政状態は、増加した現金の一部を金融機関からの借入の返済に充てることで、財務のスリム化を図るなどし、自己資本比率が、前連結会計年度の61.2%から62.3%となりました。(資産)流動資産は、営業活動によるキャッシュ・フローが増加したことにより現金及び預金が増加したほか、売上高の増加に伴い受取手形および売掛金が増加いたしました。固定資産は、連結子会社の取得によりのれんが増加したほか、クラウド事業への投資によりソフトウェアが増加し無形固定資産が増加しました。また、連結子会社の将来減算一時差異が増加したことにより繰延税金資産が増加し、投資その他の資産も増加しております。上記により、資産合計は、前連結会計年度末と比べて474百万円増加いたしました。 (負債)流動負債は、売上高の増加に伴い営業債務、未払法人税等および未払消費税が増加したほか、大口案件の受注に伴い契約負債の増加がありましたが、金融機関からの借入の返済を進めたため、1年内返済予定の長期借入金は減少しております。固定負債は、金融機関からの借入の返済を進め、長期借入金が減少しております。上記により、負債合計は、前連結会計年度末と比べて50百万円増加いたしました。(純資産)純資産は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上により利益剰余金が増加し、前連結会計年度末と比べて424百万円増加いたしました。 ③資本の財源及び資金の流動性の分析当社グループは、資金の調達方針として、コスト面を考慮しつつも、安定資金を確保することを優先し調達することを基本方針としております。運転資金につきましては、自己資金及び金融機関からの短期借入による調達を基本としておりますが、一定の運転資金については長期借入により調達しております。設備投資資金につきましては、金融機関からの長期借入による調達を基本としております。ただし、余資が膨らんだ状況においては、財務の健全性向上のため、自己資金を新事業への投資資金として活用することも検討されます。当連結会計年度においては、主に、ストック型ビジネス拡充のための設備投資に資金を使用したほか、十分な手元流動性を確保したうえで、金融機関からの借入の返済を進めるなどし、当社グループ内の余剰資金の有効活用に努めました。 ④重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定当社グループの連結財務諸表は、我が国における一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。また、当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1.(1)連結財務諸表 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。また、連結財務諸表の作成にあたっては、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の金額及び開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者はこれらの見積りについて、過去の実績やその時々の状況を勘案し合理的に判断しておりますが、見積り特有の不確実性があることから、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
経営上の重要な契約等 5【経営上の重要な契約等】
当連結会計年度において、新たに締結した経営上の重要な契約等はありません。
研究開発活動 6【研究開発活動】
当連結会計年度の研究開発活動で、特記すべきものはありません。
設備投資等の概要 1【設備投資等の概要】
 当連結会計年度の設備投資の総額は468,862千円であります。主にクラウドビジネス強化のため無形固定資産への投資を実施いたしました。セグメント別では次のとおりであります。 ① 有形固定資産    ソフトウェア開発事業   21,182千円コンサルティング事業    7,714千円ソリューション事業     7,714千円② 無形固定資産    ソフトウェア開発事業   319,448千円コンサルティング事業     325千円ソリューション事業    112,478千円
主要な設備の状況 2【主要な設備の状況】
(1) 提出会社                                                  2023年12月31日現在 事業所名(所在地)セグメントの名称設備の内容帳簿価額(千円)帳簿価額(千円)従業員数(名)建物機械及び装置土地(面積㎡)工具・器具及び備品リース資産ソフトウエア合計本社(東京都港区)   (注)ソフトウェア開発事業事務所、コンピュータ、ソフトウェア93,18217,032-25,4885,1551,019,8981,160,758477福岡営業所(福岡市博多区)   (注)ソフトウェア開発事業事務所、コンピュータ1,183--0--1,1838独身寮(東京都足立区他)-厚生施設3,155-371,965(566)---375,120-研修所用地(山梨県北杜市)----39,511(3,971)---39,511-合計--97,52217,032411,47625,4885,1551,019,8981,576,574485 (注)本社及び福岡営業所の建物は賃借しており、年間の賃借料は151,939千円であります。
設備の新設、除却等の計画 3【設備の新設、除却等の計画】
(1)重要な設備の新設等  該当事項はありません。(2)重要な設備の除却等  該当事項はありません。
設備投資額、設備投資等の概要468,862,000

Employees

平均年齢(年)、提出会社の状況、従業員の状況43
平均勤続年数(年)、提出会社の状況、従業員の状況15
平均年間給与、提出会社の状況、従業員の状況6,043,603

Investment

株式の保有状況 (5)【株式の保有状況】
 ① 投資株式の区分の基準及び考え方当社は、保有目的が純投資目的である投資株式と純投資目的以外の目的である投資株式の区分について、株式の価値の変動又は株式に係る配当によって利益を受けることを目的とする投資を純投資目的である投資株式とし、それ以外を純投資目的以外の目的である投資株式としております。  ② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式  a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証   の内容当社は、純投資目的以外の目的である投資株式を営業取引先との関係強化や事業パートナーとの協業推進を主目的として保有しております。その保有の合理性、保有継続の適否については、営業取引先については、取引状況や貸借対照表計上額に対する事業関連収益について、業務提携先等の事業パートナーについては、当該事業の進捗状況や新規事業を含む今後の事業計画について、担当取締役が経営会議、取締役会において報告することとしており、当社グループへの収益貢献、当社グループとのシナジー等、当該銘柄の保有継続による当社企業価値向上の可能性等の検証を行い、個別銘柄の保有の適否を決定しております。取得時に想定した保有意義が認められない場合は、その要因を分析するとともに処分方法について検討することとしており、保有意義が希薄となった政策保有株式については、出来る限り速やかに処分・縮減していく方針です。   b.銘柄数及び貸借対照表計上額 銘柄数(銘柄)貸借対照表計上額の合計額(千円)非上場株式559,367非上場株式以外の株式4712,434 (当事業年度において株式数が増加した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の増加に係る取得価額の合計額(千円)株式数の増加の理由非上場株式---非上場株式以外の株式22,611取引先持株会における定期購入による増加 (当事業年度において株式数が減少した銘柄) 銘柄数(銘柄)株式数の減少に係る売却価額の合計額(千円)非上場株式1119,898非上場株式以外の株式--  c.特定投資株式およびみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報特定投資株式銘柄当事業年度前事業年度保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由当社の株式の保有の有無株式数(株)株式数(株)貸借対照表計上額(千円)貸借対照表計上額(千円)株式会社ヤクルト本社108,71354,094(保有目的) 重要な営業取引先として、関係を強化・維持し当社の企業価値向上に資するため(業務提携等の概要) 当社のシステム開発技術を活用した基幹業務システムの構築および運用保守拡大を目的に業務提携契約を締結しております。(定量的な保有効果) (注)(株式数が増加した理由) 取引先持株会へ加入しているため有344,296463,041株式会社エーアイ250,000250,000(保有目的) 資本業務提携先であり、事業パートナーとしての関係及び営業取引関係を維持し当社の企業価値向上に資するため(業務提携等の概要) 両社の製品開発、営業推進等について共同事業展開および、当社の成長戦略であるストック型ビジネスの拡充を目的とし、資本業務提携契約を締結しております。(定量的な保有効果) (注)無185,250151,500エンカレッジ・テクノロジ株式会社240,000240,000(保有目的) システム開発関連業務における営業取引関係を強化・維持し当社の企業価値向上に資するため(業務提携等の概要) 両社の総合的なセキュリティ・ソリューション力と製品の活用および、顧客における個人情報保護をはじめとするセキュリティ対策需要への積極的な対応を目的とし、資本業務提携契約を締結しております。(定量的な保有効果) (注)有133,920118,800富士通株式会社2,3012,284(保有目的) 重要な営業取引先として、関係を強化・維持し当社の企業価値向上に資するため(業務提携等の概要) 両社のシステム開発技術力および取引関係の連携強化を目的とし、ソフトウェア開発業務の基本契約を締結しております。さらに情報機器販売事業の展開を目的とし、OA機器販売契約を締結しております。(定量的な保有効果) (注)(株式数が増加した理由) 取引先持株会へ加入しているため無48,96740,237(注)当社は、特定投資株式における定量的な保有効果の記載が困難でありますが、「② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式 a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証」に記載のとおり保有の合理性を検証しており、政策保有株式のいずれも保有方針に沿った目的で保有していることを確認しております。 ③ 保有目的が純投資目的である投資株式  該当事項はありません。 ④ 当事業年度中に投資株式の保有目的を純投資目的から純投資目的以外の目的に変更したもの該当事項はありません。 ⑤ 当事業年度中に投資株式の保有目的を純投資目的以外の目的から純投資目的に変更したもの該当事項はありません。
株式数が増加した銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社2
銘柄数、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社5
貸借対照表計上額、非上場株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社59,367,000
銘柄数、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社4
貸借対照表計上額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社712,434,000
株式数の増加に係る取得価額の合計額、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社2,611,000
株式数、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社2,301
貸借対照表計上額、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社48,967,000
株式数が増加した理由、非上場株式以外の株式、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式、提出会社取引先持株会における定期購入による増加
銘柄、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社富士通株式会社
当該株式の発行者による提出会社の株式の保有の有無、保有目的が純投資目的以外の目的である特定投資株式の明細、提出会社

Shareholders

大株主の状況 (6)【大株主の状況】
2023年12月31日現在
氏名又は名称住所所有株式数(千株)発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)
SBIホールディングス株式会社東京都港区六本木1丁目6-14,30017.57
株式会社ビット・エイ新潟県新潟市南区清水4501番地12,64010.79
長尾 章千葉県船橋市1,1194.57
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)東京都港区浜松町2丁目11番3号1,0844.43
株式会社ヤクルト本社東京都港区海岸1丁目10-301,0604.33
ソルクシーズ従業員持株会東京都港区芝浦3丁目1-214371.79
株式会社日本カストディ銀行(信託口)東京都中央区晴海1丁目8-123741.53
モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社東京都千代田区大手町1丁目9番7号 大手町フィナンシャルシテイサウスタワー2841.16
CACEIS BANK/QUINTET LUXEMBOURG SUB AC / UCITS CUSTOMERS ACCOUNT1-3 PLACE VALHUBERT 75013 PARIS FRANCE2711.11
岩崎 泰次静岡県静岡市駿河区2631.07計-11,83348.35 (注)1.所有株式数は、千株未満を切り捨てて表示しております。2.上記のほか当社所有の自己株式2,347千株があります。なお、自己株式2,347千株には、株式給付信託(J-ESOP)制度の信託財産として、株式会社日本カストディ銀行(信託E口)が保有する当社株式は含めておりません。
株主数-金融機関11
株主数-金融商品取引業者26
株主数-外国法人等-個人15
連結株主資本等変動計算書 ③【連結株主資本等変動計算書】
前連結会計年度(自2022年1月1日 至2022年12月31日) (単位:千円) 株主資本 資本金資本剰余金利益剰余金自己株式株主資本合計当期首残高1,494,5002,251,7073,393,007△725,4176,413,797会計方針の変更による累積的影響額 23,983 23,983会計方針の変更を反映した当期首残高1,494,5002,251,7073,416,991△725,4176,437,780当期変動額 剰余金の配当 △293,679 △293,679親会社株主に帰属する当期純利益 564,473 564,473連結子会社の増資による持分の増減 △1,049 △1,049自己株式の取得 △117△117自己株式の処分 1,0801,080株主資本以外の項目の当期変動額(純額) 当期変動額合計-△1,049270,794963270,707当期末残高1,494,5002,250,6573,687,785△724,4546,708,488 その他の包括利益累計額新株予約権非支配株主持分純資産合計 その他有価証券評価差額金退職給付に係る調整累計額その他の包括利益累計額合計当期首残高306,52059,873366,394210742,5857,522,987会計方針の変更による累積的影響額 23,983会計方針の変更を反映した当期首残高306,52059,873366,394210742,5857,546,970当期変動額 剰余金の配当 △293,679親会社株主に帰属する当期純利益 564,473連結子会社の増資による持分の増減 △1,049自己株式の取得 △117自己株式の処分 1,080株主資本以外の項目の当期変動額(純額)31,897△94,542△62,645△4162,642△44当期変動額合計31,897△94,542△62,645△4162,642270,663当期末残高338,417△34,668303,749169805,2277,817,634 当連結会計年度(自2023年1月1日 至2023年12月31日) (単位:千円) 株主資本 資本金資本剰余金利益剰余金自己株式株主資本合計当期首残高1,494,5002,250,6573,687,785△724,4546,708,488当期変動額 剰余金の配当 △293,675 △293,675親会社株主に帰属する当期純利益 753,793 753,793連結子会社の増資による持分の増減 △10,829 △10,829自己株式の取得 △17△17自己株式の処分 1,4901,490株主資本以外の項目の当期変動額(純額) 当期変動額合計-△10,829460,1171,473450,760当期末残高1,494,5002,239,8274,147,903△722,9817,159,249 その他の包括利益累計額新株予約権非支配株主持分純資産合計 その他有価証券評価差額金退職給付に係る調整累計額その他の包括利益累計額合計当期首残高338,417△34,668303,749169805,2277,817,634当期変動額 剰余金の配当 △293,675親会社株主に帰属する当期純利益 753,793連結子会社の増資による持分の増減 △10,829自己株式の取得 △17自己株式の処分 1,490株主資本以外の項目の当期変動額(純額)△44,23312,760△31,473△1694,896△26,745当期変動額合計△44,23312,760△31,473△1694,896424,015当期末残高294,183△21,908272,275-810,1238,241,649
株主数-外国法人等-個人以外38
株主数-個人その他9,010
株主数-その他の法人50
株主数-計9,150
氏名又は名称、大株主の状況岩崎 泰次
株主総利回り1
株主総会決議による取得の状況 (1)【株主総会決議による取得の状況】
    該当事項はありません。
株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容 (3)【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】
会社法第192条第1項の規定に基づく単元未満株式の買取請求による取得区分株式数(株)価額の総額(円)株主総会(-年-月-日)での決議状況(取得期間 -年-月-日~-年-月-日)--当事業年度前における取得自己株式--当事業年度における取得自己株式4017,000残存授権株式の総数及び価額の総額--当事業年度の末日現在の未行使割合(%)--当期間における取得自己株式4016,160提出日現在の未行使割合(%)--(注)当期間における取得自己株式には、2024年3月1日からこの有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取りによる株式は含まれておりません。

Shareholders2

自己株式の取得-17,000
自己株式の取得による支出、財務活動によるキャッシュ・フロー-17,000
発行済株式及び自己株式に関する注記 1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項 当連結会計年度期首株式数(株)当連結会計年度増加株式数(株)当連結会計年度減少株式数(株)当連結会計年度末株式数(株)発行済株式 普通株式26,820,594--26,820,594合計26,820,594--26,820,594自己株式 普通株式(注)1.2.2,502,928404,0002,498,968合計2,502,928404,0002,498,968(注)1.普通株式の自己株式の株式数の増加40株は、単元未満株式の買取りによるものであります。2.普通株式の自己株式の株式数の減少4,000株は、株式給付信託(J-ESOP)による給付によるものであります。なお、株式給付信託(J-ESOP)が保有する当社株式151,300株は、上記自己株式に含めております。

Audit

監査法人1、連結監査法人A&Aパートナーズ
独立監査人の報告書、連結 独立監査人の監査報告書及び内部統制監査報告書 2024年3月29日株式会社 ソルクシーズ 取締役会 御中 監査法人A&Aパートナーズ 東京都中央区 指定社員業務執行社員 公認会計士佐藤  禎 指定社員業務執行社員 公認会計士吉村 仁士 <財務諸表監査>監査意見 当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられている株式会社ソルクシーズの2023年1月1日から2023年12月31日までの連結会計年度の連結財務諸表、すなわち、連結貸借対照表、連結損益計算書、連結包括利益計算書、連結株主資本等変動計算書、連結キャッシュ・フロー計算書、連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項、その他の注記及び連結附属明細表について監査を行った。 当監査法人は、上記の連結財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、株式会社ソルクシーズ及び連結子会社の2023年12月31日現在の財政状態並びに同日をもって終了する連結会計年度の経営成績及びキャッシュ・フローの状況を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。 監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準における当監査法人の責任は、「連結財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。 監査上の主要な検討事項 監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 総原価の見積りに基づく進捗度により認識した売上高監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応 会社及び連結子会社は、【注記事項】
(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)4 会計方針に関する事項(5)重要な収益及び費用の計上基準に記載のとおり、ソフトウェアの受託開発について履行義務が充足するにつれて一定の期間にわたり収益を認識しており、進捗部分について進捗度を合理的に見積もることができるソフトウェア開発等に関して、総原価の見積りに基づく進捗度により認識した売上高を計上している。 【注記事項】
(重要な会計上の見積り)(進捗度の見積りに伴い収益認識した金額)に記載のとおり、当連結会計年度末時点で総原価の見積りに基づく進捗度により認識した売上高は230,337千円である。 当該売上高の計上は、収益総額に進捗度を乗じて測定され、進捗度は総原価の見積りに対する当連結会計年度末までの実際発生原価の割合に基づいて算定される。 進捗度は総原価の見積りに依存しているが、ソフトウェア開発事業の請負受託開発業務は仕様や作業内容等の個別性が強く、受注時に想定した以上の工数の増加や追加原価の発生等により、経営者の判断による総原価の見積りに変動が生じる可能性があり、総原価の見積りに基づく進捗度に高い不確実性がある。 このように、総原価の見積りに基づく進捗度に高い不確実性があり、経営者の判断を伴うことから、当監査法人は、当該事項を監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。 当監査法人は、ソフトウェア開発事業に係る売上高のうち、総原価の見積りに基づく進捗度により認識した請負受託開発業務の売上高の妥当性を検討するにあたり、主として以下の監査手続を実施した。(1)ソフトウェアの開発に係る売上高のうち、総原価の見積りに基づく進捗度により認識する請負受託開発業務の売上高に係る内部統制の整備及び運用状況の有効性について、関係者への質問及び関連証憑の閲覧により検討を実施した。(2)総原価の見積りの信頼性を評価するため、前連結会計年度末において総原価の見積りに基づく進捗度により認識した売上高に係る主なプロジェクトについて、総原価の見積額と当連結会計年度における実績額とを比較検討した。(3)当連結会計年度末時点において総原価の見積りに基づく進捗度により認識した売上高に係る主なプロジェクトについて、以下の監査手続を実施した。・総原価の見積り及び見直しが適切に行われていることを確かめるため、工数の増加や追加原価の発生等について関連資料に基づきプロジェクト責任者への質問を実施した。・原価について、金額及び期間帰属の妥当性を確かめるため、請求書等の関連する証憑との突合を実施した。・計上金額の妥当性を確かめるため、進捗度及び売上高の再計算を実施した。 その他の記載内容 その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。 連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。 連結財務諸表に対する経営者及び監査等委員会の責任経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して連結財務諸表を作成し適正に表示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない連結財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。連結財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき連結財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。監査等委員会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 連結財務諸表監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての連結財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から連結財務諸表に対する意見を表明することにある。虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、連結財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。・ 不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。・ 連結財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。・ 経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。・ 経営者が継続企業を前提として連結財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において連結財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する連結財務諸表の注記事項が適切でない場合は、連結財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。・ 連結財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた連結財務諸表の表示、構成及び内容、並びに連結財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。・ 連結財務諸表に対する意見を表明するために、会社及び連結子会社の財務情報に関する十分かつ適切な監査証拠を入手する。監査人は、連結財務諸表の監査に関する指示、監督及び実施に関して責任がある。監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。監査人は、監査等委員会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去又は軽減するためにセーフガードを講じている場合はその内容について報告を行う。監査人は、監査等委員会と協議した事項のうち、当連結会計年度の連結財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。 <内部統制監査>監査意見 当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第2項の規定に基づく監査証明を行うため、株式会社ソルクシーズの2023年12月31日現在の内部統制報告書について監査を行った。 当監査法人は、株式会社ソルクシーズが2023年12月31日現在の財務報告に係る内部統制は有効であると表示した上記の内部統制報告書が、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して、財務報告に係る内部統制の評価結果について、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。 監査意見の根拠当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に準拠して内部統制監査を行った。財務報告に係る内部統制の監査の基準における当監査法人の責任は、「内部統制監査における監査人の責任」に記載されている。当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。 内部統制報告書に対する経営者及び監査等委員会の責任経営者の責任は、財務報告に係る内部統制を整備及び運用し、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して内部統制報告書を作成し適正に表示することにある。監査等委員会は、財務報告に係る内部統制の整備及び運用状況を監視、検証することにある。なお、財務報告に係る内部統制により財務報告の虚偽の記載を完全には防止又は発見することができない可能性がある。 内部統制監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した内部統制監査に基づいて、内部統制報告書に重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、内部統制監査報告書において独立の立場から内部統制報告書に対する意見を表明することにある。監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。・ 内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果について監査証拠を入手するための監査手続を実施する。内部統制監査の監査手続は、監査人の判断により、財務報告の信頼性に及ぼす影響の重要性に基づいて選択及び適用される。・ 財務報告に係る内部統制の評価範囲、評価手続及び評価結果について経営者が行った記載を含め、全体としての内部統制報告書の表示を検討する。・ 内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果に関する十分かつ適切な監査証拠を入手する。監査人は、内部統制報告書の監査に関する指示、監督及び実施に関して責任がある。監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。監査人は、監査等委員会に対して、計画した内部統制監査の範囲とその実施時期、内部統制監査の実施結果、識別した内部統制の開示すべき重要な不備、その是正結果、及び内部統制の監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去又は軽減するためにセーフガードを講じている場合はその内容について報告を行う。 利害関係会社及び連結子会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。以 上  (注)1.上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しております。2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。
監査上の主要な検討事項、連結 監査上の主要な検討事項 監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 総原価の見積りに基づく進捗度により認識した売上高監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由監査上の対応 会社及び連結子会社は、【注記事項】
(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)4 会計方針に関する事項(5)重要な収益及び費用の計上基準に記載のとおり、ソフトウェアの受託開発について履行義務が充足するにつれて一定の期間にわたり収益を認識しており、進捗部分について進捗度を合理的に見積もることができるソフトウェア開発等に関して、総原価の見積りに基づく進捗度により認識した売上高を計上している。 【注記事項】
(重要な会計上の見積り)(進捗度の見積りに伴い収益認識した金額)に記載のとおり、当連結会計年度末時点で総原価の見積りに基づく進捗度により認識した売上高は230,337千円である。 当該売上高の計上は、収益総額に進捗度を乗じて測定され、進捗度は総原価の見積りに対する当連結会計年度末までの実際発生原価の割合に基づいて算定される。 進捗度は総原価の見積りに依存しているが、ソフトウェア開発事業の請負受託開発業務は仕様や作業内容等の個別性が強く、受注時に想定した以上の工数の増加や追加原価の発生等により、経営者の判断による総原価の見積りに変動が生じる可能性があり、総原価の見積りに基づく進捗度に高い不確実性がある。 このように、総原価の見積りに基づく進捗度に高い不確実性があり、経営者の判断を伴うことから、当監査法人は、当該事項を監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。 当監査法人は、ソフトウェア開発事業に係る売上高のうち、総原価の見積りに基づく進捗度により認識した請負受託開発業務の売上高の妥当性を検討するにあたり、主として以下の監査手続を実施した。(1)ソフトウェアの開発に係る売上高のうち、総原価の見積りに基づく進捗度により認識する請負受託開発業務の売上高に係る内部統制の整備及び運用状況の有効性について、関係者への質問及び関連証憑の閲覧により検討を実施した。(2)総原価の見積りの信頼性を評価するため、前連結会計年度末において総原価の見積りに基づく進捗度により認識した売上高に係る主なプロジェクトについて、総原価の見積額と当連結会計年度における実績額とを比較検討した。(3)当連結会計年度末時点において総原価の見積りに基づく進捗度により認識した売上高に係る主なプロジェクトについて、以下の監査手続を実施した。・総原価の見積り及び見直しが適切に行われていることを確かめるため、工数の増加や追加原価の発生等について関連資料に基づきプロジェクト責任者への質問を実施した。・原価について、金額及び期間帰属の妥当性を確かめるため、請求書等の関連する証憑との突合を実施した。・計上金額の妥当性を確かめるため、進捗度及び売上高の再計算を実施した。
全体概要、監査上の主要な検討事項、連結  監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
見出し、監査上の主要な検討事項、連結総原価の見積りに基づく進捗度により認識した売上高
内容及び理由、監査上の主要な検討事項、連結  会社及び連結子会社は、【注記事項】
(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)4 会計方針に関する事項(5)重要な収益及び費用の計上基準に記載のとおり、ソフトウェアの受託開発について履行義務が充足するにつれて一定の期間にわたり収益を認識しており、進捗部分について進捗度を合理的に見積もることができるソフトウェア開発等に関して、総原価の見積りに基づく進捗度により認識した売上高を計上している。 【注記事項】
(重要な会計上の見積り)(進捗度の見積りに伴い収益認識した金額)に記載のとおり、当連結会計年度末時点で総原価の見積りに基づく進捗度により認識した売上高は230,337千円である。 当該売上高の計上は、収益総額に進捗度を乗じて測定され、進捗度は総原価の見積りに対する当連結会計年度末までの実際発生原価の割合に基づいて算定される。 進捗度は総原価の見積りに依存しているが、ソフトウェア開発事業の請負受託開発業務は仕様や作業内容等の個別性が強く、受注時に想定した以上の工数の増加や追加原価の発生等により、経営者の判断による総原価の見積りに変動が生じる可能性があり、総原価の見積りに基づく進捗度に高い不確実性がある。 このように、総原価の見積りに基づく進捗度に高い不確実性があり、経営者の判断を伴うことから、当監査法人は、当該事項を監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。
開示への参照、監査上の主要な検討事項、連結【注記事項】
(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)4 会計方針に関する事項(5)重要な収益及び費用の計上基準
開示への参照2、監査上の主要な検討事項、連結【注記事項】
(重要な会計上の見積り)(進捗度の見積りに伴い収益認識した金額)
監査上の対応、監査上の主要な検討事項、連結  当監査法人は、ソフトウェア開発事業に係る売上高のうち、総原価の見積りに基づく進捗度により認識した請負受託開発業務の売上高の妥当性を検討するにあたり、主として以下の監査手続を実施した。(1)ソフトウェアの開発に係る売上高のうち、総原価の見積りに基づく進捗度により認識する請負受託開発業務の売上高に係る内部統制の整備及び運用状況の有効性について、関係者への質問及び関連証憑の閲覧により検討を実施した。(2)総原価の見積りの信頼性を評価するため、前連結会計年度末において総原価の見積りに基づく進捗度により認識した売上高に係る主なプロジェクトについて、総原価の見積額と当連結会計年度における実績額とを比較検討した。(3)当連結会計年度末時点において総原価の見積りに基づく進捗度により認識した売上高に係る主なプロジェクトについて、以下の監査手続を実施した。・総原価の見積り及び見直しが適切に行われていることを確かめるため、工数の増加や追加原価の発生等について関連資料に基づきプロジェクト責任者への質問を実施した。・原価について、金額及び期間帰属の妥当性を確かめるため、請求書等の関連する証憑との突合を実施した。・計上金額の妥当性を確かめるため、進捗度及び売上高の再計算を実施した。
その他の記載内容、連結 その他の記載内容 その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。 連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。 当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。

Audit1

監査法人1、個別監査法人A&Aパートナーズ
独立監査人の報告書、個別 独立監査人の監査報告書 2024年3月29日株式会社 ソルクシーズ 取締役会 御中 監査法人A&Aパートナーズ 東京都中央区 指定社員業務執行社員 公認会計士佐藤  禎 指定社員業務執行社員 公認会計士吉村 仁士 監査意見 当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられている株式会社ソルクシーズの2023年1月1日から2023年12月31日までの第44期事業年度の財務諸表、すなわち、貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、重要な会計方針、その他の注記及び附属明細表について監査を行った。 当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、株式会社ソルクシーズの2023年12月31日現在の財政状態及び同日をもって終了する事業年度の経営成績を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。 監査意見の根拠 当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準における当監査法人の責任は、「財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。 監査上の主要な検討事項 監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 総原価の見積りに基づく進捗度により認識した売上高 連結財務諸表の監査報告書に記載されている監査上の主要な検討事項(総原価の見積りに基づく進捗度により認識した売上高)と同一内容であるため、記載を省略している。 その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。 財務諸表に対する経営者及び監査等委員会の責任 経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して財務諸表を作成し適正に表示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。 財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。 監査等委員会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。 財務諸表監査における監査人の責任監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から財務諸表に対する意見を表明することにある。虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。・ 不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。・ 財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。・ 経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。・ 経営者が継続企業を前提として財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する財務諸表の注記事項が適切でない場合は、財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。・ 財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた財務諸表の表示、構成及び内容、並びに財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。 監査人は、監査等委員会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。 監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去又は軽減するためにセーフガードを講じている場合はその内容について報告を行う。 監査人は、監査等委員会と協議した事項のうち、当事業年度の財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。 利害関係 会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。 以 上  (注)1.上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しております。2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。
監査上の主要な検討事項、個別 監査上の主要な検討事項 監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 総原価の見積りに基づく進捗度により認識した売上高 連結財務諸表の監査報告書に記載されている監査上の主要な検討事項(総原価の見積りに基づく進捗度により認識した売上高)と同一内容であるため、記載を省略している。
全体概要、監査上の主要な検討事項、個別  監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
見出し、監査上の主要な検討事項、個別総原価の見積りに基づく進捗度により認識した売上高
連結と同一内容である旨、監査上の主要な検討事項、個別  連結財務諸表の監査報告書に記載されている監査上の主要な検討事項(総原価の見積りに基づく進捗度により認識した売上高)と同一内容であるため、記載を省略している。
その他の記載内容、個別 その他の記載内容その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。 その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。

BS資産

仕掛品20,000
建物及び構築物(純額)103,222,000